週末、急ぎの仕事が入る真治  
深夜の高速に乗り、少し離れた子会社に資料を運ぶ  
今時直に持ち込まなくてもファックスすればいいだけの事  
でも、それを敢えて直に運ぶのは理由があった  
 
北陸方面に向かう高速  
一人ならば眠気を伴う単調な道  
こんな行為さえしていなければ  
都会から離れた、澄んだ空気の星空を  
彼氏とドライブする感覚で楽しんだのに……  
 
クチュッ、クチュッ  
車内に響く水音……  
 
「ね……ねぇ、んっ…んっ」  
「なに? どうしたの?」  
「や、やめようよ……もうっ、あっ、あぁっ……」  
「なんで? 可奈すっごい気持ちよさそうジャン?」  
 
こちらに少し顔を傾けた真治は、微笑んだ  
 
返ってきた言葉にウソは無い  
スカートの中に伸びた手の先からは絶え間なく水音が響く  
僅かな音量で流したBGMは、あたしからの荒い呼吸で  
既に無意の無いものになっていた  
 
「ねぇ? 今からちょっと山本のトコ電話するから……可奈、声とか我慢してね?」  
 
まるで子供を諭す様な口調とは裏腹に  
真治の指先が、体積を増し此処だと主張する突起を強く擦り上げる  
 
「あっ!やぁっ、あんっ……んんっ……」  
「可奈ァ、ちゃんと我慢出来る? 大丈夫?」  
「お、お願いだから……電話っ、ちゃんと携帯でっ……」  
「無理無理、だって片手は可奈で塞がってるもん……ハンドル握れなくなるじゃん?」  
 
ハンドルを握っていた手がボタンを押す  
車内のスピーカーからは、真治の同僚を呼び出す音が流れた  
相変わらず、ゆるゆると狭間をなぞる指は  
差ほど強い刺激は与えて来ない  
 
でも、問題はそんな事じゃない  
 
電話はハンズフリー、高性能マイクはきっと  
スカートの中で遊ぶ指が生み出す水音まで確実に拾う  
 
彼氏と彼女の、ほんの戯れだ  
真剣に嫌だと伝えればやめてくれる  
そう思ったあたしは  
 
「真治っ、やっぱ……」  
 
全てを伝える前に、呼び出し音がとまった  
 
「もしもし?」  
「あ、山本? 俺だけど……」  
 
遅かった……  
そう思ったと同時、真治の指が動き出した  
 
狭間を指で開き、溢れる体液を絡めた中指が  
もうはちきれそうな程に充血したソコに軽く触れた  
その瞬間、背中に走る痺れたような感覚に  
体がぶるりと震え、自然と脚を閉じる  
 
閉じた脚の付け根に置かれた真治の手は  
何の支障も無い様に、そのまま突起を擦ってゆく  
時折強く擦り上げられ中が収縮する度  
閉じられた脚の付け根から、更に溢れ出す体液の感覚が広がった  
 
「っ……くぅ……ぁあ……」  
 
唇を噛み締めながら耐えるも限界が近い  
僅か漏れた声に  
 
「……ん? 誰か居るの?」  
「あぁ、可奈が助手席で寝てるんだよ……今、寝言いってる」  
「なんだよ、仕事中だろ? 女なんか乗せて移動してんじゃねぇよ」  
「部長に言うなよ? って……あ、ちょい割り込みだ、また連絡入れる」  
 
通話の終了した信号音  
スカートから抜かれた手  
あたしは安堵の溜息を吐いた  
 
「可奈……なんで脚閉じてんの?」  
「だっ、だって……」  
「だってじゃないよ、閉じたり出来ないようにされたい?」  
「やっ、やだ……真治あたしそんな趣味とかないからっ……」  
「じやぁ、脚閉じたりしない事」  
 
