「そ…そんな…困ります…」
とある街の宿屋の食堂で、二人の男女が話していた。
女性の名はシャテル。貧しい子供達のために街はずれの使われなくなった教会で無償で勉学を教える、優しき修道女である。
その乳房は修道服の上からでもその大きさを主張しており、周囲からは修道女にしておくには勿体ないと言われている美女だ。
「困る困らないの問題ではないのだ。シャテル嬢。教会から勝手に聖書を持ち出していたそうではないか。これは由々しき問題ある」
中年の男はシャテルに自分は教会の使者だと名乗り、シャテルが子供達に神学を教えるために教会から聖書を持ち出したことを咎め、これ以降、子供達のために教室を開くことを一切禁じる…という上層部の決定を伝えた。
「ですが…聖書なくしては子供達に神学を教えることが…」
シャテルの教えている子供達は、教会に入ることもできない程の貧しい家の子供ばかりだった。
「そんな事、我々には関係ない話だ。そもそも貴女の教えている子供達は学校に行けない貧困層の子供だろう?そんな貧乏人に教育など、必要の無いものではないか」
「そんな…ひどい…お願いします!どうか…どうか彼らのための教室を続けさせて下さい…」
泣いて嘆願するシャテルに男は鞄から一冊の本を取り出し、渡した。
「これは…?」
「どうしても教えることをやめたくないのならば、貴女の授業を見せてもらいましょうか。その内容いかんによっては私から上層部に執り成すこともできよう。ただし、授業内容はそのテキストの通りに行ってもらいましょう…」
テキストを見たシャテルは愕然とした。
テキストには男女の性器の詳細な図に始まり、性交の方法、果てはその際のテクニックまでが数十ページにわたって記されていたからだ。
「…そんな…な…何かの間違いでしょう…!?」
「いや、男女の交わりは一生の中で必ず行うであろう大切な行為。大人の入り口に立つ少年には絶対に必要な授業だ。そこで、貴女自らに実演を交えながら手取り足取り教えてもらうのが、子供にとって最良の方法なのだよ」
「ですが…!」
「いや…いいのだよ?やらなくても。ただ、その場合例の件は…」
「うう…わ…わかりました…やらせていただきます…」
「それでは明日の昼過ぎ、十二歳から十五歳の男の子を町外れの教会に集めてもらいましょうか…」
翌日
十二人の少年達が街はずれの教会に集まった。
礼拝台などの備品は全て隅に寄せられ、建物の中には広いスペースが取られている。
「それではみんな、今日はとても大切な事を教えます。ちゃんと覚えて帰りましょうね」
子供達は口々に「はぁい」と答える。こんな純粋な子供達に汚れた事を教えなければならないなんて…シャテルの心は沈んでいた。
「シャテル先生!あのおじさんは誰ですか?」
少年の一人が壁にもたれて立っている例の男を指して言った。
「いけませんよ、人を指差しては。あの方は教会の視察官の方です。今日の大切な授業を見に来て下さったんですよ。さあみなさん、ご挨拶しなさい」
子供達は口を揃えて挨拶をした。
「さて、き…今日の授業は『赤ちゃんの作り方』です。そ…それではみんな…その…」
「どうしたの?先生顔色悪いよ?」
「いえ…大丈夫…それではみなさん、パンツを脱いで下さい」
「えぇ!?なんで!?」
「恥ずかしがってはいけません。授業のためですよ」
子供達は渋々パンツを下ろし、自分の肉棒を露出させた。
ずらりと並んだ十ニの男性器にシャテルは目眩を覚えた。だが、みんなの教室を守るため、ここで授業を止める訳にはいかない。
「こ…この中で、これまでに…その…おちんちんが固く、大きくなったことがある人はいませんか?」
子供達の全員がおずおずと手を上げた。
「それは病気でもなんでもありません。お…大人になった…し…しるしの一つです。じゃあ、お…おちんちんから白い液が出たことのある人は?」
今度は半分くらいの子供が手を上げた。
「そ…それはザーメンといって、赤ちゃんのもとになるものです。知らない人もいるみたいですから、ちょっと出してみましょうね」
男から渡されたテキストに書いてあった通りにシャテルは少年のうち一人の後ろにひざまずくと、手を回し肉棒を握りしめた。
「シャテル先生…何するの…?」
不安げに聞く少年にシャテルは精一杯微笑んだ。
「大丈夫、怖くありませんよ」
初めて他人に握られた刺激と、シャテルの豊かな乳房が背中に当たっている興奮により簡単に勃起した少年の肉棒をシャテルは両手でしごき始めた。
シュッ…シュッ…
「シャテル先生…なんか変な感じがするよぉ…」
「大丈夫ですよ…大丈夫…」
一応シャテル自身は以前に一度だけ男性と交わった事はあるのだが、経験的には彼らとそう変わったものではない。
だがそんなシャテルの手コキでも、初々しい少年を絶頂に至らしめるには十分だ。
「先生…なんか…なんか出ちゃうよぉ…!」
ドピュッ…!ドピュッピュッ…!
