コンポラッテ魔法学園は、国中から魔法使いの素質を持つ子供たちを集めて教育する  
全寮制の学校だ。  
五歳で入学、十七歳で卒業。魔法使いの素質を持つ人間は少ないから、全校生徒  
およそニ百人くらい。生徒たちは一日中魔法漬けで、明日の魔法使いを目指してる。  
 
僕はこの春、そこを卒業したばっかりで、成績はまあ、普通ってとこ。  
卒業って言っても、すぐにどこかの機関に就職するわけじゃない。  
外の世界を知らないが故に、いいように利用されたり騙されたりするのを防ぐため、  
学園の卒業生たちは指定されたところへ研修生として派遣されることになっている。  
世間を知るためにね。それと、先輩について修行するって一面もある。  
そこんとこは、騎士養成学校や執事養成学校とおんなじ。  
 
さて、僕が指定された研修先は、郊外にあって敷地は広々、建物はちょっとした  
貴族の館みたいに立派だった。  
庭には犬やら猫やら馬やら熊やらが放し飼いにしてあって、ライオンなんかが  
こっちを睨んでいたりして、ちょっぴり恐い。  
館の玄関には表札みたいな無粋なものはないけれど、僕はこの館の主の名前を  
知っている。君の研修先だと言われて教授に渡された紙に、ここの住所と一緒に  
書いてあった。  
 
ミランダ・リードット・タングラ。  
 
この名前を見た時、僕はびっくりしたよ。二、三回、自分の頬をつねったくらい。  
ミランダ・リードット・タングラと言えば、この世界では知らぬ者のない有名人。  
二十二歳の、今を時めく王宮魔術師。  
十年、いや百年に一度と言われる桁外れの魔力を持ち、在学中の成績も輝かんばかり。  
基礎魔術、魔法言語、魔法陣、魔法薬学、どの分野においても天才と言われ、  
在学中は学園の教授陣も一目置いてたらしい。  
らしい、というのは、僕は同じ学園にいながら彼女と会ったことはないんだ。  
五歳違いだから本来なら、もっと顔を合わせる機会もあったはずだけど、ミランダは  
飛び級に次ぐ飛び級をして、普通の人の半分で学園を卒業した。  
だから、彼女が卒業した頃、僕は幼年部にいて魔法言語のひらがなを習ってて、  
僕らは会う機会なんて全くなかったってわけ。  
   
そんなミランダだから、研修もすっとばして王宮お抱え。王様や王妃様のお気に入り。  
僕はクラスメートにずいぶん羨ましがられたよ。  
研修先の社会的地位やコネクションは将来の進路に大きく影響するから、僕も  
ミランダに引き立ててもらって、いつかは王宮魔術師の仲間入り、なんてね。  
豪華な刺繍の服を着て王宮の椅子に座った僕は、困った顔の(もちろん美人の)  
貴婦人に、魔術師様、少し相談がありますの、今度ふたりきりで会えませんか、  
なんて言われたりして。  
 
バカじゃねーの?と思われそうだけど、半分くらいは本気でそんなこと考えながら、  
僕は館の玄関の扉をノックした。  
と、間髪入れず、目の前のドアが勢いよく開く。  
ゴンッ。  
……頭、ぶつけた。  
外開きのドア(しかも角)に額をぶつけ、しゃがみこんで頭を抱える僕。  
 
「あっ、ごめんなさい。……ねえ、大丈夫?」  
大丈夫じゃないです。目から散った火花が建物に燃え移って火事になる。  
でも、その心配そうな雰囲気に、僕はおそるおそるまぶたを開けた。  
まず目に入ってきたのは黒のニーソ。うーん、悪くない。ぺたんこ靴はいただけないが、  
足首がきゅっと締まって膝下がすらっと長い。  
更に上は、すべすべの絶対領域と黒のミニスカ。中身は見えそうで見えない。残念。  
黒のジャケット。胸はパツパツ。絶対D以上だね。  
肩にかかるハニーブロンドの綺麗なお姉さん。ほっそりした顔の現代的な美人さん。  
そしてオールドスタイルの黒のとんがり帽子……? なぜ帽子だけそんななの。  
 
