ヴィィィィィ〜〜……
白とピンクで彩られた可愛らしい部屋に震動音が響く。
ディフォルメされた動物のぬいぐるみが棚に並ぶ部屋の中、
117はベッドに四肢を×字に縛られて淫らな責め苦を受けていた。
一糸纏わぬ裸身につややかな長い黒髪が映え、コントラストを描いている。
白い肌は汗みずくになり、控えめに膨らんでいる胸元はピンクに染まっていた。
「いやぁ……もうやめて、おねがい……」
ローティーン特有のすらりとした棒のような手足がじたばたと動く。
荒縄に繋がれた手足首はギチギチと音を立てるばかりで少女を解放する様子を見せない。
剃られたのか陰毛が生えていないつるりとした恥丘の奥では、二つのローターが震動していた。
その間にはローションをたっぷり塗られたクリトリスが挟まれ、無機質な愛撫に晒されている。
「うああうっ……! あひっ……!」
ビクッビクッと跳ねる少女の様子に、それを見下ろしていた男がニヤニヤと笑った。
「へへ、またイくのか? 本当にスケベなお嬢ちゃんだぜ」
吐き気をもよおすような好色な笑み。だというのに、身体の奥が快楽の予感に反応してしまう。
そんな自分の身体が恥ずかしくて、恨めしくて、少女は涙に潤んだ大粒の瞳をスッと反らす。
悔しげに唇を噛み締める少女の反応を楽しむと、男は節くれだった指をべろりと舐めた。
唾液にヌラつく指をまだ幼い膣口に浅く挿入し、くんっと折り曲げてクリトリスを下から持ち上げる。
そのままこりこりと優しく擦ってやると、117は髪を振り乱して悲鳴を上げた。
「うあああああっ! いやっ! いやぁぁっ! それヤダぁぁっ!」
敏感になったクリトリスを下から擦られる気持ちよさに快楽を感じたのも束の間。
裏側から持ち上げられたクリトリスが、暴力的なローターの震動責めに晒される。
「ひいいいいっ!! あひいいいいいーーーーーっ!!」
男がクリトリスを裏側から丸く円を描くように擦り上げると、あっというまに少女は達してしまった。
持ち上がった腰がガクンガクンとはしたなく跳ね、愛液の飛沫を撒き散らす。
少女らしからぬ獣じみた悲鳴を上げた117は、指を抜かれるとどさりとベッドに腰を落とした。
快楽の余韻に白く歪んだ裸身がヒクヒクと震える。
終わりのない責め苦の中で、唯一安らいだ錯覚を得られる時間。
心地良さの余りローターの感覚すらない少女は、ぽつりと使命を呟く。
「あうう……はやく……クリトリス責めのSS、書かなきゃ……」
まるで地獄の責め苦の中で、自我を保つ唯一のよりどころのように呟く少女。
そのか細い声を聞いて、男がニタニタと笑う。
「へへっ、とんだ変態お嬢ちゃんだな。こんだけイカされてもまだエロ妄想してえのか」
心を嬲るような言葉を浴びせられても、少女の決意は変わらなかった。
裸に剥かれ、四肢を縛られ、淫猥な責め苦に苦しみながらも、キッと男を睨みつける。
「書くんだもん……スレのみんなに、約束したんだもん……っ!」
絶望的な状況でなお凛然と睨む少女に、男は少しも動じた素振りを見せずに油性ペンを拾った。
キャップを外すと、少女の太ももに書かれた縦の四本線を、長い横線で二分する。
隣には同じマークがもうひとつある。それは少女がクリ責めで果てた回数を意味していた。
「これで10回と……おー二桁の大台じゃねーか。偉い偉い。頑張ったな〜」
男は気安い声色で笑いながら蜜口を指でくすぐり、恥丘を撫で、子宮を肌の上から撫で回す。
絶頂の余韻が引き、身体の感覚が戻った少女は、それだけで敏感な身体を震わせた。
感覚が戻っていることを悟ると、男は責めを再開する。
「それじゃ、面白いクリ責めSSができるように、もっともっとイジめてやるからなぁ〜」
舌を出して獣のような野卑た笑みを浮かべた男は、ローターの震動を一段階上げる。
ジィィィィィ〜〜、と素早い震動を始めたローターに、少女は腰を跳ね上げた。
「ひゃあああっ! あぐうううっ!!」
もじつかせる腰を押しつけ、男はさらにローターを取り出し、膣口に挿入する。
「やっ……! ヤダヤダだめぇぇ! もうローターやらあああ!!」
「へへ、遠慮すんなって」
上向けたローターでクリトリスを持ち上げられると、おとがいを跳ね上げて泣き叫んだ。
「うきゃああああ〜〜!! 持ち上げられて、みんなでぶるぶるってぇぇ! ぐるっぢゃううう!!」
クリ責めSSを書くと誓った少女への責め苦は終わらない――……