ミランダさんは、天才魔法使いで今を時めく王宮魔術師、二十二歳。  
ハニーブロンドと水色の目の現代的な美人さん。オールドスタイルの黒のとんがり  
帽子(と白のパンティ)がチャームポイント。  
僕はコンポラッテ魔法学園を卒業したばかりの研修生で、ミランダさんのところに  
派遣されてる。それで僕はミランダさんの館に住まわせてもらってるわけだけど。  
 
……うん、僕は実にラッキーだよ。  
魔法学園の同窓生の中には、研修先の魔法使いに「研修生は犬以下だ!」って  
言われたりして、ご飯は粗末な一汁一菜、睡眠取るのは三畳一間に敷かれた  
せんべい布団なんてのもいる。  
でも僕はと言えば、食事も掃除も当番制で、部屋はミランダさんの「館は広いから、  
どこでも好きな部屋を使ってね」なんて言葉に甘え、続き部屋になってる寝室と  
専用の実験室までもらっている。  
ミランダさん、優しいよね。  
 
まあ、ただ唯一の欠点を言えば、館が広いのと、ミランダさんが綺麗好きなのとで、  
掃除が大変だってことかな。  
それぞれの寝室や実験部屋を除いた場所の掃除は、ミランダさんと僕と交替に  
やってるわけだけど、時々ミランダさんのダメ出しが来る。  
食堂のガラス窓がまだ少し曇っていたわよ、気をつけてね、って言われることが  
あったりね。  
でも、掃除を全部僕に押し付けないあたり、ミランダさんはいい人だなって思うし、  
僕も汚いのは苦手だから、頑張って改善するようにはしてる。  
高いところや細かいところは、どうしても拭き残しがあったりするんだけどね。  
 
なんて思ってたある日、僕はミランダさんの実験室に呼ばれたんだ。  
今日のミランダさんは春らしい薄緑の膝下丈のワンピース。清楚な襟元は鎖骨が  
見えるか見えないか。でも、ミランダさん、体は細いから胸ばかりが目立ってて、  
僕は目のやり場に困っちゃう。  
それで、視線を上げたら目に入るのが、いつもの黒のとんがり帽子。やっぱり、  
その帽子は健在ですか。  
ミランダさんは何を着ても似合う美人だから、いいけどね。  
パンティもきっといつもの白だろうなぁ、なんて呑気に考えてたんだけど、それは  
彼女がオレンジ色の液体が入ったビーカーを持って、僕に差し出すまでのことだった。  
   
「ミランダさん、……そ、そのビー……」  
「実はね、新薬の実験体になって欲しいのよ」  
そんな、にこにこの顔して言わないで下さい、ミランダさん。  
無条件にうんって言っちゃいそうになるじゃないですか。  
でもここは前回の教訓を生かして、変な薬だったら絶対に断るぞ、なんて僕は  
決意してミランダさんに聞く。  
「新薬って、今回は何のお薬なんですか、ミランダさん」  
「……あのね、飲むと体がにょろにょろ伸びる薬」  
 
「へっ?」  
なんですか、それは……?  
僕は目と口をぽかんと開けて固まった。  
「そんなに変な薬じゃないでしょう?」  
僕の間抜け面を見たミランダさんは一転、なんだか困ったような顔をした。  
「えっとね、王宮ではいつも大掃除をこの時期にやるんだけど、高い場所の掃除は  
危ないし、隅々まで手が行き届かないでしょう? だから作ってみたの。  
君も高いところの掃除はしにくいって前に言ってたし。ね、試しにこの薬を飲んで、  
どこか――ちょうど大広間の天窓が少し汚れてきてるから、そこを掃除してみて  
くれない? 良さそうだったら、王様に献上しようと思うの。あ、もちろん君の分も  
たくさん作ってあげちゃうからね」  
 
