エメラルドグリーンの美しい海岸からおよそ2km続く岩場、ここはヴァフトームの町から遠く離れた無人の遺跡である。  
かつてここでは族長を決めるにあたりこの岩場で試練を受けることになっていた。  
だが、今ではその風習も廃れここは誰も寄り付かぬただの岩場となってしまっている。  
そんな遺跡をあるパーティーが試練のため訪れていた。  
 
「炎の矢!」  
ジュディの持っていた獣石の杖から激しい燃える炎がモンスターに向かって放たれる。  
爆発音とともにモンスターが焼かれ崖から落ちてこの岩場での最後の戦闘が終了した。  
「ジュディ、大丈夫かい?」  
母親のレベッカが娘を労わって声をかけた。姉のマリーも戦闘が無事終了したことの  
安堵で笑顔で駆け寄ってくる。  
「うん!だいじょうぶ!わたしにまっかせて!」  
そう言って笑顔を見せるジュディだったが、その顔色から疲労が大きいのは一目瞭然  
だった。何しろこの岩場の最後の戦闘は体力を吸い取られた状態で敢行されたのだ。  
さすがに古代の遺跡だけあって半端ではなかった。これでジュディの獣石の杖はすでに魔力を消耗して使い物にならなくなってしまいレベッカとマリーの獣石の腕輪も同様だった。  
「さあ町に戻ろう!お母さん!お姉ちゃん!」  
元気に歩くジュディ。頑張っているなとレベッカは思う。まだ10歳であれだけの魔法を  
制御できるのだ。姉のマリーは20歳だがマリーの10歳のときでもあれほどの魔力は  
なかった。レベッカは29年前の自分と同じ、いやそれ以上の魔力を持つ娘に期待していた。  
町へ戻るその足取りは重い。疲労が3人の歩みをゆっくりとしたものにしていた。  
一本道の足場の悪い岩を一つずつ進んでいく。道幅も狭いこの道はまさに行きはよいよい  
であるが、帰りは戦闘の疲労も相まってキツイものだった。  
その戦闘が終わったことの安心感と足場の悪さに気をとられていたことを油断というのは  
酷だろう。3人は背後、いや正確には海から狙われていることに気づいていなかった。  
“ザバァッ!”  
水飛沫をあげて襲い掛かってきたのはザランハーンという銛を持った半魚人だった。  
「ジュディ、マリー危ない!」  
レベッカが娘たちに危険を知らせるために叫ぶ。だが、半魚人は1匹だけでは  
なかった。レベッカが叫んだときにはすでに3人は包囲されていた。  
とりわけ今いる位置は足場が悪い、まるでこの位置を狙っていたかのようであった。  
それを証明するかのように半魚人たちは狡猾だった。こちらの3人に対し半魚人たちは  
7匹もいた。必然的に1人で複数を相手にしなければならない。しかも先の戦闘で体力も  
使い果たし、持っている術の道具も使えない状況になっていた。  
 
「きゃあああ!!」  
先頭にいるジュディが悲鳴をあげた。半魚人に体を掴まれもがいている。  
「ジュディ!」  
レベッカがジュディを助けに行こうとするが他の半魚人に邪魔をされて助けにいけない。  
やむなくレベッカは2人の娘にも被害が出ることを覚悟のうえで使い魔を呼び出した。  
「ショック!!」  
強い衝撃波がレベッカの周囲に巻き起こる。衝撃波を受けた半魚人たちはたじろいで  
ジュディを放す。そのジュディを姉のマリーが助けようと手を伸ばした。  
「ジュディ!捕まって!」  
ジュディも手を伸ばしてマリーの手を掴んだ。  
「2人共!そのまま逃げて!!」  
最後方にいたレベッカが叫んだ。ジュディとマリーはその声を聞いて全力で駆け  
出していく。  
「急いで!ジュディ!早くしないと!」  
マリーがジュディの手を引いて懸命に励まし続ける。  
「お姉ちゃん!お母さんが!」  
ジュディが母親に気を取られ振り向いたときバランスを崩して躓いてしまった。  
「きゃあ!」  
「ジュディ!大丈夫?」  
「う、うん・・・」  
ジュディが何とか立ち上がったとき、2人の前に半魚人が立ちはだかっていた。  
「い、いやぁぁぁぁ!!」  
元の道に戻ろうとして駆け出そうとしたが、その後ろにも半魚人が道を塞いでいた。  
「・・・あ、あぁ、あぁ」  
怯える2人に半魚人たちは一斉に襲い掛かり海の中へと引きずり込んだ。  
「ジュディ!マリー!!」  
2人の娘が海に消えたのを見たレベッカが我を忘れて駆け出そうとするその鳩尾を  
半魚人は持っていた銛の柄で強かに突いた。  
「っぐ!」  
タイミング良く入った突きでレベッカの意識が遠くなる。前のめりに倒れたレベッカは  
朦朧とする意識の中で2人の娘の名前を叫んでいた。  
 
