廃校舎の地下室は淫魔の生殖器官のはびこる肉の檻だった。  
赤黒い肉壁に蝕まれたその部屋は鼻孔をつく白濁臭と肌をねとつかせる湿度に満ち、  
捉えた女性を完膚なきまでに犯しつくすための触手が壁や床に無数に生えている。  
 
「あ、うぅ、、、」  
 
瘴気に飲まれた沙耶香はその部屋の奥にいた。いまだ拘束はされていないものの、  
尻を激しく凌辱されたせいで下半身に力が入らず、まくれたスカートをなおす余裕もなく壁によりかかっている。  
その姿に退魔の巫女としての力が残されていないのは明らかだった。  
 
「あ、、う、、いやッ!」  
 
ときおり子宮の中を何かに蠢かれて腰が跳ね上がる。妖術を通して入れられた魔の因子が  
触手をのばしのたうっているのだ。内膜を抉られる刺激に喘ぐたび、  
膣口から濁った粘液が吐き出されて下着に赤黒い染みを広げていく。  
 
「あの日だったなんてさすがに予想外。」  
 
まるで独り言のようにささやかれた声は春奈のものだった。東洋人離れした金髪の美少女は、  
沙耶香の急所から抜き取った生理用品を弄びながら、人形のごとき作り物めいた微笑を浮かべている。  
 
「でも、大丈夫。受胎する方法はいくらでもあるから。」  
 
全裸の春奈が自らの下腹をなでると白い指先に黒光りする針が出現した。  
 
「淫獣の肉から作った針。これであなたを立派な妊婦の体に変えてあげる。」  
 
「な、なにをする気、な、の、、?」  
 
「ふふ、巫女の治癒術と淫術を組み合わせた私オリジナルの責め手よ。  
淫術で感度を高めた性感に淫魔の肉を植えつけて孕まずにはいられない体になるの。」  
どう?素敵でしょ?」  
 
「な、、」  
 
あまりの邪悪な淫欲に思わず後ずさった沙耶香を足下から伸びた繊毛触手が捉える。  
髪の毛ほどの触手がしなやかな脚線を八の字に編み、脚の付け根から腰の括れを走って、  
臍の上、鳩尾を縫ってたちまち胸元に至る。そして豊かに揺れる乳房を螺旋に巻き上げきつく絞り出した。  
 
「逃げても無駄よ、観念なさい。」  
 
「ん、くぅ、やめなさ、い、、、」  
 
ブラウスのボタンが弾かれ、絞り出された乳首がピンと上を向く。すかさずそこを春奈の針が貫いた。  
 
「あう、や、あぁッ」  
 
「まずは、たっぷりミルクを出せるようにしてあげる。」  
 
熱をもった衝撃が固く勃起した乳首の先端、母乳を出すための穴に捻じ込まれていた。  
針の先端からはさらに繊毛が伸び乳腺を犯す。  
狭い穴を押し広げながら侵入されるせいで、沙耶香の乳房にはみみず腫れのようなうねりが何本も伸びていく。  
 
「は、あ、うぅ、やめ、、あぁ、い、いやぁ、、、」  
 
「どう?淫獣の肉の味は?乳腺の中に浸透してくる感覚たまらないでしょう?」  
 
母性の象徴たる乳肉を浸食される感触に沙耶香の女性器全体がよがり震えていた。  
強烈な生殖本能をもった淫獣の肉が自らの乳房に溶け込み一体となってくる。  
それは人間離れした化物の精力を植えつけられる事を意味していた。  
加えて過去の調教で子宮や卵巣といった女性器の中枢に至るまで快楽神経を開発されているため、  
沙耶香は乳肉で感じる苦悶を女性器全体で共有させられる。  
 
