日本のとある地方都市、輝石市。この町に巣食う秘密結社「ダークドレッド」。  
ダークドレッドとは闇の怪人たちを率いて世界征服を企む悪の組織である。  
輝石市には、強大な力を持つという伝説の聖石が存在するという。ダークドレッドはその聖石を手中にし、世界の覇権を握らんと日々悪事を重ねているのだ。  
しかし、この世に闇があるならばそれを打ち払う光もまた存在する。  
聖石戦隊ジュエリー5。それこそが聖なる石に選ばれた5人の少女たちによって構成される正義の戦士たちなのだ。  
ダークドレッドの破壊活動はジュエリー5の活躍によって毎回防がれていた。  
 
ダークドレッド第3地下秘密基地。  
輝石市の地下に存在する天然洞窟をもとに作られたその地下基地の一室、幹部専用のプライベートルームにて、2人の男女が絡み合っていた。  
「ん、ちゅ、はあ、ん、ん……」  
「へへ、中々上手くなったじゃん……」  
「く、お前が、何度も、こういうことをさせるからだ……」  
ベッドに腰掛けた少年の股間に顔を沈ませ、逸物をしゃぶっている女は上級幹部にして四天王「鋼色の戦姫メディレーン」(本名・「羽賀根 真姫(はがね まき)」)。  
 
*注・この場合、メディレーンとは悪の組織間で通じる通称であり、芸名のようなものである。  
 
深緑の軍服を着込み、常人には持ち上げることすら敵わぬ超強度合金製の鞭を振るい、戦車や大砲などをモチーフとした重火力系の怪人たちで構成される戦闘部隊  
「暗黒機械化装甲軍」を率いる女である。  
20歳という若さでありながら四天王の一人として活躍する彼女の実力はすさまじく、ほかの古株の幹部たちもその実力を疑う者はいない。  
その冷酷な美貌ともあいまって組織の女性メンバーの憧れの的でもある。  
 
「じゃあ、次はその無駄に大きいおっぱいで挟んでもらおうかな……」  
「無駄とかいうな!、くそ、なんでこんなことに……」  
少年が無遠慮にメディレーンの豊かな乳房に手を這わす。  
「それはメディレーン殿が一番よく分かってるだろ?でっかい武器を振り回すしか能のないだめ部隊が、大口叩いたあげく、無様に失敗したからじゃないか」  
「く、きさま……」  
「あれあれ?怒るの?ついでにその作戦に失敗したら、俺の言うことなんでも聞くって言ったの、あんただよ?メディレーン殿?」  
「ぬ……」  
屈辱に顔を歪ませながらも、メディレーンは上半身をはだけると少年の逸物を乳房に挟み込んだ。  
「ふふふ、胸のでかい女は頭が悪いっていうけど、それでもこうして役に立つんだから、よかったよね」  
「お、おのれ……」  
 
一方、メディレーンに奉仕させて悦に浸っている少年も、ダークドレッドの四天王の一人「鋼拳斬鬼スレイター」(本名・「羽賀根 刀児(はがね とうじ)」)  
17歳にして、ダークドレッドの歴代最年少の四天王の座についた天才であり、メディレーンの実の弟である。  
本人は一見中肉中背の平凡な少年に見えるが、幼いころからの地獄のような鍛錬により鋼鉄のごとく鍛えられた肉体と、脅威の闇の武術の技を持ち、  
修行によって超絶の気功や武術を身に着けた武人系怪人で構成される「斬人斬馬剣士軍」を率いる武人である。  
 
代々ダークドレッドの上級幹部の家柄の出の二人は幼いころから悪の秘密組織の一員として英才教育を受けており、親の七光りに頼らず己の実力で、  
上級幹部にまで上り詰めたのだが、最近は成果を中々出せずにいた。  
というのも、聖なる石によって選ばれた正義の使者ジュエリー5の活躍によって、様々な破壊活動がことごとく邪魔されるからだ。  
それどころか、最近は逆に基地の一つに攻め入られ、四天王の一人「轟く大蛇ベノミス」と彼の率いる「獣王無尽軍」が壊滅状態にされてしまったほどだ。  
メディレーンとスレイターもまた彼女らに作戦を妨害され、なかなか成果をだせずにいた。  
悪の秘密結社の例にもれず、ダークドレッドも失敗者には厳しい。メディレーンたちがまだ降格されていないのは、ジュエリー5が恐るべき相手であり、  
今のところ、ジュエリー5を倒せずとも互角に戦えるのは四天王くらいであることが明らかだからである。  
 
しかし、だからといって彼らが安穏としていられるはずもない。  
そしてその苛立ちはお互い同士に向けられるのも仲間意識や友情のカケラもない悪の秘密結社ならではかもしれない。  
 