うーん。そりゃ確かに僕、高いところの掃除は苦手だって言いましたよ。  
ミランダさんは浮遊魔術を使うのなんかお茶の子さいさい。自分で自分の体を  
浮かせつつ掃除することくらい楽勝でやれる。(ちなみに浮いてるミランダさんの  
下を通りがかって、白いパンティを覗くのが最近の僕の密かな楽しみ)。  
一方、僕の浮遊魔術は小さい茶碗一つ浮かすのが限界。高いところの掃除は  
まず納屋から梯子を持ってくることから始めなくちゃいけないんだもの。  
 
そう言えば、魔法使いの社会的地位が高い割に、女の子にもてなかったりする  
のは、こんな風に案外魔法が役に立たないから。  
茶碗を浮かすのなんて手で持った方が早いし楽だし。他の魔法も手間の割には  
地味だったり。  
火花が散ったり、ドカーンバキバキと派手な魔法を使うには、ミランダさんクラスの  
魔力を持ってないと無理。僕みたいな凡人には問題外。  
騎士の連中なんか馬に乗ってるだけで、女の子にキャーキャー言われるのにさ。  
   
なんて、閑話休題。  
僕はオレンジ色のビーカーとミランダさんの顔を交互に見つめた。  
やっぱりここは断るべきだよね。だってオレンジ色だよ、オレンジ色! ただの  
オレンジじゃない。蛍光インクを水に溶かしたようなオレンジ色。  
そりゃミランダさんは天才魔法使いだから、体の毒になるようなものは作らない  
だろうけどさ。でも、こんな自然の摂理に反するようなオレンジ色の液体を飲む  
のは勇気がいるよぉ。  
 
「うう……、うーん」  
僕がためらってしばらく黙っていると、ミランダさんの思わぬ攻撃。  
「ダメ?」  
なんて、上目遣いのミランダさんが小首をかしげる。  
っぁあああ、ミランダさんかっわいいいいぃなぁあああ!  
美人さんにこんな風にお願いされて、断れる男はいませんよぉお!  
 
「分かりました、ミランダさん。僕、やります」  
言葉が口から飛び出して、その舌の根も乾かぬうちに僕は後悔する。  
「良かった。はい、じゃあ、これ」  
くくっ……。そのオレンジ色、やっぱりビーカーで飲むんですか、ミランダさん。  
清潔だよって、ミランダさんはコーヒーでも紅茶でも平気でビーカーで飲むけど、  
僕はやっぱりコップがいいですよぉぅ……。  
でも、ミランダさんの笑顔を見てたら、とてもじゃないけど言い出せない。  
 
ええい、男子たるもの、二言は……うぇーん、ないよぉ。  
僕はミランダさんからビーカーを受け取り、ごくごくと一気にオレンジ色を飲み干した。  
ゲホッ。  
……まずい。前回のよりも更にエグくて、目から涙が出る。  
「どう?」  
「まず……、いえ、何でもないです」  
ミランダさんが僕を軽くにらんだ。  
分かってますよ、味のことを聞いてるわけじゃないですよね。  
   
「えっと……」  
うーん。体がにょろにょろ伸びるっていうからには、手とか足とかがうにょーんって  
なるのかな。首や胴体なんかも伸びるんだろうか。  
別にこれと言って変わったことは……。  
 
僕は右手を上げて、左手を上げて、右足を上げて、残った左足でぴょんぴょん跳ねる。  
「……何してるの?」  
「何でもないです」  
「そんな奇行を促す成分は入れてないわよ」  
ミランダさん、そんな奇行を促す成分は入れてないって、他の奇行を促す成分が  
入っているんですか。  
 
……って、何か……熱い?  
体が……というより、中略……が熱いっ!  
この感じは、デシャ・ビュゥゥゥウウウウー――――!!!  
「ミランダさん、この薬……」  
僕はミランダさんの後ろの実験台へ目を走らせる。  
あったあった! 見覚えのある緑色の液体が入ったビーカーが!  
「も、も、も、もしかして、……媚薬、とか……、入れちゃったりなんかしちゃったり  
しちゃったりしちゃったり……?」  
「ええ、よく分かったね」  
ミランダさんがあっさり認める。  
 
