森の中、3つの月に照らされて巨大な猿が立っていた。身長2m近い闇色の剛毛に覆われたヒヒだ。
その足元に女が一人立っていた。田沼沙紀奈である。女にしては長身だ。が、白い裸身はクロオオヒヒの前ではひどく細くて小さい。
彼女の頭は獣の胸に届かない。その頭が大猿の首に届いた。それどころか彼女は上へ上へと伸びヒヒよりも高い位置にきた。
別に沙紀奈の身長が伸びたわけではない。ヒヒに両肩をつかまれて持ち上げられているだけだ。
田沼「このォ、離して」
捕まえられながらも彼女は大猿に蹴りをいれるのだがまったく効かない。
『ニュチョぅ』
女の紅く充血した卑猥なV字渓谷にクロオオヒヒのペニスが触れた。
開きすぎた椎茸のような亀頭が小陰唇を歪めてクリトリスをこする。そして秘孔をついに探りだした。
田沼「ぁ!」
自分の膣(なか)にこれから挿入られる物の感触に沙紀奈はゾっとした。目で巨根を見てはいた。
だが敏感な粘膜越しにそれが驚くほどの硬度と熱量をもっている事が分かってしまう。
クロオオヒヒのペニスは、長さ30cm、直径6cm、開きすぎたシイタケのような亀頭をもっており、何より硬くて熱い。メスを串刺しにする鉄棒のようなものだ。
女を掴んでいた手を淫獣が離した。
『〜ググッ・・・』
田沼「!!かハ―――――――――ッ ん――――」
自重で沈み女は剛棒に串刺しになっていき、女警備員は何も考えられなくなった。
ただ自分の股座から昇ってくるペニスの圧迫感と熱量から肺中の空気を吐き出して悶える。悶えれば悶えるほど巨猿のペニスは深く貫いていく。
体が未熟な久米山恵子と違って大柄な田沼沙紀奈の性器は、膣内がヒヒの舌技によって濡れていることもあり、ヒヒの巨棒をズブズブと飲み込む事ができる。
ヒヒ「うゥぉooooooooooooooo――――〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
――――1匹目のメスの膣はまだまだ小さくてきつすぎた。初めてのメスだからついあせって種付けをしてしまった。
だが、この2匹目のメスは充分成体になっていし舐めまわした。膣も肉が絡みついていい感触だ。――――
大きく吼えるとともにヒヒはさっそく射精した。
田沼「ア!熱いぃぃ」
――――なかはいや。子宮が焼けちゃう。――――
ヒヒの精液の熱さと勢いを子宮口にぶつけられて彼女は驚愕する。
彼女がかつて付き合っていた男性に中出しされたときにも射精を感じたことは無かった。人の射精ではそうそう女性の膣に刺激を与えられない。
が、クロオオヒヒは違う。ホットミルクが膣内にぶちまけられるがごとくだ。
ヒヒの精液に刺激されて彼女の胎内から愛液がさらにあふれ出てくる。精液も潤滑油にして剛棒が突き上げてきた。
『…ぎゅちゃッぎゅちゃッ…ぎゅちゃッぎゅっちゃッ…』
ペニスが赤肉を激しく出入りする。結合部からは泡だった粘液が溢れ出てくる。女警備員の胸がゴムまりのように弾み、ヒヒの舌が這い回る。
硬くなった乳首も転がされる。
田沼「はッはッーーーーあ!。また……くる。」
出し入れしていた巨棒が一回り大きくなって震えたと感じたら2回目の射精を受ける。
1回目以上の量の射精をしながら淫猿はペニスの動きを止めない。沙紀奈はクロオオヒヒの毛を掴んで必死に衝撃を受け止めた。
いわゆる駅弁フォックのままメスを貫き射精を繰り返す巨獣、クロオオヒヒにとってやっととらえたメスを数回の交尾で手放そうとは思わない。
睾丸からは何十回でも射精できるように子種が創り続けられている。
ふと何か思いついたのかヒヒがニマーと笑った。長くて器用に動く自分の尾を股にくぐらせて前にもってくる。
直径4cmのヒヒの尾先は、膣口からボタボタと溢れ出ている精液をぬぐいとる。尾にはえる剛毛はチクチクと肉ひだを摩ってクリトリスを刺す。
するとひだひだの柔肉蠕動がペニスを責めて………3回目の射精。ヒヒの尾はベタベタ濡れて黒毛はぐっしょりとなってきた。そこでヒヒは尾を獲物の股を動かす。
尾の先は、沙紀奈の肉あわびから離れてその後ろ、肛門に触れる。尾を筆にして精液を沙紀奈の菊門に塗りこんでいく。
充分に濡らしたら門を一機にこじあけて尾の先を侵入させた。
田沼―――――そこだけはやめて―――――――
初めてアナルを犯されたことに女警備員は声を出せず悶絶する。直径4cmもあり剛毛も生えているクロオオヒヒの尾が彼女の直腸を広げていく。
沙紀奈の肛門は反射的に異物の進入を拒もうと閉じようとする。が、獣の尾の突き進む力のほうがずっと強い。
肛門に力が入ったために彼女の膣も締め付けが強くなる。
ヒヒ「ウホぉぅーー」
メスに挿入れた巨根が締め付けられた刺激にサルは喜びの声を上げて4回目の射精をする。4回目であっても淫猿の精液は量も熱も衰えない。
獣はまだまだ種付けを終わらせるつもりなど無いようだ。
この後、彼女の膣内は精液で溢れかえり直腸は尾が埋まったまま、後背位で3回、正常位で2回、クロオオヒヒに田沼沙紀奈は犯された。
最後にこの大淫獣は、彼女の頭から足先まで自分の精液をかけて自分の匂いを染み込ませてようやく眠りについた。
<<クロオオヒヒのふしぎ>>その2:熱くてたくさんの精液はどうして?
