「月さ〜んお届け物でーすっ!」  
 
俺こと神崎月は唖然としていた。  
ここは学校。  
正確に言えば蒼曜高校(そうようこうこう)、1年D組。  
そこに俺の叔母がきていた。  
 
俺の衝撃的な誕生日から4週間がたった。  
その日俺は母の話や自分にまつわる謎を聞いた。  
『え?なにその超展開?』  
と言われそうなその話の数々は、  
彼女が言えば何故かしっくり来た。  
その彼女とは―――  
 
俺の叔母(らしい)のニュクスだった。  
 
ニュクスさんが話せばなぜか信じられた。  
なぜかはわからないが彼女が話せばそれが全て真実のように聞こえた。  
それは彼女の姿形もあってのことだった。  
人間離れした美貌はまさしく神のものだ。  
白い肌や女神の顔。さらさらの黒髪にくびれた腰、こぶりのヒップ。  
そしてなんと言っても・・・  
超大なバスト。  
凄い大きい。なのに垂れてない。  
服の上からでも分かるすごいバスト。  
彼女は人を惹き付ける。  
その母性的な彼女の姿に、俺は彼女が人でないことを悟った。  
そしてその彼女は、  
『私は今年のプレゼント。なのでもらってください!』  
と言った形で俺の家へ住まわせてくれと頼んできた。  
当然俺は断れなくて家へ住まわすことにした。  
だが俺はきちんとけじめをつけて条件を提示した。  
 
一つ。家事を手伝う。  
 
二つ。食い扶持は自分で稼ぐ。  
 
三つ。騒がない。  
 
この条件で家に住まわすことにした。  
結果は・・・  
 
 
”最初から礼儀正しかった彼女ならば出来ると思った。後悔している。”  
 
 
といった感じだ。  
礼儀正しく素敵な叔母という俺の考えは早くも崩れた。  
家事に関しては、  
皿を壊す洗濯機あわだらけ風呂は栓しないで水の無駄遣いetc・・・。  
俺の家は、俺はアパートで良いと言ったのに、親が許さなかったのでマンションになった。  
1LKで風呂と洗濯機も付いてる安くてお得な物件は、いま彼女のせいで汚されている。  
彼女が唯一できた仕事は、服をたたむ。それだけ。   
 
二つめ。金は、これはまだこちらになれていない人・・・いや神なので、  
免除してやることにしてる。  
・・・今の所。  
 
そして三つめ。  
これが一番だめだった。  
彼女はあちらには無いものに驚く。  
例えばテレビ。  
俺がニュースを見ていたら、  
 
「人が箱の中に入ってるぅぅぅ!!」  
 
と叫んだ。  
おれは誤解を作らないためにテレビの原理を説明した。  
そしてそれからバイトがあったので急いでバイトに向かった。  
そして午後九時。  
俺がマンションに帰ってきたときには手遅れだった。  
マンションの一階103号室の前の廊下に響く声。  
俺は恐る恐る扉を開けた。  
そこに飛び込んできたのは  
 
「かっとばせ〜!!・・・きたぁぁぁぁ!!!」  
 
正座をしながら野球の大声で応援をしている彼女の姿だった。  
どうやらジャイアンツの応援をしていたらしい彼女は、  
 
俺に気付いた瞬間に顔を引きつらせた。  
 
一時間後。  
そこには涙で目をはらせた我が叔母がいた。  
 
「しゃわいで・・・えぐっ、じゅみましぇんでじた。ぐすっ・・・」  
 
どうやら野球が気に入ったらしい。  
おねがいだからぁ〜と頼んでくる彼女に断りを入れることも出来ず、二度と騒がないことを理由に今でもテレビを見せてあげていた。  
俺の家には叔母と姪ではなく、兄と妹が居るようだった。  
そして現在。  
4日前に学校が始まり、今日から弁当だなーと思って弁当を作ったのだが忘れてしまって、  
パンでも買いに行こうかなーと思っていたところだった。  
 
