145 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 00:23:43 ID:qdem8CAu 
保守+群馬弁のご主人さまに燃料投下できれば……  
 
ほ  
 
 
146 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 00:30:49 ID:o8yTlaOu 
ら  
 
 
147 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 11:13:15 ID:EAta0q92 
ふ  
 
 
148 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 11:57:25 ID:UmH3Vo2a 
き  
 
 
149 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 13:27:34 ID:pnIFtZqe 
だ  
 
 
150 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 13:45:16 ID:H6QJVoY1 
ん  
 
 
151 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 14:01:16 ID:0jcFQE0O 
ち  
 
 
152 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 17:56:58 ID:sAV9jB8S 
づ  
 
 
153 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2009/02/04(水) 18:00:11 ID:DTqCkCgI 
ま  
 
 
 
 
「ご主人様!>>145->>153をご覧下さい!」  
「ん…………団地妻、か」  
「はい!というわけで今回は団地妻シチュエーションに挑戦ですねっ!?」  
「ああ。まずは団地の確保だな……しかしこのへんに団地なんかあったか?」  
「スーパーの近くに町営集合住宅があります!空き部屋もいくつかあるようです」  
「下調べもばっちりか。なんだ、随分やる気だな」  
「え。べ、別にやる気なんかないですけど……(妻!ご主人様の妻!)」  
「ではさっそく……」  
「待って下さいご主人様!」  
「わ……ここ数年で一番大きな声を出してどうした」  
「実は、台本を作ってみたんです!」  
「台本?」  
「はい、時間がなかったので短いですが、読んでみていただけます?」  
「……うむ、素晴らしい。  
俺は主のために自ら行動する心意気に感動したぞ!見せてみろっ!」  
「ええ、こちらですっ」  
………  
……  
…  
 
《おちゃめな団地妻☆ナナコさん☆》  
【第一話:ほら吹きを吹いたナナコさん】  
みなさんこんにちは!  
私の名前はナナコ、新婚ほやほやの奥さんです。  
旦那様は、メイド時代にお仕えしていたご主人様!  
『メイドと主』から『妻と夫』の関係へ変わりましたが、  
基本的な仕事とご主人様への愛は変わりません。  
そのかわり、というわけではありませんが住む家は変わりました。  
『二人で暮らすのだから小さな家でいい』とご主人が借りた町営集合住宅の一室が、私たちの愛の巣です。  
窓から駐車場を見下ろすと――ここは三階です――ちょうどご主人様が帰ってきたところでした。  
うーん、狭い駐車場にご主人様のリムジンが入ってくる様子はいつ見ても圧巻です!  
悪く言えば浮いています。  
私は早速おたまを持ってリビングに待機しました。  
何故なら『夫の帰宅を喜び、おたまも置かずにかけてくる妻』は“正義”だからです!  
「ただいま〜」  
「お帰りなさいませご主人様!」  
エプロンのフリルの揺れまで計算して編み出した走りかたでお出迎えです。  
走っていってご主人様の鞄を受け取ります。  
「ナナコ、“ご主人様”はやめろと言っただろう?」  
「あ、すいません、ですが癖になってしまって」  
「全く困ったメイド……いや、奥さんだな。可愛いぞ!」  
ちょい、と頭をこづかれます。えへへ……。  
おっと……そういえば今日は“あのセリフ”を言う作戦だったのを忘れていました。  
一回深呼吸して、私より少し背の高いご主人様の顔を見上げます。  
「……ところでご主人様、実はご飯もお風呂も用意出来ていなくて……」  
「ん、そうか。では出先でお土産に買ってきた、まんもす焼きを食」  
「かわりに私を召し上るのはいかがですか?」  
ちょっと恥ずかしい私のお願いにご主人様は目を円くし、すぐに笑っておっしゃいました。  
「……では、いただこうかな?」  
「……はいっ」  
作戦成功です!まんもす焼きに負けなくて良かった!  
私は鞄を置いてこようと振り向きます。  
その時、突然身体が暖かさに包まれ、  
ややあってから、ご主人様に抱きすくめられたんだ、と気付きました。  
思わず鞄(とおたま)を取り落としてしまいます。  
ご主人様の息がかかる頬からジンワリと熱が広がります。  
「ナナコ……」  
「ご、ご主人様……」  
心臓のリズムが幾分テンポアップし、大好きなご主人様の匂いにくらりと視界が傾きました。  
まさか、玄関で……いえ、こ、これも妻の勤め、がんばりましょう!  
「ご主人様、では、ご、ご奉仕させていただきます……」  
 
しゃがみ込んでご主人様の股間の辺りに視線を合わせます。  
ジッパーを降ろしてご主人様の男性を取り出したら、ご奉仕を開始です。  
先の方に三回キスをしてから、それを深くくわえてしまいます。  
「ふう、はふゅ、くちゅ、お、んぢゅう……」  
メイドの頃から何度もしている事なのに、いつまで経ってもなれません。  
ご主人様自身をくわえるたびに顔が熱くなって心臓が破裂しそうになります。  
すん、と独特のエッチな臭いが、私の感情を高めていきました。  
「じゅぶ、じゅぷ、ぐちゅ、じゅうぅ……」  
「くっ、ナナコ、上手だ……」  
ご主人様はいつもこのように褒めてから、頭を撫でて下さいます。  
まったく、仕え甲斐があるお方です。  
「ふっ、ふう、ちゅ……んはあっ、はあ、はあ」  
舌で散々ねぶってから口を放します。  
ヌラリと濡れたそれは、なんというか……とても……。  
「立って……」  
「あ、はい……」  
ご主人様に支えられて立ち上がると、また抱きしめられてしまいました。  
ご主人様が私の頭に鼻を埋めてきます。汗臭くないといいのですが……。  
「……良い匂いがする」  
「え、ご主人様、そんな恥ずかしいです……」  
「いや……これは……味噌汁?」  
「ムフフ……て、味噌汁?」  
「…………まさかナナコ、ご飯の準備が出来てないって……」  
「え、えへへ……」  
ああ、嘘がばれてしまいました。  
御屋敷でメイド長に鍛え上げられた私が、  
ご飯、お風呂の準備をご主人様の帰宅に間に合わせられないはずがありません。  
用意が出来ていないというのは、ご主人様に早く“ご奉仕”をするための嘘だったのでした……。  
「この、エッチなほら吹き妻め!今夜はお仕置きだからな!」  
「ごめんなさい〜!」  
とか言いつつ今夜が楽しみな私なのでした♪  
【第一話完】  
………  
……  
…  
 
