自分の首を絞める、という言葉がある。  
 
西暦2500年に至るまで、様々な場面で人類はそれを体感してきた。  
その中で1つ挙げるとすれば、西暦2000年頃、技術が進み行く中で、  
地球環境は破壊され、異常気象や森林不足による洪水も多くなった。  
しかし、人類は地球を愛していたのだった。  
人類は技術や便利さの重視よりも、エコロジーと便利さをどうやって  
両立させていくかということを重視し、  
その結果、地球は住みよく、緑豊かな星へと生まれ変わった。  
人間の居住区と森林区を区別し、居住区と居住区の通行、  
リニアによって行われている。海外へも海中トンネルを使って移動する。  
2500年の今も、その教訓を活かし、自然は溢れつつも、住みよい、  
そんな地球に保たれている。  
 
しかし、今、新たな問題が浮上しているのだ。  
森林区と居住区を区別したまでは良かった。  
このおかげで環境は飛躍的に向上し、絶滅寸前と言われた生物もまた蘇った。  
また、人間が立ち入らない所為で、知らず知らずの間に人間に  
とって有害な生物も誕生してしまった。  
しかし、国々はこの問題を無視した。居住区と区別されているので  
まず危険はないだろうと考えた上、  
自然を保つという方針に矛盾するということを考えたからであった。  
それがこのような悲惨な事故を生み出すとも知らずに――――  
 
 
2504年 8月23日  
 
居住区と居住区の行き来をするリニアの中での出来事であった。  
ダークブラウンのロングヘアをした、  
年の頃は18歳位の女の子がボックス席から外の森林の景色を見ていた。  
「こ〜、こ〜、あ〜!」  
そこに、また声が聞こえた。その女の子はそちらを振り向いた。  
すると、たちまち明るい表情になった。  
「あ〜、アンナじゃないの〜!どこに居たの?」  
「あんただってどこに居たのよ?探したんだからねこっちは!」  
「あたしはあんたって名前じゃないの!心に愛って書いて心愛【ここあ】!  
 ついでにアンナがいったんでしょ?2両目のB15の席で待ち合わせって・・」  
「・・・ここあ、あたしは12両目のB15って言ったのよ」  
「・・マジ?」  
心愛は申し訳なさそうに聞いた。すると、アンナは首を縦にためらいも無く振った。  
「うう〜・・ごめんねぇ・・」  
「いいって。それよりさぁ、喉渇かない?売店3両目だし、買いに行こうよ」  
気にしないアンナの様子を伺って、心愛の表情はたちまち明るくなった。  
「うん!」  
その瞬間、車内が大きく揺れた。  
「「!?」」  
心愛とアンナはビックリすることくらいしかできずに、転んでしまった。  
 
「イタタタ・・・何だったの?」  
アンナがふと下の異様な光景に気づいた。自分の真下が窓で、その窓も地面に面している。  
・・・ということは。  
嫌な予感がして、上を見てみると、やはり窓。しかも空がよく見える。  
アンナはタメイキをついて言った。  
「・・この列車、横転しちゃったみたいね」  
「ええ〜!?どうすんの〜!せっかくエリに会いに行く約束してるのにぃ・・」  
「まあそれはいいけど、あたしたちがどうなるのかね。」  
「な、なんで?」  
おそるおそるここあは尋ねた。  
「・・・ここは森林の中。救助が来るのも遅いわ・・」  
「えええーーー!?やだよぅ・・」  
「それに最近ニュースになってるでしょ、森林の中で列車が相次いで事故になり、  
 翌日なのにも関わらず、若い娘何人かが、行方不明になっちゃったっていう・・」  
言い終わる前に、また振動が列車の中に走った。  
「こ、今度はなにさぁ!?」  
見ると、上方にある窓が何かで覆われている。  
それは簡単に窓を破り、ロープ状のものをここあとアンナに向かっておろしてくると、  
すばやく2人の体を絡め取った。  
「ひぃっ!食べられちゃうの、あたしたち・・」  
「・・・このっ!」  
アンナはロープ状のものに噛み付いたが、それはただ柔らかくて生ぬるいだけで、  
口を離すとまた形状がもとに戻ってしまう。  
やがて2人は車外に連れ出された。あっけに取られながらも、ロープ状のものを  
辿っていくと、そこには見るにも耐えない、巨大なイソギンチャク状の生物がいた。  
「「!!!」」  
 