「月さ〜んお届け物で〜すっ!」  
 
「・・・は?」  
 
俺は唖然とした。  
クラスメイトも唖然としてた。  
廊下も静かになった(気がした)。  
それもそのはず。  
さっき言ったようにこの叔母の姿はかなり人の目をひく。  
ちょっとまえに街に一緒に出かけた時には通行人の約9割が見ていた。  
その1割は犬や猫などの動物。  
ぶっちゃけると、人は全員彼女を見ていた。  
俺がトイレに行って帰ってくると、ナンパされていた。  
その時の会話はこんな感じ。  
 
「そこのねーちゃん、ちょっと俺らに付き合ってくれねぇか?」  
 
「えっと・・・どこまでですか?」  
 
「ちょっくらホテルまでだな。うひゃひゃひゃひゃっ!」  
 
「えっと待っている人がいるので・・・」  
 
「付き合いわりぃな〜。いいだろぉ。そんなヤツほっとけよ」  
 
こんな感じ。  
 
最終的に無理矢理連れて行かれそうになったときに、  
俺がそいつらをボコボコにして奪還。  
そのまま帰ってきた。  
先週の日曜日には、スカウトもされたしナンパもされた。  
一番ひどかったのは、  
 
「・・・君5万でどうだい?」  
 
と脂ギッシュな中年がいってきたことだ。  
まぁ普通にスルーしたけど。  
まぁそんな感じで彼女は人を惹き付ける。  
 
で、今俺達がポカンとしている間に彼女は  
 
「お弁当忘れてましたよ?もううっかりさんですね。ふふふ」  
 
などと言いながら近寄ってくる。  
俺は疑問を口にした。  
 
「・・・なぜあんたがここにいる?」  
「お弁当を届けに来たんですよ」  
「・・・どうしてこの学校の位置が?」  
「通行人にききました」  
 
わお、うつくしきつうこうにんのこころ。  
じゃなくて・・・  
 
「・・・ぇれ」  
「ほぇ?」  
「・・・えれ」  
「なんと?」  
 
「・・・帰れぇぇぇーーーー!!!」  
 
「ええぇぇ!?なんでですかぁー!」  
「とにかくあんたは目立つんだよ!!今回は帰って!!!」  
「お弁当を渡しに来ただけなのに・・・」  
「ウン、ありがとう!!だけど帰って!!!」  
「しくしく・・・」  
「さぁ、ほらいったいった!!」  
 
そんな感じで彼女を追い出した。  
相変わらずクラス全体がしーんとしてる。  
だが、その静寂も長くはつづかなかった。  
分かるだろう。  
恋愛ゲームではこういうイベントに必ず起こる、アレ。  
 
「だれ!?今の誰!?」  
 
「ねぇーねぇーいまの君のおねえさん?」  
 
「いや、それにしては”さん”ってつけてたし・・・」  
 
「礼儀正しい姉・・・ハァハァ」  
 
「そんなことはどうでもいい!神崎よ!!俺ら友達だよな!!紹介してくれ!!いや、しろっ!!!」  
 
「僕にも彼女を紹介してくれないか・・・?」  
 
「ぼ、ぼくにも・・・」  
 
「豚は黙れ!!俺にも紹介して!!」  
 
「あたしレズだからさぁー紹介してほしいなー」  
 
そう。クラスメイトに詰め寄られるっていうやつだ。  
あぁ、俺のクールなイメージが崩れていく・・・。  
 
「バカかお前ら!!あれは俺の叔母だぞ!!」  
『・・・』  
「・・・なんだ、急に静まりかえって。ようやく分かったか、このバカ共」  
 
ようやく静まったか・・・。と思った時だった。  
 
『わ・・・』  
「・・・?わ?」  
 
『わけえええええーーー!!!!』  
 
「おわ!なんだお前ら!!」  
 
何故かもっとヒートアップしてた。  
 
「いいよ!!いい!!全然構わない!!むしろかもーん!!」  
「名前は!?名前なんて言うの!?」  
「えと・・・ニュクスっていうんだけど」  
「ハーフ!?良い!!いいよ!!なおいい!!お前の叔母さん俺にくれ!!」  
「ハァ!?」  
「ニュクスさーーーんッ!!!俺だーーーッ!!!結婚してくれーーーッ!!!!」  
「何いってんの!?」  
「ぷりーずぎぶみーゆああうんと!!」  
 
