「俺、前戯って結構好きなんだけど…」  
恐る恐るそんな発言をする私の彼氏――薫くん。私は突然のカミングアウトにハァ?って返すしかなかった。  
「普段だってしてるじゃん。」  
「じゃなくてさぁ…その…」  
 
今日は彼氏の薫くんが一人暮らしをしているアパートで家飲みなんてしてみたり。  
ここ最近お互いに大学が忙しく、遊ぶなんて全く余裕が無かったけれど  
二ヶ月経過した今日、一緒に飲まない?なんてお誘いメールが来た。  
会えなくて寂しかったの…なんて可愛げのある発言をするつもりは無い。私自身も  
ここ最近ぐったりとしていたし。それでも会おうってメールが着た時、私は  
天にも昇るような気持ちだった。  
そんな久しぶりの自宅デートで放たれた彼の発言…  
 
「最近してなかったからって溜まってんの?」  
「いや…溜まってるって訳じゃないけど…」  
片手で頬杖をつきながら、もう何杯目か分からない缶ビールをあおる薫くん。  
「酒に任せて色々おねだりしちゃおうかと思ったんだけど…駄目だな。上手く言えんなぁ」  
「…ばかね」  
苦笑いしながら私はおつまみのオードブルを口にする。彼からこんなエッチな発言を  
してくるとは…と半ばびっくりしていたけれど。久々に会えただけに、そんな事を  
考えてくれてたのかなって思うとすごく嬉しかった。  
 
「今ここで私を感じさせてくれるなら…いいよ?」  
酔いと心地良い感情に任せて、そんな事を言ってみる。文字通り、ハトが豆鉄砲食らった  
みたいな顔をして薫くんが私を見つめる。  
妙な沈黙が二人の間を過ぎる。我ながら何を言ってるんだろうと思って、新しい缶の  
蓋を開けた。  
「何ぽかーんとした顔してんの。うそだってうそ」  
取り繕うような言い方で薫くんにそう言ってみたけれど、それでも真面目な顔を続ける  
薫くんと目が合うと、今度は私が目をパチクリさせる番になった。  
「…薫くん…?」  
無言で私の隣に座ってくる薫くん。退き気味だった私の腰に腕を回すと、ミニスカートの中に  
優しく手を入れてきた。  
「!!…ちょっと…」  
途端、太ももをするりと撫でられ、ぴくっとお尻が浮いた。お酒で体が熱く感じている所為か  
ちょっと「んっ」て声が出た気がする。  
その反応を機に前後に割れ目が撫でられる。触れるか触れないかの感覚がたまらない。  
「まって…冗談…だってば」  
「ごめん…俺本気になりそう」  
「!…ば、ばかっ…」  
頭がサーッと冷めてきた私は必死に引きはがそうと体をよじらせるが、改めて腰に回した腕をがっちり  
固定すると、太ももと割れ目をすりすり撫でていた指を有る場所を集中に責め始めてきた。  
だんだんその範囲が上の方へ狭まれていく。  
クリトリスを中心に…  
「んっ…んふ…」  
下着越しにクリトリスを擦り上げる。軽く指をくっと曲げて、爪で優しく引っ掻くような感じ。  
酔いで体が火照ったままだから余計に体がひくひく動いてしまう。  
私は脱力した体をよじらせながら逃げようとする。しかしそんな抵抗も空しく腰を引き寄せられる。  
指を入れられるかと警戒をしていたが、そんな様子を微塵も感じさせない。ただ延々下着から浮き出ている  
であろう勃起したクリトリスを指で擦り続けている。ソフトな触り方なのに、しつこいくらい集中的に  
責めてくる。怖い筈なのに。私はそのねちっこい愛撫に対して思わず漏れてしまいそうな声を必死に堪えるのに  
精一杯だった。  
「や…やだ……薫くんってば…」  
「ここ…かわいいよね、吉乃って…」  
「うぅ……ん…」  
「ここ責めたいなーって…」  
不意にクリトリスをショーツと一緒に押しつぶされるのを機に「あんっ」という甘い喘ぎがついに私から漏れ出た。  
薫くんは嬉しそうに私の額にそっとキスをする。  
今度は私の…唇に。  
「!! …んっ…んん!!」  
精一杯抵抗するが、優しく押さえつけるように舌を差し込んできた。その動きが  
色っぽいの何ので…私は再び頭がぼーっとなっていく…  
「…勝ったね。俺」  
唇を離してにっこりと笑いかける薫くん。呆然と見つめ返す私の頭を優しく撫でると  
「触らせて?吉乃のクリ…」  
キスでとろんとなった私に追い打ちを掛けるように、薫くんが耳元で囁いた。  
ぞくり、と全身に震えが走る。それは拒絶とは違う。これから訪れるであろう快楽の始まりに  
少しずつ、期待を馳せている自分がいた。そしてそれを拒否するにはあまりにも自分の経験は浅かった。  
最初引き離そうと藻掻いていた私の手は、彼氏の甘い攻撃にだらんと床に傾れ落ちる。  
それが抵抗の末訪れた終着点だった。  
 