「なんでそんなもの入れちゃったりするんですかぁああああ!!!」  
「う、……体が、……やわらかく、なる……かなあって、思って」  
僕の悲痛な叫び声に、口ごもって目をそらすミランダさん。  
それはどういう発想なんですか、ミランダさんっ。媚薬=体がやわらかくなるって。  
いや、なんとなく分からなくもないこともないこともなく……。いやいやいや、僕、  
全然分かりません! さすが天才魔法使い。考え方が違うぅぅ。  
でも、媚薬の割り合いが多過ぎじゃありませんかぁあああ。  
   
僕はミランダさんに突っ込みを入れようと手を伸ばし……。  
うぉおおお、手が……、手が……、しゅるしゅる伸〜び〜る〜よ〜。  
「のわぁあああ!」  
「きゃぁああああ!」  
ミランダさんは自分の体の左右を通り過ぎた僕の両腕を見て悲鳴を上げた。  
失礼ですね、ミランダさん。そもそも自分で作った薬じゃないですか。  
 
僕は両腕を少し縮め、驚きのあまり逃げるように二、三歩後ずさったミランダさんの  
両手をつかむ。  
長い長いリーチを生かし、ミランダさんの右手を上げ、左手を上げ、くるりと回して  
一回転。スカートの裾がふわっと広がり、彼女の足に纏わりつく。  
「こらこら。君、なに遊んでいるの」  
いやいや、ミランダさん。遊んでいるわけじゃないですよ。その、いろいろとあれな  
感じを誤魔化そうと思って、ですね。  
でも、その半分呆れたような笑ったような声音と、おかしそうに細めた水色の目が、  
煽情的で僕をそそるんですよぉ。  
 
もう、あっぺらかっつぱらのくっぺんららららら。  
 
僕はミランダさんの両手首を頭の上で交差させて片手で握った。いや、手のひらや  
指なんかも、うにょんと伸ばして握るから、握ったと言うより巻きつけた。  
ぐいっと持ち上げて、ミランダさんを吊り下げるようにすると、彼女が腰をくねらせたり、  
両足をばたばたさせたりして抵抗する。  
ミランダさんの頭の上から黒のとんがり帽子が吹っ飛んで、部屋の隅まで転がった。  
「ちょっと、なに? なにするつもりなの?」  
そんな動かないで下さいよ、ミランダさん。っていうか、逆効果ですから。  
 
ミランダさんがじたばたするのに構わず、僕は空いた片手でスカートの裾をつまみ、  
少しづつめくり上げる。  
すべすべの太もも、いつもの白いパンティ、なめらかなおなかとちっちゃいおへそ。  
やっぱりワンピースは脱がせやすいね。頭の上で縛って茶巾絞りにしようかな。  
でも、ミランダさんの表情が見えなくなるのはもったいないよね。  
僕は背中のファスナーを下ろし、残り部分を一気に引き上げて脱がせた。  
「もふっ」  
服があごに引っかかって、ミランダさんが変な声を立てる。  
うわ、ごめんなさい、ミランダさん。ちょっと焦っちゃって。片手だと不自由だしね。  
   
「は、放しなさい……、放しなさいよ」  
ミランダさんの抗議は僕の耳に入らない。  
僕の全身全霊の注目の的は、寄せてなくてもくっきり谷間のDカップ。  
パンティとお揃いの白のブラジャーが目にまぶしい。  
肩ひもとベルトがちょっとごついような気がしないでもないけど、これだけバストが  
大きいんだもん。仕方ないよね。  
 
ブラジャーから少しはみ出したあのDカップに触りたい。顔を埋めてぷるぷるしたい。  
あぁ、おっぱいおっぱいっ!!  
僕はミランダさんを引き寄せて、そしてとっても良いことを思いつく。  
そうだ、ミランダさんに媚薬を飲ませちゃおう。  
僕は手をうねうねと伸ばして、実験台の上にある緑色の液体が入ったビーカーを  
つかんだ。手を縮めてビーカーを顔まで持ってくると、媚薬を自分の口に含ませて、  
ミランダさんにキスをする。  
 