「さすが調教済みの体には良く馴染むみたいね。」  
 
ピンッと針を弾かれた衝撃が子宮を貫きクリトリスにまで走り抜ける。  
 
「は、はぁッ!」  
 
反対側の乳首にも針を突き刺さされ根元まで押し込まれると繊毛が乳腺の最奥までを埋め尽くし、  
みみず腫れが沙耶香の乳房全体を包み込んだ。  
 
「あ、はぁ、うぅ、や、あぁぁぁ、、、」  
 
もともと痛いほどに張り詰めていた乳房が淫獣の肉に融合されてさらに一回りサイズを増し、  
勢いを増した血流によってピンク色に熟れていく。  
 
「もう、おっぱい出せるわよ。次は生理ではがれた胎盤の復活ね。」  
 
春奈の指先から乳肉に食い込んだ針に向かって淫術の気が伝えられると、子宮の中の因子が呼応し  
臍の緒代わりの触手で子宮内膜を嘗め回し始める。  
 
「は、はぁ!いやぁ、つながって、こないで、うぅぅ、、、」  
 
おもわず倒れこみそうになった体を背後から淫獣が抱え上げた。  
瘴気が結集して人型化したその化物に顔にあたる部はなく、代わりに頑強な胴体に6本の腕を生やしている。  
それが沙耶香の両手両足を拘束し宙へと吊り上げていく。  
 
「くぅ、強精型の、種付け、淫獣、、くぅは、、はなせ、、」  
 
「ふふ、先生にはぴったりの相手だと思うけどどうかしら?  
一晩中だってがよらせてくれるわよ?」  
 
抵抗を試みるが180cmを超す体躯の化物に力比べで勝てるはずがなかった。  
沙耶香は背後から抱え上げられ成す術なくM字に足を開かれてしまう。  
股間に回った2本の腕が下着を擦りおろし脚の付け根が左右に押し開かれると、  
赤く濁った愛液で濡れる秘裂が丸出しにさらけ出された。  
 
「あ、く、、」  
 
生理中の性器をさらす恥辱に沙耶香は震えた。どこから現れたのか春奈の周りには水晶球が漂い、  
それが痴態を余すことなく捉えはじめている。  
 
「女退魔士の触手凌辱、ありがちだけどシチュエーションは悪くないわね。  
あなたが感じる恥辱の心、たっぷりと味あわせてもらうわ。」  
 
ぬっと舌を伸ばし唇を歪めた春奈の顔には邪気が宿っていた。  
 
「あなた、やっぱり、、」  
 
「やっと気づいたの?私はこの娘の邪念から生まれた夢魔。もっとも今では私の方が”ご主人様”だけど。」  
 
つまり、目の前にいる少女の姿をした魔物、美祢野春奈の精神から生まれた淫魔こそが全ての黒幕だったのだ。  
かつて沙耶香がそうされたように、春奈も淫術によって身を穢され、調教されて屈服させられたのだろう。  
思わず目をそむけた沙耶香の頬を淫魔に堕ちた少女の指がなぞる。  
 
「人の心配してる暇はないわよ。さぁ、次の針を入れるわよ。」  
 
宣告されてから身構える間もなく細い針が沙耶香の股間を穿った。淫術に犯され小指ほどにまで勃起させられたクリトリス。  
その敏感な肉芽を護る皮に針が打ちこまれる。  
 
「は、いやぁ!」  
 
仰け反る間もなく包皮を針が立て続けに貫いていく。2本、3本と突きたてられた針は繊毛を伸ばし、  
包皮を縫い付けてクリトリスを丸裸に剥く。その強烈な衝撃に沙耶香は全身をわななかせて悲鳴をあげた。  
身をよじり力をこめて逃れようともがくが淫獣の屈強な腕に抑え込まれた手足はまったく動かせない。  
反対に無理やり後ろを振り向かされて、強引に唇を奪われてしまう。  
 
「だめぇ!、、はぁッぅ!、ひぃ、も、もうやめ、、あぁ、んぐむぅ、」  
 
いつの間にか胴体から生えた淫獣の頭は、派虫類のような姿形をしていた。  
口の中にはまさに蛇のごとき二股の舌と射精機能を持った触手の両方が備わり、  
襲った女性にディープキスとフェラを同時に強制する。  
 