「ちょっ、せまってくんな、やめ・・・アーーーーーッ!!!」  
 
こんな感じで騒々しい昼休みは過ぎていった。  
 
 
キーンコーンカーンコーン  
ようやく授業が全部終わった。  
あれからは大変な騒ぎになった。  
廊下やクラスは俺の叔母の話で持ちきりになった。  
なかには廊下の中心で  
 
「ニュクスさーーん!!大好きだーーーー!!!!」  
 
と、愛を叫んだやつもいた。  
先生に連行されたけど。  
今でもそこら辺からちらほら声が聞こえる。  
すると、  
 
「なぁ今度おまえんち遊びにいっていいか?」  
 
と、俺に話しかけてくる者がいた。  
名前は遠野忠(とおのただし)。  
クラスの盛り上げ役である。  
顔は良いが頭がヒドイ。  
こいつとはバイト先が同じで、夏休みには勉強会も開いてやった。  
とそこにまた二人新たな影。  
 
「僕も久しぶりに行きたいな」  
 
そう話しかけてくるのは金草千鳥(かなぐさちどり)。  
学級委員長でうちのクラスのリーダーである。  
頭もかなり優秀。  
かなりの美男子である。  
 
「俺もだなー・・・うひひ」  
 
不気味に笑ったコイツは陰屋京介(かげやきょうすけ)。  
ヲタクだが話は面白いし頭もいい。  
メガネを取ったら別人のように美少年になる。  
だがヲタク。  
結局ヲタク。  
哀しきことにヲタク。  
 
「・・・どうせあの人に会いたいだけだろう?」  
『もちろん!!!』  
「即答だな。オイ」  
 
すごく早かった。  
 
「美とはみんなに見られなければならない!!そう言う宿命にある」  
 
そう忠が言い、  
 
「美なる者には近づきたくなる・・・それが人間の性」  
 
とは千鳥の弁。  
 
「そうだ。美とは男女共通の尊敬の対象。・・・・・・友の叔母をレイプ・・・ゲームにありがちだがそこがいい」  
 
と京介が―――ってちょっとマテ!!  
 
「おい!!マジで!?」  
「いやー冗談だよー冗談」  
 
棒読みで京介は言う。  
 
「レイプって洒落になんねーぞ!!!」  
「だからジョーダンだって。嘘くらいわかれよー」  
 
「お前が言うとマジに聞こえんだよ!!」  
 
ハァハァと息を荒げながらも俺は声を出した。  
 
キーンコーンカーンコーン  
 
「あ、鐘だ」  
「じゃあ席に戻るか。」  
「また後で。」  
「あぁ」  
 
そして学校の一日の行事は全て終わっていった。  
 
 
「で、だ。今からおまえんち遊びに行っていい?っていうか行くぞ」  
 
で、今。帰り道。  
忠と千鳥と京介と俺で横に広がって歩いている。  
 
「別に良いけどウチにはあの人がいるぞー」  
「いいじゃないか。・・・あれ?今の会話で気づいたこといっていいかい?」  
「?何だ?」  
 
 
「君たちって同棲してるのかい?」  
 
 
「・・・」  
 
「・・・」  
 
「・・・」  
 
・・・・・・・・・・・・。  
・・・・・・。  
 
 
「しまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああぁぁ!!!」  
「マジで!?マジなの!?今夜おまえんちに泊めて!!」  
「本当なのか!!じゃぁ監視カメラを・・・」  
 
「お前はウチに何を仕掛けようとしてる!!」  
「じょうだんだってー」  
「あ、母さん。僕は今日友達のウチに止まってくるから」  
「千鳥っ!!お前は電話で誰と話している!!!」  
「良いじゃないか!!僕にもそんな夢を与えてくれよ!!!」  
「だ・め・だ!!!お前達には家は渡さん!!!」  
「けちー!!!」  
「けち、じゃねぇ!!」  
 
そうして居るウチに夕日が差してきたのであった。  
 
 
 