二人は恐怖に打ちひしがれ、声ももう出なかった。  
あっという間に、列車からだいぶ離れた森の奥へ連れて行かれてしまった。  
すると、二人を拘束していた生物の触手は二人を解放した。  
しかし、少し安心したのもつかの間、触手は二人の四肢を拘束し、仰向けにさせ、  
あられもない姿を曝け出させてしまった。  
「・・な、何のつもりなのよぉ!」  
ここあはわけもわからず叫んだが、生物はまったく同時もしない。  
「あ、アンナだけでも離してあげてよぉ!」  
そういうと、生物の動きがしばし止まった。そして、アンナの体を開放したのだった。  
「こ、ここあ!」  
アンナがここあに近づこうとしても、触手が邪魔して近づけそうにない。  
「アンナ!逃げて!」  
アンナは自分にできるのはここあのことを人に伝えることだけだった。  
アンナは森の中へ消えていった。  
それを見届けると、生物は動き出した。ここあは抵抗した。  
「な、や!やめて!食べないでよぉ・・」  
しかし、それに動じず、触手を差し出し、ここあの衣服をすべて破いていく。  
やや大きめの乳房が外気に触れて羞恥に浸る間もなく、触手が両方の乳首を執拗に弄る。  
舌のようにやわらかく、生暖かい触手は確実にここあを焦らしていった。  
「あ、あんっ・・・はぁ・・」  
ここあは必死で声を出しまいとするが、その触手の執拗な乳首の転がし方に  
吐息やあえぎ声を出さずにはいられなかった。  
 
その間にも、ここあが気づかない間に触手はデニムのミニスカートを破り捨てていた。  
そのことにも気づかず、ここあの足はデニムのスカートの締め付けから開放され、  
どんどん開いていくのだった。触手にも拘束されていたが、  
ここあは自分でみっともない姿をどんどんさらしていく。  
生物はそれを見て満足したのか、触手を純白なショーツの上から軽く押し付ける。  
ここあはスカートを破かれて、やっと、もっと淫らな愛撫をこれからされる  
ということに気づいたのだった。  
触手はショーツの上から確実に割れ目の部分のみを舐めるように辿っていく。  
その間も乳首は執拗にいじくられていた。ここあは声を出さないようにすることも忘れた。  
「やんっ、ああっ・・・ああんっ、やあっ・・はぁん・・」  
何回かそれをした後、膨らんでいる突起を見つけて、そこを執拗に攻める。  
触手の出す粘液とここあが考えたくもないものの染みでショーツは既にびっしょりだった。  
触手はショーツをびり、と破いた。ここあの体は靴と靴下以外全裸になってしまった。  
しばし触手の動きが止まる。  
ここあは何もされない間、誰にも見せたことのないところを  
こんなものに見られているということに恥ずかしさを覚えた。  
 
それと同時に、体に残っている甘い熱を更に求めている自分に気づいた。  
しかし、それを口に出せず、口篭っていた。  
だが、何もされない。ここあはこんな生き物に自分の心を見透かされて  
焦らされているなんて、と羞恥と悔しさを感じたが、  
自分の体に残る甘い熱には逆らえなかった。  
「あ、あたしをもっと犯して、下さい・・」  
そういうと、うどんくらいの細さの柔らかい触手が数本、ここあの中に入った。  
「ああん!」  
そして、太い触手が一本、口の中に突き刺すように入れる。  
「・・むぐっ」  
そして、また乳首への焦らしが再開される。また、他の触手が同時に乳房を揉む。  
「んっ・・・」  
もうどうでもよくなって、ここあは快楽に酔いしれることだけしかできなかった。  
口内の触手に舌を絡め取られ、ここあも絡め返すと、触手は嬉々として更に絡めてくる。  
「んん・・・」  
その間にも、うどんほどの触手は膣内を蹂躙し、  
胸からの甘い刺激もこぼれんばかりだった。気づかないうちに、  
もう一本ここあの秘所近くにうどん程のものが近づいて来た。  
すると、ここあの尿道にそれを一気に突っ込み、一気に引き抜く。  
ずぼ・・っ、ずりゅっ・・・  
「んんんーーーっ!」  
そこからはここあの液体が惜しげもなく放射された。  
ひときわ強い快楽に目を細めるが、  
口内の触手の所為で上手く声が出せなかった。  
 
そのせいで軽く口内の触手を噛んだ。触手はここあの口の中に甘苦い液だけを残し、  
飲み込んだのを確認してから口を開放してやった。  
また、尿道を襲った触手は一本入っているところに入っていき、  
更にもう一本が入って行き、7本位入ってそれぞれがバラバラに中で動く。  
それは甘すぎるほどの刺激をここあに与えた。柔らかい感覚が壁を擦って行く。  
「あ、あん・・っ・・やんっ!」  
 