ぬるりとした感触の指先が  
あたしの唇を伝い顎を通過して首筋に落ちていく  
甘さと酸味の混じった、何ともいえない雌の香りが鼻につく  
 
「可奈、足……そこのドアの取っ手に乗せて」  
「えっ……」  
「大きく開いてくれなきゃ、また閉じるでしょ?」  
「やだっ、恥ずかしいよ! それに隣の車から見え……」  
「やじゃないでしょ? さっき山本が電話に出た瞬間一気に溢れてたよ?  
 可奈は恥ずかしいのが好きなんだよ……いいから早く足乗せて」  
 
淡々と指示する真治の言葉は、不思議と逆らえなかった  
そこに間違いが無いから  
 
ドアの開閉用に設置された取っ手に、つま先を乗せる  
思い切り開脚されると、短いスカートはせりあがった  
運転席の真治が少し前に屈んで覗き込めば  
等間隔で設置された高速道路の照明が車内に差込み  
左右に開ききった狭間に濡れたショーツが張り付き  
薄い生地が透け露に照らされる  
 
「可奈、すっごい濡れてる……やっぱ恥ずかしい事されるの好きっぽいね」  
「は、ぁっ…そんな事無……いっ」  
「俺なんにもしてないのに、息あがってんじゃん」  
 
何一つ間違ってはいない  
真治の言葉一つ一つに、言葉では表せないようなもどかしい感覚が走る  
 
何も無かったように両手で握られるハンドル  
相変わらず、脚を開いたままのあたし  
何もされていないのに……体の中心から下半身に熱い何かが走る  
そのもどかしい熱さが受け止めきれず、無意識に身体を震わせ  
両手で握られたハンドルが片手になるのを心のどこかで待っていた  
 
閉め切った車内に僅か聞こえるエンジンの音  
やっとBGMが耳に流れ込んだ頃、真治はクスクスと笑いながら  
 
「可奈、自分で判ってる?」  
「え……な、なに?」  
「シート……シミが出来てる」  
「……っ!」  
「カークリーニング出したら、一発でバレるよね掃除する人に」  
 
ショーツでは受け止められなくなった体液は  
当然溢れ自分の座った助手席のシートが受け止めた  
 
恥ずかしさで俯いたあたしに  
 
「ほら、こっちの足ちゃんとして…」  
 
太腿の内側に手を入れグッと力を込めて引き戻す  
真治の手はそのまま太腿を這いながら  
何の役目も果たさなくなった布が張り付く中心に辿り着いた  
 
「凄いよね……俺そんなに触ってないのに……」  
 
濡れて張り付くショーツを真治の指が上下してゆく  
充血した突起に触れると、僅かに指の動きが止まり  
その瞬間、角度を変え強く押し込まれた  
 
「っ!んんっ……あっ、ぁっ」  
「あははは、可奈ココ硬くなりすぎだって、そんなに触って欲しかった?」  
「ちっ、違うっ……はぅ……く……あぁ、あっ、んっ」  
 
指が前後に、強弱を付け摩りだす  
その度にビクビクと仰け反り、内股が軽い痙攣を起した  
 
「あっ、あん……だめっ、いっちゃ……」  
 
ほんの僅かでのぼりつめる、その瞬間に真治の指がとまる  
 
「イったら、お終いだから……まだダメだよ」  
 
絶頂の寸前で、全ての刺激が止まると  
身体に残った余韻なのか、ガクガクと背中が震えた  
収縮する度に体の奥から溢れる体液がシートを塗らす  
 
身体から湧き出す切なさを、どうしていいのかわからず  
あたしは、ハンドルに戻された真治の腕に手をかけた  
 
「なに? どうしたの?」  
「……も……っと、触って……」  
「なぁに? 聞こえない」  
「もっと、触って……欲しいの」  
「ドコを?どうして欲しいの?」  
「…………」  
 
