※最終章ですが、今までで一番長くなってます。  
最終章:教授の呪い  
 
教授が刑務所に連れて行かれ、ようやく平穏を取り戻した学園。  
黒チップは未だ女の子達の額に埋められたままだが、以前のようなイカレた授業が行われることはなくなり  
パートナーは他の人とセックスすることはなくなったので、事実上恋人のようなものだ。  
 
あの人間牧場の時にできた赤ちゃんが女の子のお腹の中で大きくなってきたが、学園の許可が下りて  
産みたい人は生み、降ろしたい人は降ろせばいいということになった。  
どうやら学園は教授が話していたほど狂ってはいないらしい。  
女の子が奴隷をやめることは認めないが、乱交のようなマネは学校側としても避けたいことのようだ  
 
由梨は黒チップのおかげなのか洗脳のおかげなのか、心の底から愛しているのか判断できないが  
とにかく勇人に心底惚れていた。 だいぶ本来のクールさを取り戻した由梨だが  
勇人がいるといつもベタベタしていて典型的なバカップルになっていた。  
 
歩美や加奈たちカップルのほうもうまくいっている。  
誰もが幸せになり、楽しい学園生活が送られていた。  
 
一方、教授は第一審で死刑が求刑された。  
教授が女の子を洗脳してエッチなことをさせていたということは罪に問うのが難しいが  
教授が生徒達を長年に渡って脅迫し、淫行や売春などをさせ続けた事実は疑いようのない事実とされ  
長年に渡り健全な生徒を脅迫して淫らなことをさせた罪は重いとして死刑となったのだ。  
だが、日本の司法制度では死刑が確定してもすぐに刑が執行されるわけではなかった。  
教授は獄中で自分を陥れた由梨達に復讐することを決意した。  
 
夜、ほとんどの学生が寝静まった頃、教授は由梨が眠る部屋に忍び込んでいた。  
教授は由梨の寝顔をしばらく観察すると、以前、家畜プログラムを書き込む時に使った  
ペンライトのような機械を由梨の額の黒チップに当てた。  
ドクン・・・。  
由梨の頭の中に何かが入ってくる。  
「う・・・うあああああああああああ」  
すぐさま叫び声をあげる由梨。  
「ああ、あああああああああああああああああ」  
複雑な書き換えが行われているのか、由梨の叫び声がしばらく続く。  
「これで由梨ちゃんはおしまいだ。さようなら、由梨ちゃん」  
由梨の叫び声を聞きながら、教授はさっさと隣の部屋に移動していった。  
 
続けて加奈、歩美にもさっきとは違うが似たような機械を押し当てていく。  
 
「君達3人、特に私を刑務所送りにした加奈ちゃんには一番酷い目にあってもらうよ・・・フフフフフ」  
そのまま教授は他の女の子達にも別の機械を当てていくと、不気味に笑いながら刑務所に戻っていった  
 
翌日  
朝起きると、女の子達が全員学園からいなくなっていた。  
パートナーの男はもちろん学園側も大慌てでその捜索を始めた。  
 
歩美は夜中に目を覚ますと、導かれるように学園を抜け出し、歓楽街に出かけた。  
額のチップはひとに見られないよううまく隠す。  
初めての場所だが、歩美は完璧に道を知っているかのように迷わず進んでいく。  
(どこに行こうとしているんだろう・・・)  
歩美の意思とは無関係に身体が動いてしまう。  
(身体がだるい・・・)  
歩美はここ2ヶ月ほどずっと体調が悪い日が続いていた。  
2ヶ月前といえばちょうど教授が逮捕されたあたりのことだろうか  
そして歓楽街の中にある、カワイイ女の子の写真がいっぱい貼られた看板の店に入っていく  
「いらっしゃい」  
すると店主が歩美の姿を見て笑顔で迎えてくれた  
「もしかして君、何か売りにきてくれたの?」  
「はい!」  
そこはブルセラショップだった。  
「へえ〜君とんでもなくカワイイから君の所有物ならどんな物でも売れそうだなぁ」  
店主が嬉しそうに言う  
(所有物…? リサイクルショップなのかなぁ?)  
「それで、どんなものを売ってくれるんだい?」  
店主が尋ねると歩美は即答する  
「おじさんが売れると思うもの何でもあげてみて!どんな物でも売るよ〜」  
「えっ?!どんな物でも売るって・・・」  
あまりに積極的すぎる歩美の言葉に、ビックリして怪しむ店主  
(……一体この店なんなの?)  
「君、何が目的なんだい? 君のようなカワイイ子がそんなことまでしなくてもいくらでもお金稼ぐ方法あるでしょうに」  
店主が指摘するが歩美は首を振る  
「お金が欲しいんじゃないの。わたしが売ったものは男の人が買うんでしょ?」  
「そうだけど・・・」  
「わたしね、男の人のオナニーのネタになりたくて来たの。だからできれば直接お客様に渡したい!」  
由梨の告白に面食らい、驚く店主。  
同時に歩美自身も心の中で驚いていた。  
(えええ、ここって怪しいお店なの!?)  
本当のことなら嬉しいが、こんなことを言って客を騙して悪いことを企んでいるんじゃないかと疑う。  
「でも君・・・お客様に直接渡すって会うってことでしょ? 僕は心配だなぁ・・・色々と・・・」  
店主は言葉を濁す。  
「わたしがお客様を密室に連れ出してスリをしたり、何か悪い物売りつけたりすると思ってる?」  
「えっ!?」  
「そう思ってるんでしょ?」  
「うん・・・」  
店主は図星を指摘され白状する。  
「それなら、これで信じて・・・」  
歩美は店主に自分の学生証を渡し、自分が映った写真を何枚か店主に渡す。  
「監視カメラでお客さんに渡すところ全部見ていていいし、何かあったらこれを警察に出してもいいから・・・」  
店主はうーんと頭をかいたが、こんなにカワイイ子の商品を取り扱えることなど二度とないかもしれないと思い、結局歩美を信じることにした。  
 
店の常連客が入ってくる  
「お客さん、実は今日うちに新人のカワイイ女子●生が入ってきて、初めてなんだけどどうですか?」  
「おっ。そりゃいいねぇ。どの子?」  
客が嬉しそうに笑うと、奥から歩美が歩いてくる  
「○●高校1年C組の杉村歩美、×6歳です。よろしくお願いしま〜す」  
笑顔で挨拶する歩美を見て二人ともビックリする。  
「ちょっと、歩美ちゃん?そんな高校とかクラスとか言っちゃっていいの?」  
「大丈夫ですよ〜」  
「そ、そんなことより、こんなにカワイイ子どの店でもおじさん見たことないよ…本当に君が?」  
客は歩美のプライバシーなんかよりもその常人離れした容姿を見てビックリしていたようだ。  
「はい、そうなんですよ〜」  
「日本中探してもこんなにカワイイ子は見つからないだろうな…とてもラッキーだよ」  
 
客の言葉に満足そうな顔を浮かべる歩美。  
(そんな…カワイイだなんて…)  
可愛い可愛いと小さい頃から言われ慣れている歩美だが、それでも嬉しいものは嬉しいようだ。  
「それに、歩美ちゃんの着てる制服はあの超名門校の制服!人気制服ランキングでは常にベスト3に入り続けてて、マニアの間では幻の逸品とされてるあの制服じゃないか」  
客が興奮気味に語りだす。  
歩美の高校の制服は上品な色合いの若葉色で胸の上のところには水色のリボン、左胸にはワンポイントの紋章が飾られている。  
下のスカートは赤色のチェック模様で、とても可愛い制服なので県内の高校では人気No,1である。  
この制服単体でも欲しいというマニアがいるのに、  
実際その学園に通ってる美人な子が直接脱いで売ってくれると言うのだからマニアはたまらない。  
歩美が着ることでカワイイ制服の良さが最大限に引き出される。  
膝上10cmのミニスカートから伸びる細くしなやかな足は、学園内でこそ目立たないが  
外に出ればたちまち全ての男の視線を釘付けにする凶器と化す。  
因みに、由梨と加奈は膝上15cmかそれ以上あるが、二人は長身で足が長いためそこまで短く見えない。  
でも階段を上る時は後ろを隠さないと確実に見えてしまうのが難点だったりする。  
「それで、何を売ってるんだい?」  
客が身を乗り出して聞いてくる。 歩美を一目で気に入ったようでお金に糸目はつけなさそうだ。  
「歩美が今着てるのは一年間高校で使ってる制服と、普段からつけてる下着だよ。  
制服売っちゃったら歩美、学校に行けなくなっちゃうけどおじさんが欲しいなら売ってあげるよ〜」  
するとおじさんはちょっと考えたあとに一度生唾を飲みこんで答えた  
「今、歩美ちゃんが身につけてるもの全部…」  
(ええっ、全部〜!? は、裸になっちゃうよ……)  
「はい、いいですよ〜」  
「本当かい!? いくらだね?」  
客が店主に聞くと店主は嬉しそうに答える  
「本当はこんなカワイイ子が来るなんて私も予想外だったから、値段も決めてなかったのですが…  
お客様は常連様ですから、全てセットで……………円でいいですよ」  
その金額を聞いて客が驚く  
「そ、それっぽっちでいいのかね?」  
(えええ!? 制服はちょっと高いけどそんなに絶対しないのに・・・・・・)  
店長と歩美がきょとんとした顔で客のほうを見ていると客は言葉をつづけた  
「歩美ちゃんの顔を見たら、その倍払ってでも欲しいっていう客はたくさんいると思うが…」  
「…ですよね。 でも歩美ちゃんは普通の女の子と同じ報酬でいいと言ってくれてますしこれ以上値段を上げると私が悪者みたいですからね」  
店主の言葉に納得した客は購入を決める。  
「ありがとうございます。それでは奥の部屋へ」  
店主が歩美に奥の部屋に案内するように言うと、歩美が店長に尋ねる  
「店長さんも来ないんですか?監視カメラより直接見てたほうが安心だと思いますよ〜」  
(いやぁ、何言ってるの、やめて!!今すぐやめてよ!!)  
内心では帰りたくて仕方ない歩美だが、体が言うことを聞いてくれない。  
「え、いいよ歩美ちゃんを信じることにしたから」  
店長は歩美とは会ってからそんなに時間がたっていないが、悪いことをする人間じゃないことはすぐにわかったようだ。  
「そうですか?店長さんも見たくなったらいつでも来ていいですからね〜」  
そう言って客を連れておくの部屋に消えていった。  
奥の部屋に行くと、まずは制服を着た状態で様々なポーズをとり、何十枚も写真を撮る客  
「おじさん、普通に脱げばいいの?」  
「普通に脱げばいい、けど、脱いだ後どうするんだい?」  
歩美は特に替えの服を持っているわけじゃなさそうだ。  
「後で店長さんが変わりの服用意してくれるから大丈夫ですよ〜」  
「そうなんだ。 なんだか歩美ちゃんが脱いじゃったらもったいない気がするなぁ」  
「えっ。どういうことですかぁ〜?」  
「うまく言えないけど、この制服も靴も靴下も…たぶん下着も、歩美ちゃんが着てるから意味があるような気がして…。おじさんみたいなのがもらったらもったいない気がしてきたよ」  
「うふふ…ありがとうございます。歩美だと思って、大事にしてくださいねっ!」  
客を上目づかいに見て笑顔を向けると、制服のボタンを外してゆく。  
(はずしちゃダメ!!脱いじゃだめだってば、わたし!!)  
上を脱ぐとカッターシャツにリボンをした格好になるとその格好でも記念に何枚か撮る。  
続けてカッターシャツも脱いでいく。  
一個一個はずされていくボタン。 その一瞬すべてが客の視線をくぎ付けにし、魅了する。  
カッターシャツが脱げ、ブラジャーが見える。  
(うううう・・・見られた、見られちゃったぁ…)  
 
