「アヤさん、放課後いいっすか?また溜まってきたんで」  
誰にでも親しみを感じさせるだろう笑みを浮かべながら、  
彼が私にお伺いをたてる。私が断るはずもないと知りながら、あえて。  
「わ、わかったわ」  
声がわずかに震えるのを隠そうと平静を装うが、無駄だろう。  
あの悦楽をまた味わうことへの期待と背徳感が  
震えとなって現れているのを、たやすく見抜かれているに違いない。  
「綺麗にしといて下さいね、アヤさん」  
彼はいつも私のことを『先輩』と呼ぶが、二人きりになると  
好色と親愛を込めた声色で、さん付けをする。  
「・・・・・・いちいち言われなくても、やっておきます」  
私に対する彼の心情が  
ただの助平心だけならまだ開き直れるが、そうでないから困る。  
気を抜くと彼に心を許し、隷属してしまいかねないからだ。  
「今日も尻でいっぱい鳴かせてあげますから、期待してていいっすよ」  
ま、また、私をケダモノにする気なのね。  
神に仕える身である私を、しっ、尻穴狂いの、雌犬へとおとしめるつもりでしょ?  
「別に期待などしてません。汚らわしいだけです」  
あぁ、想像しただけで、お尻のすぼまりが、う、疼いちゃうっ・・・!  
 

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