「…………」  
「どうですか?  
いや〜、我ながら夫婦のラブラブな雰囲気が良く出てますね!  
あ、エッチシーンは別に、ついでで入れただけですよ!ついで!  
……でもご主人様がしたいっておっしゃるなら私は」  
「この……」  
「はい?」  
「この、バッキャロォォォーッ!!」  
「っ!!(未だかつてないオーラ!いつものご主人様じゃない!)」  
「菜々子!おめえは“団地妻”っつうもんがちっとんべ(少し)もわかってねぇ!  
だいたい、最近団地妻の何たるかを知らん奴がおぉぃい過ぎ(多過ぎ)る!」  
「ご主人様落ち着いて下さい……『ちっとんべ』なんて最近の群馬じゃ御老人も使いませんよ!」  
「それと、文体が妙にうざい」  
「ぎくっ。  
そ、それは、ちょっと書いてるうちにテンションがあがってきちゃってつい……すいません」  
「……教育が必要だな」  
「教育ですか?」  
「……まずお前に一つ言葉を授ける。『団地妻はエロにして萌えにあらず!』」  
「…………格言っぽく言っても内容は最低ですね」  
「では団地妻講義を始める!起立!注目!礼!」  
「お、お願いします」  
「着席っ!いいか、団地妻にとって重要な要素は『上下関係・いじめ・不倫』だ!」  
「穏やかな単語が一つもありませんけど!愛とかそういう要素は……?」  
「団地妻においては必要なしだ、あるのは肉欲ぐらいだ」  
「うわあ……」  
「まず団地妻の間には絶対的なカースト制がしかれている。夫の年収が高ければ地位も高く、逆もしかりだな」  
「カースト制ですか。地位が低いとどうなるのですか」  
「他の妻たちにイジメを受けるんだ。  
下手に反抗すると夫に迷惑がかかる。団地には大概、夫の上司一家が住んでいるからな」  
「……(随分具体的なんですね……)」  
「傷ついた妻は夫に癒しを求める。しかし、夫の切り返しは基本こうだ。  
『近所付き合いぐらいお前がしっかりやってくれ。俺は明日も朝一の会議で忙しいんだ』」  
「でた!朝一の会議!」  
「誰にも頼れない妻が行き着く禁断の果実……それが、不倫なのだっ!わかったか!」  
「わ、わかりました」  
「よし!では菜々子に宿題だ」ドサドサ  
「おっと、なんですかこのDVD?」  
「日活ロマンポ〇ノの団地妻シリーズだ!明日までに見ておくように!」  
「は、はあ……」  
 
ソレカラドウシタ  
 
 
「……ご主人様、私に団地妻はまだ早かったようです……見ながら三回気絶しました」  
「下手なAVよりエロい!それが団地妻だからな!」  
「お見それしました……(ああ、ご主人様と夫婦だなんて、おこがましい考えだったんだわ)」  
「…………」  
「(私はしがないメイド。ご主人様は今は愛して下さるけれど……結婚となると……)」  
「……菜々子」  
「……なんでしょう……」  
「結婚するか?」  
「はい…………って、えええええ!なんでいきなり!?」  
「いや、何だか寂しそうな顔を見ていたら急に」  
「は、はう……」  
「あ〜〜、嫌か?」  
「……ご主人様って、たまに凄く鋭いですよね」  
「なんだと?」  
「ふつつか者ですが、よろしくお願いしますって事です!」  
「うおっ、急に抱き着くなっ」  
「お慕いいたしております……ご主人様、ん……」  
「むう……ん……」  
「ちゅ……はあっ、ご、ご主人様、このまま……」  
「まて、まだやることがある」  
「は?」  
「>>145-153をまだ、実行していないっ!」  
「えっ、だから私にはまだ……」  
「“団地妻”が無理でも“ほら吹き”のほうぐらいやっておかねばな」  
「は、はあ、えっと、つまり?」  
「吹いてもらおう……法螺を」  
 
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※  
 
ザワザワ  
『……というわけで、ののさま(仏様)は桃の花を……』  
「…………ご主人様」  
「なんだ奈津美」  
「なぜ、菜々子は仏教の説法なんてやってるんですか……団地で」  
「……『ほら』、すなわち法螺は、仏教の教えを広めるという意味を持つ。  
昔の仏教人は説法の際に法螺貝を吹いて、聴衆を集めたんだそうだ!」  
「??」  
『(ほら吹きのバカヤロー!)』  
 
その日、町営集合住宅では法螺貝の音が響き続けたという。  
菜々子とご主人様が結婚するのは、まだ先の話しである。  
 
※注  
・全ての団地妻がイジメをしたり不倫をしたりする訳ではありません!  
・町営集合住宅でほら貝なんか吹いたら多分苦情がくるのでやめましょう。  
 

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