背が低くてかわいらしい歩美のブラジャーは、淡いイエローでちょっぴり上品なイメージの下着だった。  
この店の常連で何度か脱ぐ姿を見ている客も思わず目を見開き、鼻息が荒くなっている。  
「はぁ、歩美ちゃんは何やってても可愛いね。脱ぐ動作すべてが絵になるよ」  
客の褒め言葉に照れて歩美の顔がほのかに赤味がさしてくる。  
スカートが地面にパサッと落ち、淡いイエローの下着だけになる。  
これはこれで見る者を魅了するが、制服姿の歩美のほうが客は気に入っていた。  
客が見入っていると歩美のパンティの色が急に濃くなってきたと思ったら  
突如、歩美の股間からオシッコが噴出し、歩美の細い足をつたって地面に流れていった。  
「あ、歩美ちゃん、歩美ちゃん。オシッコ出てるよ!!」  
客に指摘されてようやく気づく歩美  
「あ・・・」  
オシッコをしてることには気づいていたが、動物化の影響で気にはとめていなかったのだ。  
「ごめんなさい・・・すぐに履き替えます」  
そう言ってかえのパンツをとりに行こうとする歩美を止める。  
「よかったら、そのまま売ってくれないか?」  
「ええっ?」  
「歩美ちゃんのオシッコならむしろついてたほうがいいよ。」  
客の言葉に頷いた歩美はそのまま続けることにした。  
「それじゃあ下着も脱いじゃいますねぇ〜」  
(ダメェェェェェ!!止まれ、止まってぇぇぇぇぇ)  
歩美は惜しげもなくブラとパンティーを脱ぎ去る。  
すると小ぶりで綺麗なおっぱいと、ようやく元の長さに戻ってきた陰毛が現れる。  
「おおおおおお・・・・」  
思わず感嘆の声を漏らす。  
(きゃっ、やだ…恥ずかしい………)  
お漏らしは恥ずかしくなくて裸を見られるのは恥ずかしいとは何とも妙ではあるが・・・。  
「美しい…………」  
客は当初の目的を忘れ、歩美の体に見入ってしまった。  
歩美が脱いだ服が綺麗にたたまれる。  
客の股間がむくむくと大きくなり我慢しがたくなってくる  
「うう…いかんいかん。ここはただのブルセラショップだからな」  
これ以上見ていたら危険だと思った客は服を受け取ると、すぐに立ち去ろうとする。  
その客を歩美は引き止めて、サービスですよとほほ笑むと  
客のペニスを引き出し、手でペニスを握りしごきはじめる  
(な、ななななな・・・・・・・)  
歩美の手は冷たく、握られた瞬間、歩美の冷たい手の感触がペニスに伝わってくる。  
「ちょ……歩美ちゃん…そんな…」  
驚く客だったが、もちろん拒否したり振り払ったりするはずがない。  
歩美の小さい手では客の大きなペニスを包み切れなかった。  
だが、歩美の細くしなやかな指が適度な圧力で客のペニスを包み込み、上下にしごかれていく。  
「いい・・・気持ちイイよ歩美ちゃん…」  
いつもの何倍もの速さで限界が近づいてくる客。  
(せっかく歩美ちゃんがしてくれてるんだ。もっと我慢して長く続けてほしい…)  
そして最大限まで勃起した客のペニスから射精感がこみあげてくる  
「ああ・・・出る。出るよ!!」  
その言葉を聞いた歩美はしごいたまま客のペニスの亀頭の先に顔を近づけると大きな口をあけた。  
(ちょ……いや、いやぁぁぁぁぁぁ)  
「なっ、歩美ちゃん!?」  
トピュッドピュッ  
客のペニスから放たれた精子は勢いよく飛び出して由梨の口に入り、喉の奥を直撃した。  
のどのへんなところに当たったせいでちょっとむせかけるが、なんとか堪える。  
そして口の中に入った精液を客に見せびらかすと、精子を口の中で広げてその味をしっかり味わうと  
ごくんと喉を鳴らして飲み込んだ。  
(あれ?甘くて…美味しい…)  
「えへへ、おじさんの精液。とっても濃くて甘い味がするね。すごく美味しい。歩美好きだなぁこの味」  
そして客のペニスにわずかに付着した精液を見ると、舌をちろっと出してそれもきれいになめとる。  
 
「ぉぉっ。そんなことしたらまた勃起しちゃうよ…」  
歩美にペニスをなめられ、再び勃起を始める客のペニス。  
「ふふ…元気ねぇ。それじゃもう一回飲ませて…。おじさんの甘くておいしい精液…」  
客は歩美がサービスで精液をおいしいと言ってると思いこんでいるようだが  
歩美は嘘を言っていない。歩美には精液の味の違いがわかり、本当に精液をおいしいと思っているのだ。  
「おいしかったぁ。ごちそうさまでした〜」  
気持ちよくしてもらった上に感謝までされて満足げな客は、店主に何度も頭を下げ  
今後もひいきにさせてもらうよと笑顔で挨拶してかえっていった。  
(こんなことしてちゃダメだよわたし…!!…なんとか、しないと…)  
でもどれだけ抵抗しても動かない自分の体に絶望していく。  
 
その日以来、歩美はたびたびこの店にやってきては下着を売ったり、全裸になって客とエッチなプリクラや写真をとってあげたり、終わった後にフェラしてあげたりした。  
 
数日後歩美は地元の県で一番有名な風俗街にやってきた。  
派手な看板の店や怪しいタイトルの店がズラりと建ち並び、路上のあちこちで背広を着た男達が客引きをしている。  
その中を歩美が学校の制服を着て歩いている。  
(ううう…このあたり、なんか怖いよぅ…怖そうなお兄さんたちがいっぱいこっちを見てる・・・)  
客引きの男達も、店に入っていく客も、ただの通行人もみんな風俗街を一人で歩く有名進学校のカワイイ女の子の姿を見ると、仕事や目的を忘れ、ついついその姿を目で追ってしまう。  
それほど彼女の姿はこの町の中では異様なのだ。  
「おい、あれは日本一の進学校の制服だぜ。日本中から美人のお嬢様を選抜して、校内には美女しかいないって言われてる・・・」  
「うわ、マジだ!!うはぁ、激マブじゃんあの娘。アイドルみたいだ。」  
「そりゃそうだろ、美人しか受からない学校なんだからな」  
「…声かけてみるか?」  
「……」  
みんな気になって視線を追うが、誰もが声をかけれずにいた。  
もしかしたら風俗店で働きたいのかもしれない。だが、知らずにただ通行してる可能性のほうが圧倒的に高い。  
歩美の学校の卒業生は各界の著名人ばかりだ。 そんな学校の生徒に手を出したことがバレたら存在を抹消されかねない。  
男達の欲望が渦巻くこの町を一人歩く少女の姿は限りなく無防備で、襲ってくださいと言っているようなものだが  
その無防備さが逆に男達には恐怖だった。  
だが、先ほどからとある店の近くをウロウロ行ったり来たりしている歩美はまるで気になる店があるかのようだ。  
その様子をじっと眺めていた客引きの男が自分の店に興味があるんじゃないかと思って意を決して歩美に声をかけた。  
「ねえねえ、君ぃ〜 超かわいいねぇ。一人ぃ?」  
(怖そうな人ぉ……)  
「うん!そうだよ〜」  
歩美は笑顔でこたえる  
「なんでこんなトコ歩いてンの? ここがどんなところか知ってる??」  
スーツ姿の男が白い歯をキラキラさせて歩美に微笑みかける  
「う〜ん…知らなぁい…どんなトコなの?」  
歩美はいかにも世間知らずのお嬢様といった風に答える。  
「そっかぁ、なにも知らないのか〜」  
男はそれを聞いてしばらくの間考える。   
本当のことを言うと逃げられそうだ。騙して連れて行けば店で働いてくれなかったとしても、押し倒して犯せばいい。  
「君は気持ちイイことって好きかぁい?」  
「うん、気持ちいいことは大好きっ!」  
 
元気よく答える歩美。  
「うちの店、その気持ちイイことをしたり、お客さんにしてあげたりする店なんだけど、どう?働いてみない?」  
笑顔を崩さずさらっと都合のいいことだけを抜粋して言う男。  
「わかった。働いてみる!」  
あっさりと承諾する世間知らずな歩美に思わずよっしゃとガッツポーズをする男。  
(これでこの激マブな娘の裸は最低でも拝めるな。役得、役得)  
男に連れられて怪しげな店の中に入っていく歩美。  
店の中に入れてしまえばこちらのものだ。ただでは返さない。  
(なんなの…この怪しいお店〜……怖いよぅ)  
階段を下りて地下室につれていかれる。  
そこは机と椅子が置かれていて、机の上にはパソコンが2台おかれている。どうやら事務所のようだ。  
事務所には客引きをしていた男以外に貫録のあるヤクザ風の男がいた。  
(なになにこのヒト!!すっごく怖いんだけど……)  
「おお、ヤス。その可愛らしいお嬢ちゃんは誰だァ?」  
ヤクザ風の男はサングラスでその表情はうかがえないが、歩美に興味津々の様子だ。  
「外で客引きしてたら通りかかったんでェ、声かけてみたらウチの店に興味持ってくれたみたいでさァ」  
そう言ってヤクザ風の男に小声で話しかける  
《あの超有名進学校の1年生みたいッス。何も知らないお嬢様みたいで気持ちイイことって言葉でぼかしときやした》  
《そうか、よくやったヤス。お前は他の野郎どもにあの娘を逃がさないように伝言してこい》  
《はい、わかりやした》  
客引きの男はヤクザ風男とヒソヒソ話をしたかと思うと、歩美の横を通り過ぎてそのまま上にあがっていってしまった  
ヤクザ風の男と二人っきりになる歩美  
(うう…怖ぁぁい…)  
「お嬢ちゃん。俺はこの店の店主、榊原だ。さっきの奴は小野木と言う。お嬢ちゃんの名前は?」  
「××大学付属○校の杉村歩美(○6歳)です」  
「歩美か。身分証明書あれば見せてくれないか?」  
「はい、どうぞ」  
歩美が学生証を差し出すと、榊原はそれをじっくり見た後、パソコンの横の機械の差し込み口に学生証のカードを差し込んだ。  
「あの…何してるの?」  
歩美がそれを覗き込みながら尋ねると、榊原は目が悪くて細かい字が読めないんだと言って学生証を取り出すと、歩美に返した。  
すると小野木が上の階から戻ってくる。  
「由梨ちゃん、お待たせ〜それじゃ研修を始めようかァ?」  
由梨は隣の部屋に連れて行かれる。そこには2つくらい年上の女性スタッフがいて  
小野木は後を頼むと女性に言うと扉を閉めて戻っていった。  
「私はあなたの指導をする千春といいます。」  
千春は早速始めようと言って注射器を取り出すと、歩美に何かの薬を注射する。  
(痛い・・・・・・注射いやだぁ)  
歩美は実は注射嫌いである。これからどんなことがはじまるのだろうと頭の中で思っていたその時  
ドクン・・・・・・・・・  
急に脳が大きく鼓動したかと思ったら、黒チップが機能を休止し、歩美に体の制御権が戻った。  
「あ、あれ?!」  
(動く、体が・・・自由に動く・・・でも、何で!?)  
戸惑う歩美に怪訝な表情をして千春がみてくる  
「どうかしたの?」  
「う、ううん。なんでもないの」  
歩美はすぐにでも帰ろうと思ったが、なかなか言い出せず結局研修を受けることになってしまう。  
「最初の訓練は鉄棒よ。長時間これにまたがり続けて我慢強さを鍛えるの」  
「あのあの・・・何の意味があるの?」  
思わず尋ねる歩美だが、千春はうふふ、そのうちわかるわよと言って答えてくれなかった。  
歩美は鉄棒の上にまたがらせられると、お腹の辺りをロープでしばられて落ちないように固定される  
(鉄棒にまたがるなんて・・・恥ずかしい・・・)  
スカートとパンティを挟んで歩美のお尻の割れ目に鉄棒が食い込む。  
歩美は後ろに体重をかけ、なるべく前の割れ目に当たらないようにした。  
「それじゃ姿勢が悪いわ!こうしなさい!」  
千春は歩美の体勢を変えた。  
すると前のほうに体重がかかり、前の割れ目に刺激がきた。  
「あ・・・」  
その拍子にスカートがズレ、尻の下はパンツだけになってしまった。  
 
冷たい鉄棒が、歩美の素肌に当たる。  
(うう・・・つめたい・・・)  
歩美が何とか耐えていると、急に鉄棒が2Mくらいの高さまで上昇した。  
「きゃっ」  
その振動で歩美の股に大きな圧力がかかる  
「くぅぅ・・・」  
歩美は明らかに感じ始めていた。  
鉄棒の下では歩美に気づかれないように密かに小型カメラが設置され、下半身の様子を映していた。  
「それじゃあLV2にしましょう」  
そう言ってスイッチを入れると、鉄棒の上部から丸い小さな突起が現れて歩美のお尻とおまんこを刺激する  
「ああああああああ」  
その刺激に思わず大きな喘ぎ声をあげてしまった。  
「歩美ちゃん?この程度で声をあげてるようではダメですよ」  
そう言って千春は突起を引っ込める。  
(はぁ・・・・・はぁ・・・助かっ・・・ひぎぃ・・・)  
助かったと思って気を抜いたらまた突起が出てきた。  
「ああああああああああああ」  
油断して気が緩んだところに突如もたらされた刺激により歩美はイってしまった。  
千春は突起を出したり引っ込めたりして、歩美に慣れを与えないようにしている。  
千春の巧みな攻撃により、どんどん歩美の体に快楽が溜まっていく。  
「ああ・・・・・・あはぁ・・・もう・・・・・・ヤメテ・・・下ろして・・・・・・」  
歩美のお願いは聞き届けられない。  
断続的に股間に突起による刺激が与えられ、膣の入り口あたりは真っ赤に充血してきた。  
(あああ・・・こんなの・・・・・・刺激が、強すぎる・・・)  
あまりの気持ちよさに、股間がピクピク痙攣し、頭が真っ白になってくる。  
「はぁ、はぁはぁ・・・・・・熱い・・・」  
歩美は何度も絶頂を迎えた後、全身から湯気が出るほどの熱を帯びて鉄棒から下ろされた。  
地面に降りるが、下半身に力が入らず、立つこともできない。  
(ああ・・・気持ちよすぎる・・・・・・体が・・・熱いの・・・・・・)  
歩美のカワイイ制服がずいぶん乱れている。  
「熱い・・・・・・熱い・・・・・・・・・」  
歩美は制服に手をかけ、脱ごうとしたが、千春はそれを許さない。  
「服を脱ぎたければ次の特訓にも耐えてもらうわ」  
「何でもしますから!!お願い・・・熱いんです」  
歩美に男性器をモチーフにしたバイブが与えられる。  
「それをおまんこに入れたままスクワットをしなさい」  
「ええええ!?」  
(そんな、こんなの入れてスクワットだなんて・・・)  
歩美は仕方なく濡れてぐしょぐしょになったパンツの中に手を入れ、膣の中にバイブを入れてスクワットを始める。  
ブブブブブブブブ・・・  
だが、すでに何度もイって感度が高くなってる歩美はその刺激に耐えながらスクワットは無理な話だった  
(ああ、足に力が・・・入らない・・・)  
「何やってるの?一回もできてないじゃないの?それじゃ一生そのままですよ?」  
「そ、そんなぁ・・・」  
熱い・・・早く脱ぎたい・・・。 その思いで歩美は何とか一回だけスクワットをしてみせる。  
「はぁ、はぁ・・・・・・・・・・・」  
千春はたった一回なの?という顔をしたが、歩美に服を脱いでもいいわよと言った。  
「や、やったぁ・・・」  
歩美が制服に手をかけ、脱ごうとしたその瞬間。  
部屋の扉が開き、扉の中から小野木、榊原の二人が、10人近くの男を連れて入ってきた  
(ええええっ!?)  
「どうしたの?脱いでいいのよ?」  
「で、でも・・・男の人がいっぱい・・・・・・」  
入ってきた男達はいやらしい顔で歩美のことをじーっと見ている。  
「さあみなさん、新人の女子○生杉村歩美ちゃんのストリップショーをお楽しみください」  
 