やっぱり下着も黒なのかなあ。紐パンとか……、案外レースふりふりのド派手な  
パンティだったりして。  
なんて見とれてると、美人さんが手に持ったはたきを振り回して(あ、掃除中でしたか、  
すみません)、僕に聞く。  
「頭うって、おかしくなっちゃった?」  
「いや、おかしくないです。大丈夫です」  
僕は自分の杖を支えにようやく立ち上がった。美人さんの身長は僕の目線くらい。  
高過ぎず低過ぎずってとこ。  
   
「で、何の用?」  
仁王立ちして腰に手をあてた美人さんは、切れ長の水色の目で僕を見る。  
美人なだけにいっそう迫力。  
「えっと……、僕はけんしゅ……」  
「ああ! 分かった、研修生ね! はいはい」  
美人さんがにっこり笑った。いやあ、笑うとますます美人に見える。  
「ここの主のミランダさんに……」  
「ミランダはわたし! こっち来て! 早く」  
 
美人さん――もとい、ミランダさんは僕の手首をつかんでぐいぐい引っ張る。  
ちょっと痛い。強引すぎですよぉ、ミランダさん。でも、ラッキーかも。  
ミランダさんになら何されてもいい!って思えるから美人って不思議。  
例えば、僕にそっちの方面の素質はないけど、高いところ掃除するから足台に  
なってと言われたら、喜んで四つん這いになっちゃう。  
 
ミランダさんの甘美な踏み付けを妄想してるうちに、僕らは半地下の実験室に到着する。  
「さ、ここよ。どうぞ、入って」  
ミランダさんがそう言い、僕は部屋を見渡した。  
うわあ、すげえ、さすが天才。  
フラスコ、ビーカー、試験管、中身の入っているのも入っていないのも、その他の  
いろいろな実験道具と一緒に、ところせましと置かれている。  
何の実験だか、大半が見当もつかない。  
 
これ、洗えって言うんだったら面倒だよなあ。その前に液体が危険そうな色を  
しているのが……。  
「なに、ぼけっとしてるの? 実はね、新薬の実験体になって欲しいのよ」  
ええ、もちろん何でも言いつけて……って新薬? 普通、来たばっかりの研修生を  
実験体にするかぁ? というか、ミランダさん。差し出してるビーカーの、いかにも  
怪しい紫色のコポコポ泡立ってる液体はなんですかぁあああ!!  
なんて思いつつも、ミランダさんは美人だから、一応心穏やかに聞いてみる。  
「新薬って何のお薬なんですか、ミランダさん」  
「……惚れ薬」  
   
惚れ薬?……って、ぇぇえええええ!!  
そんなもの僕に飲ませてどうするんですか、ミランダさん。  
ミランダさんは美人だから、そりゃ本音を言えば僕も嬉しいけど、で、で、で、でも、  
こんなに早く一人にしぼるつもりはないんですよぉぉ。  
 
「安心して。ちゃんと解薬も出来てるから」  
表情から僕の動揺を察したのか、ミランダさんが言う。  
「それにわたしの好みは、君みたいなひょろながじゃなくて、もっと筋肉筋肉な  
タイプだからねっ」  
あ、さいですか。  
残念だなあ。これでも学園時代は結構もてたのに。自信なくしちゃうなあ。  
 
「それで、飲むの? 飲まないの?」  
「うーん……」  
「あのね、急ぐのよ。実はね、……ああ、君。これから聞くこと、コンポラッテに  
誓って秘密にしてくれる?」  
コンポラッテは僕たち魔法使いの祖のような人だ。魔法の基礎を築いたのも彼だし、  
今の魔法使いの社会的地位が高いのも彼のおかげ。ちなみに魔法学園の名は  
彼にちなんでいるのだ。彼に誓ったことは、背くことは絶対に許されない。  
 
