理ベンジ  
 
負けた……あたしが…少なくても翔のメンツを保たなきゃいけなかったのに……  
あたしはひたすら意気消沈していた。  
 
彼女が投げた凄い変化球はともかく。  
なんだか彼女の事情は知らないけど翔やあたしに訳も分からず突っかかってくる上  
あのタカビーな捲し立てる物言いに腹が立ってきてあたしはなし崩しで勝負を挑んだけど…  
 
ストラックアウトでここまで完敗するとは思っていなかった。  
折角翔とのデートたのしんでいたけど完全にあいつのせいでぶち壊し……  
 
翔も翔でへこんでいたが直接敗れたあたしよりかマシだったようで、あたしの肩に手を置いて  
「理奈……気にするな  
今日のは相手が悪すぎた……しかもコントロールだったらどうしてもあいつには…大泉相手じゃ勝てねぇよ」  
と慰めてくれるが、それでも悔しかった。  
 
あたしは少なくてもリリアムのエース大泉久美の名前は忘れられないと思った  
翔の話からあたしたちと同じ5年生で幼馴染の優子が所属するリリアムのエースって言っていた  
 
あたしは流石にここまでの事態になってしまった以上無言だったが  
家に帰ってから詳しく大泉久美の事を聞こうと決心していた、ここまでやられて引き下がれなかった。  
 
そしてパパがいない家  
だけどその代わりに翔がいつも私に付いてくれる家に戻ってお風呂の用意をなんとかやってから  
またもや野球軒に出前を取って…それを食べながらあたしは翔に大泉久美との因縁を全て聞く。  
 
……  
 
「一年前にそんな事があったんだ翔  
あの久美って子はその時に翔に打ち込まれたからやたらと絡んできたんだね」  
とあたしは一年前中井監督の元。その中井監督の後輩でリリアムOBそして現監督を務める小倉伊織さんのつてで  
剛速球対策件アンダースロー投手対策の為。リリアムに合同練習をした事がある事。  
 
翔やみんなを裏切った四人の先輩ですらその頃からエースとして君臨していた大泉久美に甘く見たとはいえ手も足も出なかった事  
 
それから現リリアムキャプテンでキャッチャーをしていたけど、その時無理して倒れた神楽坂沙織さんのかわりに  
翔が大泉久美とバッテリーを一時的に組んだと言う事  
 
そして久美の投球がツーシーム・ファストボールという直球よりもむしろ変化に趣を置いた球を得意とする事と  
それを見抜いた翔がストレートのみとはいえ打ちこんだと言う事を…  
 
「ああ…一時的にバッテリーを組んだときは後であいつと組んでた奴の事。後から聞いたけど  
取り方一つとってもその神楽坂って奴とやたら比べてきて五月蠅い事五月蠅い事  
それで今年同じ組になった時はさっきいった司馬達とは別の意味合いでいつも絡んできて…  
本当に二度とバッテリーとしてあんな奴とは組みたくないって心から思ったぜ理奈」  
と一通り話し終えた後の翔は一息つき、水を飲み干し次はお前の番と言わんばかりに。  
 
「とりあえず俺の話はここまでだ…それから大泉なんか気になる事を言ってたな  
お前の幼馴染がどうしたとか……一体何があったんだ?」  
と翔はリリアム所属…っていってたよね……優子の話を切り出してくる。  
 
「ああ優子の事?  
そうだね…昔からの幼馴染でパパがスカウトとかで家にいないときとかよくあたしのボールを取ってもらってた  
あたしに付き合って少し野球をやっていた事があったけど…元々ソフトボールをやりたかったみたいでね」  
とあたしは優子の事を翔に話しだす。  
 
(昔から一緒だった幼馴染。いろいろお世話になったっけな…)  
 
あたしは優子との思い出やあたしに尽くしてくれた事などを色々と思い返しながらも  
 
(理奈…私と一緒にリリアムでソフトボールをしない?  
理奈と一緒だったら、あのリリアムだったとしてもスタメンすぐに二人で取れる!)  
あの日の事を思い出す。優子があたしと一緒にリリアムのトライアウトに行かないかって誘われた事。  
 
(それに女子だけだったらもう理奈の胸の事とか嫌な思いもする事無いし…いい加減私は辛いの……  
理奈が女の子だって理由で周囲から低く見られたり、理奈の…大きな胸をからかってくるような男ばっかりで…  
そのうちもっと危ない目に合うんじゃって危なくて…だから私と一緒に女の子だけのチームでプレイしようよ!)  
優子のひたすらにあたしを見てくれる姿勢と声は今でも忘れる事がない  
 
理奈の気持ちは嬉しかった……あたしが野球リトルに属しても、誰もまともにあたしの投球を見てくれず  
あたしの胸ばかりからかってきたり嫌がらせしたりとかで…だけどあたしは  
 
(優子……ごめん。優子の気持ちは嬉しい  
あたしも…優子だったらあたしとこれからもずっとバッテリーを組める…けど  
けどあたしはやっぱり野球がしたいの優子!パパがしていた野球が好きなの  
だから…ソフトボールに転向するつもりはこれっぽっちも無いから…ごめんね優子)  
と私は優子に詫びた…勿論あたしはソフトボールが嫌いという訳ではないし、優子が勧めるチームならまずへんな問題はないだろう。  
だけどパパの想いとかを考えたらやっぱり野球から離れたくなかった。  
 
優子も辛そうだったがあたしの言っている事を分かってくれたのか  
(分かった理奈…そこまで理奈が言うんだったら私はもう言わない  
じゃあ理奈…何かあったらまた…それじゃあ)  
とそのまま私に背を向けたまま優子は、リリアムのトライアウト会場に向かったのだった。  
 
そんな事を思い出したあたしだったが、翔に対して  
「私もソフトボール詳しい訳じゃないし、練習とおしで最近優子とは少し疎遠になってたから…  
でも翔一つだけ確かな事がある」  
とあたしが一息ついて翔に話すんだ。  
 
「翔と大泉久美がやり合う前に  
あたしも…リリアムのメンバーと戦わなきゃいけないって…言う事  
あたしの幼馴染の優子やもしかしたら優子以上のバッターが相手かもしれないけど!」  
 
とあたしもあたしなりの戦いをしようと心に決めるのだった。  
 
そしていつもだったら翔はあたしと一緒にお風呂に入ってあたしのおっぱいに甘える時間なのだが…  
「今日は悪いけど…理奈のおっぱいはいいや  
お前さんも今日だけは嫌だろ…なんか傷の舐め合い見たいでさ…」  
と今日だけはそういう事をしたくないと言い切った。  
 
確かにあたしも大泉久美に負けたショックは少なからず感じていたので  
「分かった…じゃあ翔お風呂入ってねよっか」  
とそのままお風呂に入った後就寝をしようと、まずはお風呂にあたしは向かうが翔から  
 
「理奈…そういえばお前…宿題やったか?」  
と聞かれた……やって無かった……では勉強の時間だ  
 
で日曜の夜は更けていくのだった。  
 
そして  
学校に行ったらとんでもない事になっていた。  
 
「野村…理奈って言ったっけ  
昨日お前西小の奴に勝負を挑んで負けたんだってな??」  
と…昨日の話がもう東小に伝わっていたらしく  
例の抗争副リーダー谷川千晶さんのシンパ板東宗介…通称バンが隣の2組からあたしの組の5年1組にまでわざわざ来てあたしに絡んでくる  
 
「そんなの…坂東君には関係ないじゃないの……」  
流石にこんな風に怒られるのは慣れておらず、正直嫌だったので何とか終わらそうとする  
が…バンはまだ絡んでくるようで  
 
「そ・れ・に!よりによってアイツ…司馬の連中が見ている前でそんな失態なんて!  
千晶ちゃんと明くんのメンツをつぶす気かよ!!」  
とあだ名通り机をバンって叩くほどカンカンだ。  
 
元々バンがその二人や上級生を基本的に慕っているのは知ってるけど…八坂さんと谷川さんとあたしが顔見知りという事と  
あたしが大泉久美に負けた事は別途なのに…  
黙っているあたしに余計バンは気に障るのか更にしつこく詰め寄って  
 
