ぬるぬるした、舌とはまた違う感覚が楽しい。  
豚の鼻は意外と丈夫で、猪は鼻先で突き飛ばしたり持ち上げたりして丸太を運ぶことすらあるという。  
結構強く押し付けても割と平気だ。  
流石に鼻の穴に突き入れると苦痛を感じて嫌がるようだが、  
私は先端部に擦り付けてる方が好きなので、彼女も喜んでいるだろう。  
――喜んでいるよな?  
『ふがっ……は、はい……御主人様は、いつも、優しく、よくしてくれて……とても嬉しい、です……ぐすっ』  
ははは、泣くほど嬉しいのか。可愛い仔だ。  
尾てい骨から生えている本物の尻尾も、腰を振るたびに揺れて可愛いな。  
最初に「尻尾」を付けた尻の方は、今では別のもっと刺激の強いバイブを挿れている。  
食事は液状の栄養剤で済ませており、栄養が水分とともにほぼ全て吸収されるため、  
尻からの排泄は不必要になっていた。  
(その食事に少量の催淫剤が混ぜてあるのが、彼女が日に日に発情の度合いを強めている一因である、  
 という事は彼女には伏せてあるが)  
開発を重ねた今となっては彼女の尻の穴は排泄孔ではなく、  
第2の性器の如き性感帯としての機能しか有していない。  
私は汚物プレイの趣味は無いからな。汚くなくていいだろう?  
『は、はひっ……私の……お、お尻を、綺麗にしていただいて、あ、ありがとうございます』  
――「汚らしい雌豚の尻を綺麗でいやらしい穴にしていただいてありがとうございます」だろう?言い直せ。  
『……う、うぶぅ……えぐっ』  
言えないのか?なら、そうだな、またアレを……  
『あ、ぅ……汚らしい……め、めすブたの、尻を……』  
ああ、言っておくが「汚らしい」は「尻」にかかるんじゃなくて、「雌豚」にかかる言葉だから。  
そのあたりのイントネーションに気をつけて言い直してくれるか?  
『うぅぅ……汚らしいめすブたの、尻を、綺麗で、い……いやらしい穴に、していただいて……  
 ありがとうござい……ます、ぅ……』  
はい。よく言えました。まあ卑しく淫乱で汚らしい雌豚が尻だけ綺麗になったところで大して変わらないんだけどね?  
 
『……ご、御主人様ぁ……も、もう、許して……』  
ん?許して、とはどういうことかな?  
『腕の……背中の、ロープ、解いてください……』  
解いたらその手で何をするんだ?  
――ひょっとして、お尻だけじゃ満足できなくて、鼻先に擦り付けられる雄の匂いに発情しちゃって、  
いやらしい汁を溢れさせてシーツをびしょびしょにしてる前の割れ目を擦ったりしたいのかな?  
『ち、違……ッ』  
まったく、そんな固くて太く、ロクに動かせないヒヅメのような指になって、  
最初の頃は指も使えないしゴリゴリ痛いって言って、命令しても避けていたくせに、  
今では我慢できずに自分からグリグリ突っ込もうとするんだからな。  
むしろ痛いくらいが好きなのか?この変態め。  
『わ……私、そんな、変態なんかじゃ』  
なら別にいいだろう?尻にそんなに大きなのをくわえ込んでるんだ。尻だけでも十分満足して我慢できるはずだろう。  
これで前にも欲しいなんて言い出すのは、相当の変態で淫乱で交尾の事しか考えられないような奴さ。  
「生殖能力を持った動物」じゃなくて「手足の付いた生殖器」のようなものだよ。  
自制心とかプライドとかを考える脳がそもそも無いんだろうね。  
『う、うううううぅぅ』  
心配しなくても、これが終わればロープは外してあげるよ……貞操帯を付けた後で、ね。  
性器周りをガッチリとガードしてくれて振動もほとんど通さないようなタイプだから、  
変態じゃないと言い張る実に貞淑な君が、淫猥な行為から身を守るには理想的なはずさ。  
『ううううう……!えっく、ひぐっ……ご、ごめんなさい。許して、ゆるしてぇっ!』  
――何が?  
『わ……わたし、わたしっ!へ、変態ですっ!我慢できないんですぅっ!  
 お尻だけじゃなくて……前にも、くださいっ!おねがい、おねがいですぅうううっ!』  
――ふぅん。そうなの。  
いや、でも正直幻滅だよ。そこまで淫乱だったなんてね。まさにケダモノ。家畜だな。  
私は相手が、わずかなりとも貞淑さや恥じらいを備えた  
人間的な面を持っているからこそ愛でる気にもなったんだがなぁ。  
わかるかい?人間様ってのは、さかりの付いた雌豚の陰部なんかじゃ本来興奮しないんだよなー。  
いやー残念だ。このままでは私も萎えて君の相手をする気が無くなってしまうかも知れないなー。  
『な……なんでもします!ですから、おねがい、どうか……!』  
じゃあ、興奮させてみせてくれよ。  
ほら、まだお前の鼻を使ってやるから、飽きる前にその無駄に大きい舌で奉仕でもしてみせろ。  
下種な意地汚い家畜の性器でも戯れに使ってみたいと思わせるくらいに愉しませ興奮させてみせろよ。  
『……は……はい……わかり、ました……』  
――そうだ。裏筋を撫でるようにな。もうちょっと動かないか?飽きてしまうぞ。  
ああそうそうその調子……  
 
(早送り)  
 
『う、嘘吐き!? し、舌でやったら、してくれるって、言ったじゃないですか!』  
やはり家畜は頭が悪いな。豚の性器を使いたいと思う程度に興奮させろ、と言っただろう?  
そのまま出して満足してしまったんだから私は豚の性器を使いたいなどと思う必要が無くなったわけだ。  
ノーカウントだよ。恨むなら加減も出来ない自分の拙い舌を恨むんだな。  
『ひ、酷い……』  
――と、思ったが、可哀想なので、もう一度だけチャンスをやろう。  
今こぼした精液、その下手な舌で全部舐め取って綺麗にしておけ。  
『……え……そん、な』  
シーツに染みこんだ分も舐めてしゃぶって綺麗にしろ。少しでも匂いが残っていたら認めない。  
『わ……わかりまし、た』  
――うわ、本当に舐めてる。精液の染みた布をじゅるじゅる音を立ててすすって……  
もう本当にお前の中に貞淑とかプライドという文字は無いんだなこの変態家畜。  
何だその目はお前そんなことまでしておいて今更涙を浮かべて恥ずかしがったりできるような立場だと思ってるのか  
どこまでエロバカだそれで人間らしい扱いを希望しているつもりか笑わせるあははなんだお前シーツを舐め取るそば  
から愛液でまた布を塗らしてるじゃないかつくづく淫乱だな言うまでもないがそれも舌掃除分に追加なもう無限ループ  
じゃないのかこら掃除が遅いぞシーツの匂い嗅いで興奮してるんじゃないだろうなそのデカい鼻はそのために付いて  
たのかまったく全てがいやらしいなお前はその耳はいやらしい単語を聴くためだけに付いてるのかその――  
 
(停止)  
 
――と、このような感じのビデオなんですがいかがですかお客さん。演技無し。完全に実際の調教シーンですよ。  
え?雌豚がブーブー言ってるようにしか聴こえなくてわけがわからなかった?  
――おーい!魔力も持ってない真人間が紛れ込んで入ってきたぞー!  
捕まえて次の雄豚調教モノの「男優」にしてさしあげろー!!  
 

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