ハルカです。
ボクは今、遊ばれています。
場所は女子寮のボクの寝室。
パジャマを剥かれてほとんどすっぱだかなボク。
そのボクに抱きつき、猫のように頬を舐める少女が1名。
むき出しの股間をじっと見つめる女の子が2名。
女子寮に住んでいますが、ボクはれっきとした男でございます。
よく女に間違われるけれど。何度も男から告白されたことがあるけれど。
「ヘンな形だな」
「……」
ボクのおっきしたのを凝視して、感想を述べる橘先輩と、無言のままの薫ちゃん。
「うにゃぁ、せんぱい……」
蕩けた顔でボクを呼び、頬に自分の頬を寄せる麗ちゃん。
さっきまで何度もイかせたせいだろうか。
上からボクに抱きついたままの麗ちゃんの身体はほとんど力が入っておらず、みじろぎするのすら億劫のようだった。
寝不足と疲れが襲ってきたのだろう、まぶたが重そうだ。
ボクの頬をぺろぺろと舐めながら、うとうととしている。
華奢な身体とあいまって、そのしぐさはまるでお昼寝の最中のぬこ様みたいだ。
可愛い。
と。
麗ちゃんに気をとられていると、股間から甘い刺激が走った。
「んっ……」
ボクは下を見る。
そうだ、さっき触っていいよって勢いで口走ったんだった。
「苦しそうだからさすっているだけだ。気にするな」
橘先輩。
指が、ボクのおおきくなったモノに触れていた。
1本のひとさしゆびが、つつつ、とボクのモノの裏スジをなぞりあげる。
砂地に線を引くように、弱くなく、強くない微妙な力加減で。
くすぐったい。
けれどそれが心地よい。
ぴくっ、とふるえた。
「痛いのか?」
「いいえ……」
気恥ずかしさに耐えながら、首を振る。
先輩はくすりと笑った。
長い髪の毛をかきわけ、そこがどうなっているかボクによく見えるようにした。
「薫は見ているだけか? ならコレは私のモノだな」
頬を真っ赤にしている薫ちゃんの返答を待たず、先輩はボクのモノをくすぐる指の動きを早くする。
つい……すっ……ついぃぃ、すっ……
先輩のほっそりとした指の腹が、指紋のわずかな凹凸が、ボクのモノをじらすように往復する。
……これはなかなか、こそばゆい。
無意識に腰が動いた。ボクに抱きついている麗ちゃんがふにゃあと意味のない声を出す。
「ハルカ、コレをどうすればいい? さっきから身体が熱いんだ」
先輩は、ボクのモノにさらに顔を近づけた。
はぁはぁと、息遣いがあたる。生暖かく、心地よい息だ。
その息は欲情に湿っていて、驚くほどに熱かった。
「なぁハルカ、どうすればこの熱を冷ませるのかな?」
欲しいと、その顔が、その瞳が告げている。
ボクが欲しいと言っている。
ここでボクがうなずいたら。
先輩は処女を失い、ボクは童貞ではなくなるだろう。
「だめよ」
薫ちゃんの手が、ボクのモノを掴んだ。といっても痛くはない。
おっかなびっくりというか、ひどく遠慮した手つきだ。それもそうだろう。
真面目な薫ちゃんが男のを直に触ったことなんて、おそらくないに違いない。
「先輩だけずるいわ……」
拗ねたように言うと、薫ちゃんはボクのモノに顔を近づける。
やわらかい頬が、亀頭にあたった。
ほお擦りしている。
学園美女ランキングで必ず3位以内に入る薫ちゃんが、うれしそうに、ボクのモノを。
すべすべでぷにぷにのそれに最も敏感な部分をこすられて、ボクの先から滴が出る。
ぬるりとした透明なそれを、いやがるどころかむしろ塗り広げるように頬ズリを続ける。
「ハルカ……」
舌を伸ばし、ボクのを舐める。より正確には一番先っちょにある鈴口をだ。
ボクは唇を引き締めて、声を漏らすのを耐える。
「んふふ……センパイの顔、かわいい」
と、可愛い麗ちゃんに言われてしまった。複雑な気分だ。
ボクはうつむく。こういうのはけっこう……いやすごく恥ずかしい。
