とある学校。
生徒達の間では密やかに「電気あんま番付」なるものが作られている。
今、ここ体育用具室にいるのは「SS」および「S」ランクの五人だ。
部屋の中央で四肢を縛られているのは「SS」の宇野。
彼女の全身を弄んでいる四人が「S」の通称”四天王”。
「いいなぁ。こういう生意気さ、大好きよぉ」
「反抗してくれなきゃ面白くないよねぇ」
「反抗してくれるのが可愛いんだよね」
「こんなに体が熱くなっちゃってるのに、まだ我慢するんだぁ」
今宇野に電気あんまをかけているのはB組のボスである芦田だ。
「ほ〜ら、ほ〜ら。結構効くでしょ? 伊達で『S』ランクは貰ってないんだから」
「……一人で言ってなさいよ」
「ここをこうされて平然としていられるのは宇野がはじめてだよ。もしかして不感症?」
「あなたは何も判っちゃいないわね。ちょっと縄をほどいてみない?
本当の責めを体に覚えさせてあげるわよ?」
「あは、遠慮しとく。……柿崎さん、例のおクスリ打ってあげて」
「うん」