さて…ここからは姫木アゲハが子供だった時の話を語る事とする  
12年前。彼女が小学六年生になる一日前の話から物語は遡り始まった  
 
アゲハの夢 入学式一日前  
 
パジャマ姿の女の子がベットから降りて、近くのベットに寝ている男に対し  
 
「お兄ちゃん♥」  
その女の子が呼びかける、どうやら兄らしいが……  
 
その男は眠たげにその少女に対して起き上がり  
「ふぁあ……なんだよアゲハ?まだ学校始っていないんだからもう少し寝かしてくれよ……」  
と一瞥後また眠ろうとするが  
 
「もう!お兄ちゃんたらっ!!」  
とアゲハは兄の布団を引き抜いて強引に起こそうとするが…アゲハは少し驚く  
 
布団をどかした時。兄のズボン股間部分が妙に膨らんでいる事に……  
 
「キャッ!!」  
とそれを見たとたんアゲハは驚いて腰が砕けた様に座り込んでしまい、兄もアゲハが男の生理現象を見てしまったと知り  
 
「バ…バカッ!!朝はどんな男だってあそこ大きくなっちまうんだよ!!  
すぐ起きるから早く台所に行ってくれよ!!」  
と怒ったように兄はアゲハを台所に移動してもらうように言い。  
 
アゲハは驚きながらも  
「そうなんだ…とにかく私台所でお兄ちゃんを待ってるからっ」  
と兄の言う事を聞いて、台所へと向かうのだった。  
 
 
「でね理央お兄ちゃんに怒られちゃった」  
とアゲハは兄理央に怒られた事を無邪気に父親と母親に報告する  
 
父は笑いながら  
「襲われなかったか〜アゲハ〜〜」  
とからかう素振りを見せ  
 
母も  
「もうお父さんったら。男の子ってこれくらいの年だとそういう事もあるから」  
と苦笑気味だ  
 
そしてアゲハはまだまだ子供と言う笑顔で  
「それにしてもお兄ちゃんは男の人って朝になるとおちんちん硬くなるって言ってたけど…なんでなんだろうね?  
それとおちんちんって理央お兄ちゃんと一緒にお風呂入る時はあんなに大きくならないのに……」  
と呟くが  
 
父も母も流石にその質問には喉を詰まらせ答え様が無いとばかりにスルーし  
「さ…さあ。まあいいじゃないご飯にしましょう…そろそろ理央も」  
と母は必死で取り繕っていたが、そんな時アゲハの兄理央が台所にやってくるのを確認しみんなでご飯を食べる事にするのだった。  
 
その五分後理央は  
「父さん・母さん。ごめん…行儀悪いけどテレビつけさせて」と言いテレビを付ける  
ちなみに理央が付けたのはキー局ではなくローカル局だ  
その番組はこの地域のスポーツ番組で…理央は熱心にそれを見ていた  
 
そんな理央の様子にアゲハは  
「お兄ちゃん。もしかしてお兄ちゃんがテレビに出たの??」  
と尋ねるが理央は苦笑いのまま  
 
「いや俺じゃないよ。前俺がいたリトル後輩の奴が…そいつ今年で中坊なんだけど。  
野球強豪校中学の練習で今日そいつがテレビに出るって聞いて、OBとして俺なりに見ようと思って…」  
と理央の知り合いがやっている野球の様子を知りたいようだ  
 
だがその前に女子小学生ソフトボールの話題が先に出てアゲハが驚く。  
「わっ。伊織ちゃんと桜ちゃん!!」  
と声をあげて驚く  
 
理央は誰だろうと首を傾げて良く分からないと言う表情だが、アゲハの母親は  
「あの子たち。五年生の時にアゲハと同じ組にいた娘よね…確か名前は小倉伊織ちゃんと春日桜ちゃんでいいんだっけ」  
と母親参観にいた時。覚えていたようだった  
 
アゲハも母の言葉に頷くが  
「うん。六年も同じクラスになったの……はぁ……」  
と意味不明なため息を出す。  
 
両親も理央もなんだろうと思うが、アゲハの知り合いである二人のインタビューが始まり黙って聞くが…  
理央と父親は内心二人の胸を凝視していた  
ソフトボールの練習を相当積んでいるのか、二人とも可愛らしいが筋肉が付いたむっちり目の体格に比例する、大人以上の胸を…  
 
