「お願い……もう、離して。私を解放してぇ…あぅん! やぁ…」
必死で自らを襲う現実から目をそらし、意識を手放すことで心だけでも逃げ出そうと
する少女の願いも空しく、するすると伸びてきた触手が更なる快楽へと導くために
活発に動きだした。
たくし上げられたシャツの隙間からこぼれる双丘に取り付いた幾本もの触手は、
その一本一本が指先であるかのように蠢き、乳輪に沿ってしつこく触れるもの、
二三本結託して乳首を摘み上げるもの、引っ張られ伸びた乳首に巻きつくものと、
様々である。
少女の細い足を大きく開かせるために、触手が両足首から螺旋状に巻つき、足の
付け根あたりに辿りついた先端は、足だけでなく子宮口まで見えるように両側から
秘唇をめくるために吸い付いている。
だが実際は少女の奥は見えることはなかった。
何故ならそこには、大小様々の触手が不規則に蠕動運動をしながら何本も常に
出入りしているからだ。
膣内でそれぞれがばらばらに動くため、少女は常に真新しい快感を覚えさせられ、
嫌悪感とは裏腹に胎内の触手達をきゅうきゅうと締め付けている。そのたびに、
触手達の先端からは分泌液が搾り出され、狭い穴は潤滑をよくされ、さらなる触手の
進入を許してしまう。
「お願い…もう、眠らせて…スレの底に沈ませて…」
だが少女――スレ――は眠ることは許されない。
無数の保守という触手にその身を絡め取られ、いつ終わるともしれない
快楽の宴にその身を捧げられ続けるのだ……。