…ん?まひるちゃんの髪の毛をよく見るとまだ濡れてる…。  
「まひるちゃん、髪の毛ちゃんとブローしたの?濡れてるわ」  
『あっ、エヘ。先輩待たせちゃいけないと思って早くしちゃいました。…あの、かわいてませんか?』  
私はまひるの、長い栗色の髪の毛を指先で確かめながら、  
「あらあら、せっかくの綺麗な髪が傷んじゃうわよ。こっちに来なさい」  
『はあ〜い』  
ピョコピョコと付いて来て、化粧台の椅子に座らせます。ブローしながら、  
「それにしてもまひるの髪の毛、サラッサラでホントに綺麗。CMに出てもこれなら大丈夫ね」  
『あ…そんな…、あ、ありがとうございます。でも先輩の黒髪のショートだってバッチリ決まってます!』  
フフ、まひるったら…。毛先のアクセントにウェーブをかけ…、  
「はい、出来上がり。まあ、どこのお姫様かしら。可愛いわよ」  
『あ、ありがとうございます!嬉しい。まひる、先輩の事だ〜い好き!…チュッ』  
もう…。すぐほっぺたにチュ〜して来るし。まあそこが可愛いんだけど。でもどうしてこんな可愛い女の子が、お尻なんて…。  
『先輩、そろそろ行きましょうか。タクシー呼んでありますから』  
「タクシーってまひるの家ここから遠いの?」  
『ううん、タクシーで20分位です、早く行こ!先輩』  
浣腸道具の入ったバッグをベッドの下に戻し、1階の浴室を確認して…うん大丈夫、まひる掃除してくれてある。  
家の施錠をし、するとタイミングよくタクシーが来ました。  
『せんぱ〜い!早く早く〜』  
…はいはい、もうお子様なんだから。  
タクシーに乗りしばらく走っていると住宅街からはなれ、すると巨大な病院が見えてきます。  
…えっ?十条病院ってまひると同じ名字、まさか…。私はなんだかイヤな予感がしてきました。  
「ねえ、まひる…あの十条病院って、まさか…まひるの?」  
『はい、親がやってます。でもあそこには行きませんから』  
ああ良かった。もしかして私病院でプレイされちゃうかと思って。  
私が安堵しているのを見て、まひるはなにかニヤニヤしています。  
『先輩、病院じゃないので安心してるんでしょう?フフ、あっ、タクシーさんここでいいですう』  
 

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