『二人は4年からリリアムのエースバッテリーとしてコンビを組んで活躍しているみたいだけど今後の目標はありますか?』  
レポーターの人が鼻の下を伸ばしながら二人に問いかける  
 
最初にポニーテールの女の子がマイクを受け取り  
『それだったらやっぱり桜ちゃんとバッテリーを組んでいる以上。日本一のキャッチャーって呼ばれたいです〜  
それからウチのチームはまだ東日本最強と言われるだけで日本最強とは言ってくれませんから〜日本最強と言われる位にチームに貢献したいです!』  
とあんまり緊張感が無い調子でいい、続いてセミロングの少女にマイクを渡す  
 
セミロングの少女はポニーテールの娘と違ってはっきりした口調で  
『私も小倉と同じで折角彼女と組んでいるのですから、ソフトボールリトル日本一のピッチャーになりたいです。  
チームも誰もが最強と言う位で無いと納得がいきませんからチームの為にベストを尽くします』  
とさばさば言い切るのだった。  
 
そんな二人の様子に理央は  
「アゲハの友達ってあのリリアムのスタメンだったんだな。  
すげー強いソフトボールの小学生リトルって俺も口ずてで聞いたことある」  
と驚きを隠さなかった。  
 
アゲハの方はその理央に対して  
「そこまで親しいってわけじゃないんだけどね…あっ!!理央お兄ちゃん野球だよ」  
と照れ臭そうに…だが確かに親密な関係ではない為に友人だと言うのは否定するが  
中学生野球リトルが写ったのを見て、理央に声をかける。  
 
でパッと出た少年を見て理央は…  
「あッ!!こいつだよ…中井!!色々と面白い奴でな  
普段はやる気なさげだが、コーチの腕は凄くて…俺もいろいろと世話になったんだ」  
と中井と名乗る少年がインタビューを受けていた  
 
『あはは。俺もナインに入れた事自体奇跡だと思ってるんで  
これから先も一生懸命頑張ります!!……理央先輩見てますか!!』  
といまいちやる気があるのかどうか理解に苦しむ中井だが、いきなり理央にふる態度を見せ理央は困惑するも。  
 
「ああいう奴なんだ中井って  
だが根は真面目な奴でな…飽くまであいつは“チームの為の自分”と言うのを前に出していてかたくなにそれを守り抜いている奴なんだわ」  
と苦笑交じりに中井を評価する。  
 
その後中井らのチームの練習風景など映し出され、スポーツ特集も切り替わると理央はテレビを消し  
「それじゃあ集中してごはん食べるわ」と食事に専念し、アゲハらも食事を進める。  
 
 
そして食事を食べ終わり  
「それじゃ今日私が食器片付けるからお母さん休んでて♥」  
と春休み最後の日なのかアゲハから率先して食器洗いを始め出し、理央も  
 
「アゲハだけにやらせちゃお兄ちゃんがすたるな…アゲハっ俺も手伝う」  
と理央も食器洗いを手伝うのだった。  
 
そうして朝食の食器を全て洗い終え理央はアゲハに  
「じゃあアゲハ。今日は春休み最後だからどっか遊びに行こうか!」  
と遊びの話を持ちかけ、アゲハも  
 
「うんっ!!理央お兄ちゃんの好きな所に私も連れてって!」  
と受け入れ、桜咲く近隣の山林で遊びに行く。  
 
「ふぁぁ!!お兄ちゃん桜とか綺麗!!」  
とアゲハは花咲く山林に感動を声を洩らす  
 
「ここら辺だったらわずらわしい西小と東小の縄張り争いとかないからな  
まあたとえそういう事にアゲハが巻き込まれても俺がアゲハを守るから」  
と理央も何度か経験した事がある、東条小学校と西浦小学校の抗争に辟易しているのだった。  
 
アゲハも理央も東条小学校近くにある小学校で通っていた為。  
東条小学校児童・西浦小学校児童からたまに敵対校かと間違えられ絡まれたりする事もあった。  
もっとも間違えだと知ればよほど険悪な状況でもない限り謝ってくれる訳とはいえ  
危ない事には変わらず、あまり一人で出歩かないというのが、周辺学校に通う児童の前提になっていたのだ。  
 
そんな理央の気持ちをアゲハも知ってか  
「うんっ。理央お兄ちゃんは私の王子様で旦那さまだもん!!  
私が危なくなったら絶対に助けてくれるってわかっているからっ!!」  
と甘えるしぐさを見せ、アゲハにべた付くのだった。  
 