榊原が大勢の男達に向かって宣言する。 どうやら彼らはこの店の客のようだ。  
「おお〜超カワイイじゃんあの子! いいぞー脱げー脱げー!」  
客の男達は歩美をはやしたてる。  
(いやああ、こんなところで脱ぐなんて!!・・・・・・でも、熱い・・・・・・熱くて、もう・・・)  
歩美は結局我慢できなくて、制服を脱ぎ始めてしまった。  
「おおおおおおおおおおお」  
客達から歓声があがる。 歩美は一度脱ぎ始めるともう止まらなかった。  
一気に制服を全部脱いで下着姿になると、汗と愛液で体にくっついた下着も一気に脱いでしまう。  
「おおおおおおおおおおおおお」  
歩美の素肌が男達の視線にさらされる。  
「ううううう・・・」  
歩美は初めて誰かに操られるでもなく自ら男の前で全裸になった。  
(見られてる・・・私の裸・・・・・・知らない男の人にいっぱい・・・・・・)  
見られることで体がさらに熱くなり、おまんこからもじわじわと愛液が染み出してくる。  
(ぁぁ・・・恥ずかしいのに・・・・・・・・・気持ちいいなんて・・・)  
その時、客の男が歩美に声をかけた。  
「歩美ちゃん、もしかしてこれが欲しいんじゃないの?」  
男は自分のペニスをズボンから出して歩美に尋ねる  
「きゃ、きゃぁぁぁぁぁ」  
思わず叫ぶが、視線はペニスに釘付けになってしまっている。  
「何だやっぱり欲しいんだね。それじゃ僕のを入れてあげるよ」  
「あ、ずるい! 俺も歩美ちゃんと気持ちいいことした〜い」  
「私も混ぜてくださいよ」  
迫ってくる客達に、最早歩美は拒否することはなかった。  
最初こそ、見知らぬ男とセックスをすることに拒否反応を示していたが  
最初の一人に挿入をされると、それも吹っ飛んでしまい、以後は自分から客を求めるようになった。  
「ぁぁ・・イイ・・・・・・・もっと、もっときて!!・・・歩美の中に入れてぇぇぇ」  
歩美はとても新人とは思えないような淫乱ぶりだった。  
「いやぁ、実にいい働きぶりだったよ歩美ちゃん!」  
小野木が嬉しそうに歩美の働きぶりを褒める。  
「ありがとう・・・・・・」  
「それじゃ、明日から仕事に入ってもらうゼェ」  
「え・・・わたし、こんな店で働くことなんてできません!」  
歩美は精一杯の勇気を振り絞る  
「でも、もう歩美ちゃんの予約はびっしり詰まっちゃってるんだよなァ」  
「そ、そんな困ります!!」  
「ダァめ!すでに歩美ちゃんの人気はうなぎ上りなんだから。今やめるなんて言ったら暴動が起きるよォ」  
「でも、わたし働くなんて言ってない!!」  
「あんなにノリノリで接客してたのに?」  
「う・・・・・・・・・」  
「とりあえず今予約入ってるだけでいいからさ、やってよ!!」  
小野木の強引な説得が続く。歩美はかたくなに拒否していたが  
元々、あまり男の人が得意なほうではない歩美はだんだん弱腰になっていく。  
「・・・・・・わかった」  
そしてついに歩美は押し切られてしまった。  
「・・・私、何やってるんだろう・・・」  
こうして歩美の風俗の仕事が始まった。  
 
一方、学園から抜け出した由梨は、夜の街を歩いていく  
(一体、どこに行こうとしてるの・・?)  
最近の由梨は体調がすごく悪い。 理由は不明だがよく頭がぼーっとしたり物忘れが激しくなったりする。  
なんというか、気力がなくなってきてる気がするのだ。  
由梨は自分の自宅がある町まできていたが、どうやら実家に向かっているわけではないらしい。  
あてもなく路地裏を歩き、人相の悪い連中がじろじろ見る中、由梨はまるでわざと人の視線に晒される  
ようにうろうろしながら、深夜で人の少ないコンビニに入っていった。  
そして、特にこそこそすることなく、普通にガムやチョコなどを手に取ってはスカートの中に手を入れ、パンツの中に入れて隠す。  
(ちょ、ちょっと何やってるのよ私!!なんで、何が起きてるの?!)  
10個ほど商品をくすねた後、由梨は堂々と男の店員が見てる前を横切って外に出て行った。  
(ダメ、万引きなんて・・・!!)  
すぐさま店員に呼び止められる。  
「こら!!待ちなさい!!!」  
由梨は走って逃げるが、すぐに追いつかれてしまう。  
事務所に連れていかれる由梨。  
「今、物をとっただろう?出しなさい」  
「とっていません」  
だが、由梨はしらばっくれる。  
「とったもの、隠したでしょ? ちゃんと見ていたしカメラにも映ってるんだからね」  
そう言ってスカートの中に手をいれ商品を隠しているところを見せる。  
「何もとってないって言ってるじゃないですか!」  
「だったら調べさせてもらうぞ」  
そう言って男の店員が由梨のスカートに手をかけて脱がそうとする。  
「きゃぁ、やめてよ!変態!!!」  
由梨が店員を睨む。  
「お前はスカートの中に手を入れた。つまり下着の中に隠したんだろ?」  
店員はひるまずにスカートのホックを外し、ずり下げる  
「きゃー痴漢、変態!!」  
由梨はスカートを押さえつつ、店員に蹴りを喰らわせる。  
「痛ッ・・・・・・このアマァァァ!!」  
怒った店員は頭に血が上って力づくで由梨を脱がせようとするが、スキを見て店員に蹴りを入れ店を脱走する由梨。  
そして店の自動ドアをくぐり、外に出た瞬間入り口に覆面をした大男が現れ、由梨の首をつかんで持ち上げる。  
「う・・・・・ぐ、くるじい・・・」  
もがく由梨だが、男の怪力になすすべがない。 男が手に力をこめる  
「あ・・・が・・・・・・が・・・・・・・・・」  
苦しそうな声をあげる由梨。  
「お・・・お客さん? ちょっとお客さん!!」  
万引き犯の由梨を捕まえてくれたのかと思ったが、男は由梨の首を絞めたまま離そうとしない。  
「やめてください、その娘、死んじゃいますよ!!」  
とめようとした店員を物凄い形相で睨む大男  
「ひ、ひぃぃぃ」  
ビクッとして思わずすくみ上がる。  
由梨は手足をバタバタしたり、男を蹴ったり叩いたりして抵抗したが、  
やがて意識が遠のいてきたのか、抵抗が弱まっていく。  
(頭が・・・・・・真っ白に・・・・・・・・・・・・・・)  
そして抵抗が止まり、だらりと由梨の手足が垂れ下がる。  
だが、まだ首絞めをやめない大男。  
プシャァァァ  
「ちょっと、気絶しちゃいましたよ!! それ以上締め続けると本当に死んじゃいますよ!!」  
店員の言葉を聞き入れたのかそうじゃないのか、男は首から手を離し、わきの下に手を入れ替えて高く持ち上げた。  
「お前も見てみろ、万引き犯のだらしない姿を」  
そう言って由梨の足を店員によく見えるようにすると、由梨は見事に失禁していた。  
黄色い尿が由梨の太ももやふくらはぎを伝って地面に滴りおちていく。  
「お、お客さん、まさか・・・」  
「店員。この娘は俺の娘だ。もらっていくぞ。盗んだものは返すから水に流してくれ」  
男は由梨のスカートをたくし上げ、パンティをずり下げると  
オシッコまみれになったガムやらチョコを取り出して店員に返す。そして去り際に店員を睨んで言った。  
「いいか?警察には何も言うんじゃないぞ? もし言ったら・・・・・・わかるな?」  
そう言って男は去っていった。そこにはあまりの出来事に呆然とする店員と、由梨の失禁の跡だけが残った。  
 
由梨が連れていかれたのは、ヤクザのお屋敷だった。  
大男が、組長の前に由梨を寝かせる。  
「組長!お嬢が街で万引きしているところを捕まえてきました」  
ぐったりしている由梨を見下ろす、初老の厳しい顔つきをした男は由梨の父親だった。  
「ご苦労だった。シュウ。休んでいいぞ」  
「はい」  
由梨の父は険しい表情で由梨を見ている。  
「この娘には普通の生活をさせてやりたいと思ってあの学校へ入れたが、やっぱり血は争えんということか・・・」  
そういう父はとても残念そうにしている。  
「やはり由梨には裏の世界のほうが合っているのかもしれんな」  
「組長、お嬢をどうされるおつもりで?」  
若い衆が尋ねる。  
「もうこうなった以上普通の生活はできまい。ヤクザの娘として育てることにする。」  
そう言って組長は組の者に命令する。  
「おい、由梨にヤクザの娘としての心構えをしっかり叩き込んでおけ!!ワシの娘だからと言って手加減はするな!!」  
「わかりました!」  
由梨は男達によって屋敷の奥へと運ばれていった。  
由梨は正真正銘、極道の娘だった。  
とは言っても箱入り娘のようなもので、幼い頃から英才教育を施され勉強もスポーツも何でもできたが学校にも普通に通っていた。  
 
目が覚めると見慣れた我が家だった。  
「うう・・・・・・身体が、だるい」  
この日も由梨は体調が悪かった。  
「お目覚めですか、お嬢」  
「あ、あなたはトシさん・・・なんで私、家に?」  
「お嬢は盗みを働いたところをシュウ兄貴に連れてこられたんです、覚えていませんか?」  
トシの言葉ですぐに思い出し、だいたいのことを察した由梨。  
「あ・・・わたし連れ戻されたんですね・・・」  
「そうなりますね・・・。組長はお嬢を佐倉組の娘として育てると仰っていましたが」  
「・・・・・・」  
由梨は今すぐに額を見せてこれに操られたといいたかったが、それはできないことになっている。  
その時由梨はハッとした。  
(いつの間にか、体が自由に動くようになってる!!)  
「お気持ちはお察ししますが、諦めてください」  
トシは由梨の気持ちを察してか、鎮痛な面持ちをしている。  
「・・・いいわよ。わたしが悪いんだから・・・」  
由梨は今更、組のために生きることなど御免だったが、諦めたように言う。  
「・・・それでは早速、お嬢にはヤクザの娘としての心構えを身に着けてもらいます」  
「・・・お願いします」  
由梨は当然娘なので、知らないわけじゃないが、気持ちを切り替えるためにおとなしく聞くことにした。  
2時間に渡り延々と心構えを説くトシの目は真剣だった。  
由梨はそのトシの誠意に答えるように一言一句聞き漏らさずに耳を傾ける。  
そして一通り終わると、トシが立ち上がり、由梨を見下ろすと、言いづらそうに切り出す。  
「実は、今ちょうど隣の毒蝮組と抗争中でして・・・お嬢には是非参加していただきたいのですが・・・」  
だが由梨は二つ返事でOKする。  
「大丈夫。私も戦うから」  
それを聞いて安心したトシは、すぐに組長に報告に行った。  
 