「しかも西小の男と一緒ってどういう事だよ!  
俺ら東小を裏切る気なのかよ!!何とか言ったらどうなんだ!!」  
とあたし達の気も知らず好き勝手な事を言い続けてくる  
確かに大泉久美の挑戦を受けたのはあたしだけど、先に挑発をしたのはあいつの方なのに  
 
あたしはどうしたらいいか困っていたが  
「もう…いい加減にしなさいよアンタ!」  
とどこからともなく声が聞こえる…バンは  
 
「なんだよ石引…裏切り者を庇う気か??」  
と声を出した乱入者に声を荒げている、あたしはふとその方向を見てみるとそこに立っていたのは  
 
「理奈が困っているじゃないのよ  
大泉さんと理奈の間で何があったか知らないけど、抗争に関係ない理奈相手にとやかく言ってどうするのよ!」  
とバンと同じクラスの優子が見かねて話に入ってくる。  
 
「そんな事言ったってこいつが西小の大泉とか云う奴に負けたっていうのはまるっきりの嘘じゃないだろうが!  
それによりによって司馬の垂れこみッて言うのが余計腹が立つ!!いうなればシバケンに俺らが…明くんと千晶ちゃんが負けたって事になるんだぞ!!」  
とあたしはもちろん東小と西小の代理戦争とかをする気なんてまるっきりないし、勿論好き好んでこういう抗争に関わろうとは思わない。  
 
が…バンの様にというかまだバンだけだからこの程度で済んでいるけど鬼マリ事大西真理さんとか出てきたら本当に身の上が危険になるからな〜  
やたらと抗争に熱心な血の気の多い奴というか…バンって谷川さんや八坂さんに対しては忠実なくせにやたらと同級生とかを低く見る所があるっていうのは有名だし…  
 
そんな事を考えていたあたしだが優子は  
「そんな抗争なんて私も優子も関係ないって!  
抗争とかごちゃごちゃ言われてもはっきり言って迷惑よ!理奈も…私も!!」  
毅然とバンに答える、が納得しない様子で今度はバンが優子に突っかかってくる  
 
「お前らの都合こそ知るかよ!  
それにお前らチームの親分はあの神楽坂沙織なんだろ??シバケンの裏で影のリーダーやっている狡い奴!!」  
となんだか怒りの矛先は神楽坂さんに向かい出すが、優子の方も腹が立ってきたのか  
 
「いい加減にしてって何回言わせれば気が済むのよバン!!  
キャプテンは抗争に関わるなって私達耳にたこができるほど聞いているし、キャプテンは抗争とは無関係でしょうが!!」  
といらいらしながら優子はバンに反論するもバンは  
 
「だけど裏であいつが西小で影響力を持っているっていうのは俺らの裏サイトでも有名だ!!  
それともお前も西小のスパイなのか!」  
と今度は優子も西小寄りなのかと言いだしてきて、いよいよ収まりが付かなくなってくるが  
 
「さっきからやかましいぞバン!」  
とバンを一喝する声が聞こえる  
 
あたしたちクラスメートに優子とバンがその声の主の方に視線を向けると  
そこに立っていたのは八坂明その人だった  
 
バンは青菜に塩とばかりに  
「明くん!だってこいつら西小の連中の肩を…」  
としおれながらあたしと理奈を糾弾しようとするが、今度はまた別の方向から  
 
「バンくん少しは落ち着いて  
この子たちは抗争と関係ないんだから」  
と女の子の声が響いたので見てみると…やっぱり谷川さんだった。  
 
なんだか知らないけどわざわざ5年の教室に来てくれたようだった。  
「千晶ちゃん…そんな事言ったって西小に負けたんじゃ俺たち東小のメンツは…」  
とバンはなおも食い下がるが、八坂さんが一喝するように  
 
「くどい!これ以上見境なく突っかかるな!!」  
とはっきり言い切りバンは  
 
「分かりました…そこまで明くんが言うんだったら……引き下がります」  
とすごすご帰って行った。  
 
そして八坂さん・谷川さんの二人はあたしに対して近寄ってきて、谷川さんの方があたしに声をかけてくる  
「理奈ちゃんバン君の事ごめんね  
昨日岸君から連絡があって、裏サイトとかで大騒ぎになってるって話だったから気になって来てみたんだけど…」  
 
とご両人から改めて事情を聞く  
 
何でも東小のみならず、西小裏サイトで昨日の一件を司馬が色々リークしたようで  
完全にあたしが翔や西小メンバーと野球をしているってばれてしまった。  
しかもご丁寧に東小の方が西小より凄いと吹聴までしているようだった。  
 
「それで…昨日言った様に抗争関係者でもないのに、鬼マリやバンたちみたいなのに絡まれると厄介だからな  
だからしばらく君を…いや君達を守りに来たって事だよ」  
と八坂さんは困った表情で…だけどあたしと優子に微笑む  
 
だがさすがに優子は、チームメイトがあたしと土生に絡んだ結果。ここまでの騒ぎになっていると初めて知った様で  
「そんな…一体何やってるのよ大泉さん……」  
と顔面蒼白のまま怒りとも苛立ちとも分からない表情をしていた  
 
それを察したのか八坂さんが  
「まあ…その大泉っていう奴が直接サイトで吹聴した訳じゃないんだし……優子ちゃん  
理奈ちゃん…一応サイトで俺らも君達の因縁は知っただけだから何とも言えないけど」  
 
とまあ一応確かに裏サイトに話を出したのは司馬であり  
大泉久美ではない…と言う事はみんな分かっていたが、流石にやりきれないと言う表情の優子だった。  
 
そしてやっぱり今のパートナー翔の事も優子は気にしていた様子で  
「所で理奈?その土生って奴どんな人?  
あの大泉さんが理奈を巻き込んでまでケリを付けたいって言う位の相手な訳だし…一度その子に会わせて理奈」  
と優子は一度翔と会ってみたいと話を切り出してくる。  
 
あたしとしては優子とはいえ、翔と同棲している事とか詮索されてもいろいろ面倒だと思ったが…  
この場は確かに翔と合わせないと優子は納得しないだろう。だからあたしは…  
 
「分かった優子……じゃあ今日の夜あたしの家で」  
と優子の願いを聞き届ける事にする。  
 
それを聞いた八坂さん等も  
「まあ俺も土生君だったら大丈夫だと思うけど…そういう話は君達だけの方がしやすいだろう  
雑音に関しては理奈ちゃんに届かないようにするから…勿論優子ちゃんにもね  
神楽坂との約束もあるし」  
と言い残して去っていくのだった。  
 
そして優子も  
「それじゃあ私も…また夜にね」  
と教室を後にするのだった。  
 
そして学校は何とか無事に終わり、いつも通り光陵のグラウンドで練習だったがその前に  
「わ…私は今日から光陵のメンバーになる瑞原勇気ですっ!!宜しくお願いします」  
と昨日あの場にいた瑞原勇気って子があたしたち光陵に入団すると言う話だった。  
 
勿論あたしは何か裏があるのではと、かなり怪訝そうな表情をしていたが翔は  
「そうか…じゃあよろしく頼むわ」  
とあっさり勇気ちゃんの申し出を飲む。  
 
え??翔少しは迷う素振りを見せてよ??  
あたしの困惑している気持ちを受け取ったのか、翔はあたしに向かって  
 
「大丈夫だ理奈…勇気ちゃんは元々あの時司馬が絡んできたら助けてくれるつもりだったんだって  
それに今日勇気ちゃんが俺たち光陵に入団したいって来たのは自分の意思で  
大泉や司馬らの差し金でもないようだしよ」  
と学校で何らかの話をしていたようだった。  
 
