僕には不思議な力がある。  
多分、交通事故で何日も意識不明になってからだと思う。  
 
初めにおかしいなって気付いたのは、由香姉の足を揉んでた時だ。  
由香姉は陸上の中距離で県大会上位の実力者で、僕はいつも足を揉んで上げていた。  
高校からもあちこちからスカウトが来るくらいで、どこにしようかと話しながら、足をほぐしていたんだけど。  
 
ひざの裏あたりが、ぼんやり黄色く光っているように見えた。  
なんだろう、と思い触ってみると、「ふわぁんっ」って、エッチな声をあげたんだ。  
その時の僕は、それがエッチな声とはわからなくて、痛かったのかなと思って謝ったけど。  
由香姉は、くすぐったかっただけ、もうちょっとそこ触ってと言ってきて。  
顔が赤くて、声もちょっと変だった。  
でも僕は言われるままに、膝のうらを撫でるように触っていた。  
そうしたら、今度はふともものあたりとか、お尻のところがぼんやりと光るのだ。  
 
そっと、確かめるように、ふとももを触ってみる。  
腰がびくん、と跳ねて、由香姉がくぐもった声で「きもち、いいよぅ」って言ってる。  
何だかいけない事をしてるみたいで、手を止めたら。  
泣いてるみたいな顔で、もっと触ってよって。  
僕はその姉の何かよくわからない迫力に押されて、ふとももからお尻に手をやって、  
足を揉むように、スパッツ越しにもみはじめた。  
由香姉は嫌がらず、僕の手のなすがままになってる。  
埋めてる枕から変な声が漏れて、その声を聞いてると、どうしてかエッチな気持ちになってくる。  
おちんちんが、ずくんっておっきくなっちゃうんだ。  
 
そしたら。  
由香姉のスパッツの、女の子の部分が赤く光りだしたんだ。  
 
ここは、女の子の大事なところ。  
触るなんてエッチすぎて絶対ダメ。  
…でも、そこに触れて欲しいっていってるみたいに、淡く光ってる。  
「由香姉、ここ、触っても大丈夫?」  
恐る恐る声をかけて、その部分に指を当ててみた。  
…湿ってる。  
聞いたことがある。  
女の子がエッチな気分になったら、変な気持ちになって、ここから汗みたいなのが出るんだって。  
 
「ひゃうんっ」  
由香姉が、高い声をあげて、僕の指に自分から擦り付けてくる。  
すっごいエッチだ。  
「もっと、いっぱい触って!」  
触れば触るほど、そこが赤く強く光ってくるんだ。  
 
気がつくと、僕のおちんちんも、赤く光ってるんだ。  
…せっくす、だっけ。こういうの。  
ドキドキ興奮しながら、由香姉にのしかかって。  
後ろから、おちんちんを、おまんこにくっつけた。  
 
そしたら。  
おちんちんからあつくなって、由香姉のおまんこにこすりつけたくて仕方なくなって、  
いっぱいこすりつけた。  
由香姉も「ふわ、あ、あぁっ、いいよぉ、そこ、すっごくいいのっ!」って声だして。  
おちんちんがおかしくなるくらい変になって、全身がぼうっとしてきて。  
「カズ、いい、あ、あぁ、変だよ、なにこれっ、ああぁぁっ!」  
由香姉が全身をけいれんさせて、そしたら由香姉からおちんちんから何かあついのが  
流れてきて、僕のおちんちんが爆発して。…精通、した。  
 
由香姉はそれ以来、なんどもエッチなマッサージをせがんでくるようになって、  
結局家から通える高校を選んだんだけど。  
 
この力が、女の子のエッチな気分を引き出すものだってわかったのは、  
僕が高校に入ってからのことだった。  
 

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