四泊五日の合宿も中盤を迎え、二日目の晩はトランプをして遊ぶことになった。  
 ラケットや荷物を部屋の端に寄せ、部員は先輩も後輩も関係なく敷かれた布団の上に輪になってゲームを楽しんだ。  
 しかし、一人だけその輪から外れ、ふすまで仕切られた別のもう一部屋ですでに寝に入ろうとしている部員がいた。  
 三年の雪乃である。布団を一組だけ運んで、さっさと横になっていた。  
「雪乃〜。一緒にやろうよ〜」  
 部員の一人がふすまを少し開けて声をかける。  
「いや。私今日の練習で疲れちゃったもん」  
「も〜」  
 マイペースな雪乃の性格を知る部員はあっさりとふすまを閉めた。  
(明日こそは点とらなきゃな…)雪乃は一人真面目にそう決意して、目を閉じた。  
 そしてものの数分で、静かな寝息をたて始めた。  
 
 ふと何かに体を揺すられて、雪乃は目を覚ました。  
 隣室からは、相変わらずにぎやかな声が聞こえる。  
(たく…他の団体もいるってのにうるさいんだから)  
 …でもどこの団体もこんなものか、と雪乃はぼんやり考えた。  
 その時、またも体を揺すられた。今度ははっきりと目を覚ます。  
「…なに?」  
 横に目をやると、突然視界いっぱいに顔が現れた。  
「なぁに寝てるの〜!」  
 同級の春菜だった。雪乃のクラスメイト兼ライバルである。  
「な…っ、び、びっくりするじゃない!急に出てこないでよ!」  
 慌てて春菜の顔を押し離す。  
「にゃによ〜。雪乃ってばノリ悪すぎ!トランプやりょうよ!」  
 顔の頬を押さえられ回らない口で文句を言う春菜。  
「私はいいの。明日に備えて寝るんだから」  
「ほほ〜う。そうよね、そうよね。今日もっ、私に負けたんだもんね」  
 「も」を強調しながら、春菜はにやにやして言った。  
 
「う・る・さ・い!あっち行け!」  
 さらに春菜の顔を押す。それでも春菜のにやにやは止まらない。  
「だ〜め、雪乃!トランプやるの〜!」  
「きゃふっ、あははっ…やめろっ!あははっ」  
 突然春菜は雪乃の上に飛び乗って、布団の中に手を差し込んでくすぐりはじめた。  
「あははっ…ははっ、やめっあははは!」  
「やめないよん。トランプするってんならやめてあげる」  
「あははっ…す、するする!あはははっ」  
「ほんとに?」  
「うんっ、ほんっとに!きゃははっ」  
「よろしい」  
 春菜は手を離して雪乃から降りた。  
 しかし、雪乃はそのまま横を向いてしまった。  
 
「…こら〜〜!!」  
「何よ」  
「トランプするって言ったじゃん!」  
「明日ね」  
 そう言い放って、目を閉じる雪乃。  
「なっ…人がせっかくかまってあげてるのに!」  
 再び布団に手を差し込むが、脇腹は固くガードされていた。  
「むぅっ…」  
 このままで引き下がれるかと、春菜はそのまま手を雪乃のジャージにかけた。そしてズルッとジャージを引き下ろす。  
「わっ!?」  
 慌ててジャージを引き上げる雪乃。布団があるので下着は見えなかったが、悪戯に変わりはない。  
「何すんのよ!」  
「だって、かまってくれないんだもん!」  
 と、頬を膨らます春菜。こんな子どもっぽい奴に負けたのかと思うと、雪乃は頭が痛かった。  
 
「明日トランプするって言ったでしょ?寝かせてよ…」  
「や!私がトランプに飽きた!」  
 完全に駄々をこね始めた春菜。しかし、雪乃は明日のためにしっかり眠りたいのだ。しかもその原因の大半はこの目の前にいる友人である。  
「ダ・メ。私は寝る」  
 布団に潜り込む雪乃。  
 春菜はぷうっと頬を膨らまし、何とか策を考えた。  
「…そだ。ねぇ雪乃、私も寝るの手伝ってあげるよ」  
「え?」  
 春菜は雪乃の足元に回ると、ぐいっと両足を掴んだ。そして右足を布団に侵入させて、その足でギュッと雪乃の秘部を押さえた。  
「えぇ!?」  
 突然の出来事に、雪乃は言葉を失った。  
「それでは、あんま行きま〜す!」  
 高らかに言い放つと、春菜は雪乃の誰も触れたことのないそこへ乱暴に振動を送り始めた。  
 
「ひあぁぁ!?」  
 予想もしていない甘い感覚が股間から全身に広がる。  
「あっ…あぁぁ!?あひっ…」  
「これね、従姉妹と小さい頃よくやってたんだ。終わったらすやすや寝られるよ」  
「あっ…あっ!…やめ、ぅんっ!」  
「だからこれで眠らせてあげる」  
 
