人間界で大きな災害があった。俺たち下級天使は、上級天使の命令によりさ迷える魂たちを神の国へと導く為、三人一組で地上に向かった。  
魂を導くべく集まるのは、天使だけじゃない。悪魔だって魂を欲しがり地獄へと導こうとするのだ。出会えば当然ヤるかヤられるか。  
だからこその三人一組。  
 
「…ぁ、あっちで子供が泣いてる。ちょっと様子見てくる、先行っててくれ」  
――早めに来いよ、と仲間の言葉に適当に返事して建物の影に隠れながら、離れていく。  
大体、めんどくさい事は嫌いなんだ。魂集めなんざ勝手にやってろ。  
胸中でそう呟きつつ、昼寝でも出来そうな場所を探して暫く歩いた。  
前方に、黒い翼の――悪魔の少女、だ。何かメモを読んでるようで、ふんふんと頷くたびに三つ網にまとめられた長い黒髪の先端が上下に揺れる。  
悪魔を間近に見るのは初めてで、そっと近より背後から覗き込んでみたのだが、悪魔は変わらず何かを呟いている。  
「ぇー…笑顔で近よる。悪魔だとはバラさない…天国の場所を教えるフリで地獄への近道を…」  
どうやら初めての魂集めのようで、マニュアルを頭に入れてたようだ。  
 
細く滑らかな尻尾がゆらゆらとゆれてるのを見て、つい手が動く。  
「お嬢さん、こんなところで何してんの?」  
言葉と同時に、その尻尾の根本に近い部分をぎゅう、と握り締めてみた。意外と触り心地が良い。  
「…なにゅはぁっ!?」  
途端に、背中をぴんっと伸ばし硬直する。尻尾だけが俺の腕に絡みつく。  
予想外の反応に、親指と人差し指で尻尾の根本をぐりぐりと擦ったら、力が抜けたのか、悪魔の膝が笑ってる。  
「俺はとっても優しい天使のお兄さんなんだけど、お嬢さんは?」  
――問掛けには、答えない。答えられないだけかもしれないが、知ったこっちゃない。  
笑う膝に両手を置いて身体を支え俺を睨みつける悪魔の瞳に、何処か愉しさを覚えてしまう。  
膝を屈しない様子に、両手を使って先端も苛めてみた。  
「質問にはちゃんと答えよう、て教わらなかったかな?」  
「ひぁっ、や、…って、手をはな…ぁんんっ!」  
中々可愛い声をあげてくれた。どうしよう、まだ必死で立ってるよ。天使としては悪魔は倒すべき相手だもんな。頑張ってみよう。  
「このっ、ぁ、ふあ…尻尾、尻尾放してぇ…」  
 
根本から先端まで指に絡めながらじっくり撫でたり、ぴったりとしたホットパンツを穿いた可愛いお尻と、尻尾の生え際を指先でくすぐってみたり。  
「やっ、やだぁぁああ!…っは、ぁん…ぅ、ダメ、ダメだってばぁあっ!…は、ふぁあ…」  
ひくひく、と翼が揺れ風を起こす。完全に脱力したらしい、呼吸を乱して悪魔はぺたんと地に座りこんでしまった。  
後を追うように屈みながら、白々しく心配そうに声をかける。  
「大丈夫?ごめんな悪気は無いんだホラ俺天使だし」殺意を感じる視線も、尻尾の付け根を擦るだけで潤んでいく。  
 
「…っふ、ふぅ、はあ…あんたね、レディの尻尾いきなり掴むなんてどういう了見よっ!」  
落ち着いたらしく、涙目睨みつけ怒鳴る姿を改めてじっくりと眺めた。  
少しキツめの顔立ちは、将来美人の予感。黒を基調とした、身体のラインを強調する服装。惜し気もなく晒している素足は、実に健康的だ。  
「ちょっと、聞いてんの!?尻尾放してよっ」  
「ん。聞いてるよ。…悪魔の弱点は尻尾だって聞いたけど本当なんだな」  
放すつもりが無い事を知らせるように、両手で掴み直すと右手を根本へ向けて逆さに撫でる。  
「ひっ、ぃ、ああぁあ…っ」  
地に爪を立て身体を震わせる悪魔の肩を掴んで、こちらを向かせる。するりと尻尾は片足くぐらせて股間に触れる位置に置くと、説得を開始した。  
「お嬢さん、魂集めに来たみたいだけど…俺ら天使としては遠慮願いたいんだよね」  
「天使の癖に…!天使なんて、地べたに這いつくばって私の足でも舐めてればいいのよ!」  
「へ、この状況でも強がれるんだ?」  
――くぃ。  
軽く尻尾を引っ張り股間の割れ目に食い込ませてみる。  
 
「なっ、だぁ…誰が天使の言う事、なんか!」  
強情な言葉と裏腹に、瞳には力は無く代わりに熱で潤んでいる。  
「そっかー、俺としては話し合いで済めば…て思ってたんだけど、あぁ残念だ」  
顔がニヤけているのが自分でもよくわかる。指先で尻尾に圧力をかけながら、器用に片手で靴を脱がして放り投げ、片足を抱え上げた。  
バランスを崩して暴れ、尻尾からの刺激に身をすくませる悪魔を見下ろす形に。  
「何を…ぇ!?」  
足を舐めてろ、とのご要望だし。まずは親指。あんまり美味くはない。  
指の間にも、ねっとり舌を這わせて甲に向かう。  
「ちょ!なんて所っ、…くすぐったい!」  
…くすぐったいなら意味なし。でも反応は良し。  
ふくらはぎまで舐めた所で唇を放して、ホットパンツに手をかける。  
「説得に理解を示してもらうにはこっちの方が良いか?」  
これも無理矢理に引っ張って剥ぎ取った。僅かに湿りを感じ、悪魔自身の尻尾を割れ目の少し上部に押し付ける。  
――尻尾握ると簡単に隙が出来てしまうのはちょっとどうかと思う。  
ビクン、と肩を小さく跳ねさせ不安に顔を曇らせ悪魔は懇願した。  
「も、お願いだから、尻尾は止めっ…」  
 
