「えっお兄ちゃんが骨折して入院!?」  
あたしは耳を疑った。  
「うん……部活の練習中に組手相手ともつれてやっちゃったんだって……」  
電話の向こうのお母さんの声も沈んでた。  
お兄ちゃんは高校でテコンドーをやってる。  
去年は県大会で3位になった実力がある。  
そんな頑張ってるお兄ちゃんはあたしの自慢の種だった。  
顔も結構イケてるし、あたしにもいつも優しかった。  
「それで優子、母さんは病院から家にいろいろ荷物取りにいかないと  
いけないから、ちょっと中学校早退させてもらって、  
和也の看護をしてやってほしいんだわ。まだ検査残ってるそうだから。」  
「……うん、わかった」  
 
職員室の電話を切ると、あたしは先生に事情を話して、早退させてもらうことにした。  
 
中学校から市立病院はバスで15分ぐらい。  
受付で部屋を教えてもらってあたしは病室に行った。  
 
「お兄ちゃん……?」病室は2人部屋だった。  
奥の窓際のベッドにカーテンがかかったままなので、  
あたしは遠慮がちに声をかけた。  
「ん?」お兄ちゃんな声がしてカーテンがあいた。  
お兄ちゃんの左足はギブスで固定されて、痛々しそうに吊られていた。  
もうひとつのベッドは空いてるみたいだった。  
 
「……優子……。ごめんな、早退なんかさせちゃって」  
「ううん、大丈夫だよ。お兄ちゃんは大丈夫なの?」  
「……大丈夫……って言いたいところだけど……」  
お兄ちゃんは視線を自分の足に落とした。  
「……今年のインターハイはむりだな。  
最後の大会だからどうしても出たかったんだけど……」  
「……そっか……」  
沈んだお兄ちゃんなんて初めて見るから、あたしは何も言えなくなっちゃった…。  
しばらくすると、看護婦さんにお兄ちゃんは呼ばれて、検査室に入っていった。  
検査は3時間ぐらいかかった。  
その間にお母さんが一度戻って来て、あたしに荷物を渡すと、  
夜のパートの仕事に行った。入院費のことを考えると、休めないらしい。  
 
やっとお兄ちゃんが病室に戻ってきたときには、もう7時を過ぎてた。  
「検査、どうだった?」  
「うん…なんだかいろいろ調べられたよ。結果は明日だって。」  
それから、あたしたちはとりとめのないことを話した。  
お兄ちゃんは最近ずっと部活で忙しかったから、いろいろ話すのは久しぶりだった。  
「優子は彼氏できたの?」  
「できないよ〜!イイ男と出会えないんだもん!  
お兄ちゃんこそ、内緒で彼女作ってんじゃん?」  
「部活で忙しくてそれどころじゃないよ」  
 
そんな話をしているうちに、館内放送があり、  
面会時間があと10分で終わることを知らせてきた。  
「……そろそろ行かなきゃね。…明日、また来るから。」  
「…………」  
無言で、お兄ちゃんはまた自分の足に視線を落とした。  
「…もう行かなきゃ…」  
あたしがそう言って立ち上がろうとした時、  
突然お兄ちゃんはあたしの手をつかんで、あたしを優しく引き寄せた。  
 
「え!?」  
あたしはちょうどお兄ちゃんの胸の上におおいかぶさる形になった。  
「ど、どしたの?」  
あたしは驚いて、お兄ちゃんの顔を見て言った。  
お兄ちゃんはゆっくりと口を開いて囁いた。  
「…ごめん、優子、……不安なんだよ」  
お兄ちゃんは目を閉じてた。  
「…こんな不安な気持ちは初めてなんだ。  
俺、今まで来月のインターハイだけ考えてやってたからさ、それが駄目になっちゃうなんて……」  
「…お兄ちゃん……」  
あたしはお兄ちゃんがなんだかとてもかわいそうに、そして愛しくなって、  
お兄ちゃんを抱き締めた。  
お兄ちゃんの体は硬かった。  
お兄ちゃんはあたしを抱き締め返して、ほおずりするように頭を動かした。  
「お兄ちゃん……」  
あたしはお兄ちゃんの耳元で囁いた。  
 