「やべー。忘れてた」  
俺は今新月の夜を走っている。  
理由は食材が冷蔵庫にない事に気付いたからだ。  
近くのスーパーで買い物して帰るところだった。  
 
「はやく帰らないとあの人泣くからな・・・」  
 
ニュクスさんはかなりの食いしん坊で、2人前をさらりと食らう。  
しかも腹が空くと泣く。赤ん坊かって。  
そんなわけで今俺は帰路についている。  
 
「あ、ついた」  
 
考え事をしながら歩くと速く感じるもんだなと、思いながら正面玄関を鍵で開けて建物の中へ。  
 
「あれ?やけに静かだな。」  
 
その時にはもう兆候はあらわれていた。  
 
静か過ぎる廊下。  
 
電気の消えた他の家。  
 
この二つだけでも十分だった。  
なのに俺は気付かなかった。  
 
俺は部屋の前についた。  
 
気が付いたのはその時だった。  
 
 
   黒い羽。  
 
夜を形容するように黒い羽。  
 
それが頭上から降ってきた。  
 
俺は反射的に避けた。  
 
その羽は地面におちた。  
 
俺はマンションの窓から外を見た。  
 
鳥が居た。  
 
その鳥は空から降ってきた黒い羽に気付かずそれに当たった。  
 
その鳥は瞬時に眠った。  
 
俺は急いで部屋の前に戻ると扉を開けた。  
 
 
そこには  
 
 
黒い羽。  
それがそこら中に落ちていた。  
リビングをのぞいた。  
いた。  
俺の叔母がいた。  
しかし様子がおかしかった。  
その叔母の腰辺りから黒い翼が生えていた。  
 
「オイ、どうし」  
 
言葉はそこまでしか紡げなかった。  
何故なら  
黒い羽が一斉にばらまかれたからだ。  
 
やばい!と思っておれはその無数の羽を避けつつも冷静になってかんがえた。  
どうしてこうなったのかは分からない。  
しかし、この黒い羽は頭に当たることで動物を眠らせることが出来るらしい。  
ならば頭に当たらないようにしながら彼女を気絶させるのがいい。  
そう思って彼女の顔を見た。  
そこにはうつろな目をこちらに向けている彼女がいた。  
俺は彼女に向かって歩き出した。  
すると彼女は大きい黒い翼を俺振ってきた。  
 
(あぁ、あれに当たったら寝むっちまうだろうなぁ)  
 
と思いかがんで回避。  
すろと逆側の翼で追加攻撃。  
後ろに跳んで回避。  
隙が出来たので全力でダッシュ。  
彼女の肉体を痛めつける事に多少心を痛めたが、その勢いのままに一撃。  
それによって彼女の身体が揺らいだときにマンガみたいに首筋に手刀一発。  
我ながら実に凄い手際だ。  
そして彼女は気絶して倒れた。  
 
 
「・・・ふぇ?」  
 
あれから約二時間後。午後10時丁度に彼女は起きた。  
 
「お。ようやく起きたか」  
「あれ〜?私確かリビングでやきゅーを見てたはずなんですけど?ってアレ?なんで私、黒翼出してるんですか?」  
「こっちがききてぇよ」  
 
彼女は寝ている間もずっと翼を出していた。  
なんでかは知らんけど。  
 
「あぁそうだ。今日は新月でしたね〜」  
「?だからどうした?」  
 
全く意味が分からなかった。  
 
「説明するとですね〜、私は元々は肉体がなくて霊体しか無かったんですが・・・」  
 
そこから彼女は語りだした。  
 
まとめると、  
 
1・人の身体を受肉したのでかなりエネルギーを消費した。  
 
2・自分は夜の神なので夜になるとエネルギーを吸収できるが、最近は夏。夜が短くて満足に吸収できなかった。  
 
3・月の満ち欠けによって自分は吸収出来る量が決まっているが、今日は新月なので吸収できなかった。  
 
4・それによってリミッターを外してしまった。  
 
と言うことらしい。  
わけがわからないがまぁ良しとしよう。  
 
「ということで・・・」  
「ということで?」  
 
一人で話をまとめているとニュクスさんがいきなり話しを切り出してきた。  
 
「私はてっとりばやくエネルギーを吸収したいです。なので・・・」  
「なので?」  
 
 
「エッチしましょう」  
 
 
「げっふぉぉ!!!」  
 
いきなり何を言い出すのかと思えば。  
 
「アンタ何いってんのかわかってんytrfdっがっふぇ!!!」  
「月さんこそ何語喋ってるんですか・・・」  
「ヒドイ!!まさかアンタに言われる日が来ようとは!!」  
「ねぇそれって私のことを侮辱してるんですか?ねぇってば」  
 
