★ 君と響きあう○○○ そのFのダイジェスト
二時限目は現代国語の授業だった。
担当の教師から教科書の朗読を任命されるアヤ。
しかし、ここでもアヤの不幸は続く。
再び震え始めるバイプ。
しかも振えは漢字を間違える度に大きさを増していく。
打倒、笹山ミナヨに意気投合し、
すっかり天使と友好関係にあると思っていたアヤだったが
天使にとっては、ソレはソレ、コレはコレだった。
アヤがこのバイプ地獄から逃れるには、早く読み終えることだけだった。
何度も淫声を漏らしながらもアヤは読み進めていく。
そして、快楽で意識が落ちかける寸前、
アヤはなんとか読み終え、窮地を脱するのであった。
ようやく席に落ち着くアヤに、エロ猿が言葉をかける。
「アヤちゃんの声って色っぽいねぇ。まるでオナニーでもしてるみたいだよ」
エロ猿のセクハラはすぐにシホによって制止されたが、
言葉を受けた時のアヤの反応で
エロ猿は心の中にある何かを確信するように
唇をゆがめるのであった。
「はっ…はぁっ…はぁっ…」
二時限目の休み時間に入って
エロ猿はすぐに科学実験室に走っていた。
その右手にはスポイドが握り締められている。
一時限目の数学の授業のときのことである。
アヤが黒板の問題を解いたあと、
彼はアヤが立っていた場所の下にできている、
奇妙な水溜りを発見したのだ。
普通の人間ならまったく気にしないであろう
ほんの小さな水溜りではあったが、
彼はその卓越した本能故、
決して見逃すことがなかったというわけだ。
丁寧に水溜りをスポイドで吸い取ると、
その成分を調べようと、
今の今まで保存していたのである。
―――科学実験室
吸い取った成分を顕微鏡で丹念に覗き込む。
ある液体を垂らし、その化学変化の具合を確認をする。
その調査結果に
科学実験室に不気味な笑いが響き渡る。
「ククク…」
目の色を変えるエロ猿。
彼の仮説が実証された瞬間だった。
「お…俺はなんて恐ろしいことを知ってしまったんだ…………」
喜びに打ち震えるエロ猿。
「こ…これさえあれば………
俺の、俺の時代が来るぞーーーーーーっ」
爆発するような叫び声。
彼は腹の底から笑いが止まらない。
生まれて以来、最大の喜びであった。
エロ猿はなんとか心を静める。
「さて……どうしようかな…」
そんなことはもう決まっていた。
エロ猿の名は伊達ではない。
彼には幼いことから
ずっと一途に思い続けている夢があった。
それは男性なら一度は夢見る願望。
誰もが羨ましがるような可愛い女の子を脅迫し
自分に対して絶対服従させることだった。
しかし、普通そういった状況にはなかなか巡り合えない。
彼にしても、今まで何度も策を講じてきたが、
その度に予期せぬ何かに邪魔をされ
何度も苦汁を飲まされ続けてのである。
だが、彼はついに
念願のアイテムを得たのだった。
「あ………あとはこれをシホにさえバレないようにすれば…」
にやついた顔は元に戻らない。
期待に胸と股間をふくらめせ、
呼吸は興奮したまま収まらない。
想像するのは幸福に満ちた未来。
坂之上アヤに彼女として尽くしてもらうのはもちろんのこと、
放課後、誰もいない図書室でフェラをさせたり、
自分が見てる目の前で強制的に自慰をさせたり、
下半身丸出しの状態で教室に置いた忘れ物を取りにいかせたり、
休日はミニスカート+ノーパンで呼び出させて羞恥プレイを楽しんだり、
公園で覗き屋さんが見てる中で強姦してやったりと、
どんどん夢が広がっていく。
彼の中で悪魔のシナリオは確実に練りこまれつつあった。
「最後は手錠と自由のどちらかを選ばせて
手錠を選ぶようにまで調教すれば完璧だね♪」
そうしてスポイドの中に残された液を
口に含んでいくエロ猿であった。