さっそくだが、俺は体育委員だ。  
体育授業の後で、一人倉庫で片付けを行っていたところ。  
ガチャン!  
いきなり扉が閉められた。  
「えっ!!?」  
ドンドン。  
「おーーーい!まだ俺が入ってるぞーーーっ!!」  
必死にドアを叩いて声を叫ぶ俺。  
しかし、扉は開かない。  
外から鍵をかけられてしまった以上どうしようもない。  
「くっそーっ!誰だこんなイタズラするヤツは!!」  
腰を下ろす。  
「まぁいいや………どうせ次の時間になれば誰か来るだろう…」  
「ククク…キサマに次の時間などあると思うのか…」  
ゾクリと背中が震える。  
悪寒が走る、  
跳び箱の中から聴こえてきたその声。  
忘れもしないあの声は…  
パ!パ!パッ!  
「!?」  
倉庫の中の電灯が一斉について、  
「たーーーーっ!」  
光に照らされる中、  
勢いよく跳び箱を蹴りやぶって飛び出したそいつは  
「マジカル・メロンちゃん参上!」  
あの夜、俺を恐怖にいたらしめた少女だった。  
 
「………」  
固まって声もでない俺。  
少女は自分のペースで進めていく。  
「ククク…あまりの恐怖で声も出せぬか。  
 覚えているだろうな。  
 よもや忘れたとは言わさんぞ。  
 あの日、キサマから受けた屈辱………あの辱め……。  
 どうあってもキサマだけは私の手でブッ殺してやらなきゃ気がすまん!」  
「は……はぁ…そうですか」  
なんだか悲しくなってきた。  
なんでおれはあの日、公園なんかに行ったのだろう…。  
「かぁッ!」  
「うっ!」  
少女の持つバトンが光ると  
体が金縛りにでもあったかのように動かなくなった。  
「なっ…なんだコレ」  
あきらかに目の前の少女が何かをしたのは明白だった。  
ギリギリギリッ!  
「ぎゃあ!あああっ!」  
俺の体が雑巾でもひねるみたいに捩れていく。  
「ククク…このままキサマの体を捻りきるのは簡単だ。  
 だが、それでは私の気がすまん」  
養豚所のブタを見るかのような冷たい視線。  
「キサマには地獄の責め苦を味い、  
 絶望をかみ締めながら死んでもらわねばおさまらんっ!」  
その眼はマジだ。  
短い付き合いだが、この少女はやるといったら絶対にやる。  
それがわかる。  
 
体の自由が奪われてしまった今、  
抵抗できるのはこの口だけだ。  
「なっ……なんでだよ。なんで俺が殺されなきゃならないんだっ!  
 俺がいったい何をしたっていうんだよぉ」  
「私の姿を見たものは誰一人として生かしておくわけにはいかんっ!それが理由だ」  
「そ………そんな……。大体オマエ何者なんだっ!!」  
「ククク。これから殺される相手の名前も知らずには死んでも死にきれんか?  
 よかろう、ならば冥土の土産に教えてやろう。  
 我こそ愛と平和の正義の使者。マジカル・メロンちゃんだっ!」  
思考が凍りついた。  
なんとか解凍して…解答…。  
「おいっ!なんで愛と平和と正義の使者がこんな酷いことするんだっ!  
 矛盾してるぞ、この野郎っ!」  
「うるさいっ!愛と平和と正義とは時に非情なのだっ!」  
少女が指を鳴らすと、跳び箱の中からもう一人誰かが出てくる。  
「ああっ!キミは幼稚園から幼馴染でクラス委員長のミナヨちゃん!」  
その目は空ろ。  
完全に少女の操り人形と化している目だった。  
「やれっ女っ!!」  
「ハイ……メロン様…」  
「ミナヨちゃん…!?キサマーー!ミナヨちゃんに何をした」  
「あーーはっはっはっ!我の魔法で奴隷にかえてやったのだっ!  
 我の言うことならなんでも聞く奴隷にナ!」  
「な、なんだってー!?」  
 
「さぁ、やれっ!ミナヨ!!」  
「ハイ。メロン様」  
ミナヨちゃんは俺のズボンをずらしはじめる。  
「ちょ…ちょっとまってっ!ミナヨちゃん。何をする気だっ!」  
現れたペニスをミナヨちゃんがしこり始める。  
「あーーっ…ミナヨちゃん。……やめっ」  
「ククク。どうだ。男はそこをいじられるのが一番応えると聞いたぞ」  
「て…テメェ……こんなことして…どうなるか…ハァハァ…」  
「ほぅ…まだ我に対してそのような口が聞けるのか?ミナヨ、もっと強くしてやれ」  
「ハイ…メロン様」  
ゴシゴシ  
「は、はふぅ……ひぎっ…ひぎいい…」  
「アーーーハッハッハッ!この拷問にいつまで耐えられるかな!!」  
膨張を続けていく俺のペニス。  
「ああっ……も…もうだめ………でるっ…」  
このままだせば間違いなくミナヨちゃんに直撃する。  
幼馴染のミナヨちゃんに出すなんて、俺の理性的に許されないことだ。  
そうだ……それだけは、例えこの身が砕け散ってもしてはならない…。  
俺は溢れ出そうなものを必死に耐えた。  
なのに、ミナヨちゃんの責めはどんどんつよくなる。  
しめつけられていく俺のペニス。  
ご…拷問だ………。  
 
「ア〜〜〜ハッハッハッハッハッハッハッ」  
横で高慢に…高笑いを続ける少女。  
くそっ…何もかも全てこいつのせいだ。  
や…野郎…もう許せん。  
俺の怒りもペニスも限界だ。  
「ふぬぬぬぬっ!」  
俺は気合で一瞬だけ金縛りをといた。  
そしてペニスの矛先を少女へ向ける。  
そして………湧き上がったものをためらいもなく発射した。  
ドピュ!  
「ア〜〜〜ハッハッハッ……ん?…がぼっ…げぼぉっ!」  
少女の口の中に直撃した。  
俺はまだ射精による攻撃を緩めない。  
「な……なにコレェ…やあ…やあああっ!ひゃあああ」  
今度は顔射。  
崩れるように床にへたれこむ少女に、なおも追撃。打ち続ける。  
結局、溢れ出たものを最初から最後まで少女に浴びせてやった。  
純白で汚れのなかった少女の白を、俺の白濁液でドロドロに汚してやった。  
「ひっ………ひっ……ふえええええええん」  
グスグスと泣き出す少女、  
その姿は、まるで白い泥沼にでも飛び込んだかのようだった。  
我ながらよくこんなに出したものだ……。  
「覚えてろバカーーーーーーッ!」  
少女はそのまま扉を破壊して脱兎のごとく逃げだした。  
 
「フンッ!ざまあみろっ!」  
「あれ……ここは…?」  
「あっ!ミナヨちゃん!?よかった正気に戻ったんだね」  
「河野君?………きゃあああ!っ!」  
ミナヨちゃんの柔らかい手は俺のペニスのあてがわれていた。  
俺のペニスには、まだ残り汁がちょろちょろでていた。  
「いや…違うんだミナヨちゃん…これは…」  
「こ…河野君……」  
顔を真っ赤にさせるミナヨちゃん。  
「河野君のバカっ!ヘンタイっ!」  
 
バチン!  
 
―――その後、彼女は三日間、口をきいてくれなかった。  
 

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