もともと彼らは幼いころこそ仲は良かったものの、ダークドレッドの一員として活動しだしてからは姉弟だからこそお互いをライバル視してきた。  
メディレーンはスレイターとその配下のことを「劇画と時代劇かぶれの脳味噌筋肉野郎」とののしり、スレイターはメディレーンとその配下を、  
「銃を抱いていなければ眠れもしない臆病者ども」と蔑んでいた。  
そして、彼らが最近始めたゲームこそが「月に一回、戦績の悪いほうが相手の言うことをなんでも一つ聞く」というものだった。  
最初は単純な売り言葉と買い言葉から始まり、今に至る。  
お互いが他人同士であればこうはならなかっただろう。しかし、なまじ姉弟であるため、お互いの内面をむき出しにしても許される間柄である。  
すっかり内容はエスカレートし、スレイターは主に性的な欲求を姉のメディレーンにぶつけ、メディレーンは、BL系同人誌のネタにするために、  
弟とその副官同士を裸で絡ませたり(さすがに本番行為はなかったが)とお互いの醜い欲望をぶつけ合った。  
 
そして前々回、町中のトイレを破壊し、人々に苦痛と屈辱を与え、暗黒の精神を増幅させるという作戦において、スレイター軍は途中で妨害されたものの、  
町のトイレの約6割を破壊し、その際の人々の苦しみによって聖なる石の力を1割ほど低下させることに成功。  
さらにジュエリー5の一人ブルーサファイアがトイレを我慢して戦闘能力が低下したところを捕らえ、浣腸を施して陵辱し、結果的に奪還されたものの、  
その戦闘能力を大きく削ぐことに成功した。いまだブルーサファイアは痔と下痢に悩まされている。  
一方、メディレーンは前回、遊園地の送迎バスを襲い子供たちを誘拐し、新たな怪人に改造するという作戦において、そのバスには子供たちではなく、  
遊園地でその日行われる予定の魔法少女ショー目的の大きなお友達が満載だったため作戦は失敗。  
結果、今月の戦績はスレイターの勝ちとなり、メディレーンはこうしてスレイターの要求に従うこととなった。  
 
始めのころはスレイターの要求はキスがしたい、膝枕して耳掃除、などといった他愛もないものばかりであり、メディレーンも内心、まだまだ子供か、  
と苦笑していたものだったが、スレイターも悪の幹部であると同時に思春期の男子である。だんだんと要求はエスカレートしていき、  
一緒にお風呂に入る、裸エプロンで料理を作れ、といったものになり、そして、ついには直接的な性的行為に及んできた。  
まさか姉である自分に対してそんなことは要求しないだろうと思っていただけに驚いたが、そもそも悪の秘密組織の幹部ともあろうものが  
常識的な倫理観の持ち主であると期待できるはずがない。じきに弟の目に自分に対する歪んだ執着心があることに気が付いた時には、  
半ば無理やり押し倒され、処女を奪われていた。  
 
それでも、メディレーンはなにも言えなかった。仮にも悪の組織の上級幹部ともあろうものが、弟相手に油断して、罰ゲームで全裸でオナニーを披露していたら、  
興奮した弟に襲われたなどと公表すればいい笑いものである。おまけに自分は初恋もまだでキスも弟としかしたことがないなど、背徳と悪徳を旨とする悪の大幹部に  
相応しくない。  
それならまだ弟に歪んだ想いを寄せて関係を持った、ということのほうがまだ背徳的ではないか。  
 
「さて、前戯はこれくらいにして、今回は俺の勝ちだから、どんなことをしてもらおうかな〜」  
「むう、あまり痛いのはやめてくれよ……」  
「そうだな……顔を含めて全身に1ヶ月は消えないキスマークをつけるか…」  
「な!?や、やめてくれ!そんなことされたら部下の前で着替えられないだろう!?以前、太腿にキスマークついてるのを見られて、  
 副官どもに散々からかわれたんだぞ!?」  
「まあ、確かに姉貴のところの副官たちはそんな話好きそうだね……。女所帯だしなあ」  
「それどころか、首筋のキスマークをジュエリー5のレッドルビーに見られてどれだけからかわれたことか……」  
「まあ、女子ってそんな話好きだよな。あいつらも多分年齢的には俺とタメくらいだろうし」  
「く、思い出したら腹が立ってきた」  
「そんなに嫌がるんならますますしたくなってきたな。じゃあ、まずは普通にキスする」  
「ん!ん、む……」  
唇を合わせて、お互いの口内の感触を楽しむ二人。口を離すと銀糸がお互いの口と舌を結ぶ。  
「ふう……、じゃあ、今日はキスする日ってことで。まずはほっぺたね」  
「あ……ん!」  
ちゅう、っとおとが聞こえるほどに強く吸い付く。そして未だ恍惚としているメディレーンの下着を脱がせて、すっかり濡れたそこに突き込んだ。  
「あああああ!」  
「く、今日もいい締め付けだよ…!姉貴!」  
「あ、あ、だめ、ああ、ん、」  
「なにが、だめ、なんだよ、じゃあ、次は首かな」  
ちゅう、と吸い上げる。そのまま何度も唇をつけては吸引し、勢いをつけて放す。それを繰り返せば、首筋、そしてほっぺたにはいくつの虫刺されにも似た  
赤い後が付く。しかし、誰もそれを虫刺されなどとは思わないだろう。さすがにキスマークは付かないものの、耳たぶにしゃぶりつき、耳の穴に舌を伸ばした。  
「ん……!み、耳は、だめぇ、びんかんなの……」  
「知ってるよ…姉貴の性感帯、開発したの俺、なんだからな……」  
そのまま腰をぐりぐりと動かすと、メディレーンの体が跳ねた。  
 
