昔の家では天井とかでズルズル…ッって音がすると白蛇とかが棲んでて鼠とか食って守り神してるとかって言われてた。
となると魔王城などで天井でズルズル音がしてると
「あら…なにやら音がしますわね?お父様」
ふとした物音に魔王である父親に問い掛けるゴスロリ悪魔っ娘。
「ああ…またどこぞの勇者を名乗る鼠が食われておるのだろう」
「それって…?」
「御守りの中身は開くなと言うであろう?…よいか決して覗くのではないぞ?」
しかし好奇心を抑えきれなくなった悪魔っ娘はつい天井の上を覗いてしまう。
そこは石造りの天井ではない一面粘肉に覆われた異界。
どくどくと脈打ち白い粘液がドロドロと滴り落ち、その中心では白い触手玉が女勇者の全身を首だけ残して覆い尽くして脈動している。
涙を流しながら涎と涙でグチャグチャになった顔をふりたくる女勇者。
見れば他の仲間はとうに理性を失ったアヘ顔で肉壁に手足を飲み込まれて消化されようとしている。
「っひぃ!?」
思わず悲鳴を上げてしまうゴスロリ悪魔っ娘の姫君。
自分の部屋のすぐ天井にこのような汚らわしい生き物の巣があった嫌悪と恐怖にその表情が激しく歪む。
しかしその悲鳴が触手の関心を惹いてしまい、たちまちのうちに触手に絡みつかれる悪魔っ娘。
「きゃあぁっ!ちょっ!ど、どこに入ろ、ふぁぁっ!入っちゃ!入っちゃダメぇ!
お前、わたくしを、わたくしを誰だと思ってますの!?恐れ多くも魔王の…
!?ダメぇ!ダメぇ!お…くは…ゴリゴリ…いって…
ひぎぃぃぃっ!!!そんなに何本も!壊れる!壊れちゃう!オ゛マ゛ンゴごわれひゃうからぁ…っ」
ってなってんだろうな