クロオオヒヒ 襲撃の巻後編  
 
○2日目夜・学生寮食堂の裏庭  
 女性警備員の田沼沙紀奈は、大猿が乱入した食堂を背に立っていた。焚き火が足元を照らしている。  
背中までかかるストレートの黒髪は無造作に後ろでまとめ、瓜実顔にあるきりっとした目は充血して疲労の色がでている。剣道で鍛えた176.5cmの長身はピリピリとした緊張でかたい。  
 
『……zザ・・田沼、食堂外の異常は無いか?……』  
田沼「はい、あの大ヒヒは現れていません。」   
 
同僚と無線のやりとりをしながら周りの森に彼女は目をそらさない。食堂の食べ物を求めてまた化け物猿がやってくるかもしれない。いちおう焚き火を数箇所においてあるが不安だ。  
  「…私のせいだ」  
――寮内に化け猿の侵入を許してしまった。生徒も数名いなくなっている。学校と職員生徒を守るのは警備係の仕事なのに、守りきれていない。――  
 
 責任感の強い彼女は自分自身をせめている。  
しかし、警備会社からの応援増員はこられない、未知の生物に襲われる異世界。先の予測がつかない不安。その苦しい状況の中、限られた人数の警備係では無理がある。  
おかげで学内の警備員はまともに睡眠をとれない。  
田沼沙紀奈も眠い目をこすりながら見張りを続ける。松明だけでは校舎周りの林までは照らせず真っ暗だ。  
薄黒く塗りつぶされた木々からヌッと白い影が現れた。沙紀奈は目を見張る。   
正体は女性の裸体だった。ここの生徒だろう。涙と涎でグチャグチャの顔、かわいい乳房、柔らかそうな腹から股間、足先までみえる。しかし彼女は少し宙に浮いているように見える。  
さらに目を凝らせば夜より黒い影が彼女を囲む。  
 
  ――?……猿だ!!――  
 
 女の子と猿だと解ったとき沙紀奈は女として怒りに震える。  
大猿は、その巨大なペニスで生徒を後ろから貫いているのだ。生徒の無垢な下の口は無残にも巨棒でめいいっぱい広げられ、血まで滴っている。しかも剛棒だけで支えられているのでかなり深く貫かれているはずだ。  
長い猿の尾が白い肌をいやらしく這いまわり、その剛毛が彼女の陰核やへそを刺す。  
 
田沼「…助けを呼ばなきゃ」  
 沙紀奈はマニュアルに従いトランシーバーに手を伸ばす。が、  
 
女生徒「たす・・・・けて」  
ヒヒ「ゴフゥゥ――――」  
女生徒が弱々しく助けを求め、ヒヒが大きく笑った。  
この瞬間、沙紀奈の頭は完全に沸騰して我を忘れ、そしてオオヒヒに警棒を構え  
 
田沼「こいつぅ」  
突進した。自分は一度ヒヒを撃退した。警棒と一体の対暴漢スプレーもある。   それが油断となった。  
ヒヒが大きく片手を振った。  
田沼「ヒッ、くぅ!」土塊と石飛礫が美しい顔にかかり、視界がつぶされる。  
―――サルがこんな事を―――  
沙紀奈がオオヒヒの思わぬ悪知恵に驚いた時には、彼女はヒヒに殴られて気を失っていた。  
 クロオオヒヒは、ペニスだけで女生徒を支え自分に毒液をかけた女を片手で抱え、笑顔で森へ走り去った。トランシーバーと警棒が落とされていた。  
 
 
○クロオオヒヒとその仲間たち  
 開けて乾燥した荒地に住み、手が器用で道具まで使うクロオオヒヒ。ヒヒの仲間は他にどのような種類がいるのでしょうか?  
ショウジョウ(猩々)・カコク(假国)・ヤマワラ(山童)・ヤフー・バシャジァウンなどが代表的ですが、  
ハクエン(白猿)・サルカミ(猿神)、レーシーなどは言語を使い衣服を身に着けるほどの高度な文明を持ちます。  
彼らは他の触手生物と比べはるかに高い知能をもち、手先が器用で様々な道具を使います。  
さらに人間よりはるかに体が大きく身体能力が高いことも特徴です。  
また動物を狩って肉を食べるだけでなく木の根や果実も食べる雑食性です。  
これらのことが新しい環境へ適応する力となり、ヒヒの仲間は世界中に広がって大繁栄をしたと考えられています。  
 さて、彼らはオスしかいないことも特徴です。彼らの繁殖能力はほかの触手生物とどのように競い合っているのでしょうか?  
 