「お姉ちゃん!!」  
取り残された由梨のところに3人の妹弟がやってきた。  
「聡史、恵、楓!!」  
3人はそれぞれ中学3年、2年、小学5年の由梨の妹と弟だ。  
そして遅れて母と祖父母も現れる。  
「お母さん!・・・それにおじいちゃんおばあちゃんも」  
「由梨・・・お帰り!」  
みんな由梨の帰りを待ちわびていたらしく、由梨がシュウに捕まえられて運び込まれたと聞いて  
いてもたってもいられない様子でさっきから声をかけようと様子を伺っていたらしい。  
母の陽子と二人の妹は由梨そっくりで、一目見て家族だとわかるほど顔の作りがソックリだった。  
弟もどこか由梨の面影がある。  
「由梨ちゃん・・・・本当に大きくなって・・・」  
由梨の祖母が制服姿の由梨を見て、やさしく微笑む。  
「おばあちゃんも元気で嬉しい!おじいちゃんは?」  
「はっはっは、ワシはまだ元気じゃよ」  
「もう、おじいちゃんったら無理しちゃって〜」  
「ハハハ、由梨が帰ってきたというのにおちおち寝てなどおられるか!!」  
そういう祖父は病気がちで身体が弱っていたが、孫娘の帰還でそんなものは吹っ飛んでいるようだ。  
由梨は佐倉組の一族にとても愛されていた。  
その夜、由梨は数年ぶりに父である組長と一緒にお風呂に入った。  
「はは、なんだか気恥ずかしいな・・・」  
組長は娘の成長した姿に見とれている自分をごまかすようにしている。  
「私だって恥ずかしいよ!」  
由梨の額には相変わらず黒いチップがくっついている。  
それは何だ?と何人かに聞かれたが、由梨は答えることができず、つらそうな表情を浮かべるばかりだった。  
父も裸で二人っきりになったことでよりその黒チップが気になったが、由梨はどうしても話したくなさそうなので話題には出すまいとしていた。  
「由梨、なんだかやつれていないか?すごく疲れているように見えるんだが」  
由梨は心配させまいとしてこのごろの体調不良のことを父には言わなかった。  
そういう父の背中には、見事な桜の刺青があった。  
その桜を守護するかのように大きな虎が鋭いツメを光らせている迫力のある刺青だ。  
これに対して由梨の肌は白くてとてもキメ細かく、美しい身体だ。  
「お父さんはあまりかわってなくてよかった」  
「そうか? だいぶ歳をとった気がしてたんだが。由梨と一緒にいると若返る気がするよ」  
父娘は久しぶりの親子水入らずに少々気恥ずかしそうにしていたが、幸せなひと時を過ごした。  
翌朝、由梨は屋敷中の人々に挨拶して回った。  
「お嬢、お帰りなさい!」  
「ただいま、タカさん」  
由梨は年配の者から若い衆まで、全員の名前をしっかり覚えていた。  
そこには血のつながりを超えた絆が確かに存在していた。  
「やや、お嬢かえってらしたんですか!お嬢がかえってきてくれて嬉しいです」  
組の者達は皆、由梨の帰還を心から喜んでいた。  
組長の求心力は高く、その娘である由梨は皆から敬われる存在であるが  
由梨自身の人間性や、その見た目の美しさから由梨個人として組の者に人気があったのだ。  
「由梨が盗みを犯したことにはガッカリしたが、やはり由梨がいると皆の表情が明るくなるな」  
そう言って、厳しい顔つきをした父も思わず表情を緩める。  
「お嬢は、ウチらの女神様ですからね」  
そばに控えていたトシやシュウも自分の娘でも見るかのような目で由梨を見ていた。  
トシやシュウはまだ歳ということはないが、由梨より一回り以上年が上だ。  
二人は由梨が生まれた時から知っており、娘のように思っているフシがある。  
「それにしても、お嬢はもう高○生なんですね。その制服とても似合ってますよ」  
トシが感慨深げに由梨の制服姿を見ている。  
由梨は制服が気に入ってるらしく、自宅に帰ってきてからも制服を着ていた。  
「うふふ、ありがとう。 わたしもこの制服はすごく気に入ってるの」  
由梨がいることで活気が出てきた佐倉組だったが、その反面で隣の組との抗争は激化していった。  
 
「お嬢、学校に行ってる間に腕がなまっちまいやしたか?」  
由梨は制服姿であの大男、シュウと手合わせをしているが、明らかに遅れをとっていた。  
「はぁはぁ・・・そうみたいね・・・・・・私ももっと鍛錬しないと・・・」  
由梨は決して鍛錬をサボっていたわけではない。  
あの教授の変態企画の数々や薬などの影響で運動能力が落ちていたのだ。  
シュウにこぶしを打ち込み、短いスカートを気にせずハイキックをお見舞いするが、シュウはビクともしない。  
「甘いですぞ!!」  
シュウは由梨の足を掴んでぐるりと振り回すと、横方向に放り投げた  
「きゃぁっ」  
地面に倒れる由梨の股間には白と赤のストライプの可愛らしい下着がチラリとのぞく。  
「今日はここまでだな。お嬢、鍛錬をサボった罰として懐かしのお仕置きといきやしょうか」  
そういって不敵に笑うシュウ  
「えええ、もうあれは勘弁してよ〜」  
由梨は心底いやそうな顔をする。  
「ダメです。何歳になられてもお嬢はお嬢、お仕置きはおし置きです」  
それを見ていたトシも厳しく言い放つ。  
「そ、そんなぁ・・・」  
由梨は制服のまま逆さづりにされる。  
当然下はスカートなので、パンツが丸出しになる。  
「それじゃはじめますよ〜」  
そう言って由梨のパンティをずり下げてお尻を丸出しにした。  
そこにシュウの巨大な手により、おしりぺんぺんが繰り出される。  
ペシン、パシン、ピシャァァン  
由梨のお尻が小気味いい音を立てて震える。  
「痛い、痛い、痛いよう・・・」  
シュウは全く容赦しない。 すぐに由梨のお尻は真っ赤に充血してくる。  
「ほう・・・懐かしいですなぁ」  
「由梨が帰ってきたって感じがするねぇ」  
それを由梨の祖父や祖母が嬉しそうに見ている。  
一方、弟や妹達は真っ青な顔で見ていた。  
「うわぁ・・・・・・痛そう・・・・・・」  
弟は由梨のお尻を見て、素直に痛そうだと感想を漏らす。  
「お姉ちゃん、可愛そう・・・」  
対して2人の妹はむしろ、こんな目立つところでお尻を丸出しにされているところが可愛そうだと感想を漏らす。  
そこには男女の違いはあれど、子供にしかわからない苦しみがあった  
数日後、佐倉組と毒蝮組の衝突が起きた。  
毒蝮組が急に佐倉組の屋敷に奇襲を仕掛け、一気に総力戦へと発展したのである。  
「お嬢、後方支援は頼みますぜ」  
「うん、任せて!みんなも頑張ってね」  
由梨は体術の才能にも長けているが、組長の娘という立場上、前で戦うことにはならない。  
主に後ろから煙幕や閃光弾を投げつけたり、発炎筒や花火を使って組の者に指示を出すのが仕事だった。  
トシやシュウの豪腕がうなり、毒蝮組が次々と倒されていく。  
だが、向こうはよその組と連合を作り、物量作戦で立て続けに攻め続けてきた。  
しかも、向こうは奇襲に成功し、有利な戦を終始続けていた。  
さすがのトシやシュウも疲れを見せ始め、ついに二人とも力尽きて捕まってしまう。  
「うう・・・すみません・・・・・・組長・・・」  
シュウが悔しそうにうなだれる。  
組長は自ら前に出て戦い始め、由梨もせわしなく動く。だが、そんな由梨の頭上には怪しい人影が現れた。  
「な、何!?」  
由梨が気づいた時にはすでに遅かった。人影は由梨の頭上から飛び掛ると、由梨にスタンガンを押し当てて無力化させる。  
「ぐが・・・・・・・・・・」  
バタリと倒れる。  
「しまった!!由梨!!」  
組長が慌てて駆け寄ろうとする。  
「動くな!!!!」  
そして人影は由梨を人質にとると、組長に向かって言う。  
「あんたの娘は取り押さえた。武器を捨てて今すぐ降伏しろ」  
「・・・・・・わかった」  
組長はおとなしく従い、降伏した。どのみちこのまま続けても勝ち目は薄いと判断した。  
 
「ふざけるな!!」  
トシが怒鳴る。  
向こうの組との話合いで毒蝮組は佐倉組にむちゃくちゃな要求をしてくる。  
それは組長が自害し、残りは毒蝮組の傘下に入ることだった。  
トシ以外の組の者達も、毒蝮組の傘下に入ることなど無理だし、組長の自害など問題外だ。  
「この要求が呑めないなら、替わりに娘は貰っていきますよ」  
毒蝮の組長が言う。  
「待て、わかった。自害しよう」  
組長が決断し、刃物を受け取った。  
「待ってお父さん!!」  
「く、組長!!!」  
由梨も組の者もみんなでそれを止めようとするが、組長の決意は固い。  
そして自分の首にナイフを当てた瞬間、由梨が大声で叫んだ  
「待って!!私が行く!!だから、お父さんは助けて!!」  
「ゆ、由梨!!ダメだ、そんなこと認めん!!」  
「お願い。死なないで!!お父さんが死んじゃったら、私・・・・・・・・・どうしていいか」  
由梨が涙を流す。  
「由梨・・・」  
「お嬢〜!!」  
「決まりですな。 娘さんはもらっていきましょう」  
由梨は毒蝮組に連れて行かれることになった。  
「しかしいきなり連れていったら佐倉組の皆さんが哀れですからね。最後に娘さんの姿を見せてあげましょう」  
そういって毒蝮組長は、佐倉組の面々を広場に集めるように言った。  
その間、毒蝮組長はなにやら由梨に耳打ちしていた。  
病気で寝込んでいる由梨の祖父母とそれを看病している母。さらに妹や弟達も呼ばれる。  
抗争中に倒れた者や佐倉家の家老、小さな子供など一族郎党勢ぞろいだ。  
その前に毒蝮組長が現れる。  
佐倉組の面々は憎憎しげにそれを見ていたが、今逆らうことはできない。  
苦虫を噛み潰すような顔で必死に耐える。  
「佐倉組の皆さんの大事な娘、由梨さんは我々毒蝮組がもらいうけました」  
「ですがいきなり連れて行ったら皆さんが寂しいだろうと思い連れて行く前にお披露目させていただこうとおもいました」  
前置きをおいた後、制服姿の由梨が憂鬱な表情を浮かべて登場する。  
「それでは由梨さん、服を脱ぎなさい」  
「はい・・・」  
由梨は制服を脱ぎ始めた。  
「なっ・・・?!」  
みんなが驚き、慌てる。  
「由梨、やめて!!」  
母が叫ぶが、由梨は手を止めず、佐倉組の全員の前でその素肌を晒し、ゆっくりと回ってその綺麗な背中や胸や秘所をみんなにみせつける。  
「こんなに綺麗な娘をもらえるとは、佐倉組には感謝しないといけませんなぁハッハッハ」  
そう言って左手であおぐようなしぐさをする毒蝮。  
その様子を見て佐倉組の面々は今にも飛び掛って腹を刺してやろうとするが、すんでのところで押しとどめた。  
「畜生・・・畜生・・・・・・!!」  
若い衆も組の幹部もトシやシュウも家族も、皆由梨を大事にしていた。  
その由梨が憎い敵に連れて行かれるなど悪夢以外の何者でもなかった。  
「みんな・・・・・・わたしは・・・大丈夫だから!!」  
嘆き悲しむ佐倉組の面々に向かって由梨は精一杯の笑みを向け、絶対にかえってくると元気よく宣言した。  
その元気で優しい由梨の姿を見ると改めて悔しさと悲しさが募る佐倉組の面々だった。  
 
「由梨!!!」  
由梨の母が腹の底から叫んで最愛の子の名前を呼ぶ。  
悲しむ母親を、毒蝮組長は冷たい目で見ていた。  
「それじゃメインイベントに参りましょう。皆さん、一人ずつ由梨さんの前に来て、仰向けに寝てください」  
その言葉を聞いてみんなが一様に怪訝な表情をする  
「まずはお父さんから、ほらどうぞ」  
組長は言われた通りに由梨の前まで来て仰向けに寝る。  
「それじゃあ由梨さん・・・お願いします」  
「はい・・・」  
(ごめんなさい、お父さん・・・)  
由梨は心の中で父親に謝りながら顔をまたぐ  
「ゆ、由梨!?何を・・・?」  
そして父親の口におまんこをくっつけて座るようにした。  
「んなぁっ!?」  
それを見て再びみんなが驚く。  
「さあ、由梨さんのおまんこを舐めなさい。そうしないと由梨さんの命は保障しませんよ」  
そう言われて仕方なく組長は由梨の秘所に舌を伸ばす。  
ピチャピチャ  
由梨のおまんこが父の舌で舐められる。  
父は涙を流しながら愛娘のおまんこを綺麗に舐めていく  
「お父さん・・・・・・お父さん〜!!」  
由梨も実の父親にされてとても悲しそうにしている。  
「んん・・・・・・ああっ」  
すぐにその声が変化してくる。  
一族のみんなはせめてもの由梨への思いやりでその声をなるべく聞かないようにしていた。  
そして由梨が絶頂を向かえ、次の人間にバトンタッチされる。  
由梨の弟が現れる。  
「お、お姉ちゃん・・・」  
歳がほとんど違わない弟は、父親の次に、由梨にとっては複雑な相手だった。  
毒蝮の指示で、今度は由梨が仰向けに寝かせられる。  
「さあ、聡史君、お姉ちゃんのおまんこの匂いを嗅いで、ペロペロと舐めなさい」  
だがそれをためらい、躊躇する聡史。  
「やらないとお姉ちゃんは死にますよ?」  
だがその一言で観念したのか、由梨の股間に顔を埋め、恐る恐る舌を近づけるとペロペロと舐め始めた。  
ピチャピチャチャプチャプ  
「んんふぅ・・・・・・あぁはぁぁぁ・・・」  
声を押し殺そうとするが、うまくいかない由梨。  
その声を間近で聞いている弟の聡史はいけないと思いつつも、姉のおまんこを生で見た興奮と喘ぎ声を聞いた興奮とで勃起させてしまった。  
「それじゃ聡史君、お姉ちゃんのおまんこにおちんちんを入れてごらんなさい」  
「ええっ!?」  
驚く聡史だが、毒蝮に睨まれてやめることができない。  
聡史はおねえちゃんに謝りながら、ズボンとパンツを下ろす。  
まだ発展途上だが、立派な男性器が姿を現す。そして、由梨の中に入れた。  
「はぁ、お姉ちゃん〜」  
「聡史・・・ぁぁ・・・イイ・・・上手よ聡史・・・」  
そして、弟の精子が由梨の子宮内に放たれる。  
由梨と佐倉組の面々をさんざん穢し放題にした毒蝮は満足そうな顔をして由梨を連れかえっていった。  
後には悔しそうにうなだれる佐倉組の一族が残されていった。  
こうして由梨は、佐倉組の人々から引き離され、毒蝮家に連れて行かれた。  
毒蝮組に連れて行かれた由梨に、毒蝮組長はゲームをもちかけた。  
「ゲーム・・・ですか?」  
由梨が眉をひそめながら尋ねる。真意を量りかねるといったところか  
「そうだ。君はウチの者と勝負をして10連勝できたら佐倉組に返してあげよう」  
「本当に・・・?」  
「ああ、嘘はつかない。だが、一回負けるごとに君には罰ゲームを受けてもらう」  
「罰ゲーム?」  
「身体を傷つけられたり、精神的に傷つけられたり、とにかく君が嫌な想いをすることだ」  
「・・・何が目的なの? わたしにそんなことしても何のメリットもないんじゃないですか?」  
由梨は素朴な疑問を口にした。  
 
