『おまけ』
レス413の25行目と26行目の間に入るはずだった文章。
カットした理由:想像すると非常にシュールな光景だったから・・・
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少女は熾烈な肛虐に耐え抜き、階段を降りきった。ナメクジの様にずりずり這い進むと、足が引っ掛かかる。
―――ああ……今度は昇り……や、やっとお尻……虐められない……で、でも気を引き締めないと、あそこ……きちゃうか,らぁ……ぇ……?
「ひぐぅっ!?あ゛い゛っ―――!!!」
予想外の方向……再び背後から波は押し寄せた。完全に油断していた少女の肛門は弛緩し、半開きだった。
不運にも、そこへ津波に乗った目玉の一つがすっぽり納まる。スクリーンには少女のピンク色の腸内が鮮やかに映し出された。
―――そん、な……ま、また、お尻なん、てぇ……わ、私の、なか、まで……いやぁ……
思わぬ抵抗を受け、触手の蠕動が一時停止した。不浄の穴は、この獲物は自分のものだと言わんばかりに、球体を咥え込む。
触手は自身の使命を果たすべく、激しく蠕動する。足が浮く……少女は括約筋だけを支えに、波に運ばれて行った。
「お、おひっ!おひり、こわれひゃうぅぅうう〜!!!」
不安定な力の均衡は、長くは続かない。僅かの間、少女の尻と触手は浅ましく目玉の取り合いをしていたが、力に勝る触手に軍配が挙がった。
きゅぽんと大きな音を響かせて、異物が引っこ抜かれる。
「ん゛っほぉぉお゛お゛〜?!!!」
排泄感と入り混じった快感が少女の中で荒れ狂う。淫獣―――そう例えるに相応しい雄叫びを上げて少女は悩乱した。
獣にまで身を堕とした少女に、正常な機能を取り戻した触手が陵辱を開始する。がつんがつんと尻の割れ目にタックルをぶちかます。
直接、力任せの攻撃に曝される肛門はもちろん、余った運動エネルギーはあそこにまで伝播した。
傾斜のついた肉突起に、秘唇が押し付けられる。
「ぎゃふっ!!あ゛ぎい゛ぃぃいい゛!!!」
やっと、尻への淫虐に対する体勢が整った瞬間に、ガードが緩んだ場所を攻められる。心は不死身でも体の方が付いて行く事が出来ない。
両足が一際大きく痙攣したかと思うと、だらんと弛緩した。
―――あ、足が……動かない……ここまで……なの……か……?私、もう……戦わなくて……ぁ……ああああ!!
触手の波が重力に逆らって、少女の体を上へ上へと押し上げる。蠕動運動が本来の役割を果たしているのだ。
少女は自分の足で歩くことなく、この階段を攻略できた―――だがその代償はあまりに大きい。
「あ゛っ!!ん゛あ゛っ!!ん゛う゛っ!!い゛ぎっ!!」
位置エネルギーを得るには運動エネルギーを変換せねばならない。長大な階段を昇る推進力を触手の体当たりに全て頼っているのだ。
エネルギーを直接受け止める尻と、流れ弾に当たる秘所は堪ったものではない。ほんの10cm進む為だけに、数度の絶頂を要する。
頂上まで辿り着いた少女は、魂の抜け殻になっていた。
「ぇ……ぁ……はぁ……」
もう何も考えられない。波が一時的に収まる連結部分で立っているだけなのに、イクのが止まらない。
足を、ずりずり引き摺るのは殆ど反射行動だ。前に進まねばならないという残酷な刷り込みによって、少女は歩き続ける。
―――足を、完全に、踏み外した―――
「ひっ!ひやあぁぁああ〜!!」
目の見えない状態で何も考えず進めば、こうなるに決まっている。少女は20mの滑り台を味わう羽目になった。
さらに、今回の波は下から上へ……落ちる少女との相対速度はどれほどになるのか、想像するだに恐ろしい。
「イ゛っ―――!!イ゛っ―――!!イ゛イ゛っ―――!!!」
がつんっ!がつんっ!と肉と肉とが衝突する度に、少女の腰が浮き、ほんの少し戻される。
少女の落ちる速さに反して、苛烈な遊戯が終わりを迎えるまで、たっぷり時間が掛かった。
「………………」
何も考えられない。呻き声を上げることすらできない。体も心も金属疲労を起こし、破断界は寸前まで迫ってきていた。
それでも少女は歩くのを止めない。
―――壊れた、玩具は、すでに、停止スイッチを、失っていた―――
ある時は前から、またある時は後ろから……予想のつかない触手の波に少女は翻弄される。
一時たりとも、緊張の糸を緩めることが叶わない。少女の精神力の減衰は勢いを増し、心が“死ぬ”回数も加速度的に増えていく。