「んっ、はんっ…はぁぁぁぁっ…」  
薄暗い倉庫の一室で、女が声をあげる。  
全裸で後ろ手に手錠をかけられ、あらわになった胸の頂点は硬く尖り  
M字に開かれた脚の付け根は、流れ出た蜜でぐっしょりと濡れていた。  
 
ちゅく…ちゅくちゅく…  
 
「あっ、あっ、もう、いやぁっ…」  
指が動くたび、響く淫猥な水音と嬌声に陶然としつつ  
細く白い指の主は、女に語りかける。  
「どう?同性にされるのも、なかなかいいものでしょう?」  
「や、だっ…変態っ…」  
「あらひどい…今日のために、2万円もしてネイルした爪を切ったのに」  
「やんっ!指、だめっ…」  
「そう、指じゃ物足りないの?じゃ…」  
 
執拗な指での責めから解放され、荒い息をつく女の目に映ったのは  
グロテスクなバイブレーターだった。  
黒光りするその胴体部分には無数のイボが付いている。  
「いやぁぁぁっ!そんなの、そんなの無理よぉ!」  
「うふふ、こんなにビチョビチョなんだもの、入るに決まってるでしょう?」  
「あ…あ…あぁぁぁぁっ!」  
 
バイブレーター特有の、無機質な固さ。  
肉壁をかき分けて進むイボの快感。  
何より、指では得られない圧倒的な充足感。  
 
「ほぉら、全部入っちゃった」  
「もういや…抜いて、抜いてぇ…っ」  
その懇願をよそに―  
いや、むしろその様子を楽しむかのように、専用の下着が装着される。  
革製のそれはぴったりと股間にフィットし、  
奥まで刺さった異物をしっかりと固定した。  
「さて…じゃ、たっぷり、いじめてあげようかしら?」  
目の前に見せつけられたリモコンを見て、女は恐ろしくなった。  
この状態で、バイブレーターが動いたら?  
いや、動かすだろう―それも、延々と。  
快感にのたうつ様を見て、あの淫靡な笑みをこぼすのだろう。  
(逃げなきゃ…どうすれば…)  
 
ふと足下に目を落とすと、脚を固定していた拘束具が外れているのに気付く。  
下着を履かせるために外したのを、戻し忘れているようだ。  
 
―瞬間。  
 
女は立ち上がり、リモコンを持った女に体当たりをした。  
 
不意を突かれ、尻餅をつき、取り落としたリモコンを闇に向かって蹴飛ばし  
出口に向かって走り出した。  
見えたのは古い木製のドア、思いっきり体当たりすれば…  
バイブが刺さった股間からの甘い刺激に耐えつつ、気力を振り絞って走る。  
あと少し…そう思った瞬間、後ろでパァン、という音がした。  
 
その音が何の音なのか、確かめる余裕は無かった。  
深々と突き刺さった異物が、動き出したからだ。  
 
ヴィーン!ヴィーン!  
 
「んあぁぁぁっ?!」  
腰に力が入らず、その場で崩れ落ちる。  
快感から逃れようと身をよじっても、しっかりと固定されたバイブは  
秘所全体をグリグリと攪拌する。  
そんな様子が実に楽しいというように、  
あの淫靡な笑みを浮かべた女が立ち上がり、近づいてきた。  
「な、なんでぇ、あっ、リモコ、ん、無い、のにぃぃぃぃっ!」  
「ごめんねぇ…あのリモコン、ダミーなの。このバイブはね…『音』に反応するのよ」  
「あっ、あぁぁっ、お、と…?…んんっ!」  
「そ。そうやってあなたがエッチな声出してるうちは…止まらないわよ?」  
「そ、そんな、だって、あん、声、出ちゃ…我慢、出来なっ…あふぁぁぁ…」  
 
すでに、緊張と我慢の限界はとっくに崩壊していた。  
もともと指技で蕩けた身体で、バイブの刺激に耐えられるはずもない。  
 
「いやっ、もう、もうぅ…い、イッちゃ…うぁ、うああ、あんぁぁぁぁぁぁんぁ!」  
 
倉庫に響くほどの声をあげ、女の意識がホワイトアウトしていく。  
持ち上げた腰がびくん、びくんと痙攣し、力なく地に落ちる。  
荒い息を吐きつつぐったりしているうちに  
ゆっくりとバイブが止まった…その時。  
 
ぱぁん!  
 