見られてるってレベルじゃない。凝視だ。  
普段だってエッチの度に見てるだろうに…それなのに薫くんは初めて秘部を目の当たりにするように  
すごい興味津々に私のあそこを見てる。  
精一杯足広げられて。襞も広げられて。  
もう恥ずかしくて顔を手で覆った。  
「皮からちょっとクリが顔出してるね。カワイイ…」  
「いやぁ…だっ…め…お願いだから……見ちゃいやぁっ…」  
長い長い視姦が途轍もなく恥ずかしくて思わず啜り泣く。彼らは全く止める気配も無い。  
そして散々見られた後に、ゆっくりと薫くんが私の足の間に顔を近づけていく。  
「じゃあ…触るね…」  
そう一言告げて…襞を広げたまま、…クリトリスに優しく口を付けた。  
「あっ…」  
それだけで声が漏れる。  
「ん……か…おるくん…」  
「俺、最近すっげぇ吉乃の舐めたかったんだよね。レスだったってのもあるけど…  
何度も触ってイく吉乃ってどんなだろうって…ふと考えたらすごいしたくなってきてさ。  
そんな想像しながらオナってたんだけど」  
「あっ…いや、そんな事…言わないでっ…よぉ……」  
「何いってんの。こうやって声掛けるだけですごいピクピクして。可愛すぎだって…」  
抵抗の声を出す余裕すら与えず。薫くんは舌先で淫核をちろちろ弄る。ダメ…それ気持ちいい…  
舌の先っぽでクリトリスをぷるぷると振動させられると堪らない。  
口を離すと、再びまじまじ見つめてくる。ああ…そんな風に見てこられると…  
「感じてくれてるんだ?」  
「だ、だってぇ……」  
「よかった。俺下手になってたらどうしようって不安だったんだ」  
ぺろ、と下から一舐めされた後、今度はクリトリスに唇を押し当てて、何度も何度も軽いキスをしてくれた。  
ついばむように。優しく吸い上げるように何度も。  
その度に下から、ちゅっちゅっと音が聞こえてくる。  
最初は少し痛かったけれど、吸引を加減してくれているのかちょっとずつ気持ちよくなっていく。  
「あ………やだぁっ…吸っちゃいやぁ…」  
吸い上げながら再び舌先でクリの先っぽを掠めていく。そんなに熱い舌で舐められたらクリトリス  
溶けちゃうんじゃないかと一瞬あるワケのない不安が過ぎる。現に私のあそこはそこを舐められるだけで  
こんなにドロドロになってる。あらかじめソファに敷いたバスタオルが私の愛液を吸い上げてびしょびしょ  
に濡れてきた。ただ体の小さい部分…クリトリスを触られるだけで。  
「あっ…あぁっ…はぅ…ん…や…んうぅっ…」  
薫くんは肉芽にむしゃぶり続ける。普段の薫くんらしい優しい動きだったが、とにかく執拗だった。  
最初はクリの先端を吸ったりチロチロした動きだったのに段々下からソレをほじるような動きに  
変化していった。  
 