山下君・橡浦君も翔に同調するように  
「いやねラリナ姉さん…昨日あの大泉の奴が土生の兄貴やラリナ姉さんに絡んで来た一件は裏サイトや今日も司馬達が周囲に吹聴しまくってて  
そんな時に勇気ちゃんから俺ら光陵に入りたいって話を持ちかけてきた訳だけど…  
あいつらと同行していた勇気ちゃんの事。俺もチビも最初は冷やかしをしに来たのかと思った訳だけど」  
山下君が話を始めて  
 
と続いて橡浦君が  
「でも土生あんちゃんが勇気ちゃんの話を聞いて…鶴の一声で入団を認めたってわけよ  
本気でうちのために戦いたいって言葉を聞いてな」  
と立ち会ってた二人も勇気ちゃんを仲間と認めた様で、あたしは周りを見てみるが赤松君ら皆も特に異論はなさそうだった  
 
そして中井監督もやってきて  
「昨日の件だけどグラ…じゃなかったな小倉監督もどっからか聞いたらしくて  
このままじゃお互いまずいから正式に合同練習をしましょうかって言ってきた  
それだったら翔と大泉君との勝負もできるだろうし、大泉君だって断れんだろう」  
と改めて中井監督へリリアムの小倉監督から、合同練習の時に決着を付ければいいと話を持ちかけてくるのだった。  
 
勿論あたしも思う所があり中井監督に  
「監督!お願いがあります!!  
あたしも…色々と思う所がありまして…  
リリアムのメンバーと勝負がしたいんですけど…その件も纏めて頂けませんか?」  
と中井監督のつてでリリアムのメンバーと勝負をしたいとお願いをしてみる。  
 
「り…理奈?どういう事だ?お前がリリアムのメンバーと勝負がしたいって…」  
翔にもまだあたしの考えている事を言っていなかっためか、結構驚いていた  
まあ山下君・橡浦君や赤松君たち。そして今日入ったばかりの勇気ちゃんも含めてビックリしていた。  
 
「……多分私の幼馴染の優子も出るだろうし…大泉久美の話だと優子…少しだけ迷いがあるみたいな事を言っていた  
だからそれも解決したいし…あたしもあたしなりに大泉久美の鼻を明かしたいし…  
リリアムのトップ打線がどれほどのものか知りたいから…お願いします中井監督!」  
だけどあたしはあたしなりに光陵や翔の役に立ちたいから、必死でこういう話を持ちかけるのだ。  
 
あたしの話を黙って聞いた監督だったが  
「……分かった。それだったら俺の方から小倉監督に頼んでおく  
事情は俺も分からない所があるがそこまで理奈が言うのなら…お前の好きにすればいい」  
とあたしの申し出を受け入れてくれて、小倉監督に対して要望をしてくれると言う運びになった!!  
 
それを聞いた翔はあたし達の気持ちを纏める様に  
「よし!みんな巨神打倒の前にリリアムにお礼参りをしてやろうぜ!!」  
とみんなを纏めてくれるのだった。  
 
そしてそれからの練習は今まで以上に力が入り…終わりごろには  
「よしっ!今日の練習はこれまで!!」  
と翔は大声で返事をするもみんなへとへとでまともにしゃべれる人間はあたしも含めていなかったが…。  
 
「頑張りましょう皆さん…ハア…野球私も楽しく…なってきた所なんですから」  
とまだ勇気ちゃんは余力があるようだったのはびっくりしたけど  
 
そして各自解散  
で…あたしと翔は愛の巣に帰るのだが…あ  
しまった!優子が来るんだった!!急いであたしはへろへろのまま今日の事を翔に報告した。  
 
「…さっきお前がいっていた幼馴染が今日来るのか!!!偉くせっかちな奴だな〜そいつは…  
確かに俺にも用があるんだったら都合がいいんだろうが…それよりももう少し早く言ってくれよそんな大事な事は」  
とあたしは翔に怒られながらも、一通りの事情を話し終えた。  
 
でも多分優子の事だから……  
「でも怪我の功名っていうのかなこういうの…優子はパパがいない時とかたまに料理を持ってきてくれるから…」  
と夜ごはんの準備は大丈夫だと告げた。  
 
翔は少し怪訝そうな顔で  
「俺の方が料理うまいのに…まあいいやその石引って奴が何を考えているのか俺には分からないけど…  
大泉みたいな変な奴じゃないんだろ?ああいうキャラだったら回れ右で帰ってもらうが」  
と優子の性格を心配するも…多分優子だったらあそこまで極端な性格でもないから……  
 
「大丈夫だと思うよ翔…多分」  
と返すのでやっとだった。  
 
そして愛の巣に到着したあたしたちだが…とっくに明かりが付いていた  
「え…理奈。家の明かりが…」  
と翔は侵入者かと心配そうな表情になるもあたしは翔に  
 
「大丈夫…優子もあたしの家の合いかぎを持っているの。パパがあたしとの友情の証だって優子に鍵を渡して…」  
と優子も家の鍵を持っている事を説明し、翔も納得したようだった。  
 
あたしは自分の家だがチャイムを鳴らして、優子に対して帰って来たよという意思表示をして  
そのまま鍵を開けた。  
 
「理奈っ!!お帰り……今日は学校でいろいろ大変だったね……  
そして…彼が理奈の言っていた土生って人なの??」  
とドアには優子が急いできてくれたのか、あたし達を出迎えてくれる。  
 
相変わらず薄手で男の子っぽい格好から色々と美味しそうなにおいが漂ってくる。  
「ああ。もう匂いで気が付いていると思うけどいろいろ作っておいたよ」  
と優子はわりと練習を早く上がらせてもらったのか、色々と料理を作ってくれたようだ。  
 
本当に優子の旦那さんになる人は心から幸せだなって思う  
ただ…優子の強引さにはあたしも困る事もあり…  
 
「そうだった…理奈の部屋とか色々掃除しておいたよ♥  
で…その土生が持ってきたものも沢山あったけど……どう言う事なの理奈???  
いくらなんでも物証がここまでそろっていてごまかせるほど私だって節穴じゃないよ?」  
と…翔の私物なども見られてしまっていたようだ  
 
ここはもう仕方なく優子に全部の事情を話す事にした…翔もこれじゃあ言い逃れが不可能だって表情だしね  
 
……  
 
「…なるほどね……それで理奈の家で……」  
優子は怒るでもなく、だけど納得したと言う表情でもなくただあたし達の話を聞いていた。  
 
「俺の両親はもういないからな…それで理奈からお誘いが来てって感じだ…  
まあ理奈のおかげで色々助かっている」  
と土生も優子の表情を見て話をしていた。流石に毎日のようにあたしのおっぱいを吸っているとは言わなかったが。  
 
そしてあたしも……  
「優子お願い。あたしと翔の事みんなには…特に抗争関係者とかにばれたらあたしどころか翔にも迷惑かけるから黙ってて」  
と同棲している事の口止めをお願いする。  
 
だけど優子は黙ったままだった  
やっぱり中井監督の家に翔は戻った方がいいとか、そういう事を考えているのかな……  
少し気まずい時間が流れた  
 
が優子は翔を見て  
「じゃあとりあえず土生。  
あんたの力を私に見せて?あんたが今理奈とバッテリーを組んでいるっていうならその力を見たい」  
と翔の力を見たいと切り出してくる。  
 
翔も  
「どう言う事だ石引?」  
と返すので精一杯だった…が優子はためらいもせず翔に対して  
 
「どうしたの土生?私はアンタの力が見たい  
アンタがこれからも理奈と一緒にバッテリーを組めるか私に見極めさせて」  
と話しかける…完全に冷やかしでも、増しては敵意とも違う…でも今の優子を見てあたしがいえるのは一つだけ。  
 
優子は間違えなく本気だ!  
翔の事を…大泉久美とは違う意味合いで見たいって……優子の気迫は本物だった  
翔も優子の気配の違いを見たのか…黙って翔は頷き  
 
「じゃあ場所を移動しようぜ石引  
ココじゃあ俺とあんたが撃ち合いをしたら危ないし…いいよな理奈!」  
とグラウンドに移動しようという運びになった  
 
確かに本気の翔と優子相手じゃあたしでも打たれないって保証はどこにもないし  
この二人の長打力だったら確実に周囲の家に打球が飛びこんで大騒ぎになるのは目に見えていた。だからあたしは  
 
「分かった翔…優子。じゃあグラウンドに移動しよう」  
 
と言ってあたし達三人でグラウンドに移動し、ルールとしてあたしが翔・そして優子に計5球ずつ投げ込み  
どちらがより打てるかを競うと言う事だ。勿論余った方がキャッチャーとしてボールを取る役回りだ  
 
「ルールはそれでいいな理奈・石引  
それじゃあコイントスで…どちらが先行か決めようぜ石引」  
と翔はコイントスで表、優子は裏にかけ運命のコイントス!  
 