「じゃあ、コンポラッテに誓って、秘密にします」  
僕は軽く言い、ミランダさんは安堵の息をつく。  
「あのね、王妃様のお気に入りの侍女がね、とある騎士に恋をしているの。  
でも彼は、彼女のことをなんとも思っていないし、騎士団を辞めて明日の朝に  
田舎へ帰るそうなのよ。田舎に帰ったら親の薦める娘と結婚するんだって。  
だから今夜中に惚れ薬を彼に飲ませて彼女に惚れさせて、なんとかして何かを  
させないといけないのよ」  
何かってなんですか……。それよりも、そんなのいいんですか、王妃様。  
「だからね、すぐにでも薬を王宮に届けたい。でも、実験もせずに渡すのは、  
魔法使いとしてのプライドが許さないのよ。もちろん、わたしのことだから、  
実験なんかしなくても、大成功は間違いないけどね」  
さ、さすが、天才。言うことが違う……。  
 
「分かりました。飲みます。飲めばいいんでしょー」  
僕はやけくそになって言った。  
ここで拒否してミランダさんに嫌われても困るのだ。  
僕にはミランダさんに引き立ててもらい、王宮で華やかに活躍する魔術師になる  
という野心がある。  
そう、明るい未来のために!  
 
「良かった。はい、じゃあ、これね」  
……やっぱりやめたい。  
紫色の液体はグロテスクで、にこにこ顔のミランダさんとのギャップが、……うう。  
せめて、コップとかグラスに移してください。ビーカーのまま飲まなきゃいけないんですか。  
だいたい、どうやってその騎士とやらに、この怪しい薬を飲ませるんだか。  
 
僕が逡巡してると、ミランダさんが焦れてビーカーを傾け、僕の口に液体を注ぎ込む。  
ゲホッ。  
まずい。というか、ミランダさん相変わらず強引なんだから……。  
まあ、それでも飲まないわけにもいかないので、僕はそのまま中身を全て飲み下した。  
 
「どう?」  
「まずいです」  
「味を聞いてるわけじゃないのよ」  
「分かってます。えーっと……」  
うーん。体が、熱い……かな?  
「なに?」  
「熱いです」  
「それから?」  
「ミランダさんが美人に見えます」  
薬を飲んでなくても、ミランダさんは美人だけどね。  
「お世辞はいいの! 他には?」  
ちぇっ、かわされた。残念。……えっと、他に? 他には……。  
   
股間が……、後略。  
いやいや、とってもミランダさんには言えませんって。  
「……熱いです」  
「それはもう聞いた」  
前略……が、熱くて勃ち上がっているんです。  
 
「実はね……」  
黙ったままの僕を見て、ミランダさんが口を開いた。  
うわ、嫌な予感。ミランダさんの『実はね』って、たぶんろくなことじゃない。  
「実は、惚れ薬には媚薬も入っているのよ」  
ムブファアアアアアア。  
び、び、び、媚薬ですか。  
じゃあ、さっき言った騎士に何かをさせないとって、なんですか、ナニなんですかぁああ!  
 
「はっはっは」  
「何がおかしいの? そういう症状があったら被験者としてはっきり言って欲しいのよ」  
「ふっふっふ」  
「ん、もう。もっと媚薬の割り合いを増やした方がいいのかしら」  
ミランダさんはそう言って僕に背を向け、緑色の液体の入ったビーカーを手に取った。  
いやいや、媚薬の割り合いは十分ですよ、ミランダさん。  
 
僕はミランダさんの魅力的なお尻にタックルする。  
「ちょっと! 何するの!」   
もちろん、ナニするつもりですが。  
ミランダさんは机の上にビーカーを戻し、かろうじて中身をこぼさずに済んだ。  
だけど、そうやって他のことに気を取られている彼女の手を、チャンスとばかりに  
僕はむんずとつかんだ。  
何に使うようかは知らないけど、ちょうど紐もあるしね。後ろ手で両手首を重ね、  
荒い麻縄でぐるぐる巻きにする。  
後で手首に跡がついちゃうかも。でも、それも淫靡でいいよね。  
   
「放してよ! ねえ、聞いてるの?」  
聞いてますよ。でも、止められないのは男のサガなんですよ。  
僕はミランダさんの上半身を机の空いているところにうつ伏せにして乗せた。  
これじゃあ、あのパツパツのおっぱいが見れないや、仕方ないけどもったいない。  
まあ、いいや。おっぱいに代わりにお尻を堪能しよう。  
机に這いつくばってお尻を突き出した格好のミランダさんは、片足をバタバタさせて  
僕を蹴ろうとする。  
ミニスカがその度にひらひら揺れて……、ん? 白?  
僕はミランダさんのミニスカを捲くり上げた。  
やっぱり白。清純そうな白無地のパンティ。うわぁ、意外だ。  
 
