『パパラッパーー……』トランペットの音が鳴り響く中、練習部屋である2年3組の教室へと歩いてゆく。  
僕は向井 邪邪丸(むかい じゃじゃまる)。花も恥じらう中学1年生だ。  
 
新入生の勧誘に来た上級生に、  
「色素の薄い髪、色白、童顔、私の肩ぐらいの背………も、萌へ……向井くん、君に決めた!」  
と半ば強引に入部させられた吹奏楽部だけど、僕は結構楽しんでいた。  
 
僕を力づくで入部させた上に自分と同じフルートパートに引きずり込んだ吉岡 瞳美先輩は美人だし、  
(だけど僕と同じく吹奏楽部に入った幼なじみのさやかは『先輩から聞いたんだけどあの人“しょたごん”らしいから気をつけてね』と言ってた)  
僕はもともと音楽が好きだったからだ。自慢じゃないが、○学5年生の時に耳コピしてリコーダーで演奏した『そんなヒロシに騙されて』には、家族全員が涙を流した程である。  
 
「こんにちはー」  
2年3組の教室についた僕は、既に練習を始めていた先輩に挨拶する。  
「あふぅ………さ、練習しましょ。さあさあ、ここに座って」  
どこかうっとりした目で僕を見ながら、自分の隣の椅子を瞳美先輩が指差した。  
 
「は、はい……」  
どうでもいいけど、そんな熱い眼差しを向けられると少し、恥ずかしい。僕ってシャイボーイだから……ポッ  
 
 
「………ふうっ、ちょっと休憩しよっか」  
コンクールの課題曲の練習が一通り終わり、瞳美先輩は胸元をパタパタとあおぎながら言う。真っ白な夏服にかかる黒髪がさらさらと揺れた。うーん、キレイだ。  
「向井くんは楽器、買うつもりないの?」  
「僕も欲しいんですけど…、やっぱり高いですからね〜」  
まだ1年生の僕は、学校所有の楽器を借りて練習していた。メカ○ンビー並みとまではいかないにしろ、フルートは高いのである。  
しかし、いつかは自分の楽器を持ちたいと思っていた。ウチの中学は無駄に歴史が古いため、僕が使用しているフルートも、死にかけの河童の皮膚みたいなくすんだ色をしている。……所々赤黒いものがこびり付いてるし。  
 
「確かに、そう簡単に買える値段じゃないよね。私の場合、パパが勝手に買って来ちゃったんだけど……」  
娘を溺愛しているお父さん(前に聞いたんだけど、6才だった瞳美先輩に「ぱぱぁ〜、天然石割って〜」と言われ、片眉を剃り山にこもった事があるらしい)の事を思い出し、先輩は苦笑した。  
 
「でも羨ましいです。僕も先輩みたいなキレイなフルートが吹きたいなぁ」  
彼女のフルートはまだ新しく、滑らかな銀色をしているのだ。  
するとなぜか先輩は固まった。  
「わ、わたしみたいな………ぶつぶつ…つまり私の躰をその薄い唇で獣みたいに………ハァハァ」  
なんでぶるぶる震えてるんだろう?なんでうっすら笑ってるんだろう?  
「せ、先輩?」  
「はっ、危ない危ない……。そうだ!」  
ポンと手をうって、僕の方に向き直った。  
「良かったら……私のフルート吹いてみる?たまには新しい楽器使ってみたいでしょ?」  
「えっ……」  
それってか、間接キ…  
熱が顔い。……なぜか先輩の目が期待に満ちて輝いている。  
「ほら、吹いてみて」  
「分かりました…」  
 
瞳美先輩に手渡されて、僕は静かにフルートを唇に近づける。  
先輩はその名前のように大きくて美しい瞳をキラキラさせて、こっちを見ている。柔らかそうな唇をピンクの舌がちろっと舐めるのを充血した目で凝視しながら、僕は震える音で吹き始めた。  
 
ああっ、先輩が僕を見つめながら足を組み直した。その白い太ももの奥に何か更に白いものが……!  
シャイなくせに目が離せない僕!たぎるぜ!  
 