先ほどと同じ、乾いた音がする。  
音の正体は何のことはない、女が『手を叩いた』  
ただそれだけ。  
 
ヴィーン!ヴィーン!  
 
しかし『音』を聞いたバイブは、息を吹き返すように再び秘所を蹂躙し始める。  
再度の強烈な刺激に、虚空を漂っていた意識は無理矢理引き戻された。  
「えっ…あぁぁんっ!いやぁぁぁっ!やだ、今、しないでっ!」  
「私を突き飛ばしておいて、そんなにすぐ許して貰えると思ってた?」  
「はうん、ふぁ、くぁぁぁぁん!」  
革の固定下着が、汗と愛液を吸ってより強く締め付ける。  
最初の絶頂で溢れた愛液を掻き出すように、バイブが秘所を抉り続ける。  
 
ヴィヴィヴィヴィヴィ…  
 
あれから何度、絶頂に達しただろう…天国と現実を、何往復したのだろう?  
もはや意識は現実に帰ってきてはいなかった。  
(なんだっけ…なにしてるんだっけ…きもちいいいから、いっかぁ…)  
トロンとした目つきで、快感に身を委ねる。  
「あぁん…すごいぃ…気持ちいいのぉ…あ、ふぁ…んああん…」  
 
音の大きさによるのだろうか、少し刺激が緩くなったバイブを貪るように  
うつ伏せになり、お尻を突き出してクネクネと動かす。  
「欲しいの、もっと、気持ちいいの、あん、もっとぉ…」  
 
ビシィッ!  
 
「きゃあぁぁぁぁ!」  
陶然とした意識が、鋭い痛みと共に現実に引き戻される。  
突き出された尻に向けて、鞭が振り下ろされたのだ。  
 
ヴィーン!ヴィーン!  
 
叫び声に反応して、再び強力な動きを取り戻す淫具。  
「あああっ!すごい、またっ…」  
 
ビシッ!ビシッ!  
 
振り下ろされる鞭が、白い臀部にいくつもの跡をつくる。  
目から火花が出るような、痛みという直接的な刺激。  
「痛い、痛ぁぁぁい!いや、いやよぉ!」  
「うふふ、ホントに?」  
「痛いの、もう許して、お願いぃぃぃ!」  
「だって…犬みたいにお尻振って喜んでるじゃない」  
「そんなっ、あっ、動いてる、すごいよぅ、ひ、ひぃぃぃ!」  
 
それはまるで冷水と熱湯を交互にかけられているかのごとく  
痛みと快感という本来相反するはずの感覚が、同時に襲ってくる。  
 
ビシッ!ビシッ!  
 
「ほらぁ、痛いの?それとも気持ちいいの?どっちなのよ」  
「ひぃっ、くぅんっ!わから、わかりませんっ…あぁぁぁぁぁ…りょうっ、両方っ…」  
「痛いのに気持ちいいの?変態さん」  
「だってっ、うぎぃ、もう、だめ、また…イッちゃうっ…んきゅぅぅ…」  
「何度だってイカせてあげるわよ、こうやって、ね!」  
 
ひときわ大きく鞭の音。  
淫猥な機械の動作音は、同時に響く悲鳴と嬌声でかき消されていった。  
 
 
数週間後―  
 
ぱぁん!ぱぁん!ぱぁん!  
 
「んああっ、いい、もっと、もっとぶって下さいっ…」  
突き出した尻に、平手が打ち付けられるたびに漏れる歓喜の声。  
白い臀部に手の跡が付いた痛々しい光景とは裏腹に  
秘所からは、快感の証である蜜が溢れ出している。  
「叩いてるだけでこんなにして、イヤらしいのね」  
「あぅん、気持ちいいっ…もっとお仕置きしてぇっ…」  
 
「残念だけど、今日は今からお出かけするのよ。支度しなさい」  
「お出かけですか?どこへ…」  
言葉を遮るように、取り出したのは見覚えのあるバイブレーター。  
心なしか、大きさも一回り大きくなっているような…  
 
「さて、どこへ行きたいかしら。パチンコ、ゲームセンター…  
 どれとも…もっと騒々しい、『音』のいっぱいあるところがいいかしら?」  
 
 

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