お兄ちゃんの手があたしの背中を撫でる。  
なんだかあたしはそれがとっても気持ち良くって、目を閉じてそれを感じた。  
…あたしも左手を動かしてお兄ちゃんの背中をなでた。  
あたたかい。なんだかあたしはとても嬉しくなって、手を大きく動かした。  
…と、あたしの手首になにか硬いものがあたった……  
「…ん?なにこれ……?」  
あたしはその硬いものを軽くつかんで、そっちに顔を向けてそれを確認した……  
「…え!?」  
それは…お兄ちゃんの股間にあった……!  
びっくりしてお兄ちゃんの顔のほうに振り向くと、お兄ちゃんは恥ずかしそうに笑ってた。  
「……ごめん優子、お前の体が柔らかかったから…思わず……」  
「え〜…これ、これがお兄ちゃんの……。…こんなに硬くなるものなんだぁ」  
もちろんあたしだっていままでお風呂上がりとかのお兄ちゃんのおちんちんを見たことはあったが、  
いつもはふにゃふにゃにたれさがってて、こんなに硬くなるっていうイメージは全く無かった。  
あたしはあたしの体のせいでお兄ちゃんのおちんちんがこんなになってることが、  
信じられないぐらい嬉しくって、思わずその硬いものを握りしめた。  
 
「はっ…」  
お兄ちゃんの口から吐息が漏れる……。  
ゆっくりとあたしは握った手を上下に動かした…。  
「あっ…だ、だめだ優子……だめだよ」  
お兄ちゃんは可愛い声を出してあたしの左手を押さえようとした。  
「うふふ…カワイイ……こんなお兄ちゃん初めて見るわぁ」  
あたしはそう言うと、さらにお兄ちゃんの分身をなでさすった。  
「はっ…はぁうぅっ」お兄ちゃんがせつなげな声を出す。  
「ズボン、邪魔だね!下ろしちゃおっかぁ……」  
そういうと、あたしは両手を使ってお兄ちゃんのズボンを下ろした。  
「だ、だめだよ優子っ…」  
ズボンの下の灰色のトランクスは見事にテントのように三角形になってた。  
「これが、テントをはるってことなんだね〜」  
よく見ると、じんわりとそのテントのてっぺんが濡れているのがわかった。  
「えぇ〜?!男の人も濡れるの?…大変、パンツ脱がさないと…」  
「ま、待って優子……」  
お兄ちゃんが止めるのもかまわず、あたしはパンツを脱がしにかかった。  
硬くなったおにいちゃんの分身にパンツが引っかかったけど、  
何とか脱がすことが出来た。  
「これが、お兄ちゃんの…。」  
硬くなって、まるで臨戦態勢に入っているかのようなおにいちゃんの持ち物を、  
私はまじまじと見た。  
ここで、面会時間終了の館内放送が流れたけど、私はもうお兄ちゃんのモノに夢中で、耳に入らなかった。  
 
「なんか、かーわいい。」  
わたしは、そのピンク色のキノコのような形を、なんだかとっても可愛いって思った。・・・・そっと左手で触れてみる。  
「はぁっ、あぁっ…」  
お兄ちゃんはまた可愛い声を出した。  
なんかあたしのすることにいちいち反応してくれているのが嬉しい。  
さらにお兄ちゃんのキノコをさすり上げる。  
「あぁっ、・・・気持ちいい・・・。」  
「気持ちいいの?お兄ちゃん。」  
「・・・いいよ。優子。」  
さっきまでは抵抗するそぶりを見せてたおにいちゃんだったけど、  
もう気持ちよさに耐えられなくなったのか、全身の力を抜いて、  
あたしのされるがままになってる。  
お兄ちゃんのキノコに顔を近づけてみる。やっぱり可愛い形してる。  
そして・・・・なんだか刺激的な・・・でも懐かしいような匂い・・・  
「あぁっ、優子・・・・はぁっ」  
もうあたしは無意識のうちにお兄ちゃんのキノコにくちづけし、  
舌先でぺろぺろなめた。ちょっとしょっぱい。  
でもなんだか止まらない味・・・・。  
「うぅっ、気持ちいいっ・・・ぁあっ」  
お兄ちゃんの切なげな声を聞きながら、あたしはお兄ちゃんのをついに口にほおばった。  
口の中でそれをやさしく舌でなでてあげる。  
 
「ゆ、優子・・・だめっ、」  
「ろうひはの?」ゆっくりと口を上下させながらあたしは聞いた。  
「で、出そうだよっっ。・・・あぁっ」  
「れほうなの?」  
口の中でお兄ちゃんが暴れてる。先端がなんだかふくらんできて、なんだか爆発しそう。  
「ゆ、優子っ、あぁっ、イクっ、イクよぉっ!!」  
その言葉と同時に、お兄ちゃんのキノコのてっぺんからあたしの口の中に液体があふれだしてきた。  
 
