【まだ書き込めそうなのでもう少し書き込んでみます
続いての単品は大泉久美を主人公にした裏話みたいな話です
これもあんまりお色気には期待しないで下さい。勇気譲で超軽めのお色気シーン+微リョナ】
久美ニズム no.1 いきなり師匠
初夏の昼休み。相変わらず熱くてたまらない中。私は司馬からまた愚痴を聞かされていた
「久美ぃ。この間土生と土生にくっついてる西小のボインに喧嘩売ろうとしたら裏切り者にのされて大変だった〜」
私はあきれ顔で土生とは別の意味合いで腐れ縁なこの男の話を聞いていた
何でも昨日の日曜日司馬らは試合に行こうとした土生と野村理奈に喧嘩を売りに行こうとしたら
瑞原勇気っていう4年生に乱入を食らって、取り巻き共々ぼこぼこにされたと言う話だ。
別に私からすればシバケンさんにゴトーさん。
沙織お姉さまや優子たちリリアムのメンバーに関係しないだろうど〜でもいい話だった。
いや…今更なんて事はないだろうけど野村理奈絡みだけは優子と鷲沢副キャプテンに言うとうるさくなるか…
それに勇気って子確かシバケンさんが土生等ともめた時に蹴りを出してシバケンさんを止めたとも何とも聞いた様な…
「久美!こうなったらお前にも…」司馬が報復の手伝いを切り出そうとするも私は先に司馬の言葉をさえぎり
「あのねぇ。今更抗争の…しかも内ゲバの参加なんて迷惑になるから巻き込まないで頂戴」
さっさと場所を移動するのだった。
それから鉄棒あたりで休んでいると…瓢箪から駒?違うな…鉄棒近くだから犬も歩けば棒に当たるかな。
それとも噂なんてしていないけど、噂をすれば影か…
「ふう探しましたよ…貴女が大泉久美さんですね」
一人の小柄な…そのわりには胸の膨らみが今日子並みか、彼女の腰回りが括れている為。
それ以上に胸が目立つ薄着の少女が私の前に現れた。
あんまり薄着なので汗で薄ら透けたシャツ越しに乳首が少し浮いてちょっとHだなって感じちゃう♥
まあ…この展開は…十中八九彼女だと思ったけど一応私は彼女に問う
「あんたは?確かに私は大泉久美だけど…何の用」と
彼女は案の定
「ああ。スイマセンまだこっちから名乗ってませんでしたね。私は瑞原勇気って言います。
この間から光陵に入団したのですが、大泉さんに頼みが合ってきました」
瑞原勇気その人だった。
私はとりあえず勇気の頼みが気になったから聞いてみた。
「頼みって?」
勇気は私が話を聞く気になったと思い、少し喜びながら
「大泉さんに投球を学びたいんです!」と言う事でどうやら私に投球を習いたいようだった。
成程。中井監督はどうかわからないが
投球と言う意味だと土生じゃあ無理だ、あの男じゃ基礎は何とかなるだろうけど
ピッチングと言う意味だとノーコンもいい話だし、他の連中だったら問題外ってレベルだろう
野村理奈にしたって優子の話を聞く限り。
彼女ならストレートだけなら教えられるだろうが、それ以外は彼女も教えてもらう方の人間だろう
となるとリリアムのエースの私に聞くのが一番だよね!
この娘は確かに見る目と頼る人間の目利きはいい!!
でも…私は少し気になったので勇気に少し聞いてみた
「でもさ。投球を教わりたいんだったら最初っから強豪リトルなりに行けばよかったんじゃないの?
野球以外ならリリアムでもコーチしてくれる人だったらたくさん知ってるし」
そう。わざわざ弱小リトルの光陵で無くても鍛えたいなら強いリトルはいくらでもある
ただ優子もぼやいていた事もあったが野球チームって女子選手はハブにされやすい
中々スタメンを取るのは色眼鏡などの影響もありかなり困難だろう
ましては勇気ほどの可愛らしい女の子だったら、マネージャーとしてチームに入りたいと誤解されたり、或いは体や嫉妬から変な事する奴も出るだろう。
もっとも噂通りなら後でぼこぼこにはなるだろうが。
その点ウチだったら純粋に実力勝負になる為。
私並みのセンスさえあれば4年からでもスタメン入り…更にはバリバリのエースとして活躍する事も夢ではない。
たとえそこまで才能がなくても、きっちりと練習を受ける事は可能だろう。
そんな疑問を口にする私だったが勇気は
「私…光陵ってチームが女子でも野球をのびのびやれるって聞いたから…入る事にしたんです
ですが。この間の試合は無様な出来だったんで…今の練習だけじゃなくて
もっと投球の上手な人に教わりながらチームで一番に…なりたいんです!」ってはっきり私を見て言い切った
ほう。この娘事情は知らないけど野村理奈に勝つ気かな?
それだったらそれで…おもしろそう。と思ったが私達の後ろで司馬が…いや司馬達がざわざわしてる
禊も…必要かな。
……よし!