 春菜はこの行為を「遊び」として認識していた。  
 もちろん中学三年生ともなれば、私的な知識はそれなりにある。しかし幼少時に繰り返された「遊び」とそれは、全く結びついていなかった。  
 よって、この「遊び」による感覚やその反応は、「遊び」に付属するものでしかなかったのである。  
 
「あっ…ぁ!やだぁ…はなし…くぅんっ!ぅんっ!」  
「熱くなってきたね。どかそうか」  
 春菜はあいている足で掛け布団を蹴飛ばした。  
「これも、熱いよね」と、雪乃の力が入らなくなったのをいいことに、春菜はジャージに手をかける。  
「だめぇ…!」  
 言葉をかけるも、春菜は構わずジャージを足から抜き取った。  
 白い下着が露になる。  
「この方が早く終わるよ」  
 再び両足を掴んで、振動を送り始める春菜。秘部が圧迫され、小刻みに振るわされる。  
「ぁ…ぁんっ、やぁぁっ…あっあっ…あっあぅんっ…やめ、てよぉ…っ、ぁふっ…」  
「…あんまり声出さない方がいいと思うよ」  
 ハッとして、口を押さえる雪乃。  
「ぅむぅ…っ」隣では、にぎやかにトランプを配る声が聞こえる。  
「そういう声って、えっちだもんね〜」  
 あっけらかんとして言う春菜。  
「…んっ、んっ…むぅぅ…っんうぅ…」  
(隣にみんながいるのに…!やめてよぉ〜!)  
 もれてしまう声を、布団で押さえる雪乃。みんなに聞こえてしまったら…と想像すると背筋が凍る。  
 
「あはは、いい反応。…もう少し、足広げた方がやりやすいかな」  
 春菜はぐいっと雪乃の両足を広げた。  
 すると、股間を春菜に見せびらかすような格好になった。雪乃は顔を染めて首を振った。  
「やだ…あむうぅっ…」  
 卑猥な液で濡れ、しわくちゃになった下着が踏み抜かれる。  
 雪乃は股間に春菜の視線を感じて、体が余計に熱くなった。  
 足を閉じようにも閉じられず、半ば強制的に恥ずかしい部分を見せている。そして春菜の足によって送り込まれる快感からも逃れることはできない。  
(やだ…やだ…っ!恥ずかしい…っ)  
 足を広げることによって、春菜の足をより敏感な割れ目の奥へ受け入れやすくなっていた。  
「んぅぅっ…むぅっ…ぅ」  
 だんだんと高まってくる。春菜の右足は秘部を上下にこする動きもまじえてきて、敏感な突起を容赦なく刺激した。  
(や…いっちゃうよぉ…!)  
 隣では、ゲームの勝敗がついたのか、歓声や悔しがる声が遠のく意識の中で聞こえてくる。  
 隣の部屋の普段どおりの温度と、自分の体の異常な温度が恥辱を煽る。部員たちの笑い声を聞きながら、股間はとろけるように熱くてたまらない。  
「ほらほら〜っ」  
「んんん!んん!」  
 
 春菜はさらに強い振動を送り込んだ。  
 雪乃の足はピンと伸ばされ、股間は春菜の足にこすりつけられている。  
「ありゃ、ぬるぬるしてるよ?」  
 スリスリと秘部を上下に撫でられて、雪乃は「んむぅっ…」と小さく喘いだ。  
 もっと触って欲しいと言わんばかりに、股間をこすりつけてしまう。  
(やぁっ、ほんとに…っだめぇ…!!)  
「ここかな〜?ここらへんかな〜?」  
 雪乃の反応するところを探って強い振動を送り、時折割れ目にそってこすり上げる…春菜はそんな責めを繰り返した。  
「はぁっ…はぁぁっ」  
 息が上がって、体がピクピクと痙攣する。  
「ラストっ」  
 春菜はガガガッと雪乃の体を揺さぶるように振動させた。  
「はっ…ひぁぁあ!!」  
「とりゃ〜っ」  
 びくんっ  
 大きく体が跳ねて、雪乃は絶頂に達した。  
 何度かビクビクと痙攣を繰り返す。春菜はひくつく秘部をそっと足先で撫であげた。  
「ぁ…ぁふ…」  
 ぐったりと脱力する雪乃。  
春菜は自分の額の汗をぬぐった。  
「…ふぅ、おやすみ〜」  
 ようやく足を解放されて、雪乃は足をキュッと閉じた。  
 そして、そのまま眠りに落ちた。  
 
 
 翌朝、目覚めると雪乃のジャージと布団はきちんと元通りにされていた。  
 ただし、下着は抜き取られていて、濡れてしまったからとは言え、恥ずかしさで雪乃は春菜と顔を合わせたくなかった。  
 集中力を欠いた練習の結果は散々のものとなり、しばらく春菜は雪乃に口をきいてもらえなかったという。  
 
 
 

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