カンパリ皇国東部、ラキテの森。  
その中の沼地に女の声と水音が響く  
「あぁ、も、もう、やめて…」  
「ぁ、助け、て」  
「……んっ」  
声を上げているのはおよそ10人、沼から出ている触手によって  
空中に掲げられ、体中を嬲られている。  
女達の周りには純白の鎧、カンパリ皇国内で近衛騎士団と並ぶ精鋭、  
天翼騎士団の証が散らばっている。  
この騎士団は太陽神オラインの加護を得られる処女の女性で構成されており、  
今回の戦争では切り札として東部にある皇国最大の砦、レラインで待機していた。  
しかし、待機している間に情勢はあっという間に変わり、今や魔族は  
目と鼻の先にいるという状態になってしまった。  
この現状を打破すべく天翼騎士団長、フィナ・パーレイは騎士団の凡そ三分の二を  
率いて、移動中の魔族軍の後背を突ける事ができるラキテの森に足を進めた。  
結果は惨憺たるものになった。  
騎士団が沼地に入ったとたん、足元から触手が現れ一人の団員を捕らえたのである。  
この触手の持ち主、クォロルンという生物が男女に関係なく人を食らうことを知っていた  
フィナは団員を助けようとするも他のクォロルンに捕まってしまった。  
ここに至って、フィナは作戦の失敗を悟り、クォロルンが器用に鎧を外していくのに  
抵抗しつつも副団長、ミラナに撤退命令を下した。  
命令を聞けないとする彼女に対し、ここでの騒ぎは恐らく既に魔族に伝わっており、  
このままでは全員の危機になると、再び撤退を命令。  
ミラナは苦しげに了解の意を告げると騎士団を率いて砦へと退いた。  
 
その最中にも幾人かの団員が捕らえられ、鎧を剥かれていった。  
「おのれ、怪物が、我等を加護するオライぐっ」  
呪文を唱え、この状態から脱しようとしたフィナではあったが、  
それも口に触手を差し込まれることで阻止された。  
「んぶ、ぐっ、んんん」  
ならばと、噛み切ろうとしても触手は奇妙な弾力をもってそれを返した。  
(おのれ、こんな所で私は死ぬのか!)  
このまま喰われるという事に対し、恐怖ではなく怒りを感じるが、  
フィナはそこでこの怪物に関するもう一つの情報を思い出していた。  
あれは確か、まだ一介の騎士として修行中だった頃、座学で学んだことである。  
 
クォロルン 魔獣  
2メートルほどの球体で中央に口があり、無数の触手を持つ。  
人間及び亜人間を好んで襲う。  
得物の肉を美味く味わうために触手によって男女関係なく何度も絶頂に追いやり  
失神し、余計な力が抜けた状態にしてから食らう。  
この特性のため魔族、人間両者から発見しだい狩られており現在では絶滅寸前と思われる。  
 
フィナはそれを思い出すと喰われる事にではなく、  
犯され太陽神の加護を失い、騎士の誇りが地に落ちることに恐怖した。  
「んー、ぐが、あ゛、ぐっ」  
そう思っていた傍らで既に事は開始されていた。  
最初に捕らえられていた騎士が、入念な前戯を受け、とうとう  
その秘所に触手を突き立てられていた。  
 
「あ、あぁ、力が」  
どこで騎士が加護を失ったか感じたが不明だが、  
怪物は口を塞いでいた触手を抜き取るとそれも騎士の肢体を  
嬲る事に加えた。  
「いやっ、痛い、抜いて、抜いてっー!」  
破瓜の痛みに、騎士は暴れるが、四足をつかまれ、空に浮かべられては  
対した力も出ない、何より既にその身はただの少女と同じなのである。  
「ひっ!やめ…くぅあーッ!」  
「あああああぁぁぁぁぁーーーーーっ!」  
「いやああぁぁぁっ!」  
「や…あっ…いやぁぁぁぁ!」  
「くあぁっ!」  
それが引き金になったかのように他の触手も騎士たちを貫いていく。  
フィナは戦場で震える事のなかった体が震えている事に気づいた。  
そして股間に触手が宛がわれた瞬間、それは頂点に達した。  
プシャァアアアという音ともに彼女は失禁していた。  
(いや!止まって!止まってぇぇぇ!)  
口を塞がれているために、心の中で静止させようとするものの  
尿は止まる事がないかのように迸る。  
これを頃合良しと判じたのか、後輩達のそばで失禁し混乱している  
フィナの秘所に触手は勢いよく挿入された。  
「んむぅっ、むぅ、んんんぅ!」  
 
触手が全員を貫いて二時間位したころか、  
意識が朦朧とし視界が霞む中でフイナは、  
魔族と思われる一団がこちらを見ているのに気づいた。  
(いっそ、殺してくれ)  
この二時間の間彼女達はクォロルンに陵辱の限りを尽くされていた。  
処女を奪われ、不浄の場所とされていたアナルも貫かれ、何度も絶頂に追いやれた。  
それでも意識があるものは嬲られるのをやめられる事はなかった。  
今、かろうじて意識を保っているのはフィナだけであり、彼女が意識を失ったその時こそ  
全員が食われるときだろう、その事を感じて、これまで何と立ち止まってきたが、  
フィナも限界だった。  
視界に映る魔族の兵は弓を引き絞りこちらに狙いをつけている。  
卑しい魔獣に食われる位ならば、敵に打たれたほうがいい。  
磨耗した精神はそこまで考えるようになっていた。  
空を切る音とともに矢が放たれフィナに向かう。  
そこでフィナの意識は安堵とともに途切れた。  
 
フィナが次に目を覚ますと、狼がこちらを覗きこんでいた。  
(ああ、やはり私は地獄に落ちたのだな)  
仲間を危機に追いやり、処女を失い、  
神を裏切った自分はそうなるのが当然とフィナは考えた。  
「おい、起きたぞ!」  
狼、いや狼の頭に人の体をしたものは、大声を上げ頭を巡らせた。  
フィナの知識の中ではそれは狼人と呼ばれる魔族の一種族である。  
 
「どう、いうこと、だ」  
「あぁ、こらこら、起きるな、まだ本調子じゃあるまい、ちなみに  
 どういうことかって言うと、あんたらは保護されたんだ、今はそれだけ  
 覚えておいて寝ろ」  
起きようとした体を強引に押されフィナは、そこで自分が天幕の中で  
寝床にいることに気づいた。  
「私の部下は…」  
「無事だ、全員無事、さっさと寝ろ」  
部下が無事でいる、この狼人の虚偽かもしれないが、  
それはフィナの心を幾ばくか安心させ、気が抜けたのか  
フィナは再び意識を失った。  
 
 
 
 
 
皆さんこんにちは、私はヘルメス王国軍カンパリ皇国方面攻略軍  
中央軍集団所属、ペテロ師団長バックベアード種のジョン・ライナー大佐  
副官のダークエルフのミナです。  
何とか食べられる前に私達によって救助された騎士団の皆様。  
ところがどっこい、体はぼろぼろ、これを治療すべく、  
アルラウネのお姉さん方の触手に含まれる成分で治療すことにしたウチの団長。  
本当に下心ないんでしょうね?  
 

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