そして森林探索を兄妹二人でしていたが楽しい時間は過ぎ…あっという間に夕暮れの光をアゲハと理央の二人はあびながら  
 
「いいリフレッシュになったなアゲハ」  
と理央はアゲハの頭を撫で上げ、アゲハも  
 
「本当に楽しかったよお兄ちゃん」  
と嘘偽りなく理央に伝える。  
 
そして山から下りようとした際アゲハは足を滑らせ、すかさず理央が抱きかかえるも  
「痛っ!!」とアゲハが顔をしかめて痛がり理央は心配そうに  
 
「大丈夫かアゲハ!どこかうったのか??」と声をかけるもアゲハは  
「大丈夫…転んで怪我した訳じゃないから……」と直接転んで怪我した訳じゃないと答える  
 
理央は確かに怪我していないとは思ったが、アゲハがなんか変な表情な事にも気が付き怪訝な表情になるが、これ以上は何も教えてくれないと理央も悟りそれ以上の詮索はしなかった。  
 
その後仲良く家に帰った後。ご飯を食べて暫くした後  
理央とアゲハに思わぬ転機が訪れる事となる  
 
それは理央がお風呂に入ろうと浴室に入ろうとした時…アゲハの呻き声の様な何とも言えない声が聞こえてくるのだった。  
(やば…まだアゲハお風呂から出てなかったんだ。でもどうしたんだ…アゲハの奴は)  
と出ようかと思うがなんか気になり出る事が出られない、アゲハの方は理央が近くにいると知らずに  
 
「んん〜〜駄目だぁ……私三カ月もおっぱい揉んでいるのにひりひり痛いだけだぁ〜」  
と声を洩らす…理央はガラス越しから妹の姿を見てみると、ぺったんな胸を掴み…ごしごしと手荒く揉んでいる……ようだった。  
 
「お兄ちゃん…お兄ちゃんはもっとおっきなおっぱいだったら喜ぶのに……  
伊織ちゃんや桜ちゃん並の…おっぱいになって……お兄ちゃんのお嫁さんになりたいのに…痛いよぉ」  
とべそをかきながらも胸を揉んでいるアゲハの姿がうっすらと理央に瞳に入って行った。  
 
せいぜい良いトコ餅一つ分位の大きさの胸を必死で掴み、小さいが女の子らしい柔らかさでアゲハの胸がスライム見たいに動き回り  
いまだ未成熟な乳首と乳輪はぽつんと添え物程度の主張しかできず、まだまだ発展前の状態の胸。  
曇りガラスで完全には見えないが、透けてみればアゲハの未成熟なロリパイが理央にも分かってしまうのだ。  
 
そんな痛々しくもそそられる光景に理央の陰茎は明確に膨らんでしまい……紛れもなくアゲハのロリ肢体で欲情してしまった証が目の前に飛び込んでしまい  
理央は逃げるようにその場から立ち去って自分の部屋に避難して思考する。  
 
(アゲハ…俺の為におっぱい大きくしたいのか……あのとき痛がってまで…俺に隠して……)  
だがこのままではずっとアゲハは痛いまま対して胸も大きくならない  
そして理央は一つの決断をした  
(よし!俺がアゲハの…アゲハのおっぱいを大きくしてやろう!!)  
と、これが全ての発端になるのだった。 続く  
 
 
 
 
 
   アゲハの夢 設定資料集1  
 
姫木(ひめき) アゲハ 11歳  
 
お兄ちゃんだいすきっ子な小学六年生。  
ただ最近自分の発育が他の女の子と比べて劣っている事を気にしている模様  
特に拙作“とにかくキャッチ!”に登場する小倉伊織&春日桜の二人とはクラスメートである。  
名前由来は変化すると言う意味で揚羽蝶とPSYREN主人公 夜科アゲハから  
 
 
兄 姫木 理央(りお) 18歳 高校三年生  
 
スポーツマンで女の子の人気があるが、妹大好きお兄ちゃん。  
アゲハが胸の事で困っており自分から協力を申し出ようと決意する  
野球部所属だが女の子と間違えられやすい自分の漢字名が好きではなく  
よほどの事が無い限りカタカナのリオで先生にも通させる。  
因みに暴走ボート ◆z95s/qs7OM 様の作品“迷わずストレート”に登場する光陵の中井監督とは先輩後輩の間柄でお互い馬が合う模様。  
 
名前由来はToLOVEるの主人公 結城梨斗とリトの女体化バージョン夕崎梨子より  
 

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