「なに見てるのよぉ」  
体をよじってこっちを見るミランダさんに、僕の嗜虐心がそそられる。  
やっぱり男の力にはかなわないよね。うんうん。  
そもそも、ミランダさんのような美人の顔が机に押し付けられて歪んでて  
(美人は顔が歪んでても美人だな)、苦しそうに息をしているのが背中からでも  
分かったりして、背中の上には縛られた両手。抵抗しようとくねるお尻とそれを  
包む白いパンティ。  
うーん、眼福、眼福。  
 
「ミランダさん」  
「なによ!?」  
「かわいいパンティ穿いてますね」  
「キ、キ、キ、キミィ!!!」  
ミランダさんは絶叫し、お尻をぴくりと震わせて、全身の筋肉を硬直させた。  
僕はその隙に尻たぶをつかみ、割れ目に顔を突っ込んでスーハーする。  
「ひぃいゃぁあああ!!!」  
それから更に手を伸ばし、パンティの上からでもくっきり分かるミランダさんの  
陰唇に、爪を擦りつけるようにして刺激する。  
「んんっんぃぃぁああ!!!」  
 
僕の指が彼女の割れ目を上下するたびに、彼女のお尻が揺れる。  
細長い脚は、突っ張ったり弛んだりして、もうミランダさんの体重を支えるというより、  
お尻を揺らすことしか用をなさない。  
このままミランダさんを虐めるのも楽しいんだけど、やっぱり早く入れたいな。  
僕は白いパンティに手を掛けて引き下ろした。  
ミランダさんの生尻! すごい! 白い! すべすべ!  
   
「おねが……いっ、だから、も……やめてよぉ」  
涙声のミランダさん。  
いいよ、いいよー。ますますかわいいよ、ミランダさん。  
僕は尻肉の間から指を差し入れて割れ目をなでる。  
おや、あんまり濡れてないね。あんなに感じてた声を出してたのに。入れるのきっと  
苦労するなあ。  
なんて僕がためらった時、ちょうど目に入ったのが緑色の液体の入ったビーカー。  
ミランダさん、これを媚薬だと言ってたっけ。ちょうどぬるぬるしてる感じの液体だし。  
うん、これにしよう。  
 
僕はビーカーを手元に引きよせ、緑色の液体をすくって彼女の割れ目になすり付ける。  
「んんっ、ぎぃっいやああああ!!!」  
うわあ、すごい効力。さすが天才魔法使いの作った薬は違うね。  
あっという間にミランダさんのそこは、とろとろのぐちゃぐちゃ。  
緑色の液体とミランダさんの愛液との混ざったものが、内腿を伝って流れていくよ。  
これはもう、やるしかないね。  
では、いっただっきまーす。  
 
僕はズボンを下ろしてペニスを露出させ、自分で二、三回しごいて、ミランダさんの  
そこにあてがう。  
よっしゃ、一気に奥まで突っ込むぞー……って、一気に……出来ない?  
僕のペニスの先が感じたのはわずかな抵抗。  
えええええ! ミランダさん、処女! うっはー!  
でも、遠慮なんてしないもんね。  
僕はじりじりと腰を押し進め、最奥のこつんと先端がぶつかるところまで全部入れて  
ミランダさんの中をいっぱいにした。  
うん、さすが処女。きゅうきゅうに良く締まって、すっごく気持ちいい。  
 
「ぅうう。……くうう」  
ミランダさんが歯を食いしばって唸ってる。  
ちょっと悪いことしたな。  
もっとじっくりたっぷりゆっくりねぶって感じさせてからの方が良かったかも。  
ミランダさん、処女だったわけだしね。  
それともやっぱり、薬の効力が切れたかな。あの薬、もともと塗り薬じゃないし。  
薬の効果があっても痛かったとか。  
   