「メリットならあるさ・・・」  
そう言って毒蝮は笑う。 どんな・・・?と続けようとした由梨より前に毒蝮は続けた  
「・・・復讐だ」  
毒蝮の顔から一瞬で笑顔が消え、冷たい表情をして由梨のほうを見る。  
ゾクッ・・・・・・  
その視線に射抜かれて底知れぬ恐怖を由梨は感じた。  
毒蝮が提案してくる勝負は、柔道、弓道などからクイズなどいかにも勝負事らしいものが多かった。  
幼い頃から何をやってもできるタイプだった由梨はどんな勝負でも安定した力を発揮し8連勝した。  
「あと2勝でわたしを解放してくれるのよね?」  
「ああ、約束どおりね。だが、次も勝てるかな?」  
次の勝負はそれまでとは違う勝負だった。  
由梨と対戦相手のところに持ってこられたのは注射器と液体の詰まった小瓶だった。  
「これを先に全部注射しきったほうの勝ちだ」  
毒蝮の説明はそれだけだった。  
「こ、これって・・・○薬なんじゃ・・・?」  
ヤクザで注射と言ったらそれしか思い浮かばなかったようだ  
「それは注射してみればわかる」  
「そんなの卑怯よ!!あの人は何が入ってるのか知ってるんでしょ?」  
「知らせてない。それから2人が注射する物はどちらも一緒だ。片方だけが変な薬ということはない」  
当然これが想像通りの薬だとしたら由梨は注射することなどできない。  
「罰ゲームってこの薬を注射するとかじゃないでしょうね?」  
由梨は用心のために聞いてみる。  
「なるほどその手がありましたか。さすがは佐倉組の娘さん、大丈夫ですそんなことはしません」  
それなら・・・と降参しようとした由梨にストップをかける。  
「おっと、降参は認めません。彼かあなたのどちらかが全部注射し終わるまで勝敗は決まりませんよ」  
そう言ってさっさと勝負を始めさせる。  
対戦相手は開始早々止まることなく注射を続ける。  
(なっ・・・・・・・・・大丈夫なの?!)  
由梨は心配するが、男には特別異常は見られない。  
(もしかして、大丈夫な薬なの・・・?それとも薬じゃないとか・・・)  
だが由梨はどうしても注射する気にはなれなかった。男が勝利するまで全く手を動かさなかった。  
「これで由梨さんの敗北が決まりましたな。約束どおり、罰ゲームを受けてもらいます」  
「・・・どんな罰ゲーム?」  
「それは後でまとめてやるとしましょう。今やってもいいですが、由梨さんの身体がボロボロになって勝負できなくなっちゃうかもしれませんからね」  
それは由梨にとってはさらに精神的プレッシャーを増加させることになった。  
だが、由梨はやはり並の少女ではない。男相手に連戦連勝を重ね、再び8連勝をする。  
「はぁ・・・・・・はぁ。 次は薬とか言わないでしょうね?」  
さっきと同じ展開に持っていかれたら勝ち目がないと思った由梨は先に釘を刺しておく。  
「大丈夫です。ですが、後になればなるほどあなたにとって厳しい勝負になりますがね」  
9戦目の由梨のところに持ってこられたのは拳銃だった。  
(えええっ!?)  
「次の勝負はロシアンルーレットです」  
「ロシアンルーレットって、死んじゃうじゃないですか!」  
由梨は当然抗議の声をあげる。  
「大丈夫ですよ。先に降参したほうの負けですから、降参すれば助かります」  
毒蝮は平然と言ってのける  
「そんな、こんなのってズルイ! こんな勝負できるわけないじゃないですか!」  
そうやって由梨がもめている間に、対戦者の男はこめかみに銃を当て、引き金を引いた。  
カチャ  
しかし、男は無事だ。 弾は入っていなかったようだ。  
 
(そ、そんな・・・)  
「どうしますか?やらないならあなたの負けで、2個目の罰ゲームになりますが・・・?)  
毒蝮は二人に見えないようにスロットを回転させる。  
確率は6分の1だ。それだけの確率で由梨は死ぬことになる。  
勝負をするつもりはない。 だけどそれでも身体ががくがく震える。  
「そ、そ・・その、負けた場合の罰ゲームを教えて欲しい・・・です」  
由梨は降参することを前提に罰ゲームの内容を聞く。  
「さっきの負けの罰ゲームは胸ピアスです。乳首に穴を開けてピアスをしてもらいます」  
「な・・・・・・」  
想像以上にきつい罰ゲームに閉口してしまう由梨。  
「今回は、そうですね。おまんこにでもしてもらいましょうか」  
「ええっ!?そんなぁ!!」  
「これは絶対です。取り消すことはできません」  
由梨はかなり焦った。勝負はできないし、降参したら悲惨な罰ゲームが待っている。  
やっぱり罰ゲームの内容なんて聞かなきゃよかったと後悔した。  
「さあ、引き金をひきますか?罰ゲームを受けますか?」  
そんな由梨に追い討ちをかけるように、判断を急かせる。  
「わかりました。やります」  
由梨は決断した。  
恐る恐る拳銃に手を伸ばす。 由梨はこういうものに詳しくないが、恐らくオモチャということはないだろう  
ガクガク震える手で銃を掴む。 想像していたよりも遥かに重く、ズシリとした重量感がある。  
(銃ってこんなに重いんだ・・・)  
「はぁ・・・・・・はぁぁぁぁっ・・・」  
心臓がバクバク言ってる。呼吸がどんどん荒くなってくる。  
スロットを回す。  
恐怖で震える手をなんとかこめかみのところに持っていく。  
ピトッ・・・  
「ひぃぃっ」  
銃口がこめかみについた瞬間、思わず声を出してしまう。  
由梨は緊張に耐え切れなくなり、引き金に指を当てる。  
「歩美・・・・・・加奈・・・・・・・・・お父さん・・・・・・みんな・・・・・・・・・」  
由梨はまるで走馬灯のように大好きな人たちの顔を思い浮かべる。  
(だめだ、だめだ・・・・・・これじゃ本当に死んじゃう!)  
走馬灯のような・・・というイメージが頭をよぎったため、慌てて振り払う。  
そして人思いに指をかけて、一気に引き金を引いた。  
パァァァァァン  
(あ・・・・・・)  
小気味いい音が空気を振動させる。 それと同時に由梨は意識を失い、ガクッと崩れ落ちた。  
「う・・・・・・うーん」  
目が覚めると由梨は畳の上で寝かされていた。  
「お目覚めのようだね。由梨さん」  
毒蝮が覗き込む。由梨は思いのほか頭がスッキリしていてとても気分がいい。  
「あれ・・・・・・私、死んだんじゃ・・・」  
「ハハハ、あれは空砲だよ。由梨さんはショックで気絶しただけなんだよね」  
毒蝮が種明かしをすると由梨は憤慨した。  
「まあまあ、本当だったらあれで由梨さんは死んでいますよ?生きてるんだからいいじゃないですか」  
「ぐ・・・」  
毒蝮の言うことはもっともだ。 空砲が当たったということは今頃死んでいなきゃいけないのだ。  
「ですが、負けは負けです。由梨さんには今から罰ゲームを受けてもらいます」  
「い、いやぁぁぁ」  
よく見てみると由梨はすでに制服を脱がされ、全裸にされて拘束されている。  
部屋にピアッシングのドリルを持った男が入ってくる。  
「いやぁいやぁぁぁぁ」  
 
泣き叫ぶ由梨。  
「大丈夫ですよ。彼はちゃんと免許を持っています。失敗することはありえませんから」  
そういう問題ではない。だが由梨はそれを突っ込むような余裕はなかった。  
ウィーーーン  
機械が歯医者のドリルのような嫌な音をたてる。  
それが由梨のむき出しになった乳首に近づけられる。  
「ひ、ひぃぃぃぃ」  
そしてドリルの先端が触れると、体中に電気が走ったような痛みが由梨を襲う。  
「いがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  
由梨が盛大な叫び声をあげている間に一気に施術が終わる。  
「さて、次は左胸ですよ」  
「やめて、やめてぇぇぇぇぇぇぇぇ」  
こうして由梨は両胸に穴をあけられ、乳首からは血が流れていた。  
「うう・・・・・・痛い・・・・・・痛いよぅ・・・・・・」  
毒蝮は消毒をすると、すぐにピアスを取り付ける。  
歩美の綺麗なおっぱいにはあまりにも違和感があるピアス。  
だが、恐怖はまだまだ続く。由梨の両足が2人の男により大きく開かれて押さえつけられ、ドリルが近づいていく  
「いい・・・お願いします。やめてください。怖いです。お願いします・・・・・・お願いします!!」  
由梨はなりふり構わず必死で懇願する。  
「そうですねぇ、ちょっとかわいそうになってきたので、考えてあげなくもないですが」  
毒蝮がもったいぶったように言う。  
「お願いします。なんでもしますから!!」  
由梨はわらにもすがるような思いで懇願する。  
「それじゃあ、さっき男が注射していた薬。 あの3倍の量を注射してください。できたらこれは帳消しにしてあげますよ」  
毒蝮がいじわるな提案をしてくる。  
「そんな、無理です・・・・・・あんなもの注射するだなんて・・・!」  
「それじゃ諦めるんですね。さあ、やってしまいなさい」  
毒蝮の宣言を受けてドリルをもった男が、由梨のクリトリスにどんどん近づけていく  
「い、嫌・・・・・・あ・・・・・・あ、待って!!注射する、注射しますから!!」  
あと数ミリで触れるといったところで由梨はそれを止めた。  
すぐさま由梨のところに注射器とさっきの3倍の量の薬が持ってこられる。  
その量を見て、早くも後悔し始める由梨。  
「うう・・・・・・ごめんなさい・・・・・・お父さん、お母さん・・・・・・」  
由梨は太い注射器にいっぱい薬を入れると、ゆっくり注射した。  
ゆっくり注射したため身体の中に入ってきたという感覚はない。  
だが、その薬は血管を通って全身に運ばれ、由梨の身体を確実に蝕んでいた。  
「はぁ・・・・・・はぁぁぁ・・・」  
(なんだか・・・・・・すごく身体が楽になって・・・・・・気持ちいい・・・・・・)  
由梨はしばらくその薬の影響でボーっとしていたが、毒蝮はころあいをみて次の勝負を宣言した。  
だが、次の勝負でもその次の勝負でも、由梨はすぐに負けてしまった。  
(ダメ・・・・・・このままじゃ・・・・・・)  
薬のせいなのか、身体はスッキリしているのに頭がすごくボーっとしてて上手く働かない。  
「おかしいですね〜こんなに薬の効果が薄いなんて・・・普通あれだけの量をはじめて注射したらまともに動けるはずはないのですが」  
毒蝮は本当に不思議そうに首をひねっている。  
(まるで、元々○薬の常習者だったかのような反応でした・・・まさかとは思いますが・・・)  
「まいいでしょう、3つ目と4つ目の罰ゲームです」  
そう言って一枚の書類を持ってきた。  
「それは・・・?・・・・・・・・・!!!」  
なんとそれは婚姻届だった。  
その夫を示す欄にはすでに毒蝮組長のものが書かれている。  
「これって、まさか・・・!!」  
「はい、そのまさかです。由梨さん。これにサインしなさい。それが3つ目の罰ゲームです」  
「そんなの無理です。嫌です」  
 