少年の精液が弾け飛び、シャテルの手を、そして教会の床を汚した。
シャテルは少年から離れ、立ち上がると自分の手に飛び散った白濁液を少年達に見せた。
「こ…これが本物のザーメンです…ね。独特の臭いがするでしょう?」
先程まで青ざめていたシャテルの顔は何度も隠語を言うことを強いられた羞恥で真っ赤になっていた。
(ごめんなさい…本当にごめんなさい…!)
心の中で射精させたことを少年に、そして御前で淫らな行為を行ったことを神に懺悔しながら、シャテルは授業を続ける。みんなの教室のために。
シャテルの授業は続く。
が、男女の性器の仕組みを図で説明しようとした時、少年の一人がシャテルの話を遮った。
「シャテルせんせー!図だけじゃ女の人の身体の仕組みがよくわからないんですけど!」
「えっ…」
予想外の質問に戸惑うシャテル。
「僕らだけ裸なんておかしいよ!シャテル先生もスカート脱いでみせてよ!」
ちらりと教会の隅からこちらを見ている例の男を見ると、男は黙って頷いた。
「わ…わかりました…私も脱ぎましょう…」
シャテルはロングスカートの中に手を突っ込むと、まず純白のパンツを下ろした。
「おおっ…」
どよめく少年達。さらにシャテルがスカートを脱ぎ、一同の前に下半身を晒すと少年の肉棒は一気に勃起した。
「うぅ…みなさん…ち…ちゃんと見て下さいね…まず、これが…だ…大陰唇で…」
少年達に向かって股を大きく開き、シャテルは自分の陰部を説明していく…
「こ…ここが陰核…いわゆるク…クリトリス…です…ここは女性の敏感な性感帯の一つで…」
少年の一人が手を上げていた。
「せんせー!性感帯ってなんですか?」
「せ…性感帯というのは…触られると性的な快感を得られる部分のことで…つまり触られると気持ちがよくなる部分…ですね…」
「へぇ…じゃあ触ってもいい?」
「えっ…待って…」
だが少年はシャテルが止めるのも聞かず、指先でシャテルの秘豆を摘まみ上げた。
「ひゃっ…」
遠慮を知らない少年の指先で弄ばれる突起。さらに…
「おい!一人占めはずるいぞ!俺らにも触らせろよ!」
他の少年達も次々とシャテルの周りに集まり、順番に陰核を弄ぶ。
「いやぁ…や…やめてぇ…」
「え?だって触られると気持ちいいんでしょ?」
「それはっ…そうだけど…」
「あれ?シャテル先生、なんかここんとこ、湿ってきてるけどまさかお漏らし?」
「ち…違います…これは愛液といって…男性器をっ…挿入するための潤滑油のような…あぁん…もの…です…」
「へぇぇ…挿入かぁ…シャテル先生…試しにやってみてもいい?」
男から渡された本には『最後は実際に子供達に挿入させること』と書いていた。予定より早いタイミングではあるが…
シャテルが男を見ると、案の定男は深く頷いた。
一応の覚悟はしていた。シャテルは意を決して実習を続ける。
「わかりました…じゃあまずは……君から…」
シャテルは一人の少年を呼び寄せた。
「見えるかしら…ここに…あなたの…大きくなったおちんちんを挿れるんですよ…」
シャテルは自分の陰唇を指で押し広げ、ピンク色の中を見せた。
少年はおずおずと自分の肉棒の先端をシャテルの膣口にあてがうと、少しずつ奥へと押し込んでいく。
「くうっ…いいですよぉ…その…感じ…いちばん奥までいったら…腰を動かして…」
「シャテル先生…先生のなか…あったかくて…すごく気持ちいいよぉ…」
ジュプッ…ジュプッ…ジュプッ…ジュプッ…
少年は一心不乱に腰を打ち付ける。
…そして
「で…出ちゃう…!ザーメン出ちゃうよぉ!」
ドピュツ…!ドピュツ…!
