「よぉ、縛られてんのに割と元気そうだな。
ん?……ああ、何でこうしたかって顔だな。
分からないか?まあ無理も無いか。今までそんなそぶり見せなかったからな。
―――簡単だ、お前を愛してるからだよ。
おいおい、そんな驚いた顔をしなくてもいいだろう?
こっちは長い間お前に対する感情を抑えてきたんだ。
ったくよぉ、お前ときたらこっちの事情なんか、まるで考えもしないで無防備な姿を見せてくるんだからなぁ……。
こんだけ押さえてきたんだ。もうここいらで開放させてもいいだろう?なぁ、そう思うよなぁ?
―――く、はは!!そうだ、その怯えた顔が見たかったんだ。なんせ俺を男として意識してくれる顔だからなぁ!!
そう、ずっとだ……ずっと前からお前を抱きたいと思っていたんだよ……!!!」