 
○2日目深夜・森の中  
   
 クロオオヒヒは大満足だった。  
2日前にすごく強い風が吹いたら、岩と草しかない場所に新しい森ができた。  
さっそく森に入るとすごくいい物ばかり。  
初めてみる大きな岩みたいな物、甘くておいしい食い物、実がある木々、池には腹いっぱい飲める水、そしてたくさんのメス。  
ずっと生きていて初めてのメス。俺はここをテリトリーにする。たくさんのメスを従えて群れを造る。  
――――うれしい、うれしい、うれしい、うれしい。俺はボスだ!――――  
 
『ドサッ』  
森の中に入り嬉々としたヒヒは、草の上に女警備員を乱暴に放り投げる。  
それから自分のペニスで貫いたままで固定したメスを横にゆっくり置く。屈辱され尽くした彼女に抵抗する気力は無い。  
剛棒が抜かれるとともに小さな女穴からドボドボとヒヒの精液が流れ出してきた。小さな女体にどうしてかと思えるほどの液量であった。  
傷ついた膣から流れ出た白粘液は血を混ぜつつ足元まで流れつく。  
獲物2人を地面に横たえるとまだ手をつけていない女警備員を見て涎をたらす怪物。  
ヒヒにとって田沼沙紀奈は自分を傷つけたメスである。ボス猿になるにはしっかりとお仕置きして強さを示さなければならなかった。  
種付けもすんで逃げ出す力も無い女生徒をほっておいて、ヒヒは田沼の警備服を力任せに破り始めた。  
女生徒を襲ったときに人間の服というものを理解できたのだろうか。  
沙紀奈の柔肌を傷つけることなく丈夫な警備服もスポーツブラも引き千切っていく。  
 
田沼「ぅ・・・ん、キャァーーーー」  
 
ようやく沙紀奈は気がついたがまだ体がよく動かせない。もっとも動かせたところで体重100kgは超える逞しい大猿をどうこうできるはずもない。  
たちまち彼女のつんと張りのある乳房、鍛えられて引き締まった腹、手入れができずに毛深くなってしまった黒いデルタが顕わになる。  
まずヒヒの大きな指がその陰毛を軽くつまむと『ブチブチ』と引き抜いていく。  
 
田沼「イッ痛い!」  
 
いきなり女性の大事な場所を守る覆いを引き抜かれて沙紀奈が叫ぶも大猿は気にしない。なにしろボスがメスにする罰なのだから。  
そして10本ほどの淫毛の毛根をニヤニヤと笑った口で舐めしゃぶる。風呂に入れなかったためにややきつくなった女香が口内に広がる。  
尿と汗の強すぎる匂いでもメスのものならクロオオヒヒは大好きだ。  
さらにそれを嗅ぐため直接的な方法をとる。  
黒草が抜かれた部分に血がにじんできた女陰に大きな鼻を近づけて思いっきり息を吸い、平べったい舌で血をぬぐう。  
 