結果は…裏!優子の先行だ!!  
となると翔があたしのキャッチャーを務めてくれるんだな  
 
兎に角優子がバッターボックスに立つ  
が…私が投球を始める前に優子があたしと翔に話しかけてきた  
 
「理奈…理奈だったら別に今言っても後で言っても変わらないだろうから先に言っておくね  
私の打率は上位打線4人の中では一番低いわよ…つまり……」  
 
つまり…あたしは優子の言いたい事が分かった…長い付き合いだし  
優子はあたしに対して変な勿体をつける事は云わなかったのですぐに分かった。  
 
であたしは優子に  
「つまりは少なくても優子に勝てなければ優子が言う他の三人には勝てない…て事でしょ  
リリアムだったらあたしが…あたし達が勝たなきゃいけない巨神級の相手だから…相手にとっては不足…無いわ!!」  
 
とあたしもやる気を見せる。  
優子の長打と判断力の確かはあたしが一番よく知っている、優子以上の三人っていうのがどんな人なのか分からないけど  
…優子の性格だったら教えてくれないだろうな…味方の手の内をばらすという事ができる人間じゃない  
 
そんな事を考えていたあたしだが優子から友人としての表情で  
「流石に理奈。飲みこみが速くて助かる。長打ってカテゴリーだったら私も先輩だろうが負けてられない所とはいえね  
所で理奈…ちゃんと前もって宿題やったの?勉強も野球みたいにしっかりすればいいのに……」  
と変な心配をするのも優子だった  
 
……確かにまだ宿題をやってないし全然分からないから大変だけど…  
まあ今はいい。今は優子と立ち向かう事だけを考え  
 
「今はそんなのどうでもいいでしょ優子!  
とりあえず…これからは変な茶々は抜き!じゃあ投げるわよ優子!お願い翔!」  
と話を切り替えた  
 
優子も私の声を聞いてかまえ  
「いいわよ優子!それじゃあ土生。  
しっかり優子の球を取ってね…私に打たれなければだけど」  
とあたしと向かい合う…こうして優子と向かい合うのは久々だな…あたしと優子だったら多分五分…それでもっ!  
 
本気の一投!!最初から全力じゃないと優子だったら打ってくる!!  
練習帰りと言うのは幸いだった…軽いアップだけでもう全開状態だ  
それに10球くらいならあたしも最後まで力が持つだろう  
 
その結果…ヒット級の当たり2本で何とか止める事が出来た  
相変わらず…手強い。  
 
「相変わらず理奈の球…凄いね……私でも詰まらせられるなんて……  
じゃあ土生!あんたの力…見せてもらうわ」  
と優子は翔と交替し…次は翔の番!  
 
勿論翔も優子並みに力を入れなければ打ち込まれる……勿論翔が相手だって手は抜く気はないし  
手を抜いた球を投げた瞬間。翔か優子ならまずあたしに文句を言うだろう  
 
「じゃあ翔!行くよ!!」  
あたしの一閃があたしの手から放たれ…翔に向かって飛んでいく……  
結果は…3本……翔の勝ちだった。  
 
優子は少し考えていたようだったが、スポーツマンらしく翔に  
「成程ね…理奈と繋がっているんだ土生」  
とどうやらあたしと翔のバッテリーを認めてくれた感じ…かな  
 
翔もまた  
「あんたも凄いな石引。理奈の球を豪快に打つなんて。  
ヒット性の当たりなら俺の勝ちだけどホームラン競争だったら…ヤバかった」  
と優子の剛腕を素直に褒めるのだった。  
 
流石にあたしと翔は汗ばんだユニフォームで動いたためか体が寒くなり  
優子は私服だった為か汗をかいていて逆に熱そうだった。  
 
あたし達は急いで家に帰り、あらかじめ用意していたお風呂に入ろうと移動し  
 
「翔!優子!楽しかったね」  
「うんっ!!理奈の球…久々に打てて楽しかった」  
「そうだな…俺も改めて勉強させてもらったぜ」  
と三人同時に話しながら風呂場の更衣室で服を脱いで、お風呂に入ろうとしていた  
 
優子…胸が見ないうちに少し大きくなった様な……  
リリアムの練習でボールが当たって腫れたと言うのもあるのだろうが…大きな胸だ…  
スポーツブラ越しに大きな胸が揺れている……  
 
別にその気はないけど、あたしと同じくらいの胸の大きさな優子の胸はやっぱり凄くブラジャー越しでさえおっぱいが隠せず、下乳が出ている。  
そして優子がブラジャーを脱ぐとロケットの様に張りが強い張りの強いツンとした爆美胸がみえた。  
 
そんなあたしの視線に気が付いたのか優子は  
「理奈ったら私の胸をじろじろ見てぇ♥」  
と頬を赤くしてあたしのスポーツブラに包まれたおっぱいを見る。  
あたしも優子と同様…いや優子以上にスポーツブラからおっぱいがはみ出して、Hな感じだ  
 
そしてあたしも優子と同様にブラジャーを脱ぎ棄てて…おっぱいを見せる  
あたしの胸をここまで見せても大丈夫なのは優子と翔だけ…だから何のためらいなく見せる事が出来る  
あたしの…102cmJカップって凄い大きさのおっぱいを…  
 
そしてお互い示し合わせたようにスパッツやパンティも脱いで…お互いまだまだ未発達な割れ目も見せ合うような格好になる  
そういえば優子とお風呂入るの久しぶりだな……  
 
翔もまた  
「すげえな…理奈の体も凄いけど…石引の体も…おっぱい大きくて……むしゃぶりつきたくなるぜ」  
と優子の体を見て素直に欲情の証をビンビンに立てていた  
 
優子だったら多分心配ないだろうけどあたしは翔に  
「あたしの親友なんだから…変なことしちゃダメだよ翔」  
とくぎを刺す。いくらなんでも優子だけには手を出して欲しくなかったのだ。  
 
勿論翔もあたしの気持ちを最優先してくれるみたいで  
「分かってるって…お前さんの親友には手を出さねえよ理奈」  
と軽く返してくれる。  
 
優子はそんなあたし達の様子を見て  
「本当に私が見ていない間に仲良くなったんだね…お風呂一緒に入るだなんて…  
二人でお風呂って懐かしいね理奈……んん…土生???」  
と微笑ましくなるも、ふと思い出したように優子が翔を見て翔の前で自分の裸体を見せているとやっと気が付いて。  
 
「きゃあああああ!!!スケベっ変態!!」  
といきなり翔にケリを入れて強引に追い出そうとするもあたしが優子を羽交い絞めにし  
まだ騒いでる優子を何とか落ち着かせ  
 
「落ち着いてよ優子!!あたしたち三人一緒じゃ…駄目♥」  
とお願いをしてみる。  
 
勿論優子は土生の顔を見て怪訝そうな表情を浮かべるが…  
「優子が三人一緒にっていうんだったらいいけど…土生っあんまりこっちを見ないでよ!!」  
と嫌々って感じだが三人一緒にお風呂に入る事になった。  
 
最も翔は、優子が暴れた時の胸揺れやあそこの割れ目が見えてしまい…余計おちんちんをがちがちにしながら…  
「ワカリマシタ」と片言で動揺しながらも、翔も了承するのだった。  
 
そして…入浴をするのだがいざ体を洗おうとしたとき優子から  
「ああそうだ。理奈…体を洗うのには手がいいんだって……  
折角だから洗ってあげるね……」  
とどこか妖しい笑みを浮かべながら石鹸の泡をたっぷりつけた優子の手が、あたしの首に触れ  
 