「んんんん。ん〜〜ぅんん」  
口移しって難しい。唇の間から媚薬を注ぎ入れても、端から全部こぼれちゃう。  
それでも何度かキスしているうちに、ミランダさんが媚薬を飲んで、その口元が  
弛んでいくのが分かる。  
「……んはぁ。ケホッケホッ」  
うわあ。さすが天才魔法使いの作った薬。もう効果が表れてるよ。  
とろんと潤んだ水色の瞳。湯気が立ちそうに上気した頬。力なく開けられた口の  
端からは、媚薬とよだれが混ざったものが流れ落ちてく。  
 
「ミランダさ〜ん。ブラジャー、外していいですか? いいですよね」  
「え? ……んう、ええ」  
もう、ミランダさんてば、何を言ってるんだか。ふふふ。  
僕は背中のホックを外して、ブラジャーを少しずり上げた。そして、その下から  
片手を差し入れ、リズムをつけてもみもみ揉む。  
うわあぁ、やわらかぁ〜いぃ。まるでつきたてのお餅のよう。  
   
「いやん、やっ……やめてぇ」  
ひひひ、口では嫌がってても体は……なんてね。  
僕はブラジャーを更に押し上げる。  
まっさらピンクの乳輪はぷくんと綺麗に盛り上がっている。その真ん中の乳首は  
それより少し濃い浅紅色で、だんだんと色が濃くなり勃ち上がっていくのが観察  
できるようだった。  
 
「ぃっつ」  
油断して見とれているとブラジャーがずり落ちて、敏感になっている乳首に固い  
ワイヤーがこすれて、ミランダさんが大きな声を上げた。  
痛いのかな、感じてるのかな、ミランダさん。  
まあ、どっちにしろ邪魔だよね。僕はブラジャーを剥ぎ取って投げ捨てる。  
それから、ミランダさんの唇からこぼれてる媚薬をすくい、乳首になすりつける。  
「んっ、ぁあ」  
媚薬の効果はてきめん。ミランダさんがのどをのけぞらせて、体をピクンと揺らした。  
 
はぁあああ〜。色っぽいなあ、ミランダさんは。  
へへへ、でも僕、もっといやらしいミランダさんを、もっともっと見たいです。  
僕はミランダさんのおっぱいを舐め舐めしようと口を開け、……そうだ、手足が  
にょろにょろ伸びるなら、舌先だってべろべろ伸びないかな、なんて思いつく。  
「あぁー、……んべぇえー」  
おお、伸びる! 伸びるよ! ミランダさん。さすがミランダさんの作った薬です。  
ちょっと触手っぽくて、グロテスクな気がしないでもないけど。  
 
なんて僕はミランダさんの左のおっぱいを片手で支え、舌先をそのまま伸ばして  
真っ直ぐ発進。  
「あんっ」  
乳輪の輪郭に沿ってぐるりと舌を回し、赤く腫れ上がった乳首を舌の先っぽで  
つんつん突く。  
「ぅうんん、ゃっ、ゃっ」  
いい反応です、ミランダさん。  
それから僕は更に舌を伸ばし、片方のおっぱいを刺激しながら、残ったもう一つの  
おっぱいにもタッチ。そう、両方の乳首をダブルで攻撃。  
ミランダさんのおっぱいを二つとも舐め舐めしながら、その感じている顔も同時に  
見ることが出来るとは、何という至福っ!  
   