しかし、ここあは気づいていなかった。森の中に影があることを。  
それはアンナだった。開放されたはいいものの、一面の森林に行く宛に困り、  
結局隠れて見ていることくらいしかできなかったのだ。  
しかし、いつもはあんなに、はつらつとした心愛があそこまで乱れるのを  
見ていると、アンナもドキドキしてきた。  
もし自分があそこに居たら・・・  
そんなことを考えて、スカートをたくし上げて、手を突っ込む。  
そこに触れると、すでにそこはじんじんと熱を持っていて、  
またそこと自分の指を隔てている一枚の布を触るとすでに濡れそぼっていた。  
堪らずその布を押しのけ、そこに指を突っ込む。  
「あ・・あ・・」  
羞恥を感じられずに居なかった。  
外で、自分でやっているなんて・・なんと自分はいやらしいのか。  
しかし、アンナの肉慾が少し満たされつつあることも確かなことだった。  
震える自分の人差し指。またそこに中指が自然と加わっていき、  
水音が聞こえるほどになったのに、座ったらきっと物音であの生物に  
気づかれるという危険から立ったままの体制でいるしかない。  
ふと、足が崩れそうになり、強く中が指で押し付けられる。  
「ひゃうっ!」  
それにまた足の力を込めようとしたが、無理なことだった。  
 
ガサ・・・  
 
まずい、と思った。しかし、生物はずっとアンナがいたことを  
心愛を犯している時から知っていたのだった。  
心愛から触手を抜き開放させ、その触手でアンナを縛り付けた。  
まだアンナからは指が抜けていなかったので、余韻で吐息の荒く、  
動けない心愛と生物にアンナのその痴態が丸見えとなってしまった。  
「や・・やだ・・」  
そう言っているうちに、アンナは心愛の上に放り投げられた。  
その衝撃でまた指が深く入ってしまって、あん、と強く声を張り上げた。  
ゆっくりとアンナは指を引き抜くとそこから液体がしとしとと零れ落ちた。  
その液体はアンナの下にいる心愛の足の辺りに掛かった。  
「あ、アンナ・・っ、はぁはぁ・・にげな、かったの・・?」  
「逃げようと思ったけど・・どっちへ行けばいいのか・・」  
顔が至近距離だったが、そんなことを気にしている暇はなかった。  
再会の語らいも許さず、触手は心愛とアンナのウエストの辺りを1つに強く縛り付けた。  
すると、お互いのバストがぴったりとくっ付いて、やわらかい感触を生み出していた。  
それがお互いの羞恥に火をつけたが、手も一緒に縛られていて抵抗できない。  
暴れようとすればするほど、お互いの大きな乳房が擦れ合って新たな快感を生み出す。  
「あん・・」  
生物はその様を面白がって、アンナのスカートとショーツを当然のように破った。  
そして、シャツの後身ごろと下着の後の部分をビリビリと破き、  
残りの布を引っ張ってほとんど全裸にさせる。  
すると直にお互いの乳房や乳首が触れ合ってまた柔らかくて甘い感覚を生み出す。  
急に太くて柔らかい触手がそれぞれ二人の秘所に入ってきた。  
「ああんっ!」「はぁっ・・!」  
その触手は中で何十本にも枝分かれし、中を縦横無尽に行きかいながら、  
太い本体が上下運動をせっせと行っていた。  
 
「ああんっ・・やぁ・・」  
「ひゃあ!うんっ・・!」  
これで2人はもう理性を失いかけた。気持ちよすぎてもう胸がくっ付いていること、  
お互い至近距離で息を肌で感じること考える気にもならず、  
むしろ更に快楽を追いかけようとしていた。  
一本の触手が、アンナの頭をぐい、と押して、押さえつけた。  
すると、下にある心愛の口と合わさった。  
二人とも同性愛趣味はなかったが、快楽だけを求めている今は違い、  
抵抗もせず、舌を絡めあう。触手が頭から離れていっても、二人は口付けを続けた。  
「ふんっ・・・」  
「はぁ・・っ」  
口付けの合間に吐息がこぼれる。  
息継ぎをしている瞬間にも中では触手がうごめき、二人の乳房と乳房がぶつかっていた。  
いろんなトコロから来る快楽のせいで、二人は喘ぎっぱなしだった。  
口付けに思わず声を漏らし、胸の擦れ合いに喘ぎ、中の触手の熱い感覚に嬌声を放つ。  
「ああ・・そ、そこ・・もっと・・やあっ・・ふんっ・・」  
しばらくすると、2人の中の触手が同時にどろどろした液体を一気に放った。  
思わず大きな嬌声を上げる。  
「「ああああああんっ!」」  
二人のソコからは入りきらない液体と二人自身の液がドロドロと流れ出てきていた。  
それを見届けると、生物は森の奥へと去っていくのだった。  
余韻が収まらず、肩で息をしていた二人はほぼ全裸だったが、  
2時間後に救助隊に助けられた。これでは今まであったことが隠そうと思っても隠せず、  
生物のことを二人は警察に話した。  
後にその生物は退治され、仲間と思われる似通った形の生物も完全に排除された。  
 
【END?】  
 

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