「ふぁ♥」とつい甘い声を洩らしてしまう  
 
翔はそんな様子に  
「理奈?なんか…エロい声出してる」  
と突っ込みを入れるも優子はそのまま…徐々に手を下げて……  
 
「それじゃあ理奈の大きなおっぱいを…丹念に揉んで…じゃなかった洗ってあげるね」  
と優しいタッチであたしの胸を揉み始めてくる…  
 
「優子ぉ…それ…どこで覚え…あぅ♥なんか…気持ち…いいよぉ♪」  
と優子の乳揉み…優子の手があたしのおっぱいに沈んで食い込ませていくぅ  
でも決して痛いものではなく…なんか気持ちのいいものだった  
 
そんな優子の洗い方に体が溶けそうになるあたしだが、ふとあたしの背中に回った優子が  
優子本人な張りつめたおっぱいをあたしの背中に押しつけてくる…勿論泡が付いているのが分かるが  
優子の乳首…なんか硬くなっている様な……  
「理奈ぁ…背中洗わせてね……あぁぁ…優子の匂い…ドキドキするぅ♥」  
 
とどこか酔った様子の表情と声を聞いているうちにあたしも…ちょっとだけ変になってきて  
普段ピッチリしている割れ目まで綻び始めてきた…  
 
翔も何も言えない様子…でも優子にばれない様にあたしの姿を見ておちんちんがさらにビクンビクン跳ねていた  
 
そしてあたしの乳首も硬く…感じてしまい  
優子の指がその勃起した乳首を扱く様にキュンキュン絞った時は  
 
「ひゃあぁぁ♥♥それ…気持ちいい…けどダメだよぉぉ翔が…見てるのにぃ」  
と甘い喘ぎを優子と翔の前でつい披露してしまうあたし  
 
だけど優子は止める気配もなく、翔も止められないと言う表情で見ていた  
そして最後とばかりに優子はあたしの前に立って、あたしの両足を優子の手がVの字にして  
ぱっくりと開いたあたしの大事な所が優子…そして翔の前に丸見えだ……  
 
「じゃあ足を磨いてから…スペシャルな事をしてあ・げ・る♥」  
と優子はいいあたしの両足を手で磨き始めてくる  
しかもマッサージも習っているようで疲れている足も素直に気持ちいいと思うのだが…  
それ以上にあたしの感じる所を刺激し…足を揉まれる度にあそこの疼きが止まらなくなってしまい…ついにあたしのあそこから  
 
ぷしゃっ!!と愛液が噴水みたいに出てしまうのだった  
だけど優子はあたしだけに恥は欠かせないと言わんばかりにあたしの顔の前に立って  
 
「見て…理奈  
私も理奈の体洗ってて…あそこ……とろとろになっちゃった」  
と指であそこを開いて…優子も感じていると言わんばかりにあたしに見せつける  
 
翔はあたしと優子のあそこを見てしまったのか完全に硬直していた  
おちんちんはもう限界一杯まではち切れんばかりに大きくなっているけどね  
 
で最後の仕上げとばかりに優子があたしの足と自分の足を絡め  
あたしのあそこと優子のあそこがキスをした瞬間  
 
「「あはぁぁぁ♥♥」」  
とあたしたちは同時に喘ぎ声を洩らす。  
 
女の子同士擦りつけると…こんなに気持ちがいいんだ……  
あたしのあそこと優子のあそこが気持ちよく絡み…意識が飛びそうなくらいに…感じじゃう  
そのまま優子は更に激しくあそこをあたしのあそこに押し当てて  
 
「ひぁぁ♥らめぇぇゆうこぉ…あたし翔の見てる前で…イクなんてぇ♥」  
と嫌々するがあたしのあそこは優子のあそこの味を喜んでしまっていた。  
 
それは優子も重々承知し、翔もあたしと優子の絡み……こういうのレズっていうのかな……  
それに見とれてしまい無力になってしまっていた  
 
「そのわりには理奈って感度いいじゃない…今だけは私に任せてぇ…りなぁ?」  
とその言葉に合わせてもっと強くあたしを優子は抱きしめ、唇のキスを交わしながら上りつめようとするが  
 
「ダメっ!!優子ごめん!!キスだけは…キスだけはダメなの!!」  
と優子の顔を手で押さえて謝りながらも、キスだけは拒んだ  
あたしがキスをする人は翔だけって決めているから……  
 
優子はびっくりしたが、そのうち優子からあたしと離れてくれて  
「そっか……私こそごめんね理奈。  
こういうのってムードが大事だし私は理奈が嫌がる事はしたくないから……」  
と謝ってくれる。  
 
翔もあたし達の様子を見て  
「いい奴なんだな石引って……理奈…」  
と優しくあたしの肩を抱いてくれた、一番好きな翔の手  
優子だったらこういう関係になっても良いかなって思うけど…やっぱりあたしが好きなのは翔だから  
 
そんなあたし達の空気を呼んでくれたのか…優子は  
「ありがとうね土生。  
最後に理奈…それから土生……一つだけ言わせて……  
私って実は…知っての通り理奈の事…好きだったの…勿論こう言う交際込みって意味で」  
とあたしに告白を始める。  
 
勿論翔も優子に対して真面目に向かいあい、優子を見ている。  
そして優子の話は続いて  
「それにね…私は理奈のお母さんになりたかった……いつまでも理奈と理奈の父さんの為に尽くしたかったの」  
と昔からの付き合い故。あたしの家庭環境を知っていた優子は  
あたし達親子の為色々と料理や家事も優子のママから教わっていた事も教えてくれた。  
実際優子がたまに料理を持ってきてくれて、何度もお世話になった恩は、私も絶対に忘れないだろう。  
 
そして優子は今まであたしにどんな気持ちで接していたか話し終えてすっきりしたのか。  
すがすがしい表情であたし達を見て  
「でも…今理奈が一番大事なのは土生なんでしょ♪  
だから…理奈。もう理奈の事を過剰に心配して依存したりは…しないわ」  
と言ってすぐに  
 
「これで…私の踏ん切りはついたかな……ありがとうね理奈  
それから土生…理奈の事……お願いね…理奈ってさびしがり屋だから…ずっと付いていてあげてね」  
と殊勝にも優子はあたしと翔の交際を認めてくれるのだ  
 
勿論あたしも優子を見つめて  
「でも…友達なのは変わらないよ優子。  
何時までも仲良しな幼馴染って関係自体はずっと壊れたりしないから…」  
と変わらない友情をあたしは誓うのだった。  
 
それを優子は笑顔であたしを見つめて  
「それじゃ私はこのまま帰るね……土生…後の事はお願いね」  
と一足早くお風呂からあがって、そのまま着替えを終えて帰るのだが…  
 
シルエット越しに見る優子の裸体はとてもきれいで翔もがん見していたが  
あたしも翔と同じ気持ちだったのでお互い何も言わなかった。  
 
そして優子が脱衣場から出た後翔は  
「それじゃ…お前達の絡みで俺…こんなビンビンになっちゃって…優子の中に…入れて欲しいな」  
とあたし達にあてられたのか…やっとあたしとSEXをしてくれる気持ちになってくれたがあえてあたしは  
 
「待って翔♥すっごく嬉しいけど……  
その権利はあたしがリリアム四天王を倒して、翔が久美をやっつけてからにしよ  
それが終わってからメイクラブしたいな〜翔」  
とおねだりしてみる。  
 
何時もと順序が逆だけど翔は  
「あいよ理奈!理ベンジを果たしてからっていうのは俺も同意するよ  
でも本当にいいのか理奈?お前のバージン俺が貰っちゃって」  
と少しだけ腰が引けた事を翔が言うがあたしは…  
「翔だから…いいんだよ。  
大人になって成り行き任せで適当な男に身を任せるんだったら…そんなつまらない初体験を迎える位なら  
今のうちに翔のであたしのバージンを散らしてくれる方が何百倍も嬉しいから」  
と答えて本気だと伝えるのだった。  
 