クロオオヒヒはメスとの交尾では温度が高く大変な量の精液を出します。なぜ交尾にこれほどの精液がいるのでしょうか?
人間の場合は1回の射精で約3mlの精液がでますが、1回の交尾につきクロオオヒヒは1l以上の精液を何回でも射精します。
それはこの世界のメス獲得の厳しさが理由としてあげられています。
この世界の♂モンスターはヒトなどのメスを取り合うために熾烈な戦いを度々行います。それは精子の間でも同じです。
たとえ既に交尾したメスであっても、精液量が多ければ前に交尾したオスの精液を洗い流せますし、
精子の数が多ければ受精の確立は高くなり自分の遺伝子を残しやすくできます。
また、精液の温度が高い事も精子間の争いに勝つためです。
一般に精子は温度に弱いものですが、クロオオヒヒの精子は60℃の高温でも活動できるといわれています。
そこで、クロオオヒヒは交尾時に体温を45℃まで上げて精液を暖めて射精します。
このおかげで、他の生物の精子(特に冷血動物の)を熱で殺して自分の遺伝子だけを残せるのです。
精液の量を増やす事も温度を上げる事も、クロオオヒヒにとってはかなり体力を使う大変な行為のはずです。
しかしそれほどの努力をしなければメスを種付けできない厳しい環境に彼らは生きているのです。
「ぁぁぁ・・・・もう・・・やめて・・・」
『グチョーグチョーグチョ・・・
空がようやく明るさを取り戻そうかというとき、学園に隣接する森では女のか細く痛々しい喘ぎ声と淫らな水音が聞こえてくる。
昨晩捕らえたメスをクロオオヒヒが、獣らしい後背位で犯していた。10数回射精して寝ておきながらも起きればすぐ性交する。
巨猿の性欲は底なしだ。その相手をしているのは昨日と同じ田沼沙紀奈だった。
彼女の膣道は巨根によって所々擦り切れていたが相変わらず精液が潤滑油代わりになっていた。
ヒヒ「Guhooooホウホウぅ」
――――どれだけでも子種がでる。これからどんどん犯せる交尾せる種付せる――――
満足そうな顔をして朝2回目の射精をする。獣の巨大な欲望を受けつづけた女警備員はもう動けず、ヒヒに腰を突かれ続けている。
性欲を朝一で解消した淫猿は彼女を掴み『フン!』と腰を突き上げて、自分自身も立つ。
するとペニス一本でメスを支えながらヒヒは立つことになった。足元でぐったりしているもう一匹のメス、久米山恵子を片腕で抱えあげる。
ヒヒ「hOOOOOOOOO〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
獣は雄叫びをあげると人間の女2人、しかも1人はペニスで支えながら、を軽々と抱えて走り出した。
学園を囲む森を走り跳び、金網やブロック塀を乗り越えて、餌場にたどり着いた。学園に隣接する果樹園である。
海の花女学園には果樹園がある。
海外の生徒に日本の果樹を紹介するために造られた(海外の植物も記念植樹などで植えられている)それほど大規模なものではない。
柿や桃や栗などが数本ずつ植えられており、横の花壇にはパンジーやアサガオといった花々にまじってオクラやトマトもある。
なしやりんごは瑞々しく上手そうだ。
――――見たこともない果物ばかりだがどれも美味そうだ。メスたちの食べる分もある。メスたちといっしょにこの森を中心に暮らす――――
その果樹園にきたクロオオヒヒは水やり場を見つけるとメス2人を地面に下ろす。
それから給水場に水の溜まったバケツ数個が置いてあったのでそれをグビグビと飲む。
――――おまえたちも飲め――――とバケツの水を女たちにぶっかける。
ヒヒはそれから花壇に移動してキュウリとシソをちぎって食べ、花の蜜を舐める。
――――水も果物もとった。肉もほしい――――
そう思った獣は肉の匂いを感じた。榎の根元に2m四方の木箱が置いてあり、その中に干し肉と乾パンが入っていた。
さっそく肉を採ろうと箱に右腕をつっこむ。
『ッガシャン』
いきなり木箱の中の何かがヒヒの腕を挟みこんだ。当然サルは驚いて腕を引き抜こうとして暴れるのだが無理のようだ。
実はこの木箱の中にはトラバサミ(鉄の歯で獲物を挟み込む罠)が隠されており、それが巨猿の右手を噛んでいた。
もともとは果実や野菜を食い荒らしにくるイノシシやアライグマを捕縛するために置かれていた罠でかなり頑丈に作られている。
しかも鎖で木にしっかりつながれているお陰で、力の強いオオヒヒでも右手をはずせない。
ヒヒ「GUYOooooooooUuuuuuuuuホゥホウ、ゴゥ!!!」
罠に噛まれた右手の痛みで苛立った巨猿は大声を出して腕を動かし、空いた左手でトラバサミを外そうとする。
しかし鎖はガチャガチャと音がするだけだ。
『バタ・・・バタバタバタ・・・・・・・』
「こっちだー・・・何かいるぞ!」「誰かいるじゃないか。急げ。」「人を呼べ。それと武器。」
どこからか人がたくさん集まってくる足音が聞こえる。
地面にへたり込んでいた田沼沙紀奈が音のほうを向くと、同僚の警備員や教師数人が手にサスマタや警棒をもって走ってくるのが見えた。助けがきたのだ!