「あぁっ、あぁっ・・・・あっ・・・はぁぁぁっ」  
どんどん口の中がお兄ちゃんの液体で満たされていく・・・  
なんだかふわふわしてあたたかいその液体は、なんかとってもやさしく感じた。  
ごくんっごくんって飲み込んだけど、まだお兄ちゃん味の液体は発射されてくる。  
あたしはそれをこぼしたくなくって、吸い取るようにして味わった。  
「・・・・・優子・・・・・」  
やっと放出が終わった。  
あたしはキノコを口の中に入れたまま、キノコ全体をなめとり、  
お兄ちゃんを残さず味わった。  
「・・・・ふあぁっ、美味しかった!」  
あたしはやっとキノコから口を離すことができた。まだ口の中がお兄ちゃん味。  
「・・・優子・・・・・気持ちよかった・・・・・けど・・・・」  
「・・・・何?」あたしは制服の袖で口をぬぐいながら言った。  
「・・・・ごめんね・・・妹にこんなことさせちゃうなんて・・・・最低の兄貴だな」  
 
「ううん、だってお兄ちゃんがさせたわけじゃないでしょ?  
・・・・お兄ちゃんに抱きしめられた時、あたしとっても嬉しくって、  
・・・お兄ちゃんの事が愛しくなっちゃって  
・・・それでお兄ちゃんあそこを硬くしてくれてたから・・・・・」  
「優子・・・・」  
「・・・・嬉しかったよ。  
お兄ちゃんがあたしを必要としてくれてるんだって思って。」  
「・・・・ありがと、優子。ほんとにありがとう・・・・」  
お兄ちゃんはあたしを見つめながら、泣きそうな顔で言った。  
なんだかあたしも泣いちゃいそうだったから、  
またあたしはお兄ちゃんを抱きしめて、お兄ちゃんの胸に耳をあてた。  
「・・・すっごいどきどきしてるよ。」  
「そりゃあ・・・すっごく気持ちよかったから・・・。」  
恥ずかしそうにお兄ちゃんは言った。  
「・・・でもすごいいっぱい出たね。あふれちゃうかと思った。」  
「・・・ん?い、いや、たまってたから・・・・」  
「・・・へぇ〜、たまるもんなんだぁ〜・・・おもしろ〜い。」  
そういいながらあたしはまたお兄ちゃんの股間をまさぐった。  
「ちょっ、ちょっと優子っ、待って」  
またお兄ちゃんのキノコを探りあてた。  
「・・・うん?またなにか出てきてるよ?」  
何か指にぬるぬるしたものがからまったから、  
あたしはびっくりしてそのキノコをまた見直した。  
「・・・そ、それは・・・」  
やっぱりキノコの先端から透明な液体が出てきてた。  
 
「また出てる〜っ!まだたまってんの?」  
お兄ちゃんを見ると、お兄ちゃんは首を振って恥ずかしそうに言った。  
「ちがうよ、それは射精した後の残り汁だよ、射精した後は必ず出るのっ。」  
「・・・・へぇ〜、そうなんだ・・・。・・・もったいないからなめちゃうよ?」  
「ちょっ、ちょっと待て、優子っ」  
あたしはおにいちゃんの言うことも聞かずにまたお兄ちゃんの分身を口にふくんだ。  
さっきと違ってそれはとっても柔らかかった。不思議〜。  
お兄ちゃんの残り汁は、ちょっと苦かったけど、独特の味で、もっと味わいたいって思った。  
口にふくみながら舌先でキノコの先端をなめ取る。  
「・・・ちょっと待ってっていうのに・・・・あっ」  
またお兄ちゃんが切なげな声をだした。  
・・・あれ?だんだんキノコがふくらんできてる?  
「はっ、・・・はぁぁっ」  
どんどんキノコはおっきく、硬くなっていった。  
「お兄ちゃん、またおっきくなって来たよ。」  
キノコから口を離してあたしはお兄ちゃんに言った。  
「・・・だって・・・・そりゃあ気持ちよければ大きくなるさ。」  
お兄ちゃんは恥ずかしそうに、目をうるませて言った。  
「おもしろ〜い!・・・・じゃあさ、もっと気持ちよくなれば、また精子出してくれるの?」  
「そ、そうだよ・・・。」  
「じゃあ、もっと気持ちよくさせたげる。」  
またあたしは硬くなったキノコをほおばった。  
「・・・優子ぉっ・・・はぁぁっ」  
ゆっくりと、口でお兄ちゃんの形を覚えられるように、あたしは優しく上下に口を動かした。  
「あぁぅっ、・・・はぁあっ・・・気持ちいいっ・・・」  
お兄ちゃんの声を聞きながら口を動かしてると、なんだか頭がぼうっとしてきて、もう止まらなかった。  
 
