弥生は帰宅するとただいまも言わず、兄の部屋にかけ込んだ。そっと机の引き出しを開け、一冊のマンガ本を取り出す。カバーの無い、少し大きめのコミックス。それをランドセルに放り込むと、今度は大声で「知恵ちゃんちいってきまぁす」と言って弥生は家を飛び出した。
10分程して知恵の家についた。
―ピンポーン―
チャイムを鳴らすと知恵が顔を覗かせる。
「ちゃんと持ってきた?」
「うん、バッチリ!お邪魔しまぁす。」
二人はスカートの裾を翻しながら二階の智恵の部屋へ向かった。
智恵の家は両親共働きで昼間は智恵しかいない。年の離れた兄姉がいるせいか智恵はませていて面倒見がいい。しかし非常にワガママな乱暴者でもある。体が大きい事も手伝って、学校では男子にも一目置かれている。
体の小さい弥生は幼稚園で智恵に逆らって泣かされて以来、智恵の親友兼召使いだ。
「弥生、これやってみよう」
弥生の持ってきたマンガを読みながら智恵が言った。マンガをのぞき込む弥生。
そこには、寝ころぶ男の上で、グリンピースで作った下着をつけた女が腕立てをしている絵があった。女の体が近づく度に男がグリンピースを一粒食べ段々と女の体が露わになっていく。
「え…」
戸惑う弥生を残して、智恵は部屋を出ていった。
一人になった弥生はマンガをパラパラとめくる。兄に隠れてこっそり読んだため、内容は把握している。エッチな男子高生が若い女家庭教師の体力作りをコーチするストーリー。性交渉はないものの小学校五年生にとっては十分すぎるほど刺激的だ。
(またか、面倒くさいな…)
最近、智恵がハマっている遊びを思い出して弥生はうんざりした。それは智恵のあみだした遊びで 「えっちまんごっこ」という。
事の起こりは二週間前…
「弥生、えっちまんごっこしよう」
唐突に智恵が言った。いぶかしげな表情をする弥生に智恵はさらに言う。
「お手本見せるからスカート脱いでベットに寝て」
言われるままに弥生はスカートを脱ぎ、体操服にブルマーのスタイルとなってベットに横たわった。
智恵もまた体操服にブルマーのスタイルで弥生の隣に横たわる。
智恵の手が弥生のおなかをさする。
「んはっ!何?智恵ちゃん、私くすぐったがりなんだよぅ」
「我慢してよっ」
「はい」
語気荒い智恵の一蹴で弥生はあっさり引き下がった。智恵の手はなおも弥生の体を撫で回す。
右手はおなかからやんわりとふくらんだ胸へ。左手は横腹を通ってブルマー越しに恥丘を撫でさする。弥生は涙目になりながらも歯を食いしばってくすぐったさ耐える。
智恵の手が太股の内側へ来た時、我慢しきれず弥生の笑い声が炸裂した。
「んははははっ…んふっ、ははは、ごめん智恵ちゃん…ははっ…も…う無理〜!!」
「んもうっ、じゃあ交代ね。ちゃんと優しく撫でるんだよ。」
肯いて弥生はおずおずと智恵の横腹と太股をなでさする。
「そこだけじゃなくておっぱいとかブルマーの上も」
言われて弥生は智恵の胸に手をのばした。
(智恵ちゃんのおっぱい柔らかくて大きい…)不思議な感触に弥生はひきつけられる。手の平で智恵の胸を包みこみ、そよそよとゆする。少し強めにもんだり優しく乳房をもみしだいたりする。次第に智恵の息はあらくなった。弥生は手にあたる異物感に気づいた。
「智恵ちゃん、なんかあたるよ、ちょっと服あげていい?」
「うん。」
弥生は知恵の体操服をたくしあげた。ぽろんと知恵の胸が転げでる。
知恵の年のわりに大きな胸の先端に、小さな突起が先を尖らせていた。弥生が指でさするとその突起は堅さを増してゆく。「んはぁっ…」
知恵がため息ともうめき声ともつかない息を吐き出す。
「これがあたってたんだぁ」
嬉しそうに言いながら、弥生は知恵の乳首を優しくつまんだ。柔らかく、くにくにと指を動かす。
「はぁ…ん…」
指に少しづつ力を加える。「や…よいぃ、なんか…ぁ、変な…感じ…んっ」
「ね、知恵ちゃん変だよ。やめたいの?」
「ちがうよぉ…もっとするぅ…」
弥生は返事のかわりに知恵の乳首をきつくひっぱった。
「やぁっ…」
普段ガキ大将の知恵が、今は弥生の前に屈してあられもない声をあげている。
弥生の胸はドキドキと高鳴る。
(もっといっぱい気持ち良くさせてあげなきゃ…)
変な使命感を感じていた。
「知恵ちゃん、あおむけじゃお尻触れないよ?」
「うん…」
知恵は素直に弥生に背中をむけた。
弥生は右手で知恵のむきだしの乳首をいじり、左手で知恵のお尻をブルマー越しになでる。
「んくっ…」
弥生の左手は、ぐりぐりと知恵の尾てい骨を押さえた。
「ん…や…弥生…」
知恵は誘い込むように、お尻をぐいぐいと突き出す。
弥生は知恵のブルマーをお尻の割れ目に食い込ませた。
「あっ…」
知恵はうつぶせになり、自ら腰を突き出す。
弥生は知恵の足側へ廻り、知恵の食い込んだブルマーを上に引っ張り上げながら割れ目をたどる。
「んはっ…あ…あんっ…もっと……強く……が…いい」
弥生の指にこすりつけるようにお尻を突き出しながら知恵は言う。
「こう?」
弥生は親指を割れ目にねじ込むように押し始めた。毎晩、家族へマッサージをしてるために弥生は指圧がうまい。
「んっ…んんっ……あ…あんっ……ん、ん〜っ、やぁっ!!」
アナルの上に弥生の指が到達した時知恵が叫んだ。
「や、やめよっか?」
驚いて弥生が訊ねる。
「平気!早くっ」
(知恵ちゃん…さっきまで可愛かったのにやっぱ怖いじゃん)
符に落ちないものを感じながらも弥生はまた行為に戻った。