少女 田尻カナは、肛門の痛みに悩まされていた。
母に病院にいったほうがいいと言われ、渋々ながら受診することにした。
今日受診するところは、予約をすれば誰とも会わずに診療出来るらしく、カナは少し安心していた。
診療所は綺麗なところだった。
中に入ると受付以外に誰も居らず、すぐに診察室に通された。
診察室にいた医師は、初老の紳士風の男性だった。
「田尻カナさんですね?」
「は、はい」
「今日はどういったご用件で?」
「さ、最近お尻の穴が痛くて……」
「いつ頃からですか?」
「3日程前から……です」
「普段便秘はしていますか?」
「はい」
「最後に出した日はいつですか?」
「3日前です……」
「はい、わかりました。では診てみましょう」
「は、はい」
「性器も診ますので、下着は全部脱いじゃってください」
「え……? あ、アソコも診るんですか?」
「はい。女性は性器と肛門が近いですから、なにか感染してないか診る必要があるんです」
「わ、わかりました」
カナは医師に背をむけ下着を脱いだ。
「下着はその籠の中に入れておいてください。そしたら、ベッドの上で四つんばいになってください」
「はい」
カナは下着を籠に綺麗にいれ、ベッドにのぼり、尻を医師のほうへ突き出した。
「まず性器のほうから診ますね」
手袋をつけた医師の手が、閉じた一筋のカナの性器を押し開けた。カナのピンク色の性器が、医師の目前に表わとなってしまった。
ガーゼに染みた冷たい消毒液の刺激がカナの性器を包む。
カナが恥ずかしさに耐えていたら、開かれた性器から感じる空気の感覚は無くなっていた。
「次は肛門を診ますよ」
冷たい刺激が肛門に広がる。
「力を抜いてくださいね」
医師の指が肛門に侵入してくる。その指は遠慮なくカナの中をまさぐる。
「ここ痛いですか」
「いえ……」
「ここはどうですか」
「平気……です」
医師の指が患部に触れる。
「っ!」
「ん? ここかな?」
医師が患部の状態を確認する。
「指を抜きますので力を抜いてください」
医師の指はゆっくりと引き抜かれた。
「お薬注入しますからね」
医師は薬をカナの尻の中に注入する。
さらに、慣れた手つきで肛門と性器を拭いた。
「ん……」
「はい、終わりましたよ。下着を履いても結構ですよ」
「は、はい」
カナは籠から下着を取出し素早く履いた。そして、医師に向かい座った。
「排便の時に力みすぎて肛門の中に出来物が出来たようですね」
「は、はい」
「お薬と浣腸を出しておきますね。後、食物繊維と水分をよく摂ってください」
「はい」
「来週も同じ時間に来てください。お大事にどうぞ」
「ありがとうございました」
こうしてカナの診察は終わったのだった。