短い呼吸を繰り返し腰を引くと、尻尾と割れ目の隙間に細い糸が出来上がる。  
くちゃり、と響いた音に気付かないフリをして、世間話をするように会話を続けた。  
「悪魔ってさぁ。尻尾使ってこういう事したりすんの?」  
反論をしようと口を開いた瞬間を狙って、小指の太さしかない尻尾の先端をつぷ、と悪魔の中へ埋め込んだ。  
「…ぁふっ…!?な…あっん、何、なんでぇ…!」  
中で暴れているらしく、入ってない部分がバタバタともがき、ぐちゅぬちゅっと粘着質な音を立て主である悪魔自身に快楽を与えていく。  
「うは…スゲーな、こりゃ」  
尻尾が膣から出ないように押さえたまま、その上部にある小さなクリトリスに触れる。  
「ひゃん!!」  
強い刺激を与えず、触れるか触れないか。焦らしに近い指使いで、悪魔自身が求めるのを待つ。  
ぐちゃずぷ、と繰り返し響く音は激しくなり  
「…っはぅ、ぁ…!あ、やぁっ…も、ダメお願い赦してイッちゃうぅぅう!」  
天敵であるはずの俺にすがりついて赦しを乞いながら、クリトリスを俺の指に擦り付けて悪魔は達した。  
 
――今何回、イッたんだっけ…?  
天敵たる天使に助けを求めるようにその真っ白なローブを握り締める。  
弾け飛んだ理性をかき集め、言う事を聞かない尻尾を外に押し出そうとするも天使の手がそれを阻む。  
ぐちゅり、と聞こえる音に屈辱を味わうも、それだけは天使に悟られたくない。  
「も、放し…てよ、満足したでしょ!?」  
ぐしぐし、とローブで涙と涎を拭って汚してやった、ざまあみろ。  
ニヤニヤしていた天使の笑顔が少し引きつり  
「…このくらいで勘弁してやるつもりだったのに。自業自得だかんな」  
ずるり…  
透明な密を垂らさせながら、天使が尻尾を引き抜いた。自業自得という言葉に不安を感じるも、解放されて肩の力を抜こうとし、  
「んぁっ!?」  
まだ放されてない尻尾と天使の手は、さらに奥の尻穴へと這い寄る。指で掬った愛液を小さな窪みに塗り付けられて、腰を引いて逃げようとした。  
途端に何かがアナルに僅かに入りこみぐにぐに動く。  
「こっちは使ってんの?悪魔だもんな、経験あるよなー」  
「はっ…?や、嘘…やめ、やぁあ!」  
一度アナルに入りこんだ何かが出ていくが、すぐに別の―自分の尻尾、が入りこんできた。  
 
「ぬっ、抜いて抜いてぇえ!」  
私は必死で暴れて逃げ出そうとし、結果尻尾も大きくバタバタと動く。当然動きはダイレクトに腸内に伝わって自分の首を締める結果になった。  
「いやぁ…ん、はぁ…っ…また身体、が…ひぅっ!」  
尻尾だけなら耐えられるかもしれない。  
しかしそれもすぐ、天使の手が動き始めてあっさり瓦解した。  
ぐにぐに動く尻尾を深く突き刺され、またゆっくりと引き出されていく。  
「あひ…ぃ、やめっ、お願い、っふあ、やだお尻なんてぇ…!」  
「え。もしかしてこっちは初めて?」  
ズル…ズルリ、ぬぷ…  
意外そうな言葉、けれど天使の手は止まらない。  
「あ、は…んく、ぅ…ふぁあ、んんっ」  
入りこむたびに身体に力が入り異物を押し出そうとし、また出ていくたびに熱い吐息を吐き出す。  
妙な快感が、身体中をとろとろに溶かして思考を停止させる。強い快楽を切望し、焦れったい動きに腰が自然と揺らいで、天使の腕に秘所を擦りつけ身体のうずきを発散させようとした。  
感付いた天使が、空いた手で私の身体を抱きよせ、耳元で囁く。  
「悪魔のお嬢さん、天使の精で良ければあげようか?」  
 
天使の甘い囁きに、  
「ふぇ、ぅぅ…誰が、天使のなんかぁっひ!」  
また、尻尾の根本を強く掴まれ理性が一気に吹っ飛んだ。  
「もぉ無理、欲しぃ…っ、欲しいのあんたのでいいからぁっ!やっぁん、尻尾止めてぇぇ!」  
必死に欲しいものを得ようと、天使の下腹部の膨らみに震える手を伸ばすが  
「…ん…っ、でもなぁ、一度断ったんだし、ちゃんとお願いされたいなぁ」  
ふぅー、と熱のこもった息を吐き出しクリトリスを尻尾で押し潰された瞬間、私の悪魔としてのプライドは砕け散った。  
「ひぁっ!ぁ、は…ねぇお願い、天使の精液、欲しいの、下さい…お願いだからぁ…!」  
ぐちゅり。  
言い終わるか終わらないうちに、天使の硬くて太い肉の棒が身体奥深くまで埋め込まれた。  
「くぁ…ん、はっ…あ、ぁあ…!」  
歓喜に、アナルに突き刺さったままの尻尾が暴れ、膣壁が締め付けている天使の肉棒に、更に圧迫感を与える。  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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