なんだかエッチな音が病室内に響いた。  
「ぅううっ・・・だめだっ、優子っ、・・・イきそうっ・・・ぁああっ」  
「ひひほうなほ?」  
ほおばりながらあたしは上目づかいにお兄ちゃんをみた。  
おにいちゃん、切なげな、苦しそうな顔してる。  
「・・・・そ、そのままっ・・・続けてっ優子!」  
もう限界が近そうな声で、お兄ちゃんはあたしに頼んだ。  
お兄ちゃんがあたしに頼みごとするなんて、今まであったっけか?  
「うぅっ・・・ううぅっ・・・イきそうっ・・・優子っ、優子っ」  
・・・嬉しいっ!もうあたしは夢中で激しく口を動かした。  
「あっ、あっ、あぁぅっ、・・・イクよっ、  
・・・優子っ、イ、イっ・・・・くううぅ〜!」  
・・・・またキノコのかさがふくらんで・・・・あふれ出してきたっ!  
「はぁあああああっ〜!」  
今度はさっきよりちょっと薄い感じだったけど、かすかに甘い気がした。  
こぼさないように、吸い取る。  
「・・・・・・くっ、・・・はぁあっ・・・・あぁっ・・・」  
お兄ちゃんが声を上げるたびに、ぴゅっ、ぴゅって出てくる。  
「・・・・・・・・・・・・・・優子・・・・・・・」  
もう終わったのかな?さっきよりやっぱり少ないみたい。  
さっきみたいにキノコ全体をなめ取るようにして、あたしはキノコを口から離した。  
 
「・・・・・・さっきより少なかったよ?」  
「・・・・・・そりゃあ、連発したんだもん、少ないさ。・・・・またためなきゃだめだよ。」  
「・・・・そっかあ・・・残念っ。・・・・でも美味しかったぁ!」  
また制服の袖で口をふいてるあたしをお兄ちゃんはまじまじと見つめてる。  
「・・・・やだぁっ、・・・どうしたの?なんかついてる?」  
「・・・・いや、・・・・優子、かわいいなって思って・・・・・」  
「・・・・えっ!?・・・・・やだぁっ」  
なんか急にあたし恥ずかしくなって顔を背けた。  
「・・・・ごめん、・・・・」お兄ちゃんは気まずそうに言った。  
「・・・・・・・別に謝らなくってもいいよ。・・・・嬉しいんだから。」  
でもまともにお兄ちゃんの顔は見られなかった。  
 
「・・・・・・あたし、もう帰らなきゃ。・・・・・面会時間、だいぶ過ぎちゃった。」  
「・・・・・・うん・・・・・」  
「あした、また来るよ」  
「・・・・うん・・・・・」  
あたしは手早くお兄ちゃんのパンツとズボンを上げたげて、立ちあがった。  
「・・・・・・もう、今は、・・・・・不安じゃないでしょ?」お兄ちゃんに笑顔で言った。  
「・・・・あぁ・・・・」  
「あたしがいるんだから。おにいちゃんには、あたしがいるんだから。」  
「・・・・ああ、優子、・・・・ほんとにありがとう。」  
お兄ちゃんは笑顔であたしにお礼をいってくれた。  
もうあたしは嬉しくってはちきれそうだった。  
「・・・・じゃあ、明日来るからね。・・・・またためといてねっ!」  
「えぇっ!?・・・・うんっ!」  
お兄ちゃんは驚いた顔したけど、笑顔でうなづいた。  
「じゃあ、またねっ、ばいばいっ」病室のドアを開けて、病室の外に出て、  
廊下からお別れを言った。  
「うん、じゃあな」  
ドアを閉めて、あたしは浮かれ気分で病院の廊下を歩いた。  
口の中にはまだ少し、お兄ちゃんの味が残ってる。  
 
おわり  

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