光がないというのは、一体どういう事なのだろうか。  
 瞼を閉じても、俺の瞳には光が見える。瞼を透けてくる光が、俺には  
真の闇をもたらしてくれない。  
 真夜中になっても、俺の瞳には光が見える。月や星が、雲の向こうから  
でさえもその存在を主張し、俺に真の闇をもたらしてくれない。  
 だから、そう。俺には、彼女がどんな気持ちなのかなんて、本当の所は  
理解できないんだ。  
 
「いいよ、ゆー君」  
 彼女はそう言う。理解しようとしてくれるだけでいいと、俺の頬に手を差し  
伸べ、俺の存在を確かめるように、ゆっくりと撫でながら。  
「わたしは、ここに君がいてくれるだけでいいよ」  
 にっこりと笑う彼女の瞳に、光は無い。  
 彼女は、瞼を閉じなくても、昼の日差しの中でも、常に暗闇の中にいる。   
 だから、彼女は俺の存在を確かめる為に俺に手を差し伸べてくれる。  
 俺の事を求めてくれる。  
 その事が――情けない事に、俺はどうしようもなく、嬉しかった。  
「ん……ゆー君……」  
 彼女の身体を抱きしめる。ゆっくりと、彼女が驚かないように手で触れ、  
腕をまわし、ゆっくりと抱きしめる。  
 少しでも、俺の事を彼女に感じて欲しいと。  
 少しでも、俺が彼女の事を感じられるようにと。  
「ちょっと……痛い」  
 きつく抱きしめすぎたのか、彼女が痛がる。俺は慌てて力を緩めた。  
「ん。いいよ……大丈夫」  
 彼女の柔らかさに、彼女がここにいるという実感に――俺の心は昂ぶって  
いく。彼女もまた、俺がここにいるという実感に、頬を染める。  
「……来て、ゆー君」  
「ん……」  
 服をゆっくりと脱がせる。すると、真っ白な下着と、それに負けないくらいに  
白い肌が露わになる。何度見ても、その美しさには毎回目を奪われる。  
 俺も裸になり、彼女を抱きしめた。  
「あ……」  
 美しいだけではなく、心地よくもある彼女の肌の感触。彼女を抱きしめたまま、  
下着を脱がせ、その感触を全身で味わう。  
「あ……む……」  
 唇も、柔らかく、心地よい。  
 何度味わっても、それは変わらない。  
「ん、あっ……あんっ」  
 彼女のそこもまた、綺麗な色をして、柔らかい。そして、そこは既に濡れていた。  
「いいよ……」  
 既に準備の整っていた自分の物を、俺はゆっくりと彼女のそこに突き入れた。  
「んっ……んぅうう」  
 いつも、彼女はその瞬間は苦しそうな顔をする。初めての時から、今も。  
 しかし、何度か交わった経験が、彼女の心地よい部分を俺に教えていた。その  
部分を意識して先端で突くと、彼女の表情も緩み、快楽を訴え始める。  
「ああ……いいよ、ゆー君……気持ちいいっ……んぁっ」  
 彼女もまた、俺の快感のツボを心得ていて、そこに力を加えることで、俺の  
その部分を絶妙に刺激していく。  
「んっ、んっ、あっ、ああっ、来……ちゃうっ、来るよ、ゆーくんっ!」  
 あっという間に、俺と彼女は上り詰めていき、そして――  
「あああっ、くっ、ふぁぁあんっ!」  
 甲高い彼女の叫びと、俺のうめき声。同時に、俺の物から吐き出された白濁が、  
彼女の腹部を白く染める。そのまま俺は、彼女の横に倒れこむように横になった。  
「……はぁ……ああ……気持ちよかったよぉ、ゆーくぅん……」  
 甘えるような声で、俺の身体に手を伸ばす彼女の瞳を、俺は不意に覗き込んだ。  
 そこには、俺は映っていない。何も、何一つとして映っていない。  
「こうしてると、凄く安心できるね……ゆー君がここにいるって」  
 抱きしめ、繋がる事で、温もりを共有し、互いがそこにいると実感する。  
 彼女にとって、俺がいると実感できるのは、俺に触れている時だけなのだろう。  
声を聞いても、気配を感じていても、それでも……不安なのだろう。  
 でもそれは……俺だってそうだ。彼女に、自分を実感してもらえてると、そう  
実感できるのは、彼女に触れてもらっている時だけ――  
「ゆーくん……わたしねむくなってきちゃった……」  
 ゆっくりと瞳を閉じ、寝息を立て始めた彼女の髪を撫でながら、俺はもう一度  
彼女の唇を味わった。眠りの中で応えてくれる彼女を愛おしく思いながら、俺は  
絶対に彼女を守っていこうと、そんな決意を新たにした。  
                                          終わり  
 

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