近くで波の音が聞こえている。入り組んだ岩場の隙間から時折、海水が流れ込んでくる。  
微かに鼻につく潮の匂いと波の音で3人は目を覚ました。  
「・・・ここは・・・」  
朦朧とする意識の中で目を開けて体を動かそうとする3人の前には半魚人たちが  
立ちはだかっていた。  
「な、何?何なの?」  
見ると1匹、2匹、計9匹もの半魚人が立ちはだかっていた。そのうち3匹は体の色が  
紅色で残りの6匹はオレンジ色に紫がかった色だった。  
レベッカは半魚人たちの只ならぬ様子に危険を感じた。そして術の研究をしていた頃の  
記憶を思い出し、ハッっとなった。  
(コイツら、私たちを卵の苗床にする気だ!あの紅色のヤツはメス、そして・・・)  
その半魚人たちが両目を爛々とさせながらレベッカたちにジリジリと近づく。  
「ジュディ!マリー!逃げるよッ!!」  
慌てて叫ぶレベッカが娘たちに逃げるように促す。  
「っ!?」  
起き上がって逃げようとするレベッカたち。だが、後ろ手に縛られていることで  
思うように動けない。そうするうちに半魚人たちはもう目の前に来ていた。  
「きゃあっ!」  
半魚人たちはジュディとマリーをいきなり銛の柄で突き飛ばし逃げられないように  
ガッチリと体を押さえつけた。そして身に付けていた装備や服をその鋭い爪でビリビリに  
引き裂いていった。  
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」  
ジュディとマリーが悲鳴をあげる。  
「ジュディ!マリー!!!」  
レベッカは2人の娘を助けようと必死にもがき拘束を解こうとしたが、あまりにも固く  
縛られた縄はとても解けそうになかった。そのレベッカにも半魚人が近づいてきた。  
「うわあぁぁぁぁぁ!!」  
半魚人はレベッカの装備と服を切り裂く。術の使えない魔術士などもはやただの女、  
いや怪物のおもちゃでしかなかった。半魚人たちは3人を大股開きにさせるとメスを  
呼び寄せた。  
「あぁっ!やだっ!いやぁぁぁぁ!!」  
「お願い!離してぇぇぇ!!」  
「やめろぉ!娘を離せぇぇぇぇ!!」  
3匹のメスはジュディ、マリー、レベッカの前に出ると股間から産卵管を出した。  
その産卵管にはビー玉のようなオレンジ色の卵が見えていた。  
ここに至ってようやくジュディとマリーにも半魚人の意図が理解できた。だが、  
理解できたからといって全く救われることはなかった。  
 
「いやぁ!やだよぉ!やめてぇぇぇ!!」  
悲痛な叫び声をあげるジュディに半魚人のメスは産卵管をジュディの幼い膣に挿入する。  
「あぁ、いやぁ、入ってくるぅ、いやぁぁぁ・・・」  
メスは産卵管をゆっくりと伸ばしていく、そして子宮のところへ達すると呻き声を  
あげながら卵を排出し始めた。  
「いやぁぁぁぁ!!卵がぁ!卵がぁぁぁぁぁッ!!!」  
産卵管が蠕動するたびに卵がジュディの子宮へ排出される。ジュディは下腹部の  
気持ち悪くなるくらいの違和感に泣くばかりだった。  
「助けてぇぇぇぇぇ!お母さん!お母さーーーん!!!」  
「ジュディーッ!やめろぉぉぉぉ!!」  
レベッカは叫んだが、それはあまりにも無力な叫びだった。そしてジュディへの行為は  
レベッカとマリーにも及ぼうとしていたのである。  
「クッ!貴様ら!離せッ!離せぇぇぇぇぇッ!!」  
「いやぁぁぁぁぁ!ダメェ!ダメェェェェェェェ!!」  
半魚人たちはレベッカとマリーの体を押さえつける。どんなに暴れても拘束を解くことは  
できなかった。半魚人たちは無感情に自分たちの本能に忠実だった。  
なおも暴れてジュディを助けようとするレベッカの背中を銛で殴りつける。  
そして抵抗が収まったとみるとメスに産卵を促すのだった、  
「いやっ!いやっ!卵が!卵がぁぁぁぁぁッ!!」  
マリーとレベッカの子宮にも卵が植えつけられる。  
半魚人たちは生物としての使命を果たそうとしているだけなのだろうが、3人にとって  
これは悪夢以外の何者でもなかった。メスたちは産卵を終えるともう用無しとばかり  
にその場から去っていった。  
 