自分の感じた顔を間近に見られたのだ、それも後輩に。
「まったく、ずるいのはどっちだか」
ボクの心中をよそに、橘先輩は呟くと薫ちゃんと同じようにボクのモノに顔を寄せた。
血管が浮き、ぴくぴくとグロテスクにそそりだっているそれに、舌を伸ばす。
カリの裏側のあたりがくすぐられる。
一方で薫ちゃんの舌が、ボクの先っちょを舐め取っている。
後から出てくる先走りを全てすくっている。
「んっ……ハルカの匂い……」
呟く薫ちゃん。
その手は下に、股間に伸ばされていた。かわいらしいショーツが、脚にかかっているのが分かる。
おそらくそれは、無自覚な行為。
ボクのを舐めながら、薫ちゃんはオナニーしていた。
断じて、ボクは何もしていない。ボクが発情した時に強制的に近くの女の子を感じさせる指だって、動かしていない。
けれど薫ちゃんは上気した顔で、恍惚とした瞳でその行為を続ける。
くちゅ、くちゅ……と音がした。
薫ちゃんの感じている音だ。
ボクの先走りを舐めながら、火照りに耐えかねるように身体をゆすり、自慰にふける美女。
一方で先輩がスジに舌を這わせ、上からこぼれる薫ちゃんの唾液とボクのが混じった液体をすくいとるように舐めあげた。
美女2人のフェラチオ。
そしてボクの胸板には美少女の胸が押し付けられ、顔から耳たぶ、首筋にかけて満遍なくキスをされている。
「っ、く……」
逃げられない。物理的にも、気分的にも。
このままでは出てしまう。
クラスメイトと先輩の、2人のきれいな顔を汚してしまう。
けれど相変わらず、そんなボクの心情なんてまったく無視する2人。
「はぁ……」
先輩が、たまらないように息をついて。
薫ちゃんと同じように、女の子の大切なところに手を這わせた。
ボクの体液には、催淫効果でもあるのだろうか?
よくわからないけれど、ボクが愛撫している時と同じくらいに先輩や薫ちゃんが感じて、欲情しているみたい。
それはボクの上半身に奉仕する麗ちゃんも同じだった。
何度もいかされたためにほとんど力の入らない華奢な身体をのろのろと動かし、ボクの唾や汗を求めるように舌を這わせる。
3人の奉仕は、時間と共に熱を帯びてゆく。
かぷり、と。
薫ちゃんの唇の中に、ボクの亀頭が納まっていた。
ぬるぬるしてきもちいい。しかも舌先で、さきっちょを相変わらず刺激されている。
先輩は薫ちゃんの唇に納まっていない部分全般に舌を這わせていた。
それはボクの汚いモノについたよごれを全て掃除するかのように、熱烈な奉仕だった。
ボクのは大きくなって、我慢も限界に来ていた。
恥ずかしいけれど、こうなってはどうしようもない。
ボクは先輩と薫ちゃんに、もうすぐだと告げる。
けれど2人はどくどころか、いっそう奉仕を激しくする。
限界が来た。
びゅ、びゅ、びゅるりと、濃くて白いのがいっぱい出て、先輩と薫ちゃんの顔を汚した。
ボクの白濁に顔を犯された2人は、それを汚いと嫌悪するどころか、喜んですすりとる。
自分の顔についたのを指ですくい、唇に運んでちろりと舌で舐めとって。
自分についたのをあらかたすくいとると、今度は互いの頬を舐めあった。
たんに舐めあうだけではない。
「んっ……」
「はぁ……」
なまめかしい声が聞こえる。
舐めとる動きは、すぐに女同士で戯れあう動きにとってかわっていた。
2人の唇からあえぎ声が漏れる。
時折こちらに流し目をくれるのは、明らかにボクという観客を意識してだろう。
来て、犯して、と。
欲情に濡れた目が、ボクを挑発している。
そのいやらしい光景を見たボクは、若いからとうぜんまたおっきしてしまうわけで。
そうなったのを目ざとく見つけられたら、あとはなし続き的に奉仕を繰り返すことになるわけで。
その後。
ボクは3回も射精すことになり、結局眠ったのは日が昇る数時間前だった。
……一応、貞操は守りました。