ヒヒ「GUHOOOOOOOOOO〜〜〜〜〜〜〜〜、GuHooooO〜〜〜〜〜〜〜〜ぉ、ホゥホォ」
ところが巨獣が牙をむいて威嚇しただけで、彼女たちから数mのところまできたところで彼らは止まってしまった。
トラバサミに腕を捕られ身動き取れない猛獣であっても圧倒的威圧感は人を小さくさせる。
そんな中で1人、女警備員・田沼沙紀奈がゆっくりと立ち上がった。体も心も屈辱され疲れ果てていても彼女の頭は冷静だった。
淫猿に近づかないようにゆっくり廻って同僚たちに歩いていく。全裸で体中から精液臭が漂っているが隠そうともしない。
―――――女の私では化け物を殴っても意味は無い。刃物じゃないといけない。でもリーチが無い武器でないと近づけられない――――
文化包丁をガムテープで取り付けたモップがあるのを見て、それをもっていた女教師から「貸してください」といってもぎとる。
女教師は棒立ちになったまま「どうぞ」と気の抜けた返事をして渡す。
田沼「倒れている生徒を助けてください。早く保健室へ!」
教師たちへ指示を出すと、巨獣に即席の槍を向けて走り出した。
―――――弱点は鼻や目だ。――――
田沼「このーーーー!!」
女警備員は気合をいれると、包丁をサルの喉元から目へ思いっきり切り上げる。
ヒヒ「KIシャーーーーー、Gゥゴーーーーーーーー!!」
――――なぜこのメスは俺を傷つける!?餌場で俺と暮らせば良いのに。俺がボスなのに?――――
左唇から眉間まで斬られて悲鳴をあげながらメスに再び傷つけられ混乱する。
右手は罠でふさがれており左手でトラバサミを外そうとしているので上手く体が動かせない。
「彼女を助けるんだ。かかれ」同僚の警備員たちがここでようやく田沼を援護し始めた。サスマタで巨猿を殴りつけ目潰しスプレーをかけようとする。
『ッGギチャん』
ヒヒ「グォーーーー」
危険を感じ、思いっきり腕を振り回したとき、ついにトラバサミがサルの右手から外れた。
捻じ曲がった鉄製の罠を人間たちに放り投げて慌てて森のほうへ逃げ出す。
顔と右手を深く傷つけられた巨獣は
――――あのメスはいったい何なんだ。非力なくせになぜ俺を傷つけられたんだ!なぜ俺を嫌う?イタイ、イタイ、痛いぞ――――
混乱しながらもとにかく人間に追いつかれないように森を全力で走り抜けた。
○3日目午前・保健室
保健室のベッドで2人の女性が抱き合って寝ていた。1人は3年D組の久米山恵子、もう1人は女警備員の田沼沙紀奈である。
クロオオヒヒを撃退した後で2人は保健室へ運ばれた。女教師らに今では貴重なお湯で全身を拭かれ保健医に体を診てもらった。
命に別状はないのもの彼女たちは巨獣に一晩中犯され続けたのだ。体中擦り傷だらけ、女性の大事な部分も肛門も切れた箇所があった。
獣の精液が膣内から流れ出たときは気丈な女警備員も生徒の恵子も泣いた。
それから体の外も中も一応消毒をしてもらい、予備の清潔な白衣を着て二人して一つのベッドで寝る事となった。
1人で寝るなど不安で無理だからだ。
疲れきって死んだように眠る久米山恵子。彼女の寝顔を見ながら沙紀奈は思う。
――――ごめんね。ひどい事されたね。でも助かった。これからはこんな事無いようにするね。・・・・・でも、私は守りきれなかった。
日本なら応援の警備員はすぐ駆けつけるけど、ここでは無理でしょう。それにあんな化物どもから生徒を守りきるなんて無理。
どうすればいいの?―――――
不安で心が暗くなりながらも、体も心もあまりに疲れていたので彼女は深い眠りに落ちていった。