翔も  
「あい分かった理奈。じゃあ改めて…おっぱい吸わせて欲しいな前払いで」  
と甘えん坊さん翔に戻って、私の勃起した乳首を吸いだして…  
 
「あんっ♥翔ったらぁ」  
と優子のおかげでかなり敏感になっていたのか…いつも以上に感じていた  
優子のやり方を見て翔も学習した事もあったけど♥  
 
そしてそのまま二人仲良く就寝したの  
(宿題は一応ちゃんとやったよ by理奈)  
(やったと言うよりも俺が書いたの方が正しいんじゃないのか? by翔)  
 
そしてリリアムとの合同練習の日  
あたし達は超強豪リトルリリアムの設備の豪華さに驚いていた。  
元々マイクロバスでわざわざ送り迎えをしてくれるなんて思ってなかったからびっくりした。  
 
リリアムの練習所にこういった形で来るとは思わなかったけど  
まずはポニーテールのお姉さん。小倉監督が極めて中井監督に好意的な様子で  
「ようこそ中井監督♪合同練習に来てくださって嬉しいです!!」  
と声をかけてきた。  
 
中井監督は感謝した様子で  
「小倉監督。今日はいろいろとよろしく」  
と簡単にあいさつをしてくれる。  
 
それから小倉監督の紹介であたしたち光陵が練習場に入って次に出迎えてくれたのが。  
 
リリアムキャプテンでキャッチャーを務めている神楽坂沙織さん。  
副キャプテンを務めている鷲沢奈津さん。  
の二人だった。  
 
「ようこそ…色々と久美が失礼しましたが……来ていただいて光栄です  
私がリリアムキャプテン神楽坂沙織です。本日はよろしくお願いしますね」  
と今あの大泉久美とは組んでいる人とは思えないほど物腰の柔らかい…  
しかもかなりスタイルのいい三つ編みのいうなればお姉さまって言いたくなるような感じの人だ  
 
そして副キャプテンの鷲沢さんは、神楽坂さんと真逆なタイプでかなりワイルドな…  
だけどこの人もスタイルのいい人だ  
「まあこんな形で悪いけど…今日は宜しく頼む」  
と切符のいい挨拶をしてくれる。  
 
そしてあたしたちはスタメンとも面識を合わせるが以外にも赤松君のほかに  
天馬ちゃんたち泉ちゃん・美咲ちゃん・今日子ちゃんの三人4年でスタメン  
しかも東小だと聞いて驚いた。  
 
それで一番物おじしない三女の今日子ちゃんはあたしに  
「久美様が言った理奈さんですね。  
所で聞きたい事があるんですけどいいですか〜」  
と質問を飛ばしてくる、そこに赤松君が入ってきて  
 
「なんだよお前?  
ラリナに用なのか??その久美様〜て言い方も変だけどあいつのせいで元々」  
と怒りを向けるが今日子ちゃんは  
 
「あはは…でも久美様は理奈さんの事を褒めてたよ〜赤松君  
あんなに凄い球投げるピッチャーはそうそういないって〜」  
 
となかなかあたしの事ほめていた事を今日子ちゃんから知る。  
で今日子ちゃんの要件は  
「それで〜久美様がこの子が伸びるって言った…ゆ〜きちゃんって娘と今日は練習したいな〜って思って」  
と勇気ちゃんが目当てらしい、今日子ちゃんが言うには同じ外野手として泉ちゃんや美咲ちゃん以外の技術を見てみたいらしい。  
勇気ちゃんも  
「あたしでよかったらいいけど…でも多分体力では今日子ちゃんに勝ってても  
技術って意味じゃあ今日子ちゃん達の方があるから…あたしの方こそ勉強する勢いでやるわ」  
と早速ツーマンセルで練習を始め出した。  
 
泉ちゃんと美咲ちゃんも二人の様子を見て  
「なかなかいいこみたいね。今日子楽しそう…」  
「勇気さんの動きは正直硬いけど…ポテンシャルはすごいし…才能のある子ね泉姉さん」  
と勇気ちゃんの動きを褒めていたが会話はこれまでと言わんばかりに泉ちゃんは  
 
「私達も負けてられないわ美咲。  
折角合同なんだから…山下先輩!!ノックお願いします!!」  
「そうね泉姉さん。  
だったら私は…橡浦先輩っ!!ノックを!!」  
と山下君・橡浦君の二人にノックを頼む。  
 
正直今日子ちゃんも含め、天馬三姉妹は4年だけどリリアムのスタメンだけあってとても動きが良かった。  
 
そしてほかのみんなは  
神楽坂キャプテンからかなり扱かれていた  
「ほらほら…まだまだ動けますよ…それっ!!」  
と神楽坂キャプテンの千本ノックは打球も強烈で、みんな何とか捕球をするので精一杯って感じだった。  
それでも翔の練習を受けてなかったらまるっきり取ることすら不可能だっただろう…それほどの打球だった。  
 
そしてあたしは走り込みをしていたのだが、鷲沢副キャプテンから呼び止められて  
「野村理奈…石引や大泉から打撃が弱いって聞いたから…私でよかったら色々と教える事が出来るけど」  
と光栄にも副キャプテン自らがあたしのフォームを見てくれるらしい  
 
あたしは打撃でも翔達の足しになりたかったので  
「ハイ!宜しくお願いします鷲沢副キャプテン!!」  
と元気よく返事をして早速フォームを見てもらうが…  
 
「うーん。ちょっと酷すぎるな〜  
野村理奈…まず私がいえるのはボールを怖がりすぎている  
胸が大きいのは仕方ないけど…内角も外角もままならないんじゃ話にならないよ」  
とかなり厳しい言葉が飛ぶ。がどこかあたしには優しげだ  
 
鷲沢さんはあたしの背中に回って  
「それじゃ…私の言うとおりにバットを回してみて…ついているから」  
とかなり密着してあたしのフォームを矯正してくれる  
 
勿論フォーム矯正はありがたいのだが…ひっつきすぎて鷲沢さんの大きな胸があたしの背中にくっつきどぎまぎしちゃう  
しかも少し鷲沢さんの吐息が熱い様な……あたしって何気に女の子にもてるの?  
そんなバカな事を考えながらもあたしは  
 
「前は結構打てていたんですけど…光陵の前のリトルでチームメイトの嫌がらせで  
あたしの胸にボールをわざとぶつけてきたから…それで打てなくなっちゃったんです」  
とフォームがめちゃめちゃな理由を鷲沢さんに伝える。  
 
鷲沢さんは少し怒った様子で  
「酷い!そこのリトル教えて!!後で文句くらいは付けてやるから!」  
と言うがそうなるとパパが後々困りそうなのでその旨を伝えて断念してもらい…  
 
「オヤジさんのメンツか…それじゃ仕方ないな。  
でも何かあったら私が相談に乗るから…困った事があったら石引を通して私も話に入るし!」  
となにかあたしに対してちょっと過剰気味な…でもいろいろと親身になってくれそうな人だ。  
 
「鷲沢さんに迷惑にならないようにはしますよ」  
とあたしは答えた。  
 
そして途中から見慣れない二人が鷲沢さんのもとにやってきた。  
優子みたいなショートカットの女の子とソバージュの女の子だ  
ショートカットの子は優子に近い雰囲気で、もう一人の子はどこか上品な感じを受ける。  
 
でショートカットの子の方が話しかけてくる。  
「こんちは!野村理奈さんだったよね。あたしは芙蓉凪  
色々と石引さんや久美の馬鹿から話は聞いているよ!  
野村さんってすっごい速い球投げるって聞いたから…あたしとの勝負を楽しみにしてて♥」  
とショートカットの子…芙蓉さんはやっぱり事前に知っているようでわりとフランクに話しかけてくる。  
 
