夢を見ない夜を過ごした朝、7時ちょうどくらい。俺は違和感を感じ、目を覚ました。  
起きようとして布団をもぞもぞすると、股間の辺りが生温かい。  
…いや、別におもらしとかそういうもんじゃなくて、何か生物的な湿り気のある温かさ。  
俺はなんか膨らんでいる布団を捲る。するとそこには小さな手で俺のモノをしごく妹の姿が。  
「…何してんの、お前。」「何って、ごほーし。」  
妹はまるで当然のことをしているかの様にすっとぼけて?返事をする。  
「いや、だから人が寝ている最中になぜそんなことをしちょるか。」  
「ゆーにぃ起こそうと来てみたら、勃ってたから。」生理現象ですねわかります。  
とりあえず妹なんかにこのままこんな不真面目なことさせるわけにゃいかないだろう、と布団を出ようとするが  
 
   からだが うごかない             くそっ、金縛りかけやがったなこいつ。  
 
「ああっ、もう途中なんだから動かないでよねっ!」  
返答しようとするが、口もうまく動かない。どうやらほぼ全身が金縛り状態のようだ。  
妹は相変わらず、俺のモノをしごいている。  
「どう、ゆーにぃ気持ちイイ?」正直、あんまりうまくないから射精感はない。  
と、俺の顔を見た妹は頬をプーッと膨らませて不機嫌そうな顔をした。  
「私がこんなにがんばってるのに、感謝の言葉の一つも無いんだぁ。」  
あの、金縛りなったままなんですが。妹は不機嫌そうな顔をしている。  
唐突に妹の眼に眼光が走る。  
「ありがとうも言ってくれないゆーにぃには…こうしてやるっ!」  
妹はにやけたまま、その手の指を俺のモノを突き立てる。  
…いや、訂正しよう。その手の指は俺のモノを透けた。  
「ていっ♪」妹は指をくいと軽く曲げ、内側から尿道を刺激する。  
俺の神経とかに軽い電撃が走り、ついビクッとしてしまう。妹はにやけ顔をますますにやけさせ、指の動きを早める。  
「ゆーにぃなんて早く逝っちゃえ!ていていっ♪」  
刺激は少しずつ激しくなり、俺の欲圧は高まり象徴は張り、ついに限界を突破した。  
俺のモノはビクビクッとしたかと思うと先っぽから精液を噴出し、妹の顔にかかった  
 
が、妹はすり抜けて回避。  
俺の布団にかかった。  
洗濯めんどくさそうだなぁ。  
あ、妹にさせればいっか。ずっと家いるんだし。  
 
 
「ゆーにぃ、ご飯はもうできてるよーぅ。」  
妹産の目玉焼きを食べ、身支度の後先に家を出る。現時刻7時20分。家から高校まで徒歩20分、門限8時30分。余裕。  
 
家から数分程度歩いた場所にある公園の傍を通ったとき、横の小道から現れた同級生の女の子―――理沙にであった。  
「あら、ゆーくんじゃない。おはよ。」俺は挨拶を返す。  
俺の返事に軽く頷くと、理沙は周りを見渡し、人の気配を確認する。辺りはまだ早朝だったせいか、全く人の気配は無い。  
「…誰もいない、か。」理沙は悪戯好きの子供のような微笑を顔に出し、俺に目配せをする。  
俺が縦に頷くのを見ると、公園の木に囲まれたところへと向かう。  
 
公園の木々の中で、いつもの事かのように俺と唇を交わす。  
「んっ…くちゅ……ぅ…ふぅ…」俺は理沙と舌を絡め合わせ、唾液を交える。  
と、理沙の犬歯が俺の舌を甘噛する。「プツリ」否。噛んだ。  
「ッ!」舌にできた傷口からあふれ出る血を彼女が舌で丁寧に舐め採る。「んふぅ……」  
俺と彼女は、長いキスをした。  
 
「今日もご馳走様、なんてね♪」理沙はお茶目っぽく振舞うかのように言った。  
腕時計を見ると、7時40分くらい。  
うわ、けっこう時間使ったのか。  
ちょっと急ごうかな。  
 
おれは理沙を急かし、高校へと軽く走る。  
 
 
われらが壬快高校に着いたのは、8時15分。すごく…ぎりぎりかもです。  
違うクラスの理沙とは玄関で別れ、教室へと入ると同時に予鈴がなる。8時25分。ぎりぎりくらい。  
「よおゆーた。今日も彼女さんとラブラブに手を繋ぎながら登校したんだって?」  
教室に入ると、俺の姿を眼にとどめた、数少ない友人未弦が早速話しかけてきた。  
「だから俺の名前はゆーたじゃないって何度言えば分かるのかと。  
 第一、別に理沙は彼女じゃないし、手なんか繋いでなかったっての。」  
いくらなんでも俺が教室に来るより早く情報が飛んでくるなんてありえないように思えるが、こいつの情報網はそんな甘くない。  
テストの問題をテスト前に手に入れるという、夢のようなありえない技術を発揮したことがあるからな。  
覚えるのが面倒、とかいう理由で結局意味を成さなかったが。  
ちなみに俺は問題を少し教えてもらったぜ。まあ満点ではなく、いつもの平均点より少し上程度に抑えたが。  
さらに追記すると、その事があってからテストの警備体制がさらに硬くなったとか。しかし相変わらず手に入れるこいつ。  
「ま、お前が何人の彼女を作ろうが、俺には奈々ちゃんがいるもんね〜」「はいはいワロスワロス」  
奈々ちゃんとはこいつの溺愛するふぃぎゅあのこと。まじ溺愛。  
てか早速胸ポケットから取り出して頬ですりすりする。ちなみにもはやいつものことだから、周りは反応しない。  
 