「いゃぁあ……、んっ、やっ」  
そのうえ時々、小指を伸ばしてパンティごしにお尻を撫でたりね。  
ミランダさんは子供がいやいやするように、首を左右に振った。恍惚とした表情は  
子供の顔とは懸け離れてるけど。目を閉じて口を半開きにして、頬どころかまぶた  
まで赤くって、ミランダさんってば人をぞくぞくさせるような顔をしますね。  
 
しかし、ミランダさんを吊り上げてる手が疲れたな。そんなに重くもないんだけどね。  
ミランダさんも、ずっとこの体勢だから、腕が痺れてるかも。  
手を放しても大丈夫かな。大丈夫そうだね。ミランダさん、へろへろだもん。  
僕はいったん舌を引っ込め、移動して空いている机にミランダさんを浅く座らせる。  
腕をにょろにょろ伸ばし、ミランダさんの腰に纏わりつかせて支える。  
へにゃっと僕に寄りかかるミランダさんから、発情した雌のような汗の匂いが、僕の  
鼻腔に届いた。  
すごく興奮してますね、ミランダさん。でもまだまだですよ。  
 
僕はミランダさんの耳に鼻息を吹きかけながら、舌を伸ばしてその体に垂らした。  
ちょうど蛇が這いずり回るように、それは胸の谷間を通り、おなかでのたくって、  
パンティの下に潜り込む。  
ありゃ、座らせる前にパンティを脱がせておけば良かったな。まあ、いいや。  
僕は片手をミランダさんの背中に当てて支え、もう片方の手で白いパンティを  
引っ張った。舌は中で自由に動き回り、大陰唇の間に割り込む。  
目標はもちろん、ミランダさんのクリトリス。  
僕の舌の先端が、充血して膨らんだクリトリスに覆い被さって振動を始める。  
 
「ふぅぅぃあっ、んっ、んっ」  
ミランダさんが僕の腕にすがりつき、何度か両足をバタバタさせて、跳ねるように  
腰を浮かせた。  
なんだかおねだりされてるみたい。  
僕はミランダさんの期待に応え、更に激しくクリトリスをこねまわしながら、膣の  
入り口まで舌を伸ばし、舌の先を回転させるようにしながら出し入れする。  
 
「……んんんっぅぅぅう、んくうぅぅぅ!!」  
ついにミランダさんが感極まったような嬌声を上げ、体中の筋肉を固くして僕に  
しがみついてきた。  
イッたのかな、ミランダさん。イッたみたいだね。  
ぐったりとして僕の肩に額を当て、荒い息を吐き出しているミランダさんに、僕は  
血が沸き立つような、奮い立つようなものを感じて、武者震いをした。  
 
うん、僕、もう我慢できないですよ、ミランダさん。  
そろそろメインディッシュといきますね。  
僕は舌の上でよだれを溜め、パンティの中に注ぎ込む。  
まあ、唾液で濡らさなくても、既にパンティの股の部分に染みができてるくらい、  
そこはミランダさんの愛液でべちゃべちゃなんだけどね。  
 
ミランダさんのパンティを少しづつずらすように脱がせると、パンティとミランダさんの  
大事な場所とが、唾液だか愛液だかの糸で繋がれ、やがて途切れた。  
髪の毛が金色だと、下の方も金色だって本当なんだなあ、なんて陰毛を舌先で  
いじくりながら、僕も素早く上着を脱ぎ、ズボンを脱ぎ、靴や下着を投げ捨てて、  
すっぽんぽんで準備完了!  
 
「ミリャンダしゃ〜ん。いりぇまふよ、いいれしゅよねぇー」  
舌が出しっぱなしでうまく喋れないや。  
「ふなぁあら? ん?」  
けど、ミランダさん、聞こえてないみたいだからどうでもいいか。  
 
僕はおっ勃ったペニスに手を添えて、ミランダさんの割れ目にあてがう。  
「んっ、ふっ……ふぅぁあん!」  
膣内に一気に突き入れると、ミランダさんの鼻息とも溜め息ともつかない呼気が  
部屋中に響いた。  
「うぅ、んふ〜」  
僕ものどの奥から低い唸り声を絞り出す。  
前回よりもやわらかくて絡み付くようで、素敵ですよ、ミランダさん。  
   
繋がったまま僕がその膣内を味わっていると、ミランダさんが僕の背中に手を回し、  
もたれかかるようにして僕に体重を預けた。  
僕もお返しに、腕をうにょんと伸ばしてミランダさんの体に巻き付け、思いっきり  
抱き締めて頬をすりすりする。  
こうやっていると、なんだか僕たち恋人同士みたいですよね。  
なんて、えへへ。  
 