楽しそうに、あたしに聞き返す真治の腕を  
ゆっくり、自分のスカートの中に導いた  
切なさで疼く場所に真治の指をあてがい押し付けると  
 
「可奈、ちゃんと言わなきゃダメ」  
「やっ……切ないのっ、お願い……」  
「嫌だって言ってないでしょ? 何処を、どうして欲しいのか聞いてるの」  
「此処を……」  
「此処じゃわかんない、ちゃんと言えるまでダメ」  
 
あてがうも、まったく動かない指  
軽く当たるもどかしさが仕方が無くて  
自分から腰を浮かして擦り付けると  
 
「そんな自分でしたいなら、イクまで自分で触ってみなよ」  
 
真治は絡めたあたしの手をやんわり振り払うと  
その手をハンドルに戻し  
 
「ほら、イキたいんでしょ? だったら俺の手なんか使わず自分で弄ってイイよ」  
 
切なさと、恥ずかしさと……  
もうどうにもならない気持ちで真治に視線を向けると  
「しょうがないなぁ……」と呟き、あたしの手を掴み  
刺激を待ち望むその場所にあてがった  
 
「はぅっ、あっ……」  
「ほら、手広げて……指の力抜かなきゃ……」  
 
あたしの指に、真治は自分の指を添え  
ぬるぬるした感触の布を押し上げる突起を撫でる  
 
「あっ、あっ……うんっ、やっ……」  
「イクまで、ちゃんとヤるんだからね」  
「あっ、あんっ……んっ、んん」  
 
真治から添えられた指が離れた  
あたしは、もう何の抵抗も無く  
ただただ痛い程にしこった突起を自分の指で撫でる  
 
スカートから真治の手が抜かれた瞬間、その恥ずかしい行為を  
辛うじて隠していたスカートが捲り上げられた  
 
「やっ、な……なんでっ」  
「なんで? なんでって……俺が見えないジャン」  
 
驚きと、恥ずかしさに手が止まったまま無言のあたしに  
 
「早く続けて? 早くイかないと真ん中の車線に移動しちゃうよ?」  
「やっ……やだっ、やだっ!」  
「だったら早く続けてよ、あとイク時はちゃんと言うんだからね?」  
 
ゆるゆると動かすも、恥ずかしさで死にそうだった  
そんなあたしとは裏腹に、どんどん硬くなる突起は  
もっと強い刺激、もっと早い刺激を求める  
 
「恥ずかしいの? そんなにシートにシミ作ってて今更恥ずかしいも無いでしょ」  
「やぁっ……んっ、んんっ……」  
「だって結局、俺がそうやって言うだけで可奈は濡れちゃうんだから」  
「違うっ、そんな……そんな事っ無い!」  
 
真治はいつも正しい事しか言わない  
こんなゆるゆると触れているダケなのに  
真治から投げられる言葉で、溢れ出すのが自分にもわかった  
 
楽しそうな顔とは裏腹  
言葉で責める真治に、あたしの身体はさらに熱くなった  
 
動かす指に力が篭る  
撫で上げていた指の動きは、いつのまにか擦る様に上下していた  
ぬるぬると滑る布1枚がもどかしくて  
開脚された足の付け根とショーツの隙間に指を入れソコに触れると  
 
「はぁっ、あんっ……んっ、ん、ぁんっ」  
「可奈凄いよ、直接弄ってとか……言って無いのに」  
「だ、だって……これじゃ……イケ、ないっ」  
「ねぇ?可奈みたいなの……何って言うかしってる? 淫乱って言うんだよ」  
 
真治がそう笑った時、目の前が真っ白になる  
身体の奥が収縮する度、あたしは仰け反りながら絶頂を迎えた  
 
荒い息を整えながら、流れていく高速の景色  
目的地までの距離が頻繁に掲示され出した時  
 
「ねぇ可奈……俺、イク時は言わなきゃダメって言わなかったっけ?」  
 
ぐったりとシートに凭れかかったあたしの髪を撫でながら  
真治は、とても楽しそうに笑った。  
 
 

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