カーンコーンキーンコーン。授業開始の鐘がなる。俺達は席につくことにした。  
 
 
さあ昼食時間残り59分26秒だ。どこへ行く。ああっ、今58分になった。  
みんな購買へ向かう流れのご様子。俺は妹に作って貰った弁当を俺の机に広げようと弁当を鞄から取り出すと同時に、りさの強襲。  
「さあゆーゆーよ、例のいつもので一緒に食おうではないか。」りさがえらそーに話しかけてくる。  
「お前……懲りずにまた来たか。まあいいけど」  
俺は承諾し、人がいなくて椅子のある穴場、図書館先のベランダへと向かう。  
 
一度図書館の中へ入り、カウンター前を見事にスルーし横切ってベランダへと入る俺達。  
そして誰もいないベランダの図書館から見えにくい位置にある椅子に俺が座ると、りさは俺の前で四つんばいになった。  
「んじゃ、弁当を広げる前に、っと。すてぃっきぃぎんがぁーずッッ!!」  
などと意味不明の奇声を発し、りさは俺のジッパーを引きおろす。いてて、パンツ挟まった。  
事前に別に何もなかったため萎えたままの俺のモノを引きずり出して、りさは俺のモノを銜え、舐める。  
俺の欲望は高まり、立派?な姿を見せる。  
りさは、俺のモノが勃つのを見届けると、今度は筋を丁寧に舐める。  
その撫でるような感覚が、俺のモノをゾッとさせる。  
でもこんだけじゃつまらないな、と思い、俺は手を伸ばしてりさの制服スカートとぱんちゅの上から秘所を触る。  
「ふぁ…」一瞬夢見顔になったりさだが、眼の焦点があったかと思うと、行為を再開した。  
俺はますます指の動きを激しくする。りさもただされるだけじゃなく、手に腰を押し付けるような動作を交えてきた。  
そろそろ俺のモノも本日2度目の限界だ。俺は限界と同時にりさの秘所を強く刺激する。  
「ひっ、ひゃぁ、ぁぶふぁッッ!!」  
喘ぎ声の最後に変な音がしたのは俺の精液が口の中に入ってきたから。  
「ん…苦い。けどご馳走様、なんてね♪」俺の出したものを飲み込み、今朝と同じような言葉を言うと、  
りさは近くの物陰に入ってまた姿を見せることは無かった。  
 
ま、どーせ明日来るだろうけどね。  
俺は弁当を広げて食べはじめた。  
…昼食時間中に食い終われるかな?  
 
 
思ったよりよゆーで食えました。食い終わって残り30分くらい。  
また図書室を横切って校舎内へ行こう、しかしふと脇を見ると、もう片方の結構な丸見えな位置で  
未弦が女の子と同席しつつ昼食らしきサンドイッチをほおばっていた。  
 
「奈々ちゃん、この我が高校名物”たらこといくら、その他複数の海鮮物サンド”はおいしいかい?」  
「うん♪ちょ〜おぃしぃよっ!未弦君♪もう一口ちょうだい!あ〜ん♪」  
未弦は女の子と馬鹿ップルぶりを発揮していた。意識して手から直接食わせてあげるとか。  
「お前らの馬鹿ップルはだからほどほどにしろと何度言えば以下略」  
「どうしたゆーた、まともに愛してくれない女の子ばかりで寂しいのか?」  
「そーそー、いっそのこと誰か一人と本気で付き合っちゃえばいいのに、ね〜♪」  
…なんか少し図星のような気がしてムカつく。  
「その分俺は奈々ちゃんがいr」  
やっぱ相手するのも面倒なんで、会話せずにさっさと教室に戻ることにした。  
 
と、廊下の曲がり角を曲がろうとすると、誰か背の高い女性の胸に激突。  
うわっ、なんかふっくらした弾力のある物体がお出迎えのクッションに…  
「…また一段と係数値が上昇している…」「って、うわ、すいません蔡葉先輩!」  
同じ部活の先輩・蔡葉先輩だった。いや、先輩じゃなくてもマジごめんなさい。  
蔡葉先輩は俺をジーッと見渡す。        俺を上から下まで吟味する。  
「ゆー君、今日の放課後もまた来てくれる?ちょっと測定してみたいから。」  
別に断る理由も用事もないし、俺は行くよと返事をした。  
 
あっ!  
 
放課後。俺は蔡葉先輩の待つプログラミング部へと向かった。  
すでに蔡葉先輩は謎の錠剤と水、その他聴音機などの機材を数個用意して待っていた。  
「んじゃ、早速測るから、この薬飲んで。」  
俺は薬を水と飲み下す。…何か変化あったかな?  
「ON−R正常、しかしP−Rなし、P−EGあり。」  
蔡葉さんは俺をジッと見つめる。  
……訂正。俺の股間をジッと見つめている。いつの間にかテントが出来ていた。  
 
       (少々お待ちください)  
 
ああ、また本日だけで3回も俺の股間をさらけ出してしまった。  
蔡葉先輩は俺のモノを人差し指だけですぅっとなぞる。そのくすぐったいような感覚に俺のモノは過剰に反応する。  
「P−R測定開始、(2)〜(6)同値、(1)と(0+)は測定値不明…」  
先輩は反対側の人指し指も使って俺の急所を確実に狙うような筋をなぞってくる。  
そのあまりの上手さに耐え切れず俺は射精してしまう。ほぼ全て先輩の顔にかかってしまった。  
「P−R(1)(0+)は前回よりも低下…しかし、まだ正確な値は不明。」  
…あら?なんかまた俺のモノがムクムクと起き上がってきました。  
「再測定開始…」二次戦タイム。  
 
 
 

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