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ガラスのように透明な体に無数の芋虫を宿した異形の者から枝分かれしながら触手のように伸びる腕、
その先にひとりの少女が捕らえられていた。
細い四肢を掴まれ高々と掲げ上げられた少女の身には帯びる一糸無く、
幼い裸体が余す所無く曝け出されている。
彼女のものと思しき衣服、恐らく学校の制服であったろう物は細切れになって散らばっていた。
「…つ…、くぅっ……はぁ…ぅぅっ……」
双眸から涙を流し、何かの責め苦に懸命に耐えている。
異形の触手はただ少女を拘束しているだけではなかった。
少女の、恥毛すら生えていない女性として最も大事な部分に大きな芋虫が潜り込み、蠢いていたのだ。
己が性を意識し始めて日も浅い、当然性交経験など無い処女の秘穴は、
異形の怪物によって無残に踏み荒らされていた。
芋虫は粘液で不気味に濡れ光る体を少女の淫裂に出入りさせながら、
小さな足で膣壁を傷付けぬよう絶妙な力加減で掻き回す。
おぞましいその動きが不意に止んだ。
「…ふむ、漸く濡れてきましたか…」
異形が呟く。
未発達ながらも、彼女の体の防衛本能が自らを守る為に潤滑液を分泌し始めていた。
それはもちろん快感によるものなどではないのだが、この怪物にとっては充分な成果であったらしい。
「これであなたも、子供を卒業…ですな」
満足げにそう言うと再び芋虫を動かし始めた。
「は…ぅっ…く……はぁ…ぁぁ…」
少女に応える余力は無く、ただただこの地獄が一秒でも早く終わるのを願っていた。
しかしその願いはどこにも、そして誰にも届きはしなかった。
むしろ状況はより一層辛い方へと傾いていく。
異形の体から新たに生え伸びて行く触手の先端には、
少女を責め立てているものより一回り程小さな芋虫がいた。
ゆっくりと音も無く近付く触手を視界に捉えた少女の目が恐怖に見開かれた。
一瞬、逃れようともがくもそれが無意味だと云う事実に至り、悲鳴を上げることもできず黙って行方を追っていく。
足の間を通り過ぎ先端が見えなくなったとこで異形が囁いた。
「…卒業と、あなたの13歳の誕生日を祝って、ひとつプレゼントを差し上げましょう…」
何を言ったのか理解する前に背中を冷たい感触が襲った。先程の芋虫が貼り付いているのだ。
それは粘液を滴らせながら背骨に添ってじわじわと下って行き、尾てい骨を経て尻の間へと滑り込んできた。
「…お友達よりも、一足お先に大人の仲間入りをさせてあげますよ…」
その言葉が終わると同時に芋虫が少女の肛門へと潜り込み始めた。
抵抗しようにもどうしていいか分からぬままあっと言う間に押し広げられ、直腸へ侵入されていた。
「かはっ…ぁぐ、ぅんん、ぁぁ………」
二つの穴を二匹の芋虫に蹂躙され、ついに少女の意識は闇に落ちた。