必死に拒否する由梨だが、毒蝮はそれを許さない  
よく見ると、すでに由梨の両親の承諾の手続きはされているようだ。  
「断るなら、佐倉組の組長には自害してもらいますよ?いいんですか?」  
「そんな!!!」  
自分の父の命を天秤にかけられてしまってはさすがに拒否できない。  
由梨は結局サインをしてしまった。  
妻の欄に『由梨』と直筆で名前が書かれる。  
それは『佐倉由梨』から『毒蝮由梨』に変わることを意味していた。  
「フフフ、これは今日中に提出してきます。式はまだ先ですがとりあえずこれでいいでしょう」  
(ひどい・・・・・・こんなの・・・・・・あんまりよ・・・)  
泣き続ける由梨に追い討ちをかけるように4つ目の罰が迫る。  
二人のところに40歳くらいの男が入ってくる。  
毒蝮は男になにやら図面のようなものを見せると男はちょっと困った顔をする。  
「しかし毒蝮さん、本当にこの娘にやってしまって大丈夫なんですか?」  
「俺の妻だから大丈夫です。すぐにやってください」  
「よく見たらまだまだ子供だけど物凄い美人じゃないですかこの娘。正に美女という言葉が似合うような・・・こんな娘に刺青なんて入れたら、台無しになっちゃうんじゃないですか?」  
刺青師はそう進言してみるも、毒蝮の意思は替わらないらしい。諦めたように施術を承諾する刺青師。  
二人の不穏な会話に不安を募らせていく由梨。  
由梨は仰向けに寝かされ、拘束具で手足を拘束されてしまう。  
「な、何をするんですか??」  
思わず毒蝮とその男に聞く由梨。  
「今から由梨さんには毒蝮組の象徴をその身体に刻んでもらいます」  
「象徴・・・?刻む・・・??」  
その言葉で最初は何のことかわからなかったが、すぐに合点がいく  
「ひょっとして・・・・・・・・・・・いれず・・・み・・・?」  
考えたくはなかったが、震える口をなんとか動かして回答してしまう。  
「そうです」  
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  
この毒蝮という男はどこまで自分を貶めれば気が済むんだろう・・・。  
由梨は拘束されて動けないまま、刺青の施術を受けることになってしまった。  
「なんともやりづらいなぁ・・・」  
刺青師は悲鳴を上げ続ける由梨を見て同情の念が出てきてしまい非常にやりづらそうにしていたが  
毒蝮の頼みを断ることができず、由梨の身体に次々と彫られていく。  
(いやぁ、痛い・・・やめて・・・いやぁぁぁ)  
由梨の雪のような白い背中が、お尻が、どんどん毒毒しい派手な刺青によって侵食されていく  
当然それは由梨にも墨を入れられている感覚は伝わってきている。  
(いやぁぁぁ、いやぁぁぁぁぁぁ)  
由梨のお尻に、背中に針が何度も刺される。  
そのたびに由梨の白い肌が少しずつ、少しずつ少なくなっていく  
途中、身体を裏返され、前も刺青をされた。  
胸元から股間にかけて真っ直ぐ彫られていく。  
かなり大掛かりな施術で、終わった時には朝になっていた。  
由梨の身体は毒蝮の象徴を背中に刻み込まれた。  
「終わったぜ・・・」  
刺青師は仕事が終わるとそそくさと帰っていった。  
そして、由梨は立たされ、全身が映る鏡によって刺青の様子を見せられる。  
前は胸から股間にかけて太くて大きい大蛇の刺青が描かれている。  
これだけでも十分にショックだったが、後ろはさらにとんどもないことになっていた。  
由梨の細い背中の中央に描かれた巨大な毒々しい色をした龍の刺青・・・。  
その存在感はあまりに由梨の顔とは不釣合いで・・・・・・。  
どう考えても年頃の女性が彫る刺青ではなかった。  
周りには細かい刺青がいくつかされている。  
(ああ、ああああああ・・・・・・私のからだが・・・お母さん、お父さ〜ん・・・・・・うわぁぁぁん)  
由梨は何度も両親の名前を呼んで泣き続けた。  
由梨の体に刻まれた毒蝮組の『証』は一生消えることはない・・・。  
それはまるで・・・由梨が身も心も毒蝮に染まった証明のような気がして・・・  
由梨の心を強く折ることになった。  
コレ以後、まるで呪いにでもかかったかのように由梨は毒蝮に逆らうことはほとんどなくなっていった。  
それ以後由梨は、刺青が入れられたからだで外を連れまわされた。  
 
「ちょ、ちょっとお客さん、困ります!」  
制服姿の由梨を連れて男湯に入ろうとする毒蝮を慌てて引き止める番台。  
「ウチは混浴じゃありません」  
「こいつが一緒に入りたいって言ってるんだからいいだろうが?ああ?」  
そう言って番台を睨みつける  
「ひぃっ」  
しばらくにらみ合いが続いたが、番台が折れるのに時間はかからなかった。  
由梨は文句も言わず、黙ってそれにしたがっている。  
(男湯に入るなんて・・・・・・そんな・・・)  
内心では拒否していたが、今は黒チップに操られているわけではない。  
脱衣所に現れたカワイイ制服を着た綺麗な女子○生の姿にぎょっとする男性達。  
しかもその女の子は男達の前でためらいもなく制服を脱いでいく  
そして制服の中から出てきた由梨の素肌を見てさらに驚く。  
(おい、あれって・・・・・・)  
男達の視線を無視して銭湯に入っていく。  
湯船に浸かってる者たちも皆由梨の姿を一目見てギョッとしていた。  
物凄くカワイイ少女が、いかにも極道っぽい男に連れられて男湯に入ってくる。  
その様子は、まるで由梨を支配したことを周囲に見せびらかしているようだった。  
毒蝮はわざと一番目立つところに由梨を立たせると、自分の手で由梨の身体にボディソープを塗りたくり洗っていく。  
「ああん・・・」  
由梨が思わず声をあげる。  
毒蝮は普通に洗うと見せかけてわざと由梨が感じるように愛撫していたのだ。  
男達の視線を集める中、股間の中までもしっかり指を入れて丁寧に洗っていく。。  
そして綺麗にした後、由梨を床に寝かせて、セックスを始めた。  
由梨の中に毒蝮のペニスが入っていく  
「おう、狭くてとても気持ちがいいですね」  
「あああん・・・・・・すごく大きくて、気持ちいい・・・」  
大勢の銭湯客が二人の交尾を珍しいものをみる目で見ている。  
由梨は見られていることで性感が増し、より感じていく。  
「イイ・・・・・・イイの・・・・・・みんなに見られて・・・ああん・・・」  
石鹸と愛液とが混ざってゆりの股間から流れてくる。  
「この程度で感じてしまうんですか?まだまだじっくり楽しみましょうよ」  
毒蝮は由梨がイきそうになる前になると腰を止め、また行きそうになったら止めを繰り返し、焦らしていく  
「ああ・・・・・そんな、どうして焦らすの・・・? こんなに気持ちいいのに・・・」  
由梨は見られて感じていたが、すでに視線は全く目に入っていない。  
ただ毒蝮のペニスと自分の性器がすり合わさることだけを意識して感じていた。  
「毒蝮さんの大きなペニスが・・・・・・私の中に・・・」  
「ああ・・・・・・イく・・・イっちゃう・・・」  
由梨がイってしまった後、立て続けに由梨の身体に精液を放出する。  
そしてさんざん男達の注目を集めた後、二人は出て行った。  
家に帰り、夜になると由梨の身体には例の薬が注入される。  
「あぁ〜〜〜気持ちイイ」  
由梨は薬なしでは生きられないからだになっていた。  
薬を止めると禁断症状が起きて、まともにしゃべることすらできなくなる。  
そう、由梨は重度の○薬中毒で、薬を得るために毒蝮の命令に自主的にしたがっていたのだ。  
毒蝮はカラオケに海に野外に・・・所かまわず由梨を連れまわしては人が見ている前で犯した。  
そのたびにご褒美として薬を注射してもらえる・・・。  
こうして由梨の中で、毒蝮の命令に従うのは当然であるという錯覚が形成されていく。  
由梨はすぐに毒蝮の子を身ごもった。  
だが、すでに由梨はわが子の健康を気にするほどの思慮深さはなくなっていた。  
常に遠くを見ているような目をしていて、話しかけても反応が鈍い。常に口は半開きで、唇は乾燥して乾いている。  
「あ〜・・・・・・・・・ああ・・・・・・」  
もうどこからどうみても廃人そのものだった。  
身体の外側は刺青とピアス、内側は精子と薬により、由梨は内側と外側から壊されていく。  
毒蝮は由梨が壊れていることなどお構いなしに犯し、恥辱のプレイを要求する。  
 
昼間の公園の砂場に、全裸で寝かせて放置させたりもした。  
「ママ・・・あそこで女の人が裸で倒れてるよ」  
「しーっ、見るんじゃありません!」  
親子連れはそれを煙たがるように去っていき、親が一緒にいない子供達は面白がっていたずらをする。  
「おい、オシッコかけてみようぜ」  
ジョロジョロ  
由梨の綺麗な顔に子供のオシッコがかかって跳ねる。  
「蟲を入れてみようぜ」  
そう言って由梨のおまんこの中にナメクジを入れる。  
子供にオシッコをかけられても、虫を身体に入れられても由梨はうっとおしがるだけで、それ以上の反応も見せない。  
由梨は未だにトイレをする時、片足をあげてする癖が直っていない。  
そのことに気づいた毒蝮は面白がって、由梨を何度も外に連れ出しては、電柱で犬のようにマーキングをやらせて楽しんだ。  
チョロチョロ・・・。  
もちろんマーキングなので、少しずつオシッコを出させては止めさせ、隣の電柱で続きをする・・・という器用なことをしていたが  
家畜化プログラムの功名なのか、由梨は器用にそれをこなした。  
毎日のようにマーキングをやらせた結果、由梨のオシッコの匂いが染みこんだ『縄張り』が由梨の産まれた街に誕生した。  
さらに由梨の頭を踏みつけ、自分がマーキングした電柱の匂いを何度も嗅がせるのも毒蝮の趣味になっていた。  
日に日に壊れていく由梨は、ついに出産の時を迎えた。  
毒蝮は組の者を全員集め、みんなが見ている前でお産をさせる。  
そして無事生まれて来ると、ヘソの緒がつながったまま、脚を開いた状態で由梨の身体を大男が持ち上げ、  
赤ん坊は毒蝮が支えて高らかと上げ、みんなに見せ付けた。  
「見なさい。清楚で可憐な佐倉組の令嬢はこの毒蝮泰造が穢し、完全に堕とした。あの佐倉組が大事に育て、愛を注いでいた佐倉由梨はもういない。 こうして毒蝮由梨として生まれ変わったのです」  
毒蝮は自分に酔ったように宣言する。  
そして赤ん坊のへその緒を切ると、由梨のへその緒は繋がったまま切らずに放置した。  
 
一方、加奈は二人が酷い目にあっている間にやはり黒チップに操られ、  
住居を持たずにネットカフェを転々とし、インターネットのサイトで毎日近くにいる相手を探し、セックスを繰り返していた。  
今日は基本無料をうたい文句にして学生を中心に多くのユーザーを集めた総合コミュニティサイトのチャットで知り合った男性と会うと、  
言葉も多く語らないうちにホテルに入り、セックスをした。  
加奈もやはり飛びぬけたルックスの持ち主なため噂は瞬く間に広がり、ネットの中では非常に有名人になりつつあった。  
(うう・・今日は60歳を越えるおじいちゃんだった・・・・・・なんでわたしがこんなことを・・・)  
雪が激しく振るある日のこと、JRの○原駅で終電がなくなった加奈は、その駅前で夜を過ごすことにした。  
この駅周辺にはネットカフェがなくコンビニもほとんどない。  
そこで肩を抱き、寒さに耐えていると、40過ぎのおじさんが声をかけてくる。  
「君、泊まるところないの? おじさんが泊まるところまでつれてってあげようか?」  
人懐っこい感じの笑みを浮かべるおじさんだが、明らかに加奈の身体を狙っているのがわかる。  
だが、加奈はその誘いに乗った。  
「寒くて行くと来ないし困っていたんですよ〜ありがとうございます」  
おじさんの車に乗せてもらった加奈は車で近くの原っぱで一旦止まる  
「ちょっと用足してくるわ。君も一緒にしようよ」  
加奈はトイレに行きたいとは思っていないので遠慮するが、しなくてもいいからついてきてというのでついていく。  
おじさんはおもむろにチャックを下げ、ペニスを取り出すと、立ちションをはじめた。  
加奈は思わず視線を逸らしたが、すぐに戻す。  
「どう?おじさんのペニス大きいだろう?」  
「うん・・・とても大きいです」  
おじさんは缶コーヒーを一本くれる。 加奈はありがたくいただくことにした。  
 
車は15分ほど走って、田んぼの中にぽつんとたっている寂れたラブホテルに到着する。  
「この辺で宿泊施設はここくらいしかないんですわ。おじさんとラブホテルなんて嫌だと思うけれど・・・」  
(白々しい・・・素直にヤりたいと言えばいいのに・・・どうせ私、拒否できないんだし・・・)  
加奈はもちろんセックスなんてしたくはないが、どうせ身体が操られていて自分の思い通りに行かないことはわかっているので  
加奈の本心はかなり投げやり気味である。  
ホテルに入る。 受付を通して入るタイプではなく、車を入れたら直接部屋に入るタイプの変わったホテルだ。  
中に入ると、ほとんど普通のホテルと変わりない設備だった。 テレビでえっちなDVDが流れている以外はほぼ普通のツインルームだ。  
自販機でコンドームやえっちな玩具が売ってるなんて気の利いたサービスもない。  
「ラブホテルはもしかして初めて? ここはちょっとラブホテルっぽくないからあまり参考にならないけどね」  
珍しそうにキョロキョロしていた加奈を見て、慣れていないことに気づいたらしい。  
「それじゃあ朝まで寝ることにするけど、先にお風呂はいってきたらどうだい?」  
おじさんが薦めて来る。普通の人間なら警戒して入るはずはないが、加奈は普通ではない。 薦められるままにお風呂に入る。  
脱衣所で制服を脱ぎ、下着を脱いで全裸になると、お風呂の中に入っていく。  
風呂場のガラスはシルエットが映るので、加奈が裸になっている様子は外にいるおじさんにはまるわかりであった。  
加奈がお風呂に入ってしばらくすると、案の定おじさんが中に入ってきた。  
「一緒に入ろうよ」  
「きゃぁぁぁぁぁあ」  
入ってきたおじさんを見て悲鳴をあげる加奈。 その姿を見てまた白々しい・・・と心の中の加奈はつぶやき、ため息をつく。  
おじさんは嫌がる加奈の身体に手を這わせ、愛撫していく  
最初は抵抗してみせていた加奈だが、じょじょにその快楽に身をゆだねていく。  
身体をくねらせ、淫らに乱れる。  
「はぁあん・・・・・・おじさん・・・」  
お風呂で温まっている身体がさらに熱くなる。  
「熱い・・・とっても熱いです・・・」  
「それは大変だ。早くお風呂から上がって、ベッドに横になろう」  
そう言ってぐったりする加奈を強引に上がらせ、身体も適当に拭いてベッドに寝かせる。  
全裸で二人、同じベッドに入る。  
おじさんは加奈を自分のほうに向かせると、手をとって自分のペニスに当てさせた  
「僕のペニス触ってごらん。とっても気持ちいいでしょ?」  
そう言って、手で握らせる。  
続いておじさんは加奈のおまんこに手を持っていく。  
「お互いを気持ちよくしてみようよ」  
おじさんは加奈のおまんこを手で愛撫する。  
「あああん」  
加奈もつられるようにおじさんのペニスを激しくしごく。  
おじさんは一旦手を止め、逆向きになって加奈の股間に顔を埋めた。シックスナインの体勢だ。  
加奈の股の間に顔をいれ、ピチャピチャと舐めあげるおじさん  
加奈は目の前に現れたおじさんのペニスをしばらく見つめていたが、観念したように口に含み、フェラをはじめる。  
(うう・・・汚い・・・・・・)  
二人がイったのはほぼ同時だった。  
加奈の口の中におじさんの精液が流れて来る。  
そうして朝まで過ごした後、加奈は駅まで送ってもらっておじさんと別れた。  
 
