とある異世界のとある町に強く賢く美しい女魔法剣士がいました。  
武術も魔法も極めた魔法剣士は冒険者として最高の地位と名声を得て、  
彼女に様々なクエストをこなしてもらおうと人々は長蛇の列を作り毎日のように彼女の元を訪れます。  
しかし彼女の成功を快く思わない同業者が二人いました。女戦士と女魔道士の二人です。  
魔法剣士の力と名声に嫉妬した彼女達は魔法剣士に聞きました。  
「あなたのような素晴らしい冒険者に何か弱点はあるのかしら?」  
 
女魔法剣士はまるでお人形のように整った顔を少し傾け、何かを思い出すと震えながら答えました。  
「実は私、ローパーが怖いの」  
女戦士と女魔道士は吃驚します。巨人の攻撃をいなしつつ急所への一刺しで瞬殺したり、  
悪魔の呪文を無効化し逆に魔法で焼き殺す女魔法剣士の怖いものが下級モンスターのローパーなのですから。  
「強さとか関係ないのよ。あの異様なフォルムを前にすると、全身が竦んで戦えなくなるの」  
恥ずかしいから秘密にしてね、と赤面しながら頼む魔法剣士に二人の冒険者はにやりと  
ほくそ笑みながら秘密を守ると約束します。  
 
その夜ふけ、女魔法剣士の家の前に女戦士と女魔道士、そして召喚士が現れました。  
召喚士の男は二人の女冒険者に雇われ、女魔法剣士の家に一匹のローパーを放ちます。  
「ひいいいいっ」  
寝室の机で日記を書いていた女魔法剣士は、ローパーの姿を見ると悲鳴をあげて腰を抜かします。  
胸当ての中から懐剣を取り出しますが、慌てて振り下ろしたそれは手の中からすっぽ抜けて飛んでいきました。  
武器をなくした魔法剣士は早口で魔法の詠唱をしますが、震える唇では下位の短くて簡単な魔法しか発音できず、  
2つ3つの火の粉を飛ばすのがやっとでした。  
 
まるで新人冒険者のようにうろたえる魔法剣士の様子を窓から覗き込む戦士と魔道士は笑いが止まりませんが、  
まだ二人の薄暗い妬みは消え去りません。彼女達はもっと徹底的な陵辱を望んでいたのです。  
魔法剣士が二度と人前にでは出られないほどの陵辱を期待し、二人はローパーと魔法剣士を見守ります。  
ローパーはのそりと動き出し、床にへたり込んだ魔法剣士の両足を触手で掴み割り開きます。  
スカートの下から薄手のショーツが顔を出しました。  
自分の部屋で金属の胸当て以外はろくに防具らしい防具を身に付けず、部屋着に近い姿の魔法剣士は  
あっという間に触手の手で服を破かれ生まれたままの姿に近い痴態へと変えられてしまいます。  
 
上着のシャツは袖を破かれ細くしなやかな二の腕が露になり、上半身は胸の頂点こそ胸当てによってなんとか隠れていますが、  
金属片の上下からは柔らかな曲線を描く乳房がはみ出し、全てを露出されるよりも扇情的な光景を作り上げています。  
下半身はショーツがびりびりに破かれ残骸と化し床に散り、スカートも裂かれいくつものスリットが出来、  
彼女の腰の奥の聖域をなんとか視姦から守るのみといった有様でした。  
そして触手の一本が魔法剣士の胸当ての下へ潜りこみ乳房を撫で上げた瞬間、魔法剣士は叫び声をあげます。  
「いや、やめてぇ!」  
ようやくローパーの目的が自分を犯す事と気付いたのか、魔法剣士は慌てて立ち上がろうとしますが  
その場でローパーの方へ転び、触手に体をあずけてしまいます。陵辱劇の始まりでした。  
 
腰や脇をぬるついた粘液まみれの触手が何十本も這い回りいやらしすぎるマッサージを施します。  
胸当ての中には二本の先端の枝分かれした触手が入り込み乳首をこりこりと優しくしかし執拗に抓ります。  
スカートの中に潜り込んだ繊毛の生えた触手が陰核と包皮の間の隅々までこすりあげます。  
大小様々な瘤が百近くついた二本の極太触手が肛門と性器を突き刺しぐりぐりと突き上げ胎内で動き回ります。  
魔法剣士の清楚な笑みの前には荒くれ者が借りてきた猫のようにおとなしくなり、同性の少女すら赤面し俯いてしまうと言います。  
しかし今の彼女の笑みは――触手に突かれ嬲られ悶え狂い涎を垂らし舌を出してローパーの内臓のような本体に奉仕する彼女は、  
見るもの全てを嗜虐主義者に変えるような淫靡さで満ち溢れていました。  
 
このまま夜のうちに魔法剣士を外に連れ出し、彼女が淫らに乱れる様を町中の人間に見せ付けてやろう。  
そう考えた女戦士と女魔道士が魔法剣士の家に入るため窓を破壊しようとした瞬間、  
魔法剣士の家に仕掛けられた召喚トラップが発動します。  
呼び出された2体のスライムを頭から浴び、二人は悲鳴を上げます。戦士の武器は液体のスライムには効かず、  
肌を覆われれば魔道士の魔法を使って焼こうにも自らの体も焼いてしまいかねない。  
さらに屋根から落下してくる新手のスライムから逃れようと二人は往来まで逃げますが、下着の中まで染込んだスライムが  
粘膜を刺激し始めたので内股になって道の真ん中で座り込んでしまいました。  
 
 
そして夜が開け、枯れかけたローパーの上で腰を振り続ける魔法剣士の体を召喚士が持ち上げ、彼女の体をローパーから引き離します。  
「あん……」  
愛液と怪物の粘液がどろどろに溶け合った触手が体の中から抜けていくのを寂しそうに見つめ、  
少し頬を膨らませつつ睨んでくる魔法剣士に召喚士はため息を吐いて首を横に振ります。  
「まだ……したいのに…………けち…………」  
「もう終わりだ。俺の使い魔が枯れて死んじまうだろう、どこまで搾り取るつもりだ」  
ようやく開放されたローパーはよろよろと魔法剣士から離れました。  
 
その姿は召喚されたばかりの時よりやせ細り、ぐったりとした触手生物は光とともに姿を消しました。  
「全く何が触手は怖いだ。あのローパーはサキュバスすら快楽漬けにして悶死させる高等淫魔だぞ」  
「あら……ローパーが弱点なのは本当よ?あんなエッチな子を見かけたら……クエストなんてどうでもよくなっちゃうんだもん」  
召喚士は呆れ果てて肩を竦めた。  
「やれやれ。あんたに苦手なものなんて存在するのか?」  
家の前の往来でいまだスライムに責められ白目を向いて悶え喘ぐ二人の冒険者を見て、魔法剣士は嫣然と微笑みました。  
 
「そうね、今度はスライムが怖いわ」  
 
 

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