「・・・卵が・・卵が・・・・・・」  
悪夢にうなされるようにジュディが言葉を繰り返す。目の前で母親と姉の惨状を  
見てしまったことで頭がパニックになっていた。  
「・・・お・かあさん・・・・おねえ・・ちゃん・・・」  
虚ろな目で母と姉を見る。2人ともまだ意識は保っていたが息は絶え絶えであり、  
もうジュディにも構うことができない状態だった。  
そんな3人に今度はオスが近づいた。もう抵抗する力さえ残っていない3人は  
オスたちのなすがまま蹂躙されるのだった。  
「ウグゥ!」  
オスたちはジュディ、マリー、レベッカを思い思い犯し始める。  
「痛いッ!痛いよぉぉぉッ!!」  
ジュディとマリーは鱗で覆われた固い生殖器を貫かれるたびに悲鳴をあげた。  
 
2人とも膣からは血が流れ痛々しい。それも無理のないことだった。  
半魚人の鱗は鋼の剣でもなかなか切り裂くことができないほど固いものである。  
そんなものを挿入され激しく突かれては壊れてしまう。ましてジュディもマリーも  
まだ処女だった。特にジュディはまだ10歳であり性交どころかキスすら体験  
していない。その純潔がおぞましい怪物に汚されている。  
「お母さん・・・いやだよう・・・いたいよう・・」  
もう声にならない声がジュディの口から漏れる。そのジュディの隣ではマリーが  
今、起きている現実から逃げるかのように涙声で歌を歌っていた。  
“グゲエエエエエエ!”  
半魚人は奇怪な呻き声をあげるとジュディとマリーの子宮へと放精した。  
2度、3度突くたびに大量の精子を卵へと浴びせかける。  
それが終わると残りの半魚人が代わる代わるジュディとマリー、そしてレベッカを  
犯しては放精していった。やがて行為が終わると半魚人たちは何やら言葉を交わし  
何匹かは残り何匹かは去っていった。  
「・・・お・・かあさん」  
「・・・ジュ・・・ジュ・・ディ・・マ・マリー・・・」  
3人はフラフラになりながらもお互いの名前を呼んでお互いの元へ這っていった。  
「・・・おかあさん・・う・うぅ・・うぅ・・」  
ジュディが母親の胸の中で泣きじゃくった。マリーもかわいい妹にすがりその頬に  
キスして慰める。何時間もお互いに慰めあい長い一日は暮れていくのだった。  
 
翌朝、昇ってくる太陽の眩しさと海から聞こえる波の音でまずマリーが目覚めた。  
マリーは岩場の隙間から漏れる眩しい光を浴びながら夢の世界から悪夢の現実へと  
戻っていった。  
マリーは自分の下腹部に手をやる。ポコリと膨らんだ下腹部には卵が、そして膣内  
には半魚人が放精した精液が残っている。マリーの脳裏に怪物を出産するという  
恐怖とおぞましさが全身を駆け巡った。  
「!」  
マリーが気配に気づいて振り向くとそこには自分を犯した半魚人のオスたちが全身を  
湿らせた状態で近づいてくる。またその手には捕ってきた魚が握られていた。  
半魚人たちはその捕ってきた魚を仲間にも放ると生のままバリバリと食べ始めた。  
辺りに魚の生臭い臭いがたちこめマリーの鼻をついた。引き千切った魚を撒き散らし  
ながら朝食を食べ終えた半魚人たちは徐に立ち上がるとマリーを掴み起こした。  
「きゃあッ!」  
掴まれたマリーの眼前に半魚人の性器が突きつけられる。生臭い息を吐きかけながら  
半魚人はマリーの口を開かせその口の中に性器を突っ込んだ。  
「んぐッ!んむーッ!んん!んんッ!」  
ヌメヌメする性器を強制的にしゃぶらされる。マリーはそのおぞましさと臭いに  
必死に耐えていた。  
「んふぅ!んん!んぐぅ!んんーー!!」  
声にならない悲痛の叫び。その声でジュディが目を覚ました。  
「・・・ん?・・・おねえちゃん・・・あぁ、ひあぁぁぁぁぁ!」  
まどろみから覚めるにはあまりにも酷烈な光景がジュディの目の前で行なわれている。  
怪物の性器を咥えた姉の姿はジュディには刺激が強すぎた。  
「お、おねえちゃん・・おねえちゃん!!」  
ジュディが叫ぶとマリーもジュディが目覚めたことに気がつきジュディの方を向いた。  
半魚人はよそ見をするな。といった顔でマリーの頭を掴み激しく性器を出し入れした。  
「んんんんーーーーーーーーーッ!!!!」  
咽喉奥まで突っ込まれ咳き込むマリー。だが動きは激しさを増していく。  
やがて奇怪な呻き声とともに大量の精液をマリーの口内へと射精していった。  
 