田沼「いやだ。なんなのこいつは。放せ、くぅ。猿のくせに!」  
 
『HunHunn....Nyutyajutya……』  
本来は隠す場所からのいやらしい音、化け猿の生暖かい鼻息と熱い唾液、血を舐めとられるヒリヒリとした痛み  
。気丈な女警備員でも羞恥と恐怖と怒りで、しかも人間ではない怪物に犯されることに混乱する。  
ヒヒの舌は彼女のお腹へ移動しかわいいへそ穴にも唾液を流し込む。胸の左の山へ登り一口にほおばり分厚い唇で揉みこむ。  
サルの口腔内で柔肉は変形し鋭い牙先で傷ついていく。  
『JuuuuupPpaa〜〜〜〜』卑猥な音を出しながらヒヒの口から吐き出された左の乳房は血と唾液で濡れきっていた。  
ヒヒの口は右の山へ移る。頂点の赤い乳首を唇ではさんで強く引っ張る。乳首からふともとへとヒヒの生臭い唾液が流れ落ちる。  
沙紀奈の脇の下、喉元、顔、耳、足先と淫猿は彼女を舐めて汚していく。  
 
田沼「あなた、生徒でしょ。今のうちに逃げて。聞こえている?」  
 
女警備員は怪物に圧しつけられて唾液まみれになる間に、横で倒れている少女に小声で話し掛ける。  
自分にサルが気を取られているうちに女生徒を逃がそうと試みる。沙紀奈にとって生徒を守ることが勤めだからだ。  
 
少女「うっuuu、けい…備さん?」  
 
少女は全身精液まみれでまともに動けなかったが、なんとか沙紀奈の呼びかけに答えてくれた。  
     
田沼「そう。守れなくてごめんなさい。でも化物がこっちに注意を向けているうちに校舎まで逃げて。」  
少女「無理です。体、動けない。それにもう帰れない。ヒグッ…猿なんかにめちゃくちゃにされた…家に帰れない…うぅ。お母さん・・・・」  
田沼「大丈夫よ。きっと大丈夫よ。あなたの名前はなに?生徒でしょ。私は警備の田沼沙紀奈というの。助かるから安心して。」  
―――なんとかして彼女だけは助けないと―――  
 
ヒヒに食い殺される不安と戦いながら田沼警備員は少女を落ち着かせようと試みる。この異世界でなにが安全なのか保障も何もない。  
しかしこれ以上、少女を傷つけられる場面を田沼は許せなかった。  
少女がヒヒに何をされたのか、そして自分が同じ事をされるであろうことが想像できた。  
 
少女「3年D組の久米山恵子です。うぅう、ヒグ・・・」  
 
この後、久米山恵子という少女はもう嗚咽しか出なくなった。  
 
田沼「久米山恵子さん、大丈夫よ。警備の仲間たちがすぐに助けにK――nグ……」  
 
女警備員も恵子を励ませなくなってしまった。クロオオヒヒにひっくり返されてうつ伏せにさせられたからである。  
今度は沙紀奈のうなじから肩甲骨へ、背骨のくぼみにそって尾てい骨まで大舌で舐められる。  
筋肉がついて女性としてはやや固めの尻肉がベロベロと舐められては乱暴にこねられていく。  
ヒヒの握力は強い。白かった尻肌はたちまち赤くなり唾液で光っている。田沼は苦痛と羞恥に声を押し殺すのだがどうしても尻が震える。  
赤味が差して震える女肌が月下で淫らに光る。色気が足りないことを気にしていた女警備員には皮肉なことだった。  
 
――――さわいじゃいけない。久米山さんを助けるのだから耐えなきゃ、耐えなきゃ……――――  
田沼はヒヒを怒らせないようにじっと耐えつづけようとする。  
しかしヒヒにとっては今までの行為は交尾までの儀式に過ぎないのだった。  
 2匹目のメスの全身を舐めまわしマーキングをすませたヒヒはついに交尾のために狙いを定めた。  
マーキングをしたことで1匹目のメス(久米山恵子)を相手にしたとき以上に興奮している。  
クロオオヒヒの精巣ではヒトの数十倍の速度で精子を生産していることだろう。しかしすぐに交尾には移らない。  
淫猿は、沙紀奈をまた仰向けにして太腿を広げると思いっきり強く股間を舐めあげた。  
 