まぁ気を取り直して・・・。  
 
「で何故に?」  
「精液とはいわばエネルギーの固まりです。それを吸収したらそれはすごいエネルギーが取れます」  
「なにこのどっかで見たことのあるようなエロへの持って行き方」  
「?なにをいってるんですか?」  
 
「あ、あぁなんでもない。」  
 
俺はいま何を言っていたのだろう。  
自分でも何を言っていたのかわからない。  
 
「理解していただけましたか?それではやりましょう!!」  
 
ニュクスさんがそんなこといってくる。  
当然俺は・・・  
 
 
「断る」  
 
 
ことわった。  
 
「何でですか!!」  
「だって新月って今日だけじゃん。今日一日ガマンすれば明日には全部元通りじゃん。みんな黒い羽当たって寝てるだけなんだから。」  
 
そうだ。実際みんな寝てるだけ。  
ぶっちゃけ新月は今日だけだから明日になれば元通り。  
その理論で言えば明日からはまたエネルギーを吸収できる。  
 
「お願いします!!」  
 
それでも言ってくるからおれは   
 
「断る」  
「お願い!!」  
「無理」  
「お願い!!」  
「不可能」  
 
もちろん断っていった。  
 
「フフフ・・・こうなったら」  
 
いきなり彼女は不気味に笑って腰から生えてる翼から一枚羽を引っこ抜いた。  
・・・って  
 
 
「こうなれば無理にでも!!!」  
「ちょっとまて!!止めろ!!くんな!!うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・」  
 
俺は黒い羽を押しつけられながら意識が遠くなっていくのを感じた。  
 
 
 
ピチャ・・・ジュブ、グチュッ・・・  
 
音が聞こえる。  
 
グチュ、ニチッヌュポックチュッ・・・  
 
あぁ何か下半身が熱い・・・。  
 
ニュプ、クチャッネトッ・・・  
 
いやこれは熱いんじゃなくて  
 
ネチャッグポッニュルッ・・・  
 
気持ちいい。  
 
その快感によって、ようやく意識が戻ってきた。  
・・・って  
 
「やっぱりか!!!」  
 
俺はベッドの上で仰向けになっていて、ニュクスさんが俺の股間に顔を埋めていた。  
 
「あ、起きました?」  
「起きました?じゃねーよ!!何やってんの!!」  
「何ってフェラチオですけど?」  
「そうじゃねぇよ!!何でアンタがそんな事をやってんの!!!」  
「エネルギー吸収のためですって。さっきも言いましたよ?」  
「あぁクソッ!もう離れろ・・・ってアレ?手が身体が動かん」  
「フフフ・・・布で縛ってるからですよ」  
「なぜ!?」  
「逃げられないようにするためです」  
 
気絶している間に縛られたのであろう。  
ベッドごと布で縛られていた。  
 
「フフフ・・・仕上げです」  
 
そう言うと彼女は俺の顔に自分の顔を近づけていった。  
そして何の躊躇もなく唇を重ねた。  
 
「!?!」  
 
俺はもちろん驚いた。  
しかもニュクスさんは舌も入れてきた。  
 
「ァん・・・んくっ・・・ピチュッ・・・」  
 
しかも唾液まで・・・ってあれ?  
 
「か、体が熱い・・・」  
 
そう。何故か急に体が熱くなってきたのだ。  
 
「ふっふっふ〜私は体組織をある程度変化させることが出来るのです。今のは唾液に媚薬効果を混ぜてみましたっ」  
 
明るい顔で彼女は言う。  
媚薬唾液のせいで俺の理性は本能に負けかけていた。  
分かりやすくやると  
 
本「へへっもう身をゆだねちまえよ〜」  
理「いけない!!このままだと本能の思うつぼだ!!」  
本「そんなこといってもお前だって興奮してんじゃねぇか〜」  
理「くっ・・・」  
 