「芙蓉と村田かぁ。ちょうど良かった  
少し揉んでくれないか…野村理奈と私を」  
と芙蓉さん等に鷲沢さんはちょっと練習をつきあって欲しいと頼み  
 
今度はソバージュの子が  
「初めまして野村理奈さん。私…村田保奈美と言います  
鷲沢副キャプテンの頼みでもあるのですが…私も野村さんの球興味があります」  
とソバージュの子…村田さんが大人しそうな感じであいさつをし、さっそくあたし達四人の練習が始まるのだった。  
 
いやあ…鷲沢さんのフォームは本当に綺麗だった…それに足も赤松君どころか翔  
下手をしたら橡浦君級の速さだったし…守備も丁寧だった。  
芙蓉さんは守備こそ特に見る所はなかったが…流し打ちの技術など優子以上のミーティングセンスを感じさせる。足もなかなか速い。  
村田さんは芙蓉さんと逆に打撃には特に見る所はないが、守備に関しては鉄壁としか言いようがなかった。足も鷲沢さん並みの速さだったし。  
 
私はキャプテンの神楽坂さんのプレーをまだじっくり見ていないが、スタメンの凄さを見る限り。  
やっぱり東日本最強リトルの名前はだてでは無かったとあたしでも言い切れるほどの強さだ。  
 
そしてブザーが鳴り…通常練習が終わった。  
いよいよ理ベンジの時が来たのだった。  
 
「それじゃあ合同練習の締めって事で  
土生くんVS久美・そして野村ちゃんVSリリアム打撃四天王・沙織・夏・凪・優子との勝負を開始しま〜す」  
と気が抜ける声で小倉監督は宣言するも久美からちょっと待ったとばかりに  
 
「小倉監督。私と土生の勝負は特に異存ありません  
ただ…理奈の球を受けるのは誰ですか?石引さんですか?それとも土生ですか?まさか沙織お姉さま…ですか?」  
とキャッチャーの事を気にしているようだ。  
 
そこで神楽坂さんが入って  
「勿論私と言う事になりますね久美。  
今現在リリアムのキャッチャーは私が勤めていますから」  
と自分がキャッチャーを引き受けると言いだす。  
 
ただ久美は心配なのか  
「でも…理奈の球って凄く速くて球威もありますし…取り慣れている土生か石引さんの方が…」  
と食い下がるが神楽坂さんも引かず  
 
「ではこうしましょう。  
まずは今現在私がリリアムのキャッチャーを務めている関係上  
石引さん・芙蓉さん・鷲沢さんの順で回してから…私があなたと勝負致しますわ野村さん」  
とあたしの挑戦を神楽坂さんが受け入れてくれるも、相変わらずやかましい久美が反対反対と言わんばかりに  
 
「えっ!!ちょっと待ってくださいお姉さま!!  
確かに今リリアムの正捕手はお姉さまですが…初見で理奈の球をお姉さまが直々に取る事はやっぱり…  
石引さん…土生でもいいや……悪いけど理奈の球はど……」  
と声を張り上げながら優子或いは翔に任せた方がいいのではと切り出そうとするが、優子は大泉さんに対して  
 
「それはさすがに勝手じゃない大泉さん。  
神楽坂キャプテンが言う様に今現在リリアム正捕手をキャプテンが務めている以上。  
キャプテンの言う事には筋が通っているわ」  
と一喝し続いて芙蓉さんという娘も  
 
「いい加減にしなよばか久美。  
あんたの都合でころころキャッチャーを変えられたら野村さんだって堪らない  
どう考えても石引さんと沙織お姉さまが言っている事の方が正しいよ」  
と優子らに同調し、確か鷲沢さんも  
 
「もういいだろ大泉!  
あんたのわがままを聞く奴は少なくてもこのメンツにはいないよ」  
と強引にまとめる  
 
であたしがこの間優子にやった様にひとり五球ずつ投げるルールで始める。  
ただ神楽坂さんに入る時になったら少し休んでからって事になる。  
 
あたしは優子・芙蓉さん・鷲沢さんの順に勝負し  
何とかあたしの勝ちでおわった  
 
「すっごいね石引さん。  
野村さんの球って球威が凄くて…打てても全然飛ばなかった」  
「ああ…一層の事ウチで投げて欲しいって思ったぜ石引」  
「私の自慢の幼馴染ですから理奈は…ただ引き抜きは無理ですよ  
もしも理奈にその気があったらとっくに私達はバッテリーを組んでます」  
と三様三者あたしの球をほめたたえるのだった。  
 
勿論久美どころか天馬三姉妹に村田さん。ベンチの子も含めて皆驚愕と言う表情で見ていた。  
ただ…流石にあたしも疲れた…翔と同等…場合によってはそれ以上な人がこんないるなんて…  
優子に関してはいまさら言う事がないし、鷲沢さんの気迫は痛かった  
それと芙蓉さんのセンスは少しでもあたしの球の球威が落ちたら飛ばされていただろう。  
 
あたしはスポーツドリンクを飲みながらいよいよリリアムキャプテン神楽坂沙織さんが出て  
キャッチャーミトンなどを優子に渡し、素振りをしているが…  
 
(何あれ…すっごく強引な振り)  
優子と同等…下手をしたら優子以上の振りの速さと力を感じる  
今日小倉監督に頼んで打率を前もって見せてもらったが、チーム一の打率。  
しかもほとんどがホームランと言うリリアム一の四番バッターだった  
 
ちなみにかなり強引な攻めをするプレイヤーでも知られており、優雅な見かけとは裏腹にラフプレーも得意らしい。  
 
まあさすがにいきなりバットを投げたりはしないだろうけど…  
そして休憩も終わりあたしはピッチャーボックスに入り  
「貴女が最後ですね!  
神楽坂さん!!貴女には恨みは無いですけど…理ベンジを果たさせて頂きます!!」  
と神楽坂さんに宣言する。  
 
「何言ってるのよ!!沙織お姉さまが打たれる訳が…ふがふがぁ!!」  
と大泉久美が吼えているが早速優子らに黙らされている  
 
ただ神楽坂さんは私を見つめ  
「では…貴女の力……見させて頂きますわ」  
と闘志…いやここまで来ると威圧感か…なんだか息苦しくなりそうなほどの気迫を感じる。  
 
この威圧感は翔ですら無いものだ間違えない…鷲沢さんも威圧感凄かったけど  
神楽坂さんは…それすら越えている……  
 
だけどここで負ける訳にはいかなかった  
あたしは必至で投げる!  
 
そして最後の五球目にかかるが、二球仕留めたものの、二球見事持っていかれてしまった。  
「貴女の速球。凄く為になります。では最後はホームランで…〆です」  
と神楽坂さんは予告ホームランをしてくる。  
 
勿論神楽坂さんはあたしをなめている訳ではないと分かっている  
それでも…勝つのはあたしだ!!その気持ちで全身全霊をかけてストレートを投げる  
 
しかし神楽坂さんはジャストミートで打った…がっバットが折れて…  
そのままキャッチャーボックス真上…優子の所に落ち…そのままキャッチ  
 
その光景を見て神楽坂さんは  
「ここまで凄い球威だとは…私達の負けですわ野村さん」  
と兜の緒を脱ぐのだった。  
 
そしてその勢いのまま大泉久美と翔の対決!  
こちらも一進一退の大攻防だったが…久美が投げた最後の一球!  
相変わらず切れの凄いカーブ!大泉久美の持ち球だった…が…翔は気迫でジャストミートし  
見事スクリーンを越してボールが吹っ飛んでいった。  
 
これであたしと翔の理ベンジは成功したかと思ったが、今度は優子ががっくり来ている大泉久美に対して  
「大泉さん。今までごめんなさい」  
となぜか謝る。  
 
久美も頭をかしげていたが、優子は  
「色々と私が貴女の球を理奈の球を重ねていた事。貴女のプライドを傷つけていたから…」  
との理由で謝っていた  
 
久美はそれを聞いて  
「まあ…石引さんが私の不満を感じて謝ってくれるのは嬉しいけど…でもキャッチャーはずっと沙織お姉さまに委ねます  
…て言う顔じゃないわね……何をたくらんでいるの石引さん?」  
と謝罪を受け取るが、優子の真意が良く分からず大泉久美は言い募るが優子ははっきり神楽坂さんを見て。  
 