「吉乃……ちょっと皮剥いて良い?」  
「ひっ…」  
そう言うと同時に舌で少し包皮を剥かれてさっきよりも露わになったクリトリス。今までよりもう少し空気に晒される  
感じになり、それだけで声が出そうだった。  
それも一瞬の事で、包皮の向けた淫核に容赦なく唇が落ちる。  
「や…ぁんっ!」  
「クリトリス可愛く勃起してる…」  
そう呟きながら薫くんが再びソコを唇で挟む。  
「あっ!…あぁっ…ああんっ……」  
舌でさっきみたいにプルプルとクリトリスを左右に弾く。今度は先っぽだけでなく、皮も含めたクリ全体を責める。  
根元に走るピン、ピン、とリズムに乗るような感覚がたまらなく気持ち良い。  
ほんの少し剥かれた淫核が直にいじられるとそれだけで電流が走るように私はビクビク震える。  
もう駄目かも…そう思っていたら突然今までよりも少し強めにちゅぅっとクリトリスを吸われた。  
その刺激は一瞬だけだった。けれどもトドメを与えるとしては充分な刺激だった。  
「やだ…イっちゃう……き、きちゃう!」  
「いいよ、おいで…?」  
「あっ…あぅっ…やっ…ああぁぁぁぁぁっ!!」  
腰を精一杯わななかせて私はギュウッとカカトを薫くんの背中に押しつけながら絶頂を迎えた…  
 
「はぁっ…はぁ…はぁ…」  
頭がずしっと重く感じる。  
精一杯叫びすぎて喉もカラカラ。。  
あれだけ張り詰めた体もすっかり弛緩して、私はだらしなくソファにもたれてしまっていた。  
「吉乃のイき方可愛い…」  
薫くんはそう言って私の愛液でべとべとになった口元を手で拭った。  
「クリトリスもこんなにぷっくりして…赤くなってる…」  
「んんっ…はぁ…いや…」  
体は動かないけど、尚も言葉は抵抗を続ける。でも頭の中は少しずつ変化が訪れていた。  
もっといじって…  
もっとイかせて…  
そんな欲望が奧から膨らんでくる。それを表に出さないように私は顔を背ける。  
「ふふっ、中はすごい柔らかくなってきてるのに、クリだけおちんちんみたいに勃ってる…」  
私の綻んだ襞を優しく広げて、勃起したクリトリスを見つめる薫くん。ああ…そんな見られたら…  
イッたばかりなのにまた、私の中からトロッ…と溢れてくる。  
「まだ溢れてくる…今日はえっちだね…吉乃」  
「あぁ…いやあ…」  
「言っとくけど俺、今回はちょっと過激にしちゃうよ?最近ご無沙汰だったわけだし」  
先ほどの愛撫で既に過激に感じたのに、これ以上どんな仕打ちが待っているというのだろう。  
 