「んぶぅ!んんんんんん・・・・」  
マリーの口の中に半魚人の精液が溢れるくらい注がれる。半魚人は全部飲めとばかりに  
ガッチリとマリーの頭を掴んで離さない。息苦しさに耐えかねマリーは少しずつ嚥下  
していくほかなかった。  
「・・・お・ねえちゃん・・い・い・いやぁぁぁぁぁ」  
姉のされた行為に震えるジュディ。目の前には姉が口から精液を零しながら飲み干して  
いる。そして飲み終えるとまたおかわりとばかりに別の性器を咥えさせられた。  
(・・・あんなのが・・あんなのが・・わたしたちの・・ごはん・・いやぁぁぁぁ)  
怯えて震えるジュディ。そのジュディにも食事の時間がやってきた。  
「ヒィッ!」  
今度は昨晩、ジュディを犯した半魚人がジュディを囲み性器を露出させている。  
「・・いやぁ・・いやだぁ」  
逃げようとするジュディをあっさり捕らえると小さな可愛い顔に性器を撫で付ける。  
「いやぁ!離してぇ!」  
マリーのときと同様に半魚人はジュディの口を開かせて一気に性器を突っ込んだ。  
「んぐッ!んん!んぐーーーーーッ!!」  
(・・き、きもちわるいよ〜・・・たすけて・・おかあさん・・・)  
小さな口いっぱいに半魚人の性器を咥えさせられ泣き声すら出せない。  
精一杯の抵抗で噛み付いてみたが、鱗で覆われた性器は文字通り歯が立たなかった。  
その噛み付きの刺激のせいか半魚人は早くも呻き声をあげジュディの口内へと射精した。  
「んぶッ!んん!んん!んんんんんーーーーーッ!!!」  
大量の精液がジュディの口の中に注がれる。吐き出すこともままならない状態で  
ジュディの頬はパンパンに膨れあがった。  
(いやぁ!抜いてよぉ!やだよぉ!やだよぉ!)  
吐き出したくても半魚人の性器がしっかりと栓をしている。口の端や鼻からも精液が  
溢れて零れてくる。息苦しさに負けとうとう飲み干していくのだった。  
「うぇぇぇぇぇぇッ!ゲホッ!ゲホッ!」  
激しく咽るジュディ。だが、休む間もなく別の半魚人が性器を口に突っ込む。  
そして思いのまま口の中を蹂躙していった。  
この精液の食事は朝、夕に行なわれジュディ、マリー、レベッカは胃の中が精液で  
満たされるまで飲み続けなければならなかった。  
 
それから1週間が経った。  
3日目から3人のお腹は妊婦のように大きくなり始め、5日目には臨月のように  
なっていた。冷たい岩場で横たわる3人は7日目の朝に異変を感じた。  
卵から孵った幼体が体外に出ようとする。3人は出産という本来なら神聖なことの  
ものにおぞましい恐怖を感じていた。  
「・・・はぁ・・やだぁ・・産まれる・・産まれちゃうよぉ・・・」  
下腹部から伝わるモゾモゾとした感触にジュディは震えていた。  
その震える手を慰めるかのようにレベッカとマリーが握っていた。  
「はぁぁッ!ひぃッ!んぐぅぅぅぅぅッ!」  
そのマリーが1匹目を出産した。その濁った目、鱗で覆われた体、全てがグロテスクで  
おぞましい。初めての出産で産まれたのが人間ではなく怪物であることにマリーは  
絶望を感じていた。  
結局、ジュディが3匹、マリーが5匹、レベッカも5匹の半魚人を産んだ。  
半魚人の幼体はピタピタとトカゲのように這って海へと消えていった。  
「・・・おかあさん・・おねえちゃん・・・」  
「・・・おかあさま・・・ジュディ・・」  
「・・ジュディ・・・マリー・・・」  
3人はお互いを呼んだまま、ただ抱き合っていた。  
その後、3人の行方を知るものはいない・・・。  
 
 

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