「ふむぅ、んんぅぅ!」  
「ふふっ、さすがにこういう可愛がられ方するのは初めてなのね。さぁ、針も次で最後よ。」  
 
苦しげにうめく沙耶香を横目に春奈の指先がひらめくと、黒光りした針が丸裸のクリトリスに突き刺さった。  
特別にその長い針はクリトリスの根元にまで達し、快楽神経が絡み合う急所を正確無比に貫いていく。  
 
「ッ、ふむぅぅぅぅ!!!」  
 
女性ならばだれもが生まれ持つ性の急所、普通ならクリトリスの皮と肉ごしにしか刺激されないはずの最敏快楽器官を  
直接抉られて沙耶香はまるで絶頂したかのように体をビクビクとのたうたせた。わななくクリトリスに春奈が口づけすると、  
針から伸びた繊毛が今度は腹の中へと浸透し子宮全体を絡め取るほどに深く根付いていく。  
 
「ちゃんと子宮まで届いたみたいね。これで臍の緒もつながるわよ。」  
 
魔肉の侵略を受けた乳房の奥で母乳が煮えたぎり、繊毛の根に寄生された子宮には生理中にもかかわらず  
臍の緒とつながるための胎盤が復活する。さらに口を犯す触手からは媚薬精液が放たれ、  
沙耶香の恥辱に追い打ちをかけた。  
 
「んぁ、、あ、、んぐむぅぅ、」  
 
異物に割り開かれた唇からどろどろとした粘液があふれ出し、苦しげに喘ぐ顔を絶望の白濁で穢していく。  
すでに針の淫術で十分過ぎるほど性感を高められた沙耶香にわざわざ媚薬を飲ませるのは、  
彼女の精神に打撃を与えるためであった。淫魔、特に眼前で薄ら笑う夢魔の類には、人間の恥辱の心さえも餌となるのだ。  
 
「んあ、うぐ、げほッ、げほっ」  
 
触手を抜かれ飲みきれなかった白濁を吐き出す姿から水晶球を通じて恥辱の感情エネルギーが抜き取られる。  
それは沙耶香を抱え上げた淫獣へも伝えられ、昂ぶった化物は沙耶香からスーツを引きはがして全裸へと剥いていく。  
 
「ククク、精力モ感度モ最高マデ調教済ミ。オマケニ退魔ノ力ヲ持ッタ巫女。  
ココマデ極上ノ母体ヲ得ラレルトハ、子種ヲ温存シタ甲斐ガアッタトイウモノダ。」  
 
みみず腫れの走った乳房や下腹を六本の腕でなでまわし、生まれたままの姿となった沙耶香を自らの股間の上へと導いていく。  
 
「気に入ってもらえたかしら?」  
 
「アア最高ダ。コノ女ヲ我ガ妻トシ、生涯ノ子種全テヲ注ギ込ンデヤロウ。」  
 
「な、なにを、、勝手なことを、、あぁ、いやッ!」  
 
固く張った亀頭に粘膜を触れられ沙耶香の全身がビクッっと震えた。化物の男根は  
淫獣の御多分に漏れず人間を遥かに凌駕サイズで天を衝いている。その熱く煮えたぎった獣欲は、  
女性としての生殖本能を強く揺さぶり、意思に反して沙耶香の身体を激しく燃え上がらせた。  
 
「くぅ、、子種を求める、本能が、、抑えきれない、、」  
 
その姿を横目に夢魔と化した春奈が笑う。その指先には黒い瘴気が結集していた。  
 
「裸は味気ないからお祝い代わりの花嫁衣裳着せてあげる。先生ならこの術は知ってるわよね、瘴気で作った闇の衣、、」  
 
息を吹きかけられ指先を離れた黒い渦が沙耶香の肉体を包こむ。程なくして凝縮したそれは  
純白のウエディングドレスとなって沙耶香の成熟した身体を絞り出した。  
 
「あ、あぅ、きつ、、」  
 
淫術によって瘴気から作り出されたそれは無論ただのドレスではない。裏地に針から伸びたのと同じ繊毛が一面に生えており、  
それが女体の丸みを絞り出し、さらには肌に根付いて快楽神経を絡め取る。それによって衣装越しに加えられた愛撫を  
ダイレクトに体の芯まで送り込むのだ。一部はクリトリスに打ち込まれた針と繋がり、  
肌全体の感度を性感帯にまで高める役目をおっていた。  
 