必死でコンビニ店員の倦怠と退廃について考えて鎮めようとしたが、努力むなしく、僕の股間にテントが張った。  
僕は恥ずかしさのあまり演奏が続けられず、そのテント(1人用)を睨んだ。うう…いくら思春期ボーイとはいえ正直過ぎるぞマイサン!  
 
チラっと瞳美先輩の方を見ると、僕のテントを見つめながら唾を飲み込んでいる。ごきゅっていった、ごきゅって…。  
恥ずかしながら、見られるていると意識した僕のテントはランクアップ(2人用)。  
すると、瞳美先輩はニヤニヤしながら口を開いた。  
「ん〜〜?そこに隠しているのは、もしかしてフル〜トかなぁ?」  
お、惜しいっ。  
「向井くん私のフルート吹いたんだから、私もあなたのフルートを吹くべきである、否!吹かなければならないっ」  
ワッツ!?  
い、いやいや僕のは吹いても繊細な音色じゃないもんが出てくるんですが。  
 
「ち、違います!フルートじゃありません!」  
「じゃあ、なあに?」  
「うっ……」  
「ねぇねぇなあに?」  
僕の顔をにやにやと見ながらジリジリ近づいてくる。  
くそう、これが噂に名高い羞恥プレイってやつかな? 妹に見せられたエッチな本に書いてあったよねぇ、うん。  
 
「ハァハァ……じゃあ借りるわね」  
僕の恥ずかしがる姿を見て更に息を荒くした瞳美先輩は僕の前にひざまずき、その細い指でジッパーを下ろし……  
 
 
びーーん  
ぺちっ☆  
 
 
先輩のすべすべほっぺにクリティカルHIT!  
「きゃっ!……すごっ…可愛くないよぉ。……てか、ノーパンなの!?」  
まず自分に不意打ちをかましたモノの大きさに驚き、それから僕がパンツを装備してない事実にもおど……興奮してるよこの人。  
 
説明しよう!  
初めにマイサンの事だけど、大人以上にでかいんですよ。  
どの位でかいかと言うと、友人が僕のことを尊敬と畏怖の念を込めて「超高校級の右曲がり」、「馬チンムッキー」と呼ぶ程だ(うれしくない)。  
 
次にノーパンについてだが、これについては僕達一家の決まりごとだから仕方ない。  
父さん曰わく、  
「魂の自由と健全な肉体のため、まずは下半身の自由から」  
なんだって(ただし、週に一回だけフンドシの着用が許される)。  
母さんも妹もなんの疑問も持たずにそれに従うため、  
ちょっといかれてるなぁ〜と思いつつ、僕もパンツを穿かずにいる。  
 
「よ、よし!じゃあまずはメゾピアノね」  
言いながら瞳美さんは舌を伸ばして……  
 
れろっぴちゃ  
 
「うあっ……」  
舌から与えられたぬめった感覚に、思わず腰が引ける。  
その反応に気を良くしたのか、瞳美先輩はにま〜と笑い、僕の腰にうでを回して逃げられないようにした。  
「いいっ!とてもいいわよその反応!」  
そう言うと僕の目をじっと見ながら……なんかHな目だ……ん〜〜っといやらしく舌を突き出して  
むちゅっ…ちゅ………  
れろれろ……  
「ああっ…うあぁ」  
カリや裏スジを、きれいなピンク色の舌がチロチロと這いまわり、僕のおチンチンは瞳美先輩の唾液を塗り込まれテラテラとひかった。  
 
「んー、はふぅ…………んちゅ……あはぁ」  
時々疲れて舌を引っ込ませるが、そのおかげで彼女の息づかいがいやらしくなる。  
先端から先走りが盛り上がって、流れた。  
舌と亀頭とが糸を引き、僕の興奮絶好調!色々混ざってどきどきー!  
 
