「はぁ…は…はうっ……んん…んあぁッ」
ここはマンションの一室の風呂場。浴槽で沸かした湯から湯煙が立ち込めている。
風呂場の壁に少女が手をついており、後ろから男が少女の片足をこれでもかというくらい
持ち上げて彼女の性器を指で擦っていた。
「あっ…ああぁッ…、立って…られないのぉ…」
ぶるぶると唯一自分を支えているもう片方の足が震える。必死に立っていようとするが
それでも体にびりっと快感が走る度に今にも倒れそうにガクンと傾いてしまう。
その度に後ろに立っている男が抱えている膝の裏を持ち上げるが、それがかえって足を
更に開いてしまう形になり、余計バランスが崩れるような体勢になってしまうのだ。
男は、そんな少女の片足を抱えたまま、逆の手でクリトリスを擦り続けている。
指先には指サックのような物が付いており、それは指の腹部分にゴム状の細く短い突起がぶわっと
生えているような形をしていた。
「ひあぁっ…もっ……もう…そこはッ…駄目ぇ!」
「なんで駄目なの?鼻の角栓とか隙間の汚れを取りたいって言ってたから指サック型の小鼻用ブラシ買ってあげたのに」
「だっ…て…そこはッ…そこは鼻じゃッ……ああぁ!」
「日菜のクリ皮の中の恥垢取ってあげてるんだよ。もうちょっと我慢しな」
壁に寄っかかりながら口から涎を垂らし、それでも声を出すまいと堪えるが無駄だった。
風呂場では少女の切ない嬌声が響き、時折声に混ざってクチュクチュと厭らしい音が耳に届く。
「すごいねー…日菜のクリ、ぷっくりとして赤くなってきてる」
男の言葉に日菜と呼ばれた少女は嫌々と首を振った。そんな少女の反応を楽しむように男は目を細める。
言葉どおり、日菜のクリトリスはゴム状の指サック型ブラシで何度も擦られ皮からすっかり剥けていた。
剥けた後も延々と擦られ続け炎症を起こしそうなくらい赤く充血をしている肉芽。男は時折指を休めると
彼女の大きく開いた足の間に顔を近づけしげしげと眺める。
「可愛いね。あとでいっぱい吸ってあげるから」
「ッ…はう…」
男の言葉にブルリと肩を震わせる。日菜はクリを吸われるのが好きなのだ。
先日はベッドに縛り付けて延々舌を使って下から上へ舐め上げながら突如そっと吸い出すというリズムを何度も繰り返した。
少女が泣き喚き、放尿をするまでそれは続いた。
「もうちょっと綺麗にしてあげるからね」
楽しそうに男はブラシでクリをこねくり回す。
「あっ…ひぁあ…」
それから何度時間が経っただろう。
最早それは洗うという行為では無かった。いたいけに震える肉芽を容赦なくブラシの責めが襲う。
指が何度もクリトリスを往復し、何度も上下左右に揺さぶられる。
「あああっ…あん…やぁぁ…んふッ…!」
「うーん、でもコレだとこれ以上は汚れが取れないね」
男はそう言うとようやく指を彼女の性器から離す。解放された少女は膝から崩れ落ち、そのままタイル床にぺたりと
体を横たえた。もう何度イカされたかも分からない。自分の前後に揺らす肩を見つめながら荒い息を吐き、
ようやく体のバランスが安定した事に安堵した。
さんざんとろかされた秘部からは半透明な蜜がとろとろと零れ、緩やかなカーブを帯びた肉丘からは
ピンと張ったままのクリトリスが顔を覗かせていた。
「あんっ」
突然両足を大きく開かれる。ヒップを高く突き上げられ、まるで雄を誘うような雌獣のような姿にさせられた。
「あ…い…いやっ…」
次の刺激が訪れる…