「あ…まって…かおるく…」  
「何言ってんの。あんなにジュルジュル音立てて、好きな子がよがっちゃってるトコ見て  
勃起したクリ見ちゃったら俺もう我慢できないって」  
好き…―― その言葉にびくんと体が跳ねる。  
言われ慣れてないわけじゃないけれど、改めてそんな風に言われると恥ずかしくて仕方ない。  
そう言って薫くんは何故か後ろのテーブルの方に体を向けて、まだ残ってるらしい日本酒をぐいっと飲む。  
何をしているんだろう…と思っていると、そのお酒を少し口に含んだまま、ゆっくり私のクリトリスを唇に  
挟んだ。  
「えっあ…あっ…やあっ!ちょっ…!」  
その行動に最初は理解できなかった。しかしそのまま舌でチロチロされていくうちに、クリトリスの芯の  
辺りが…ジンッと熱くなっていくのを感じた。  
「あっ…ああぁ!」  
唾液に混じってアルコールを塗りたくられた私の淫核は灼かれるような熱い感覚を覚えた。  
それを覆うように、薫くんは容赦なく私のクリトリスを舐め上げる。  
「いっ…いやあぁ!やっ…あついのぉッ…」  
必死にイヤイヤする私を尻目に、薫くんはちゅぷっと音を立てて淫核から口を離すと、人差し指で  
ころころと転がす。根元の回りをねちっこく、一周…二周…といじる。時折ぴんっと指先で弾かれると  
「んあぁッ!」  
と、喘いでしまう。  
先ほど、薫くんによって剥かれたクリトリスはアルコールの刺激に敏感に反応して、ジクジクと私の  
奧を蝕んでいく。そして薫くんは指と舌を巧みに使い、責め立てていく。  
お酒に酔ったクリトリスは程なく真っ赤に染まり、ぷくっと膨らんでいる。まるで充血しているようだった。  
さっきイカされたのに、再びいじられて…  
普通は一度イッちゃうと、後はしばらくくすぐったい感じがするって聞くけど、そんな余裕すら与えない。  
ただただ刺激を与えられて私はよがるしか無かった。  
弓なりに背中を反らせて、恥ずかしさに目を閉じてじっと耐える。すると突然クリトリスをコリッと  
何かで引っ掻かれるのを感じた。突然の事で「ヒッ…」と声を上げて薫くんの方を見ると  
「なっ、いやッ…ら…なに持ってるのぉッ…」  
薫くんが持っていたのは、竹製の耳かき。それでさっき私の淫核を掻いてたのだ。  
ただでさえ敏感なクリトリスを、更に擦ろうと持ってきたらしい。  
「やっ…ソレいや!なんか痛そうだからイヤッ…」  
「大丈夫。痛くしないって」  
「いっ…いやぁッ…」  
「最後まで皮剥いちゃうからね」  
「いやいやッ…ああぁっっ…!!」  
薫くんが私のクリ皮を上から少し指で摘む。そうして耳かきを皮に引っかけてお腹の方へ持って行った。  
一瞬皮を引っ張られてぴりっとした痛みが走ったけれど、濡らした指でクリを優しく押さえつけるように  
触れてくると、それ以上の快感がそんな痛みを容赦なく覆っていった。  
ついに私は好きな男の子の前で最後の根元までクリトリスを見せる形となってしまった…  
 