「あいかわらず、感度いいよね、姉貴……、たしか、ここだっけ?」  
亀頭でメディレーンの膣内の一点をえぐる。  
「んんんんあああああ!」  
さらに体が跳ね、スレイターは逸物がさらなる粘液に包まれたのを感じる。  
「そうそう、ここ、ここ」  
「あ、あ、あ、あああああ!」  
「う、くっ!」  
そして、絶叫とともにメディレーンの膣が弟の逸物を吸い上げるように締め上げ、思わずスレイターも姉の中に思い切り放出していた。  
そのままメディレーンが力なく倒れこむ。  
スレイターも、いったん息をついたが、まだまだこれくらいで倒れはしない。いったん逸物を引き抜くと、意識のない姉の体にむしゃぶりつき、  
新たなキスマークを付けていった。鎖骨、上乳、乳首、その周辺、下乳、肩、脇、二の腕、前腕。  
「む、手のひらにはつきにくいな。甲で我慢するかな」  
同じ場所にもいくつも執拗にキスマークを付ける。へその周り、背中、くびれた腰。太腿、すね、足の甲。  
「あとは、お尻と、ここだな」  
尻にもなんども吸い付いたあと、ぐっと尻を左右に開いた。そのまま口を付ける。  
「ん?ああああ!な、なにを!?」  
さすがに肛門を激しく吸われて、目が覚めたメディレーンが絶叫した。  
「ん……、匂いも味もしないな。きちんと綺麗にしてきたってこと?」  
「か、勘違いするな!もしお前がそこを要求してきて、そっちに入れた後、性病にかかったら私にも迷惑がかかるからな!」  
「そ、そうなんだ……まあいくらなんでもいきなり拡張もしてないのに入れたりはしないって。怪人だから再生能力があるっていっても、  
 さすがにしばらく痔で苦しむことになるしね。あのブルーサファイアみたいに」  
「そ、そうか……。やさしいな、お前は」  
「な、いきなりなに言い出すんだよ!これだから、銃馬鹿は……」  
「はは、照れるな……。しかし、なんか体が痒いな……って、なんだこれはぁぁぁ!」  
メディレーンが全身のキスマークを見て絶叫した。  
「なにって、キスマークだけど」  
「ほ、ほんとに全身につけるなんて……前言撤回だ!お前なんて全然やさしくない!ああ、もう、どうすればいいんだ、  
いくら私が上級の怪人とはいえ、同じ上級の怪人のお前の力でつけられたキスマークはしばらくは消せないぞ……」  
「だから〜、言っただろ?今回の罰ゲームだって」  
「く、お、お前というやつは〜、覚えていろ……次に私が勝ったときを首を洗ってまっていろ……」  
「ははは、せいぜい頑張ることだな。……さて、じゃあ二回戦といくか」  
「ん!?、やめろ、たらこ唇になるだろ!…んあああ!」  
「いいじゃん。どうせ姉貴の体は俺だけのもんだから、な!」  
その言葉を聞いて、いっそう体が熱くなるメディレーン。そして二人はそのまま朝までお互いの体を貪り続けた。  
 
 
一方そのころ……輝石市立病院のとある個室の病室。  
「大丈夫?青ちゃん……」  
「はい…。まだお尻がひりひりしますが……。申し訳ありません。わたしのせいでご心配をおかけして」  
「そんなことないよ!私たち、仲間でしょ?」  
「はい。ありがとうございます」  
「まったく、あんなとんまどもに捕まるなんて、相変わらずおバカですわね、藍原青子」  
「ちょっと、林檎!そんな言い方ないじゃない!」  
「そうだよ、紅。君だって、あの時、黒野が簡易トイレを探し出してきてくれなかったら危なかったんだから」  
「う、うるさいですわね!分かってますわ!」  
「ダークドレッドのスレイター……、青ちゃんをこんな目に合わせて……ぜったい許さないんだから!」  
「みなさん……わたしのために……(でも、なぜでしょう。あんなひどい目に合わせられたのに、わたしは、もう一度、同じことをされたいと感じている。  
 あんなに屈辱的で恥ずかしいことをされたのに……いやだ、どうして?わたしは、こんなにふしだらな女だったのでしょうか…)」  
ホワイトダイアモンド、金剛寺白美(こんごうじ・しろみ)。ブラックオパール、黒野奈美(くろの・なみ)。レッドルビー、紅林檎(くれない・りんご)。  
グリーンエメラルド、緑ヶ丘留美(みどりがおか・るみ)。ブルーサファイア、藍原青子(あいはら・あおこ)。  
彼女らが、スレイターへの復讐の想いを研ぎ澄ませていることを、二人は知らない……  
 
 

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