体はもう限界の筈なのに、次は何をされるのか想像するだけで再び蜜が膣口からとろりと溢れてくる。
足を開かされ、さらに男の指は日菜の亀裂をそっと開きクリトリスに指を這わせた。
「ふぁ……あ…うぅ…」
「今度は刺激が強いけれど我慢するんだよ」
そっと耳元で囁くと、ブゥゥンとハム音が浴室内に響き始めた。それは突如訪れる。
「…!!ハッ――…あああぁぁッ!!」
クリトリスに宛がわれた物は電動歯ブラシだった。しかしブラシ部分は普通の歯ブラシの物とは違っている。
「これはね。歯茎を優しくマッサージする為のゴムブラシなんだよ。普通のだと痛いだろうから、これなら
気持ちいいだろう?」
ゴムブラシはヴヴヴヴ…と音を立てて振動する、その振動に合わせクリが揺さぶられ、こねくり回される。
刺激という刺激を与えられ敏感になったクリトリスがそれに耐えられる筈が無かった。
「いッ…いやあぁ!やァッ…だめえッ…あっあっ…あっ…あんっ!ひあぁッ…!!」
「クリもおちんちんみたいに、えっちな蜜を射精すればいいのにね。そういう仕組みだったら何度だって
出させてあげるのに」
「あはッ…ばかッ…ああぁっ……!へ…へんなこっ…い…言わないでェッ…!!」
そういう仕組みじゃなくてもこうして何度もイカせてくる癖に…等という言葉も続かないまま、日菜の口からは
喘ぎしか溢れてこなかった。弾けそうな程膨らんだ肉芽は振動に震わされ、膣口からは更に半透明な液が
吐き出される。
ブラシの突起と突起の間にクリを挟み全身マッサージにように揺さぶられる。さらに刺激を与えようと
電動ブラシを押しつけられ、不意にブラシを突起の先端まで離し…そんな強弱をつけた責めが続いた。
その間、日菜は何度も軽く昇天する。口からは再び涎が垂れ始め、涙と鼻水まで溢れグシャグシャな顔に
なっていたが、男はそんな日菜すらも愛しかった。
(そろそろちゃんとイカせてあげようか…)
そう思うと、男はブラシをクリトリスの周りでグラインドさせる。振動と男の責めに肉芽はピクピクとした。
「あっ…あああッ…!!」
ブラシの頭をクリに押しつけ、振動を「中」から「強」にさせる。すると更に響くハム音と共に日菜の背中が
大きくのけぞり、目を見開いた。
「ふああああぁぁぁぁッ!!…イっ…イぐっ…イっぢゃうのおォ!!」
「ああ、イくといい。頑張ったご褒美だよ」
「ああああッ……!!イッ…い…やああああああぁぁぁッ!!」
びくんびくん、と足が震え、少女はイった。
叫びのような嬌声が浴室に轟き、ぷつんと途切れるように少女の背中がタイルにポスン、と落とされる。
はぁ…はぁ…と荒い呼吸をしながら、少女はそっと目を閉じて余韻に浸っていた。
涙や鼻水、涎で汚れた顔を男が濡れたタオルで拭いてやる。
そして動けないままの少女の体をそのまま抱き上げて、浴室から出た。
湯気の立った浴室と違い、涼しげに、そして清潔にされたベッドルームへと運び込まれた日菜は
そのままベッドに寝かされる。
未だ肩で呼吸する日菜の隣へ男も横たえる。
「はぁ……っ…と…透…」
日菜は息を抑え、男の物らしき名前を呼ぶと、それに答えるように男は優しく日菜の髪をといてやった。
「少しだけ休んでいいよ」
「……ん…ありがとう…透…」
日菜は透に息も絶え絶えに微笑むと、そっと顔を布団に埋め、そっと目を閉じた。
――起きたら、今度はクリを吸ってあげよう。
どんな反応を示してくれるかと楽しげに彼女の頬に触れると透はおもむろに立ち上がり、自室の部屋のカーテン
を静かに閉めてあげた。