 
「ドレス全体に淫術がかけてあるから、存分にあなたの味を教えてあげなさい。  
並みの精神力ならそれで逆らえない身になるわ。  
もちろん処女膜も復活済みだから初夜の営みもたっぷりと楽しむのね。」  
 
下腹に伸びた根が膣内にまで浸透し沙耶香の処女膜を再生させたのだ。  
 
「コレハ素晴ラシイ。ダガ、スカートハ余計ダナ。」  
 
淫獣の欲望に呼応するかのように部屋を浸食した肉壁が蠢き、床を競り上げて肉の寝台を形作る。  
イソギンチャクの口を思わせるその不気味な円形の上へ沙耶香を押した淫獣は、  
押し開いた脚の間からスカートを引きちぎる。  
 
「あ、だめ、いま、さ、触られたら、、孕みたく、、な、、る、、」  
 
風にそよがれるだけで感じるぐらいに敏感になった身体から荒々しく衣装を引きはがされ  
それだけで昇りつめてしまいそうになる。痙攣する腰からレースのロングスカートが破り去られ、  
純白の下着に食い込まれた秘烈があらわになった。  
 
「サア、夫婦ノ営ミヲ始メヨウゾ。」  
 
「うあ、、こ、、こんな、、、」  
 
身をよじって逃れようとする沙耶香を化け物たちが一斉に抑え込む。  
台座に生えた触手がビチビチとうごめいてドレス越しの背中を愛撫し四肢の力を削ぐ。  
幾分か細い触手たちは掻き上げるようにして黒髪に絡まり、さらに吸盤を持った触手がうなじに吸い付いて頭を固定する。  
両手足は淫獣の4本の腕ががっしりと掴み、一部の触手がパンストを繋ぐガーターベルトに絡みついて腰の動きを封じた。  
 
「ん、、いやぁ、、」  
 
身動きのとれない沙耶香の身体が屈強な力で大の字に押し広げられていく。  
股間に張り付いた下着が脚を開かれるに従って恥丘に食い込み、  
大陰唇を割り開いて処女を復元された淫腔を無防備にさらけ出す。そこを濡らす愛液は  
生理中のために既にピンクへと染まっていた。  
 
「ソロソロ観念シタラドウダ。コノ姿勢デハ受ケ身モトレマイ。」  
 
「それどころかこんな深い姿勢で挿れられたら子宮の中まで届いちゃうわよ。」  
 
春奈の残酷な宣言に沙耶香の眉が歪んだ。  
 
「くぅ、2度も、化け物に、犯される、、なんて、、」  
 
屈辱に震える唇は、だが強がりを言う以外の術をもはや持たなかった。  
沙耶香に抵抗する力がないことを確かめた淫獣は残った2本の腕でドレスの胸元を引きちぎる。  
弾む乳房に触手をけしかけると腕はそのまま腰に回して抱え上げ、いきり立った男根の正面に固定した。  
 
「あぅ、や、め、、また、化物に奪われるなんて、、、」  
 
「シオラシイ顔モソソルデハナイカ。サァ、貫クゾ。妻トシテ我ガ肉棒ニ破瓜ノ血ヲ捧ゲルノダ。」  
 
「ん、やぁぁぁ!さ、さけちゃ、う、、はぁッ」  
 
化物がニヤと笑ったと同時に腰が沈められ、いきり立った男根が下着ごと膣口に捻じ込まれた。  
 
「や、だめぇ!!、化物なんかに、、化物なんかにあげ、たくな、、い、、、」  
 
沙耶香の悲痛な絶叫が部屋にこだましていく、、  
 
 

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