「すっげ…ぴくぴくしてるじゃん。やーらしい」  
「ひゃっ…あうっ……んんっ…ひあ…あふ…や…らぁ…」  
最早言葉にならない声を上げ続ける私なんてお構いなし。  
クリトリスの根元から先端までコリ…コリ…と優しく擦っていく。孫の手で背中を掻いていく感じ。  
単調なリズムだが、何度も何度もされるとそれだけで口をだらしなく開けてピクピク震えてしまう。  
すごく優しくされているようで、痛くは無かった。時折、耳かきの背で押しつぶされたりすると、もう  
それだけで腰がはしたなく前後に動いてしまう。  
そして舌をクリの下に宛がうと、上を耳かきで擦る。  
「よーしの?」  
「あっ…あっ…」  
「吉乃は、口でされる方が好き?」  
不意に聞かれる。もう何も考えられなくて上手く答えられなくて、でも止めて欲しくなくてコクコクと  
何度も頷いた。  
「耳かきがいい?舌がいい?」  
「んッ…あぁッ…!」  
「どっちー?」  
にやにやと笑いながらずっと耳かきで根元をコリコリされる。  
聞き方がいやらしすぎる。  
これ答えなかったらずっと耳かきでいじるつもりなのか…  
それもいい。でも今日はどうせなら優しくイかされたい。  
外気の冷たさに耐えきれず、もうどうにでもしてって状態だった私は目に涙を溜め、甘ったれた声で叫んだ。  
「ちゅうってして…!いっぱい吸ってぇ…!!」  
「ん、いいよ…」  
優しく薫くんはそう返すと、耳かきを離す。その代わり唇を再びクリに被せて優しく吸ってきた。  
空気に晒されていたクリトリスは薫くんの唇でじんわりまた熱を持ち始める。  
そうしながら、薫くんはいつの間にか自分のベルトを外し、硬く強ばったおちんちんを取り出していた。  
けれども挿入はせず、私の感じている所を見ながら自分で自身を擦り始める。  
――普段そんな風にして私の事想像しながらオナニーしてくれているのかな…  
そう考えると急にいじられる快感とは違ったものが胸をキュウッと締め付けてきた。  
ほんの少し情けないけれど、でも…それすらも愛おしい。その姿さえも私自身を昂ぶらせてくる…  
「あっ…ああぁッ…うぁん!」  
「吉乃のクリ…すっげ可愛い…」  
「ん…やっあぁ…」  
「吉乃っ…すっげえ可愛い…」  
「あッ…いやあぁッ…」  
「っ…好きだよ…」  
頭の中が真っ白になる。それは真夏の太陽のように眩しくて、翻弄されるままの私を焦がしていくのだ。  
日射病で頭がくらくらする感じが延々続いていくがそろそろ終わりが近づいてきたようだ。  
足がぴくぴく震えてくる。ついに限界が近づいてきた…  
「もうっ…もう駄目ェッ…!」  
「んっ…イっちゃいな」  
優しくチュルチュル吸い上げる。限界までキツく吸うという感じではなく、口の中の唾液でクリをふわふわ  
泳がせる感じ。吸い上げながら舌でクリの根元を優しくほじる。  
言葉はS寄りなのにまるで割れ物に触れるような甘い動きに私は我慢などという言葉をすっかり忘れて  
しまっていた。  
「あッ…ひあッ…あああぁぁぁぁぁぁ!!」  
一瞬びくんッと体が強ばる。それを合図に全身を震わせて、私は盛大にイってしまった…  
 
それからも朝方近くまで散々蕩かされた。舐められて、吸われて、時々やんわりと甘噛みされて。  
ようやく向こうが満足したようにオナニーで達した所で、今回のエッチは幕を閉じたのだった。  
終わった頃にはクリトリスは今まで無いくらいにぷっくりと真っ赤に膨れ上がっていて…  
本人もここまでやるつもりは無かったらしく、落ち着いてしばらくしてから必死に謝られた。  
ただ、今回は最後まで本当に挿入はされなかった。薫くん曰く「これをオカズにもう一回後で抜く」らしい…  
直に言われるとかなり恥ずかしい…  
体を拭いてもらって、お風呂を借りたりしてるうちにもう朝7時を回っていて、夜の疲れと酔いが全然取れて  
なかった私はその日学校をサボったのだった。  
 
一緒にいる間、何度も時間が取れなくてごめんねって言って頭を撫でてくれた。  
普段の優しい彼氏の態度に、涙が出そうな程嬉しかった…  
それでも素直にそんな所見せるのも癪だった私は、時間がなかなか取れなかったけれど、長時間責められてたら  
色々と溜まっていたものが吹っ飛んじゃったからいいよ…とか言っておいた。  
すると、嬉しそうに「じゃあこれからはあんな感じで頑張っちゃおうかな」なんて返してくる薫くん。  
何を言うんだこの人は……  
驚きとか呆れとか恥ずかしさとか…嬉しいとか…色んなものが胸を駆けめぐってくる。が、結局口から  
出た言葉は  
「…ばかね」  
なんて…小さな罵倒だけだった。  
 
(了)  
 

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