 
「せ、先輩もっと…」  
更なる快感を求めて、ぴょこっと腰を前にだしてしまう。  
 
「ふふっ、ならばお次はフォルテシモね」  
 
そう言って彼女は舌を引っ込め、あ〜んと大きく口を開けた。  
ゆっくりゆっくりモノに近づいてくる。  
 
ぱくっ  
 
GJ!ななななんて柔らかいんだ!  
瞳美先輩の口内はとてつもない快感を与えてくれます。ええ、ええ、素晴らしいです。  
 
ただ瞳美先輩の小さな口には僕のは大きすぎるらしく、亀頭だけを含んで舌で舐めまわしている。  
くちゅっくちゅ……れろれろ……ずずっ……  
 
僕の目をぼんやりとした瞳で見つめながらじゅるじゅるとしゃぶる先輩の顔を見て、僕の頭と息子の頭に血が上った。  
 
がしっと彼女の頭を掴み、腰を振って彼女の小さな口の奥に「右曲がりの鬼」を打ちつける。  
 
「んぐっ!?…んんっ」  
突然喉に太く熱いものを突きこまれ、瞳美先輩は苦しそうに顔を歪めてうめいた。しかし腰の動きを止めない僕、100%吹っ切れ中!!!  
 
じゅぶっ…じゅぶっ…じゅぶっ…じゅぶっ…  
 
 
『パパラッパーー…』  
トランペットが聞こえてくる。徐々に盛り上がっていくその旋律に合わせ……僕の快感も壮大なる高まりへっ……!  
 
「うえーーーーいっ!!!!!!!」  
びゅるるっびゅるっ  
「んん!んむっ……んぐっんぐ……」  
瞳美先輩は健気にも飲み込んでくれているが、僕は「馬チンムッキー」なのだ!精液の質も量も常人をはるかに凌駕しているのである。  
 
とうとう堪えきれなくなった先輩は、いまだ射精し続ける太めのフルートを吐き出した。  
「……ん…ぶはっ……げほっ、げほ……」  
涙目でむせる彼女に、次から次へと白い固まりが降りそそぐ。  
 
びゅるっびゅるっ……  
 
 
やっと全て放ち終わってみると、瞳美先輩の黒髪、頬、スカート、太ももはねっとりと真っ白く染まっていた。  
 
「あ……あ…」  
「はあ、はあ……」  
僕は荒く息をつき、瞳美先輩は放心状態で自分のからだを見つめている。  
しばらくして落ち着いたのか、先輩はモノの先端に口をつけ、名残汁をちゅうっと吸った。  
 
「うえーーーーいっ!!!!!!!」  
びゅるるっびゅるっ  
「んん!んむっ……んぐっんぐ……」  
瞳美先輩は健気にも飲み込んでくれているが、僕は「馬チンムッキー」なのだ!精液の質も量も常人をはるかに凌駕しているのである。  
 
とうとう堪えきれなくなった先輩は、いまだ射精し続ける太めのフルートを吐き出した。  
「……ん…ぶはっ……げほっ、げほ……」  
涙目でむせる彼女に、次から次へと白い固まりが降りそそぐ。  
 
びゅるっびゅるっ……  
 
 
やっと全て放ち終わってみると、瞳美先輩の黒髪、頬、スカート、太ももはねっとりと真っ白く染まっていた。  
 
「あ……あ…」  
「はあ、はあ……」  
僕は荒く息をつき、瞳美先輩は放心状態で自分のからだを見つめている。  
しばらくして落ち着いたのか、先輩はモノの先端に口をつけ、名残汁をちゅうっと吸った。  
 
 
──それから2ヵ月後  
 
僕は相変わらずよーく使い込まれたフルートで、「四季の歌」を練習している。  
ガラリ!と教室の扉が開いて、先輩が何枚かの紙をひらひらさせながら入ってきた。  
 
「むっきーむっきー、秋の合同演奏会でやる曲が決まったよ!」  
……アレ以来彼女は人目をはばからずに僕のことをそう呼ぶ(うれしくない)。  
先輩が言ってるのは、市内の中学校が2、3集まって一つの曲をやる毎年恒例のイベントのことだ。  
「へえ〜、なんていう曲をやるんですか?」  
質問した僕の顔を見つめながら、瞳美先輩は爽やかに笑った。  
「ふふ、ドビュッシーの『小組曲』よ」  
「ど、ドビュッシーですか……」  
 
爽やかな彼女の笑顔が、ふいに妖しくきらめく。この目は……あのHな目だ。  
「特別練習しよっか………」  
「は、はひ……」  
 
 
 
『パパラッパーー…』  
どこからかトランペットの音が聞こえる。  
ドピュッ、ドピュッ、ドビュッシー。  
なんかね、もう逃げられない気がする。  
 
 
おわり  
 

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