体育の後、美咲は体育倉庫で由美子に押し倒された。
「な、何するの? 怖いよゆみちゃん……」
由美子の瞳が爛々と光る。薄暗い密室でも、そこはなぜかよく分かった。
由美子の、思い詰めたような声が答える。
「私、みいちゃんのこと大好きだよ。誰よりも、いちばん。世界一大切」
「じゃ、じゃあ放して? 次の授業始まっちゃう」
「だめ。好きな人にすること、教わったでしょ? アレ、やるの」
恥ずかしそうに口をつぐむので、代わりにアレの名前を言ってあげる。
「アレ、って電気あんま?」
「うん……私じゃ嫌?」
「ううん……女の子同士でもやっちゃっていいのかな?」
「私は、みいちゃんが好きだよ」
「うん。私も」
美咲は力強くうなずき、足を開いた。
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