私は勇気に対して「目をつぶって」と言う。
勇気は「目を…ですか…なんで」当然困惑しながらも、言う事を聞いて目をつぶってくれる
私はそっと勇気に近寄る。勇気が今何を考えているか分からないけど少し緊張しているようだった
私は勇気の耳元に口を寄せ「キス…してあげると思った」と言いつつ、勇気の腹部目がけ通打を放った。
勇気は突然の不意打ちに、反撃する事も、よける事も出来ずに思いっきり貰って
5メートルほど吹っ飛んだ…吹っ飛んだ際に薄着のシャツから胸が撓み、形の良い胸やピンク色の処女色乳首もちらりと見えた
それを見ていた司馬らは最初私が何をしたか分らず、茫然としていたが
苦しんでいる勇気を見て好機と判断したのか、5人みんなで殴りかかってきた
さしもの勇気も動きが悪く、司馬に胸を乱暴に揉まれながら
「どうしたよ裏切りもん!久美が俺らとダチだって知らなかったんだな!!」
詰るのだった。
他の連中も勇気の反撃を貰いながらも太股やお尻を撫でたり、ずうずうしい奴になると股間に手を触れたり酔っぱらってホステスに触るリーマンみたいな奴もいた
あーあ。なんでこの連中は無駄な事するのかね~
復讐したいんだったらさっさとノセばいいのに…案の定少したってから
「おい!勇気ちゃんに何しやがる!」と一気呵成とばかりにスピード馬鹿こと橡浦が勇気を庇い
「相変わらず懲りねえ連中だなお前ら!!」パワー馬鹿の山下が周囲をなぎ倒していく
「でやがったな土生の金魚のふ…グヘぇぇ!!」で二人の乱入で声を荒げる司馬をよそに、呼吸を戻して後ろ脚からの太股で司馬のちんちんを蹴り飛ばされ、ダメ出しとばかりに土生からグーパンを貰う司馬
「チキュショーーー」司馬らは仲良く土生等におっぱわられたのだった。
私は関せずと言う表情で顛末を見ていたのだが、スピード馬鹿が何をとち狂ったか
私の胸倉を掴みつつ「大泉!てめぇなんのまねだよ!!!」と怒鳴ってきて五月蠅い上
スピード馬鹿の手が私の育ち盛りな美乳に当たって正直ムッときたので
合気の要領で橡浦を投げ飛ばし、奴に土の味を味あわせてながら、抵抗を防ぐため腕を決めて
「無駄に触らないの橡浦」と言ってやる
「テメぇ!!」今度はパワー馬鹿が私に突っかかってきたのだが、勇気が制止するのだった
「ごほっ!大泉さん…あの連中の事…気づいてですか?」と確信に触れたので、私は黙って頷く。
土生もどう言う事だと言う表情になるが、勇気は話を続け
「大泉さん。あの時うんって言ったらあいつらといざこざになるから…あえて私にあんなこと」となんで自分が殴られたのか理解したようだったが…
「うーん。それだけだと75点ぐらいだね。
確かにそれもあるけど、最近アンタたち目立ち過ぎてきてるから…
白瀬さんやシバケンさんと揉めたりとか…」
私は、最近土生がシバケンさんのガールフレンド白瀬さんと揉めた事
それに発展してシバケンさんとも揉めた事から、最近土生等がうわさになっているのを知ってた。
そしてその事で沙織お姉さまが少なからず土生に対して不快に思っていらっしゃる事も
「後はアイツがさっき言った通り。あんなのでも私の友達だからね
司馬の方から何時もあんたらに喧嘩売ってくるとはいえ、何時もワンサイドゲームじゃかわいそーだし」
とまあ司馬のかたき討ちもついでにと言う感じだ
それを聞きながら土生は私の方を侮蔑した様なツラで見ながら
「相変わらずお前は一年前と変わらないんだな……腐れ縁もいい加減にしてくれよ」
私に返すもそれはこっちのせりふだった。
一年前ストレートだけだったとはいえコイツに打ち込まれた屈辱は昨日の事の様に覚えている
だからこそ土生を打ちのめしてこの敗北がたまたまだったと証明したいのだ
「だったら今度私の方が出向いてあげるから勝負してよ…それとも負けるの怖いの??」私の方から挑発してみるが
土生等は私を無視して立ち去る。が勇気は残ってくれた
橡浦は心配して勇気を連れ戻そうとするも、土生が制してそのまま男三人は戻っていく。
そんな中勇気は私に対して
「大泉さん。約束は…」
律儀に先程の約束を果たしてもらいたいようだ
勿論私としても身内ならここまで親切丁寧に教える事はないけど有望株
しかも野村理奈に吠えずらをかかせる可能性がある娘を鍛えるのは悪い気はしない
「OK!約束は守るわ。じゃあまずフォームから…」
私は早速勇気に対して指導を開始するのだった。 終わり