てな感じ。  
そろそろ真面目にやばくなってきて  
あ、やばい。(理性的な意味で)  
と思った瞬間に彼女はまた唇を重ねてきた。  
そして俺の理性が崩壊した。  
 
「ぅン・・・んむっ!?ハァん・・・んくっ、ピチャッ、んんっ!!・・・んーー!!」  
 
理性の崩壊した俺は積極的に舌をいれた。  
 
「ゥん・・・あっ、んんっ・・・んくっ・・・ァん・・・」  
 
激しく舌を絡め唾液をすすった。  
彼女はそれに何とか耐えようとしているがやはり女性ということか、すぐに酸素を欲する。  
しかし俺はそれを許さず息の続くまでせめる。  
 
「んン・・・んむっ!ンくっ、ピチャッくちゅっ・・・んん!!」  
「ァんっ・・・んんん!!んむっ・・・んーーーーー!!!・・・ぷはぁっ!!・・・はぁ・・・はぁ」  
 
ようやく唇を離してやる。  
そして彼女の瞳を見る。  
その彼女の瞳はすごく潤んでいた。  
その光景に興奮してまたキス。  
もちろん舌も入れる。  
 
「んぁ・・・むぅっ!んくっんくっ・・・んんん!!」  
 
今回は彼女も積極的に舌を入れてきた。  
しかし俺はそれならばともっと激しい動きで彼女を翻弄した。  
 
「んんっ!!ら・・・らめぇ・・んっ、んんんぅ!!!」  
 
さすがの神様もこれには屈服してしまったようだ。  
唇を離して深呼吸をする。  
2分間の休憩。  
休憩した後、彼女は妖しく笑った。  
 
「うふふ・・・ようやく堕ちましたね・・・」  
「あんたが堕としたんだろうが・・・」  
「どーでもいーです。それじゃあ続きをしましょう。」  
 
そう言うと彼女は体を回転させて、顔を俺の股間に近づけていわゆる69状態になった。  
そして彼女は躊躇いもなく  
 
「んん・・・グチュ、にゅぷっ、ぬぽっ」  
 
フェラチオをした。  
 
「くっ・・・」  
 
あまりの快感に息が詰まる。  
それをこらえるために上を見つめていると。  
あることに気が付いた。  
今俺の目の前にはニュクスさんの女性器がある。  
ということは・・・  
 
「にゅぽっグポッネプッ・・・んんん!!ぁん、あひぃん!!」  
 
俺は彼女をショーツの上から舌で愛撫した。  
時に押し込み、時に全体を舐めるように舌を行き来させる。  
 
「あんっ!あ、あぁん!だ、だめぇ!い、今はぁ、わたしがぁ」  
 
彼女はすごく敏感ならしい。  
布の上からでこれなのだから、直接やるとどうなるのだろうか。  
俺は興味をもってショーツをずらし直接女性器に口づけた。  
 
「ひゃっ・・・ひやぁぁぁぁぁあああああ!!!」  
 
結果は大成功。  
彼女はもの凄い快感を感じ、フェラすることさえ忘れていた。  
 
「あんっ!あっ・・・んんんー!!ひんっ!あ、あ、あ、あひぃぃぃぃいいい!!」  
 
口づけるだけではなく、舌を差し込んだり、クリトリスを唇で挟んだりなど、  
とことん彼女を攻めた。  
そう。何故かはわからないが俺には愛撫の才能があった。  
神様をよがらせるくらいの。  
 
「ふぁっ・・・あンっ!!ら、らめぇ、らめーーー!!!」  
 
ニュクスさんはフェラすることを完璧に忘れていた。  
そして遂に  
 
「い、いやぁぁっ!もう・・・もう、だめぇーーーーーー!!!」  
 
絶頂を迎えた。  
派手に愛液をまき散らせ、体を大きく仰け反らせた。  
 
「あ、あ、かふぅ・・・」  
 
未だに余韻に浸っているらしい。  
目がとろんとしている。  
そして俺はあることに気付いた。  
今なら彼女はこの縛めを解いてくれるのではないか。  
試しに言ってみた。  
 