加奈はそうして毎日その日暮らしを続けていた。 危ない人間とも何度か会うことになる。  
そうこうしているうちに加奈は人身売買組織に捕まり、箱に詰められて海外の独裁国家に売られてしまった。  
 
ー1年後ー  
佐倉家には勇人が来ていた。  
由梨が毒蝮組に連れて行かれてすぐ、噂を聞きつけてやってきたのだ。  
「勇人君・・・君は本当に由梨のことを大切に想ってくれているんだね・・・ありがとう」  
「いえ、当然のことをしてるまでです。僕が・・・・・・由梨ちゃんを不幸にしてしまった原因の一つでもありますから・・・」  
佐倉組長は勇人がはじめやってきた時には由梨との関係を根ほり葉ほり聞き出したが  
勇人は何もかもを正直に話した。学園であった狂気の実験の数々。自分が由梨にしたこと。  
由梨は怪しげな機械で操られていたこと。  
全てを話した上で、由梨を助けるために自分にも手伝わせて欲しいと言ってきたのだ。  
「それにしても信じられん・・・あの学校でそんなことが行われていたなんて・・・」  
「由梨ちゃんや他の女の子達の黒い機械、なんとか止める方法はないでしょうか?」  
勇人はダメモトで聞いてみたが、組長もさすがに心あたりがないらしい。  
だが、思い当たったように一つだけ・・・・・・と前置きをして語りだした。  
「その教授には・・・・・・心当たりがある」  
「本当ですか?!」  
勇人は思わず身を乗り出す。  
「彼は、ワシが高校の時に同じ部活に入っていた。ワシら夫婦と毒蝮の組長とあの教授の4人は天文部だったんだ」  
「毒蝮の組長も・・・!」  
「ああ、ヤツはワイとワシの家内を眼の仇にしてる。恐らくウチを襲撃したのも娘を連れ去ったのも俺達に対する復讐なんだろう」  
「何があったんですか?」  
「恥ずかしい話だが、ワシら3人は誰が部長になるかもめたことがあったんだ。その時、3人は家内が選んだヤツが部長になればいいって  
ことで意見が一致してな・・・」  
「それで、あなたが部長に・・?」  
「ああ、それから毒蝮のヤツは俺を目の仇にし始めた」  
「そんな理由で・・・」  
「くだらないだろう?」  
「はい・・・くだらないです」  
そう返事をした後、勇人はさらに尋ねる。  
「教授はどうだったんですか?」  
「彼は、あまり印象にないんだ・・・。確かにいつも一緒にいたけど、よくわからないやつだった・・・ただ・・・」  
「ただ?」  
「毒蝮のヤツとは不思議と仲がいいみたいだった。それに教授は決して悪いヤツじゃなかった。教授はマジメで純粋なヤツだった。」  
「そうだったんですか・・」  
教授がマジメで純粋な人間だったというのは初耳である。  
「しかし、毒蝮のヤツはあれから一ヶ月もたつのに由梨のことは全く何も話してくれん・・・ワシは心配で心配で・・・」  
組長の嘆きに勇人もトシやシュウも皆つらそうな顔をする。  
 
それから一年近くがたった頃、佐倉一族の定例会議の場に毒蝮がやってきた。  
「お前は、毒蝮!!!」  
その姿を見て思わず殴りかかろうとするシュウ  
だがそれを佐倉組長が止める。  
「わざわざおいでなさったということは、何か由梨のことで話があるとお見受けしますが・・・?」  
怒り、今すぐにでも釜でぐつぐつに煮て腸を引き裂いてやりたい気持ちは組長も同じだったが、  
由梨をとられているため、冷静になっていた。  
「はい、由梨さんをそちらにお返ししようかと想いまして」  
毒蝮の言葉に佐倉組全員の表情が明るくなる。  
「ただし、本人が帰ることを望めば、の話ですがね」  
毒蝮が意味深な笑みを浮かべる  
「何?!」  
「脅迫でもしたのか?卑怯者め!!」  
すぐに食って掛かる若い衆をなんとか抑える組長。  
 
「しかし・・・組長!!」  
「止めないでくだせえ!こんなヤツ、生きる価値などありゃしやせん!」  
だが、組長はあくまでもそれは認めない。  
「わかった。由梨に合わせてもらえないだろうか・・・?」  
考え方の多少の違いはあれど、そこにいる全員の想いは由梨に会いたいということで一致していた。  
毒蝮は由梨に入りなさいと言うと、由梨が学校の制服を着て登場する。  
「由梨!!!」  
「お嬢!!!」  
組のみんなが声をそろえて由梨の名を呼ぶ。  
由梨は一瞬だけ表情を変えた気がするが、無表情だった。  
「由梨・・・?」  
由梨は中央までやってくると、自ら服を脱ぎだした。  
「えええ!?」「お嬢!!!!」  
みんなそれをみて一年前の屈辱を思い出す。  
「まさか・・・」  
全員の脳裏に嫌な予感がよぎった。  
そしてその予感は・・・・・・的中した。  
由梨は下着を着けておらず、制服を脱ぎ捨てると、すぐに素肌が現れた。  
だが、その素肌にはあの由梨の面影は全くなかった。  
「私は毒蝮泰造の妻、毒蝮由梨○7歳です。佐倉組の皆様よろしくお願いします」  
そう言って深々と頭を下げる由梨の首には黒い首輪。乳首にはピアス、おまんこには蝮の絵が描かれたプレートがぶら下がっている。  
差し出された名刺と身分証明書、学生証には全て毒蝮由梨との記載がされている。  
歯は全て金歯の詰め物がされていて、舌にもピアスがついている。  
よく見ると、肌の色も変色しているようだ。  
さらに、胸元からおまんこにかけて巨大な大蛇の刺青が施されている。  
お尻と膣にはバイブが差されていて、たえず振動している。  
陰毛は綺麗に脱毛されており、おっぱいは気持ち以前よりも大きくなっているように見える。  
そして乳首は大きく肥大化し、綺麗なピンク色からドス黒い色に変色しており、お腹が若干膨らんでいる  
「ま、まさか妊娠を・・・」  
「妊娠?ああ、してますよ。 二回目ですがね!」  
毒蝮が言うと、後から毒蝮組の組員が赤ん坊を抱いて現れる。  
「その子は・・・!!」  
「毒蝮大蛇。・・・女の子だけどね。俺と由梨の子供さ・・・あんたの孫でもあるね」  
そういって赤ん坊の股をみせつけ、女の子であることを証明する。  
その女の子の股間を由梨に近づけると、由梨はためらうことなくそれを舐めた。  
「由梨、やめなさい!!」  
両親の制止も聞く耳もたない様子だ。  
「そん・・・な・・・」  
勇人は絶望し、首を振って何かを否定している。  
由梨はそうこうしてる間、股間のバイブの振動で軽くイってしまう  
「ふわはぁぁぁぁ・・・・・・」  
由梨はイった後、地面に膝をついて、片足をあげてオシッコをする。  
プシャアアアアア  
「ああ、気持ちいい・・・オシッコ、気持ちイイ・・・・・・」  
「いやだ、お姉ちゃぁぁぁぁん!!」  
完全に変貌してしまった由梨に絶望して顔を青くする由梨の家族、そして勇人。  
だが、悲劇はまだ終わっていなかった。  
由梨が後ろを向くと、そこには白い素肌がちらっとしかなく、肩、背中、お尻に渡ってビッシリ刺青が施されていた。  
「なっ!?」  
背中には毒蝮組の象徴である、巨大な紫色の龍が描かれており、大きな字で「毒蝮組 毒蝮由梨」とほられている。  
ボーっとしてはいるが、由梨のまだ幼さの残る綺麗で可愛らしい顔は健在だ。  
だが、それがかえって背中の刺青との激しいギャップを産み、佐倉の面々を驚愕させる。  
 
肩やお尻など余っている部分には緑や赤や紫の毒毒しい模様が描かれていた。  
その光景は、佐倉家の人々にとって、最大の屈辱だった。  
自分達の組長の一人娘が、敵対する組の象徴を刺青される・・・   
由梨の変わり果てた姿に激しく怒り、嘆き、苦しむ。  
それは、由梨が毒蝮の手に落ちたことをこれでもかというほど主張していた。  
由梨は一族の者達の嘆きの声にも全く反応を見せない。  
それどころか、ボーっとしていて何も声が耳に入っていないようだ。  
「戻って来い、由梨、な?」  
組長達がそれでも悲しみをこらえて由梨に呼びかけるが、由梨はぼーっとして聞いていない。  
それでも諦めずに呼びかけるが、由梨は全く上の空で、まるで廃人のようだった。  
「フフフ、由梨はどうやら帰りたくないようですね。引き続き俺が引き取りましょう」  
そう言って佐倉組に悪魔の笑みを向ける毒蝮。  
すると、真ん中あたりから前に物凄い速さで向かってくる男がいた。  
・・・勇人だ。  
勇人は毒蝮の前までいくと、身構える毒蝮の胸に刃物をつきたてる。  
「ぐほぁ・・・・」  
胸を真っ赤な血に染めて倒れる毒蝮  
その様子を佐倉家の面々は驚愕の表情で見ていた。  
「ぐ・・・・・・なるほど、悪者の末路はこうなる運命なんだな・・・」  
毒蝮はゼェゼェ言いながらしゃべる  
「毒蝮! お前、一体何故こんなことを・・・」  
「・・・復讐だよ。俺と、教授のな」  
「やっぱり、復讐だったのか!でも、何故だ。そんなにワシが部長になったことが不服だったのか?」  
「フッ・・・そんなことはどうでもいいんだよ。ただ俺達は・・・・・・お前が羨ましかっただけだ・・・」  
「羨ましい?」  
「俺達2人は、お前より先に陽子を好きになったんだ。俺達と陽子は小学校からいつも一緒だった。  
兄弟みたいに仲が良くて・・・だけど俺達は二人とも陽子に恋をしていて・・・ 高校に入った時  
二人で徹夜で語りあってどっちかが陽子と付き合っても恨みっこなしにしようって・・・誓ったのに・・・」  
「後から天文部に入部したお前が、何もかもかっさらっていったんだ・・・」  
「泰造・・・」  
組長は、久しぶりに毒蝮を下の名前で呼んだ。  
陽子もそれを真剣なまなざしで聞いている。  
「・・・一目見ただけでわかった。由梨ちゃんが、お前と・・・陽子の娘だって・・・・・・」  
「ワシと家内の・・・」  
「そっくりだったんだよ!子供の頃の陽子に!・・・そう思ったら急に、ぶち壊したくなった・・・お前達の幸せを・・・・・・」  
「お前・・・」  
「はじめは佐倉組を潰すつもりだった。だけど由梨ちゃんを見たら、それ以上にお前達を苦しめる方法を思いついちまったんだ。俺も、多  
分、教授も・・・」  
「・・・・・・・」  
「・・・ああ、なんてことだ・・・・・・」  
急に毒蝮が目を見開き、ハッと何かをひらめいたような表情をする。  
「なるほど・・・・・・陽子が言っていたことの意味が今わかったよ・・・」  
「んん?なぁに?」  
陽子は聞き返すが、毒蝮は自嘲気味に笑うだけで答えない。  
「巻き込んでごめんな、由梨ちゃん・・・・・・・・・」  
「それから、陽子・・・・・・」  
そういわれて陽子が毒蝮の手を握る。  
「なあに?泰造君・・・?」  
「俺は、今でも君が・・・」  
その言葉を最後に二度と毒蝮が目を覚ますことはなかった。  
毒蝮という名前の如く、蝮のように人をいたぶってきた彼の最後の言葉は、陽子に伝わったのだろうか?  
ピーポーピーポー  
遠くからサイレンの音が響いてくる。  
「勇人君・・・!!」  
思わず駆け寄ってきた由梨の両親を押しとどめ、由梨を頼みますと一言つぶやく。  
その言葉を受けて両親は由梨に駆け寄り、その身体を抱きしめる。  
 