田沼「ッイヤ―――――――――――――!!!!」  
 
ずっと叫ぶことを我慢しつづけていた気丈な女警備員であってもついに叫んでしまう。  
 
『ニュチョニュチョニュチョ・・・・・・・』  
 
 警備員としての仕事につく前から恋人がいなかった彼女は女性としての手入れが疎かなほうだった。  
そして異世界にきてからは水不足ゆえに体を拭くぐらいでむだ毛の手入れはできなかった。  
その毛深い逆三角形の恥毛をヒヒの熱い舌が這い回る。陰毛を抜かれた肌もまた舐められる。  
亀裂を覆うはずの秘密の唇は野獣に体中を舐められたせいで開きかけていた。  
その周辺から舐めまわしながら少し厚ぼったい熱い亀裂をなぞる。  
その中に隠れていた突起をチュっと吸いだし、下にある尿道口をつつく。  
 
田沼「やだ。そんなことやめてっ」  
―――人間じゃないのに、獣がなんでこんないやらしいことをするの?舐めないでッ―――――  
 
考えもしない大猿の舌技に彼女の脳は混乱してきた。その時、ヒヒが赤い肉ひだを強く吸い込んだ。  
『zzuuu〜〜〜〜』『シャ――――』沙紀奈の意思に反して猿舌の強制的な刺激から失禁する。  
 
そこから溢れた黄色い液体を巨猿はすすり飲む。水分が貴重な乾燥地帯にすむクロオオヒヒにメスの尿はジュースのようなものだ。  
 
ヒヒ「フンヘェェェェ〜〜〜〜〜〜」  
水分補給もできメスの匂いをしっかり覚えてクロオオヒヒは顔をあげて笑う。  
 
そしてついに獣は女の秘口に乱暴に舌をつきこんだ。  
 
――――逃げたい!、でも今は私しか久米山さんを助け出せない――――  
女性の体内を犯された瞬間を女警備員は歯を食いしばって耐えた。守るべき存在がいるから。  
 
けなげな女警備員をあざ笑うかのように伸ばした舌は狭かった膣をグイグイ広げて奥に進み、Gスポットまでえぐっていく。  
唾液をたっぷりとメスの肉壁にぬりこみ、女壺の凹凸に舌を密着させて刺激する。  
サボテン花の蜜を舌で舐めとってきたクロオオヒヒだから可能なことだ。  
 
――――そんな奥まで入ってこないで。えぐらないで――――――  
 長く使われなかった女の部分を広げられ刺激される。柔軟で唾液まみれのクロオオヒヒの舌から痛みはほとんど感じない。  
が、弾力と熱と唾液は悔しいくらい分かってしまう。  
その刺激に大事な性器を守ろうとして沙紀奈自身の愛液が滲んでくる。  
 
『ヌポっ』とヒヒが舌を抜いた。開いた膣口からは、獣の唾液とメスの愛液の混合液がダラダラ流れ出でてきた。  
彼女自身は気づいていないのだが、鋭敏な猿の嗅覚はメスの体液が分泌されてきたことを判別できる。  
その流れ出た液体をたどって熱い舌先は蟻の門渡りを通りもう一つの穴にたどり着き、クロオオヒヒはヒクつく彼女のアヌスの放射状に広がったしわ1本1本へ唾液を塗りこんでいった。  
 
田沼「ハァハァ、・・・ぅぅ、そこは。ぃや。」  
 
初めての経験に拒否の言葉を出してももう弱々しい。田沼がいままで付き合った男性はセックスに淡白でアナルに興味を示さなかった。  
ゆえに彼女はそこを舐められるなど夢にも思ったことがなかった。  
 
力強く押し進む舌は抵抗しようとする菊門をむりやりこじあけて直腸に入りこんでくる。中で舌はグリグリと回転して彼女を責めたてていく。  
 
田沼「もぅ    やめて……そんな汚いところ」  
 
警備員や教師たちは非常食を節約するためにあまり食べていない。田沼警備員も空腹感はあるが排泄感はない。  
とはいえ、サルに自分のもっとも汚い場所を舐められることですさまじい屈辱と不快を感じることに違いはない。  
獣の舌の高熱と弾力は彼女の肛門をグイグイ押し広げこねあげていく。充分とほぐれたと思ったヒヒは顔をあげた。  
 
 

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