「すまん。ちょっとこれ解いてくれ。」  
「はァ・・・いい、ですよぉ・・・ふぅ」  
 
案の定彼女は未だ頭にモヤがかかっており、簡単に解いてくれた。  
・・・反撃開始。  
 
「ふぅ・・・んひぃぃぃ!!」  
 
解いてもらった瞬間に押し倒し、その大きな胸をわしづかみにした。  
 
「あひぃぃぃ!!ちょ、イったばっかり・・・んぁ!!」  
 
少し強めに揉みほぐしていくと、だんだんと乳首が立ってきたので  
 
「あんっ!!あ、あんんんぅぅぅぅ・・・ひゃひぃ!!!」  
 
右の乳首を強烈に吸い、もう片方は指でつまんでみた。  
 
すると信じられないことが起こった。  
 
「んんんん!!あ、ああ・・・お乳が・・・」  
 
なんと乳液が出てきたのだ。  
ほんのり甘くて優しい香りのする白い液体。  
それに俺はすごく興奮した。  
 
「あああぁぁぁ!!す、吸わないれぇ!!ら、らめぇぇぇ!!」  
 
右を吸って、左を吸う。その間も乳首をつまむのは忘れない。  
そして良い感じに彼女が乱れてきたので一気にイかせることにした。  
 
「いやぁ・・・んひぃぃぃ!!?ら、らめぇ!やめてぇ!つままないでぇ!吸わないでぇ!!イっ・・・くぅぅぅ!!!!」  
 
ぷしゃぁぁぁと胸から乳液をまき散らせて、また彼女はイった。  
そして、俺もそろそろ限界だった。  
 
「ニュクスさん・・・挿れていい?」  
「は、はいぃぃぃ・・・どうぞぉ・・・」  
 
彼女は快くOKしてくれた。  
なので俺は取り敢えずバックの体勢になり、位置を確かめてから一気に貫いた。  
 
「んっくぅぅぅぅぅぅ!!!!!」  
 
途中で何かぷちんとはじけた感じがしたがなんとか貫いた。  
と、その瞬間だった。  
 
「くぅっ!!!!」  
 
強烈な快感が俺を襲ってきた。  
さっきフェラされていたこともあって、それに耐えきれず俺は射精してしまった。  
 
びゅくぅ、びゅるるるっ!  
 
「あああああああ!!!奥であったかいのがぁ・・・」  
 
俺は少しでも堪えようと下を見た。  
するとそこには、驚くべきことがあった。  
 
「あんた・・・処女!?」  
 
そこには―――ヴァギナから鮮血が流れていく情景があった。  
 
「はいぃ・・・私はぁ、近頃受肉したものでぇ・・・あぁ、でもぉ痛くはありませんよぉ・・・」  
 
確かに無理をしているようにはみえない。  
痛くは無いらしい。  
処女だと知らずにおもっいっきり突き上げたからな・・・。俺も反省はしている。  
今改めて考えると俺は今、美人な叔母の「初めて」を頂いたわけで。  
しかも痛くは無いから突き放題。  
そんなことを考えていると我が息子も勢いを回復して、今までに無いくらいに堅く、大きくなっていた。  
 
我が息子も復活したのでこちらも攻めることにした。  
 
「ちょ、いきなりっ!・・・んやぁあぁぁあ!!!にゃふぅっ!!」  
「・・・くぅっ」  
 
相変わらずすげぇ気持ちいい。  
だが俺はグッとガマンして、ニュクスさんを貫き続けた。  
 
「んやぁぁ!!ひゃうっ!んんん!!ひゃあああぁぁぁぁ!!」  
貫き続けながら、腰に添えていた手を移動し手綱を掴むように胸を両手で掴んだ。  
 
「ひ、ひやぁぁぁ・・・おっぱいはぁ、やめてぇ・・・」  
 
乳首を刺激してやると母乳が溢れてくる。  
俺はそれを感じ取りながらよりいっそう腰の動きを速くした。  
 
「いひぃっ!!あふぅ、ああああああああ!!!にゃふぅぅううぅぅ!!!」  
 
俺はこれが初体験なので分からないが、ニュクスさんはそうとう感度が良いらしい。  
いろんな所を触っても、必ず感じてくれる。すごくいい。  
っとさすがにヤバくなってきた。  
ちょっとラストスパートかけよう。  
 