ミランダさん、そのまま僕につかまっていて下さいね。動きますからね。  
僕はミランダさんの膝を持ち上げ、体ごと引き寄せてピストン運動を開始する。  
おぉっ、おぉっ、おぉ、おぉ!!  
最高です、ミランダさん。気持ち良すぎます。  
ミランダさんも気持ち良いのか、すごいよがってあんあん言ってる。  
潤滑液も十分、やわらかさも十分。  
うん、確かに媚薬は体をやわらかくしますね。僕、納得しました。  
 
「ん、ふごぉ、ふごぃいでしゅ、ミリャンダしゃ〜ん」  
「あぁん、い、ぃ……いいっひぃ」  
あんまりにも激しい前後運動に、ミランダさんは僕の背中に爪を立てて、体の位置を  
キープする。  
ちょっと痛いです、ミランダさん。  
って、でも僕は断じてそういう素質はありませんけど、その痛さも快感です。  
 
あぁぁー、もうそろそろ出る、出ちゃいます、ミランダさん。  
「ミリャンダしゃ〜ん、だひましゅねぇ。いいでしゅおねぇ」  
僕は言って、ペニスをミランダさんの中から引っこ抜いた。  
それから、ミランダさんの顔を片手で支えて正面を向かせ、その鼻先へ爆発寸前の  
ペニスをにゅぅんと伸ばす。  
さすがミランダさんの作った薬。ペニスも難なく伸びていくよ。  
「ふぅ? らしゅ?」  
ミランダさんがまばたきして、突然目の前に現れた僕の超長ペニスの先端を見つめた。  
その呆然とした表情のミランダさんに、僕は白い精液を浴びせかける。  
ビクッ、ビクッ、プシャッ、プシャッ。  
   
おおぉ、すごい。ミランダさんの鼻や頬から、僕の精液が垂れ落ちてるよ。  
僕はその光景に興奮し、更に最後の一滴まで精液を出した後、とどめとばかりに  
それをミランダさんの顔に塗りたくる。  
ミランダさんの綺麗な顔が、……僕の精液にまみれて、てらてら光ってるよ。  
何かを征服するってこんな感じなんだろうな、くっくっく、なんて笑いがこみ上げる。  
あーあー、はぁぁぁああ。  
満足、満足。  
やっぱり、顔射は男のロマンだよね。  
 
なんて、ミランダさんがすごくびっくりした顔をして僕を見つめた。  
当たり前か、顔射なんてミランダさんにとって初めての経験だよね。この間まで  
処女だったわけだし。  
そんなミランダさんと僕との視線がぶつかって、そして僕は正気に戻る。  
 
……ああああ、ごめんなさいごめんなさい、ミランダさん。  
またやってしまって、ごめんなさいぃぃいいい!!!  
 
*  
 
結局、ミランダさんは媚薬なしの体がにょろにょろ伸びる薬を王宮に持って行った。  
たくさんの召し使いやメイドさんが手や足をにょろにょろ伸ばして掃除する光景は、  
あんまり想像したくない。異次元空間に迷い込んだみたいに感じるだろうな。  
それで僕はと言えば、伸び切った手と足と舌を蝶々結びにされて、ぎっちり組んだ  
魔法陣の真ん中で、天井から吊り下げられること五時間以上。  
僕、元の姿に戻れるかな。……はっはっは。  
 
でもミランダさんは、変な調合をした自分も悪かったからって、あんなことがあった  
っていうのに、僕をこのままここに置いてくれるって言ってくれた。  
ありがとう、ミランダさん。  
今度から僕、高いところの掃除も嫌がらないでやります。  
もちろん、今回の切っ掛けになった大広間の天窓もね。きれいきれいにしますよ。  
きっと大広間で上を向くたび、今日のミランダさんはかわいかったなって思い出す。  
なんて、これから見上げるのが楽しみになる僕の天窓。  
 

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