僕は緑色の薬をもう一すくい取って、その手を彼女の体の前に回した。  
目標は、ミランダさんのクリトリス。  
膨らんでむき出しになったミランダさんのお豆に、媚薬を塗りつけて指先でぐりぐりしたり、  
指の間に挟んで引っ張ったり。  
おお、ミランダさん、膣中の滑りが、明らかに良くなってる。いろんな体液が溢れそうだよ。  
 
「いっ、……あっつ…………い、ゃん……ひっ」  
ミランダさん、感じてる感じてる。  
感じてるどころじゃない。処女なのにもう、ど淫乱って感じ。  
僕の方はただ突っ立っているだけなのに、ミランダさんは辛抱たまらんのか、  
腰をぎゅいんぎゅいん動かして僕にお尻をぶつけてくる。  
そんなに動かしてたら、僕もクリトリスを可愛がれませんよー。  
仕方ないから僕は、彼女の腰を抱いて支えるだけにした。  
ミランダさんの中が暴風雨かつ大洪水で、たまに僕のペニスがすっぽ抜けそうに  
なっちゃってるから。  
 
「んっ、あんっつ、あん、あぁん」  
ミランダさんの動きが猛烈に速くなってきた。  
彼女のお尻の向こうに見えるのは、すべすべの絶対領域と、ちょっとずり落ちてる  
ニーソ、踏みつけられてくしゃくしゃになった白いパンティ。  
鼻にかかる喘ぎ声も色っぽくていい感じ。  
うーん、僕も辛抱たまらん。  
僕はピストン運動を開始した。  
グッチャグッチャ、グッチャグッチャ、音がする。  
時々、ミランダさんの魅惑的な白いお尻をペチーンと平手打ちしたり、その度に  
彼女がビクンと体を跳ね上げるのを鑑賞したり。  
 
「ああ、ミ、ミラ、……ンダさん……」  
「なっ、……あん、なに、よぉ、ぉおん」  
僕もミランダさんも呂律が回ってない。  
「すご……ぉく、……いっ、いっ、いい……でっ、す」  
「いやぁ、あんっ、そん、そんんなぁあああ、ぁこっと、……い、言わ、なぁいい、でぇっ」  
ミランダさんのオールドスタイルの帽子がいつの間にかどこかに飛んでいて、  
綺麗なハニーブロンドの髪がばらばらに乱れてる。  
それを見て僕は、いつかベッドの中で素っ裸のミランダさんとお願いしたいな、  
なんて考えて、ますます興奮する。  
   
限界。  
うん、僕、もう限界です、ミランダさん。もう出していいですか。  
でも中出しするのは、やっぱりまずいかな。  
まあいいや。ミランダさんは天才魔法使いだから、何とかなるでしょ。  
 
というわけで、僕は思いっきりミランダさんの中に精液を吐き出した。  
ビュ、ビュ、ピュク、ピュク。  
なんて、音が聞こえるよう。  
最近やってなかったから、さぞ濃いのが出ただろうなあ。  
ミランダさんの中は、僕の精液でたっぷんたっぷん。  
あーあー、はぁぁぁああ。  
満足、満足。  
やっぱり、中出しは男のロマンだよね。  
僕は大きく息を吐いて、体の力を抜いた。  
 
*  
 
結局、あの麻縄は例の騎士を縛ってナニするためのものだそうで、ミランダさんは  
あれから出来上がった薬と縄を持って王宮に上がった。  
僕はと言えば、ミランダさんに解薬をのどの奥に突っ込まれ、ぎっちり組んだ魔法陣の  
真ん中で、正座したまま三時間以上。足の感覚、もうほとんどないよ。はっはっは。  
 
でもミランダさんは、油断してた自分も悪かったからって、あんなことがあったって  
いうのに、僕を追い出すつもりはないらしい。  
そうそう、僕が予想してた通り、ミランダさんは避妊魔法も知っていて、妊娠する  
心配もない。  
なんでも、女魔法使いはみんな、その魔法を知ってるそうだ。便利なもんだ。  
 
良かった、というか、ラッキーというか。  
僕はここに居てもいいことになったし、ミランダさんは美人で優しいし。  
ミランダさん、早く帰ってこないかな。  
もう惚れ薬の効力は切れてるはずだけど、ミランダさんがいないと寂しいって  
心の奥がきゅんきゅんする。  
なんて、この先が思いやられる僕の生活。  
 

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