「んみぃぃぃ!ら、らめぇぇぇえええ!!おっぱいも、おま○こも・・・いやぁぁぁああああ!!!」  
 
腰を激しく振って、胸も強くもみしだく。乳首への愛撫も忘れない。  
 
「そろそろイくぞ・・・」  
「ひゃ、ひゃいぃぃぃ!わ、わらひもぉ・・・んんっ!!」  
 
絶頂が近いことを告げる。  
そして前までと同じように腰を振り、胸ももむ。  
 
「イくぅっ!!イくっイくっ・・・イっちゃうううぅぅぅぅ!!!」  
「ぐっ・・・」  
 
俺はすぐそこまで絶頂が来てるのを感じて、これが最後と肉棒を抜ける寸前まで引いて、  
・・・思いっきり奥まで貫いた!  
 
「らめぇぇぇ!!!いくぅぅぅ!!・・・んあああああぁぁぁぁぁ!!!!」  
 
「くっ!!」  
 
先にニュクスさんが果てた。  
そのイく時の膣内は最高で、俺は最後に肉棒を子宮口に押しつけてイった。  
 
「はああぁぁぁ・・・子宮にはいってきますぅ・・・」  
「すまん・・・もう寝る・・・」  
「はいぃ・・・私もぉ・・・」  
 
つかれてたからか、俺はニュクスさんから肉棒を抜いたあと、豊満な彼女の胸を枕にして眠ってしまった。  
 
 
 
 
「やっちまった・・・。」  
 
それには二つの意味がある。  
一つめは昨日の話。  
いくら唾液に媚薬効果が混ざっているからと言って最後までやってしまったのはダメだった。  
二つ目は今の時間。  
午前11時26分。  
完全に寝過ごした。  
今から行っても、間に合うっちゃ間に合うけど、もうダメだろう。  
 
「ふぁぁぁ〜・・・」  
 
ようやく元凶が起きたみたいだ。  
・・・処刑執行。  
 
「おはようござ・・・って痛いー!!頭が割れるように痛いー!!」  
 
起きた彼女に向かってブレインクロー。  
俺の握力は一応握力は53kg。  
あるていど痛いだろう。  
 
「痛いー!!あ、頭がー!」  
「ほう。昨日のことを忘れたのか、このヤロウ」  
「な、何がですか・・・って痛いーー!!!頭蓋が割れるようにいたいーー!!!」  
「『何が』だと?」  
「は、はいぃぃ〜!何のことだか・・・って痛いー!!」  
 
「昨日、俺を襲ってくれたなこのヤロウ」  
「す、すいませんでした〜・・・い、痛いーー!!謝るから許してーー!!」  
「よろしい」  
 
俺は彼女から手を離した。  
それでも彼女はまだいたがっていた。  
 
「うぅ・・・まだいたいぃ〜・・・」  
「痛いのは分かるが、まず謝れこのヤロウ」  
「す、すいませんでした〜・・・」  
「謝ればよろしい」  
 
そういうと彼女は調子にのって  
 
「で、でも気持ち良かったんですよね?後半は私が攻められてたし・・・」  
 
なんてことを言う。  
なので俺は・・・  
 
「えへへ〜・・・痛いーー!!」  
 
ブレインクローをもういちど。  
 
「ちょっ・・・本当のことじゃないですか〜・・・みぎゃああぁぁ!!!」  
「・・・神の万力!!」  
「ちょっ、神って私・・・にゃああああぁぁぁ!!!・・・がくり」  
 
あ、気絶した。  
まぁいいか。ここらで許してやろう。  
確かに後半は俺が積極的になってたし。  
それにしても。  
 
「かわいいな」  
 
彼女の寝顔(っていうか気絶顔?)は本当に可愛らしいものだった。  
 
 
拝啓  
 
俺のカス母上様。  
今年のあなたの俺へのプレゼントで、  
俺の生活は乱れております。  
それはもう色々と。  
グチャグチャです。このヤロウ。  
・・・ですが前よりも賑やかになりました。  
あなたも今度来てみてはいかがでしょうか?  
 
by神崎月  
 

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