未熟な少年はいとも簡単に絶頂に達し、シャテルの膣内に精を撒き散らした。
見ていた少年達から感嘆の声が上がる。
少年が肉棒を引き抜くと、シャテルはぐったりと天井を仰ぎ見た…
その時シャテルの目に写ったのは、教会の天井一面に広がる神々の宗教画だった…
(嗚呼…神様…無力で淫らな私を…お許し下さい…)
だがシャテルに休む間は無い。
目の前で残り十一本の肉棒がシャテルの中に入ることを熱望しているからだ。
シャテルにそれを拒むことはできないの。みんなの教室を守るために…
…結局、十二人の少年全員の童貞を奪うことになったシャテルは生徒達が帰った後、教会の床にうずくまり、むせび泣いていた…
「いやはやシャテル嬢、中々によい授業でしたな。上層部には私からとりなしておきましょう。ただ…」
「ひっ…く…ま…まだ何かあるのですか…?」
「当然です。今日行ったのはテキストに載っていた中のごく一部。今後時間をかけてゆっくりと、確実に子供達に性のテクニックを教え込んでもらわねば…」
「そ…そんな…」
「そして…折角です。私にも先程の実習を体験させてもらいましょうか。自分の身で貴女の授業を体感すれば、上層部に確信を持ってとりなすこともできるでしょうからねぇ…」
男はそう言うとズボンを下ろし、自らの肉棒を露出させた。
シャテルの悪夢は終わらない。むしろこれからが本当の悪夢の日々始まりなのだった…
裏話
「ありがとな、おっちゃん!」
教会の裏手にいたのは先程までシャテルの性教育授業に出席していた子供達と例の男だった。
「いえいえ…私もいい思いができましたよ」
実はこの男、教会の関係者でもなんでもない、ただの旅人である。
聖書云々の話ももちろん真っ赤な嘘だ。
彼は偶然立ち寄ったこの街で子供達から受けたある依頼にそって行動していたのだった…
数日前
「…ったく!いちいち喋り方が気にくわねぇんだよな…シャテル先生は」
「ああ…いっつも俺らの事ガキみたいに扱いやがって…」
「親に言われなかったらあんなつまんねぇ授業なんか出ねぇっての!」
「でもシャテル先生、おっぱいでっかいし、先生にしとくにはもったいないよな」
「そうだな〜…あ〜シャテル先生犯してぇ〜!」
「なんとかしてシャテル先生を俺らの性奴隷にできないかなぁ…」
「無理だろ…シャテル先生の彼氏は神様だろ?」
…とまあこんな厨二思考全開の会話の末、一人の少年が立案し、子供達全員持ち寄ったなけなしの小遣いを通りすがりの旅人に握らせて決行したのが今回の「シャテル先生調教大作戦」だった。
今回シャテルが体をはって教えた事など、彼らはとっくの昔に知っている。(実践したことは一度もないが)
純真な態度も無知な言動も全部少年達の巧妙な演技。
すべてはシャテルを少年達の従順な性奴隷に調教するための計画だったのだ。
そんな訳でシャテルは今後もこの街の少年達の性の教師として、町外れの教会で毎日性の実技授業を行うことになるのだった…
了