「すまん・・・・・・すまん由梨・・・・・・・・・お前がこんなにされてるなんて知らずに・・・助けてやれなくて!」  
泣き続け、抱きしめる両親に対して由梨はやはり反応をみせない。  
「これは・・・やはり薬のせいですね・・・」  
トシが由梨の目を見てそういった。  
由梨は薬でボーっとしていたが、みんなの必死の呼びかけに、しばらくすると正気を取り戻した。  
「あ・・・・・・みんな・・・・・・私・・・・・・・・・」  
その口調は非常に重々しいが、間違いなく由梨の言葉だ。  
「私・・・・・・・・・こんなに・・・・・・・・・・なっちゃって・・・・・・・」  
正気に戻った由梨が組のみんなを見て、泣き出す。  
由梨は泣きながら毒蝮家でのことを語りだした。  
毎日のように身体に注射される変な薬。  
その薬によって体を蝕まれ、薬なしでは生きていけなくなってしまった自分。  
「いいんだよ、由梨。いいんだ。どんな身体になっても由梨は由梨だから・・・」  
それを両親が優しく抱きしめる。  
「ごめんね・・・由梨・・・・・・・・・本当にごめんね・・・」  
由梨は両親に抱きしめられ、薬の影響が出ているものの、なんとか正気を取り戻した。  
「勇人君・・・・・・わたし、待ってるから!!」  
由梨はボーっとする頭をなんとか制御して言葉を搾り出す  
「うん・・・必ず、戻ってくるよ・・・・・・由梨ちゃん・・・」  
勇人はすぐに警察に連絡を入れ、自首した。  
当然罪に問われたが、佐倉一族の証言を聞き、情状酌量の余地があるとして罪は幾分か軽くなったようだ。  
由梨の帰還は学園にとっても吉報だった。  
あれから学園側は消えた女生徒達の捜索にあたったが、教授のプログラムにより操られていた女の子達は皆住所不定で目撃証言を頼りに地道に探すしかなかったので難航したのだ。  
当然、マスコミに知られると大問題になりかねないので、警察にも相談はできない。  
捜索が難航し、2年の200人の女の子の中で由梨が一年後に帰還した時には70人ほどしかかえってきていなかった。  
3年生のほうも数字は若干違うが、ほとんどの女の子はまだ戻ってきていない。  
由梨は学校に戻ると、研究員達は由梨の身体を修復して刺青は完全には元に戻せない可能性はあるが、  
一応消すことができるし、金歯や乳首の色素も元に戻せることを教えてくれた。  
それを聞いていくらか気が楽になった由梨は、何度か研究員達に感謝すると、  
全校集会の時に全校生徒の前で壇上に上がった。  
「わたし・・・は・・・2年A組・・・毒蝮由梨・・・です。 旧姓は佐倉・・・です。」  
由梨は薬によって未だにボーっとする頭をなんとかシャキっとさせて話をする。  
由梨の自己紹介に事情を知る上級生もあまり知らない1年生も騒然とする。  
「ご存知の通り・・・私た・・・ち2年生と・・・3年生・・・は教授により・・・・・・数々の・・・非人道的・・・扱いを・・・受けてきました。  
私は・・・教授に・・・操られて、ヤクザの家に・・・連れ去られました。そこで、私は・・・強制的に・・・・・・婚姻届を、出されて  
佐倉由梨から・・・毒蝮由梨に、なりました。 子供も、1人産んで、今、おなかの、中に・・・もう一人、います。  
私の身体は・・・穢され、傷つけられました。タバコの火で、陰毛を焼かれ、  
お尻に、浣腸をされ、子宮の・・・中に、精子を、いっぱい出され、多くの男のヒトに・・・犯され・・・続けました。」  
由梨は一つも包み隠さず事実を語っていく。  
由梨は全校生徒の前で制服を一枚ずつ脱いでいく  
ざわざわ・・・  
思わずざわつく全校生徒。 2年3年はすぐに落ち着いたが  
一年生は驚愕の表情でそれを見ている。  
全校生徒の前で裸になった由梨の身体には、ピアスや刺青が施されている。  
秘所の陰毛は綺麗に跡形もなくなくなっている。  
さらに後ろを向くと、前とは比べ物にならないくらい毒毒しい刺青がされていた。  
「これは・・・私が、その組の女に・・・なった証です。ドリルで・・・胸に、穴を開けられて・・・針で体中に、墨を入れられました」  
「ヒドイ・・・・・・」  
全校生徒の女生徒からは同情の言葉がかけられる。  
男生徒も、由梨の裸が晒されているのに誰も興奮したりせず、鎮痛な表情でそれを見ていた。  
「私の身体は・・・こんなに・・・されてしまいました。ですが、この学校の、技術を使えば、元に・・・戻せるそうです」  
それを聞いて安心したようにホッとする全校生徒。  
「元に戻してもらう前に、みんなに・・見せて・・おきたかったんです。 この学校の・・・教授と呼ばれている・・・悪魔が、してきたことの・・・残酷さを」  
由梨の言葉に真剣に耳を傾ける。  
 
「ヒトの身体は、ヒトの心は、私の・・・この身体のように、悪意ある者の、手によって・・・簡単に・・・穢されてしまいます。  
だけど・・・穢された心を、元に戻すには・・・・・・その何倍もの・・・時間がかかるんです!」  
「だから・・・・・・私たちは、決して・・・教授の悪行を、許すわけにはいきません。  
そして失踪した残りの2・3年生女子を全員見つけて学校に連れて帰らなければなりません  
私の友達も・・・・・・まだ帰ってこないんです・・・。  
小さくて元気で、素直で・・・妹みたいにカワイイ歩美・・・  
運動音痴で・・・どんくさいけど、友達思いで・・・優しい加奈・・・  
私の友達だけじゃ・・・ありません。私達2年生の・・・多くは、今すぐにでも、学校を飛び出し、友達を・・・探しにいきたいんです。  
ですが、私達や・・・学園のヒトの力だけでは、彼女達を・・・見つけることが難しいんです。みなさん、お願いします。私と一緒に探すのを手伝って・・・ください」  
そういって由梨は何度も頭を下げる。  
由梨の身体はボロボロで、苦しいはずなのに、一度も息切れでハァハァすることはなかった。  
由梨の身体の底から振り絞った、魂の演説だった。  
全校生徒の答えは一つだった。  
『許されざる者』教授の悪行を決して許してはいけない。  
消えた女の子達を一刻も早く救出したい。 その思いは一つになった。  
由梨は歩美や加奈を捜索する一方で、佐倉組の組長から次期組長に指名された。  
普通は女性が継ぐことはないので最初は驚いた由梨だが、しっかり考えた後に承諾した。  
由梨は相変わらず学校の制服を好んで着ており、抗争のさいには制服姿で敵対するヤクザと戦った。  
組の者達に支えられ、力を取り戻した由梨は極道女子○生と呼ばれ恐れられた。  
歩美の発見には時間がかからなかった。  
歩美はAVにも出演するようになり、そのアイドルのような外見からすぐに人気を集めて有名になったからである。  
関連作品は50本以上出ており、AV売り場には杉村歩美専用コーナーまでできるほどの人気だ。  
これは歩美が主演のAVだ。  
歩美が公衆トイレの男子トイレに潜入し、入ってきた人といきなりセックスをはじめるといった内容のAV  
次々と20人ほどとセックスし、持参した道具を使ってSMプレイをしていく。  
歩美は総受けで、ひたすらMの女を演じ続ける。  
「ぁぁ・・・いい・・・・・・歩美をもっといじめてぇ・・・・・・もっといじめて欲しいの・・・・・・」  
その迫真の演技は、とても演技とは思えない迫力があると評判で、ますます人気は高まっていく。  
やらせくさい内容だが、歩美はやらせじゃなくても喜んでやっただろう。  
さらに、全裸になって全身にバターを塗りたくり、犬に舐めさせるというAVもあった。  
全身がテカテカになるまで塗られたバター。 そこに中型犬がやってきて、由梨のおっぱいやおまんこに塗られたバターをむさぼるようになめとっていくのだ。  
「はぁぁん、ラッキー・・・いいわ、もっと舐めてぇぇ」  
その歩美のセリフにはやらせっぽさは一切ない。本当に感じているんだろう  
そんなことはお構いなしにラッキーは由梨のおまんこの中にまで舌を伸ばし、膣内の溝の隙間についてるバターまで余すことなく舐めていく。  
人間に舐められているのとはまた違った感触と、獣に舐められているという背徳感が由梨をもだえさせる。  
「あああん、イクゥゥゥゥ」  
歩美は犬にアソコを舐められて、弓なりに身体をのけぞらしていた。  
歩美は数え切れないほどの男性とセックスをしてきたが、由梨ほど身体をいじられてはいなかった。  
立松は歩美のAVを製作販売している会社に乗り込むと、仕事中の歩美を抱きしめ、その名を呼ぶ。  
「歩美!!」  
「・・・・・・幸平君・・・」  
最初は立松を取り押さえようとしていた関係者も、知り合いだとわかって取り押さえるのをやめる。  
「歩美・・・迎えにくるのが遅くなってごめん」  
「ううん・・・ありがとう・・・。私、怖かった。ずっと一人で怖かった・・。だけど、また幸平君と会えて嬉しい」  
そう言って抱き合い、口付けをかわす。  
「歩美、今の仕事は楽しいか?」  
「・・・・・・・・・うん。風俗で働くのは嫌だけど、AVの仕事は楽しい・・・この仕事をしていてすごく充実してるのがわかるの」  
「そうか、ならそれでもいい・・・僕は・・・応援するから」  
「うん!」  
幸平は歩美がAV女優を続けることを承認し、見守ることにした。  
歩美は学校に戻り、学校に通いながらAV女優を続けることになった。  
 
そして加奈は・・・。  
 
多くの犠牲者を生んだ教授の事件。それは爪あとを残したまま人知れず静かに幕を閉じようとしていた。  
独房で死刑を待つ身だった教授と面会室で面会した元・生徒の手により、殺されてしまったのだ。  
「そうか・・・最後になっ・・・て、ようやく・・・わかった・・・・・陽子の・・・あの時の・・・言葉は・・・そういう意味・・・だったの・・・か・・・陽子・・・・・・約束、守れなくて・・・・・・ごめんね」  
教授は謎の言葉を発した後、最後は涙を流し、静かに息を引き取った。  
そして教授の死と同時に黒チップは永久に解除されることはなくなったのかという懸念もムダになった。  
女の子達の脳に根を下ろしたチップは、教授の死と同時に嘘のように引いていき、自分から外れたのだ。  
それはまるで教授の呪いが解けたようだった。  
 
警察によって調べられた彼の部屋には何千枚もの佐倉由梨に似た顔をした少女の写真が飾られていた。  
その写真の女性は、どの写真もカメラに満面の笑みを向けていた。  
そして、一つだけ丁寧に額縁に入れられ飾られていた写真があった。 それは毒蝮の部屋にも同じものがあった。  
高校の学生服を着た教授と毒蝮と由梨の両親の4人が仲良く笑顔で映っている。  
その写真の裏には佐倉陽子の直筆のコメントが書かれていた。  
 
「いつまでも仲のいい3人でいようね」  
 
教授は写真については黙秘権を使い、死ぬまで一言も語ることはなかった。  
 
2年後・・・。  
勇人の出所の日、刑務所から出てくる勇人を3人の学生がそれを迎えた。  
刑務所から出てきたというのに、勇人の表情は晴れやかで、入る前よりもいい顔をしているように見える。  
由梨は勇人の姿を見ると一目散に駆けつけ、抱きついた。  
「お帰り、勇人!」  
「・・・ただいま!」  
由梨は勇人によってされたことを全て知った上で、勇人を許した。  
二人は改めてゼロから交際を始めるようだ。  
再会の喜びをわかちあう4人。 だが、そこに加奈と長谷川の姿はない。  
「長谷川は、今も加奈ちゃんを探しているの」  
歩美が勇人に教える。  
「そうか・・・加奈ちゃんは今頃どうしてるのかな・・・」  
「きっとどこかで生きてる・・・・・・私はそう信じてる」  
由梨の言葉に3人も頷く  
「僕達も一緒に探そう・・・・・・・・・加奈ちゃんが見つかるその日まで世界中を、ね」  
「うん・・・!」  
歩美も由梨も、大きく人生を歪められてしまった。 歩美はAV女優。由梨はヤクザの組長・・・。  
入学した当初の彼女達からは考えられない進路だったが、彼女達も、勇人達もそれを悲観することはなかった。  
綺麗で、清楚で、王道を行くだけが人生じゃない。それ以外にも楽しい人生はいくらでもある。そのことを皮肉にも教授に教えられた。  
 
加奈は遠い異国で彼らの姿を思い浮かべながら、厳しい生活を耐え抜いていた。  
連れてこられたのは独裁国家で、日本など世界の国々から鎖国をして久しい。  
この国は多くの謎に包まれており、立ち入ることすら難しい。  
そんなところに、加奈はいた。  
加奈は学生時代の楽しかった日々を懐かしく思いながらも、それから何十年もの間その国で生活を続けた。  
長谷川が加奈を発見したのはいなくなってから15年。 無事日本に連れて帰ったのは失踪から40年も後のことであった。  
 
あの学園の隅に立てられた小さな教会に6人だけが集まって開かれた小さな結婚式・・・。  
ずいぶん歳をとった二人の男女が、はじめで出会った場所で永遠の愛を誓い合った。  
アイドルよりも綺麗だといわれていた3人も年をとり、若い頃の美しさは失われてしまったけれど  
6人の顔にはあの頃と変わらない笑顔が浮かんでいた。  
 
 
〜完〜  
 

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