「神楽坂キャプテン!!  
私…やっぱりキャッチャーのポジションを私に譲ってください!そして大泉さんと組ませてください!!」  
とはっきり告げる…あたしたちは何の事かよく分からなかったが  
 
「分かりました石引さん…では久美…負けて辛いでしょうけどまだ投げられますよね……  
私と石引さんの為ボールを投げてください!  
これより私と石引さんがポジションをかけて勝負します」  
と言う事になる…後日優子から聞いた話だとリリアムには好きなポジションをかけて勝負を挑む事が出来。  
勝った方がそのポジションを得る事が出来ると言う話だった。  
 
「大泉さん!貴女のキャプテンに対しての過剰な執着!!  
私が理奈への過剰な執着を捨てた様に…今度は私が貴女のつがいになってみせるわ!」  
と優子は宣戦布告を久美にしてその結果。  
 
結果は優子3対神楽坂さん2  
しかも最後の最後で久美は理奈に対してカーブを投げ、それを完全にホームランにしての決着に終わったのだった。  
 
更にガックリくる久美だったが  
「さあ…強引だけど大泉さん…いいえ久美!  
これから私とバッテリーを後ろ髪ひかれない様に宜しくお願いするわ」  
と優子は手を差し伸べる。久美はガックリしながらも  
 
「…仕方ない。石引さんは私が不満に思っていた理奈に対する執着は完全に捨てているし…沙織お姉さまにも確かに勝った。  
石引さん…いいえ優子。そこまでして…沙織お姉さまからポジションを奪ってまで  
私とバッテリーを組む以上は今まで以上にビシビシ行くわよ!  
今度こそ土生を完全にやっつけるまで私は止まらないんだから!!」  
と久美は優子の手を受け入れる。  
と言うよりまだ翔に勝つ事をあきらめないんだこいつ  
 
まあいいや♥とりあえずは翔に近寄って小声で囁くのだ  
(やったね翔!これで完全理ベンジ大成功!!それじゃあ翔家に帰ってから…ね  
明日は練習も試合も無かったからゆっくり楽しも♥)  
と  
 
翔もまた…  
(いまは黙っててくれよ理奈…大きくなっちゃうから♥)  
と照れ臭そうにあたしに返す。  
 
そしてメインイベント全て終わって。  
あたしと勇気ちゃんの二人はリリアムメンバーとシャワーを浴びる事になるけど  
結構みんなおっぱいが大きく、改めて優子から神楽坂さん・鷲沢さんなどメンバーみんな  
体もなかなか凄いとあたしも思った。  
 
それは相手も同じ事で、周りのギャラリーも凄く  
「石引さんの胸って大きいね」  
「瑞原さんの体って意外とたくましい♥」  
あたし達の体をしげしげ見て褒めてくれるのだった。  
 
そして改めてみんなで解散し、改めてあたしと翔だけの二人きりで家に戻り。  
ご飯を翔に作ってもらって…それを食べ終えてから翔は  
「俺…まだお風呂入っていないから待っててくれ理奈」  
と翔はお風呂に入る…  
 
あたしはこの日をどんなに心待ちにしていた事か…やっとこさ翔があたしとSEXをしてくれるこの日を…  
 
暫く経つと湯上りの翔がベットで待っているあたしに抱きつき、一気にあたしの服を半脱がしして  
おっぱいを口の粘膜で・大事なあそこを指で優しく二点責めしてきた…しかもあたしの感じる所を的確に…  
 
「ああぁぁ♪♪ふはぁ♥翔ぅぅ♥♥うまいっ!!今日の翔…なんか凄い!  
乳首を吸い上げて…あそこの愛撫…自分でするよりぃ」  
とあたしは翔の的確な愛撫で、すぐにおっぱいとあそこが感じ、ちくび…硬くなって  
あそこのほころびも花の様に開いてすぐにでも翔のおちんちんを受け入れられる位になってくる  
 
ただそう思ったあたしだが、翔のおちんちんはお風呂で大きくなっていた時以上に  
立派でまっすぐ反り返っていた…これが…翔の本気なんだ  
男の子の…おちんちんとは思えないほどの物があたしのあそこに近づいて…翔はただ一言  
 
「痛いけど…いいよな理奈……それから…好きだ……女としても理奈の事は……」  
とあたしにとってもうれしい事を言ってくれて…なんと  
 
「ん…翔……」  
とキスをしながら翔はあたしを抱きしめ、一気にあたしの割れ目めがけて翔の太くて硬くて熱いのが…あたしの中に入って……  
 
「んんんんっ!!くふぅぅ!!」  
痛かった…でもそれ以上にうれしかった。  
翔とSEXをするってあたしが一番待ち望んでいた事だから…さらに翔のがあたしの奥まで刺さり  
 
「ンはぁぁ!!」  
と変な叫び声をあたしは上げながら…翔のおちんちんがあたしの処女膜を打ち貫いて血が少し出てきた…  
 
でも翔はそれも覚悟の上とばかりにもっとあたしを突き上げて壊す様に腰を振り  
一気に限界まで翔のおちんちんがあたしの中に入った瞬間  
あたしも…  
 
「翔っ気持ち…いい…翔の…欲しいよぉぉ♥  
あふぅぅ♥きちゃう…頭ん中真っ白になっていくけどぉ…イキ…そう…なんだね翔  
あたしも…イクぅぅぅぅぅ♥」  
 
あたしも翔もお互い倒れこみながらの絶頂…これが…イク…なんだ  
そして翔の熱いのがあたしの中で…沢山降りかかる。  
 
これが…男の子とする…SEX  
あたしは優子のしてくれた女の子のSEXも相手が優子だってこともあって気持ちよかったけど  
翔とするSEXはそれ以上に…ただの一回だけだけど気持ちが良かったってあたしは思った。  
 
あたしのあそこから翔のザーメンとあたしの血が混ざったピンクの濃いものがどくんとあたしの中から流れ  
これであたしはあたしのバージンを完璧に翔が奪ってくれたって証明を得る事が出来た。  
 
が一度翔が引き抜いた翔のおちんちんはあたしの体を見てもっと欲しがっているのか…  
再びおちんちんの鼓動が聞こえるほどびくびくって硬くなって、翔も…  
 
「理奈…まだ…理奈の中に…出したい♪」  
とまだまだあたしとSEXをしてくれるみたいだ…勿論あたしも翔の目の前で手を広げて  
 
「翔…あたしも翔とSEXもっとしたい」  
と自分の素直な気持ちを翔に伝えて、夜中じゅうずっとあたし達はSEXを頼んで、スグに二回戦へと移るのだった♥  
 
理ベンジ完全成功+翔との初SEX大成功♥♥  理ベンジ 劇終  
 
 
後日談♥  
 
その後あたし達は変わらず練習を続けていたが、そこにまた光陵の練習所に一人の女性がやってきた。  
「紗英からリリアムと互角以上に力を見せたって聞いたから…私もチームに入れて欲しいけど」  
と名乗り出たその女性は緒方かな子さん。  
 
何でも翔達の話では光陵に抜けた人がいた時。巨神のスタメンとして参加していた人だ。  
あの後遺恨返しで橡浦君が、裏サイトでこの間の事を色々と書き込んで…そこからシバケンさんのガールフレンド白瀬紗英さんもそれを知り  
その白瀬さんの親友緒方さんにその話が流れたようだ……  
 
緒方さんは一年前試合で大怪我して、筋力など大幅に落ちてフォームが崩れたって本人が言っていたけど…  
それでも緒方さんの打者としての誇り…そして今年限りと覚悟を決めての努力はあたしたちの励みになるだろう…。  
そして翔とはまた違う意味合いでのリーダーシップと神楽坂さんや鷲沢さん級の威圧感など頼れる人が来たとあたしは思った。  
 
これから春の大会を皮切りに、秋の大大会に向けて羽ばたける!  
翔と一緒ならあたしは……何も怖いものはなかった。      完  
 

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