「くそっ、この私がなんという失態だっ!」  
 
力任せに床に叩きつけた拳が、べちゃりと粘着質な音を立てて屈辱の白濁液を跳ね飛ばした。  
ここはアルハザード城の地下にある一室だ。  
その石床のあたり一面にまき散らされた魔獣の体液は、囚われた少女の全身をも淫猥に飾り立てていた。  
ツインテールにまとめられた蒼の髪も、透き通るほどの白い肌も、オレンジを基調としたエルフ族の伝統衣装も。  
 
「くそっ、くそっ」  
 
しかも魔獣の精液に侵されたのは体の外側だけではない。  
つい先ほどまで何も受け入れたことのなかった膣内で好き放題暴れられ、その最奥にある子宮にもたっぷりと注がれてしまっていた。  
しかもあろうことかその後ろにある不浄の穴から挿入された触手に口まで貫通され、内蔵全てにまで臭い立つ牡液を塗りこめられたのだ。  
既に魔獣本体は消え失せているが、いまだに喉に何かが詰まっているような息苦しさが残っている。  
だがハイエルフの少女にとって何よりも許せなかったのは、そんな暴虐に対して自分が快感を得てしまったことだった。  
無論それは最初に無理やり飲まされた魔獣の体液の持つ催淫作用のせいだということは理解しているが、それでもプライドの高い彼女には到底許せることではない。  
 
(あのクソガキ、絶対に許さないからな)  
 
胸を焦がす憤怒を燃料に、ラヴィは床に這いつくばっていた体を起こした。  
動いた拍子に膣口から精液があふれ出した感触に形のいい眉をしかめながら、自身の状態を改めて確認する。  
当然、人外の陵辱に晒された全身はひどく疲弊していた。  
腕を上げることすら辛いほどだが、もともと体術の類は得意ではない彼女にとって体の方はそれほど問題ではない。  
起伏に乏しい胸の前で手のひらを合わせ、口早に不可思議な言葉を紡ぎだした。  
ハイエルフにとっては慣れ親しんだ全身に魔力が巡る感覚にわずかな安堵を覚える。  
だが普段に比べると明らかにその流れが悪い。  
それもまた、無理やり飲まされた魔獣の体液のせいだ。  
本気になれば一国の軍隊を丸ごと相手にすることもできるほどの膨大な魔力を持つハイエルフが、まるでただの少女のように陵辱されることになった最大の理由。  
 
「まあ、こんなものか」  
 
ゆっくりと広げた手のひらの間に生まれた弱弱しい光球。  
通常時に比べれば半分にも満たない光量だが、一切の魔力生成を封じられていた時に比べればはるかにマシと言えた。  
 
「くくく、随分可愛がってもらったようですねぇ」  
「――くっ、貴様!」  
 
薄暗くじめじめした地下室に、それにも負けないほど陰湿な男の声が響いたのはラヴィが光球を消したのとほぼ同時だった。  
 
(――今のを見られたか? いや、それはないな)  
 
一瞬ひやりとするが、すぐにその考えを否定する。  
もし多少なりとも彼女の魔力が回復していることがわかっているなら、のんきに目の前に立っていられるわけがない。  
人間とハイエルフでは元々の魔力量が桁違いなのだ。  
半分どころか通常時の1割の力であっても人間如きの魔術師相手なら充分だった。  
つまりどんなに憎んでも憎みきれないこの男――ジーン・マクダウェルは、まだ彼女が魔術を使えないと思っているはず。  
念のため注意深く男の姿を探ってみるが、魔力の流れを読むことに長けたエルフの紫の瞳は、目の前の魔術師の姿が幻像の類ではないことを確信させてくれた。  
 
(調子に乗っていられるのも今のうちだ。  
 さて、どうやって料理してやろうか)  
 
ハイエルフのみが使える強大な魔術を用いれば、一瞬で灰も残さず焼き尽くす事も簡単だ。  
だがそれだけでは到底心が収まらない。  
ラヴィは自分が受けた屈辱を何倍にもして返すにはどうするべきか、一瞬でその方法を何通りも思いつきそこから吟味を開始する。  
だが、その思考が結論にたどり着くことはなかった。  
 
「どうですか、優位種たるハイエルフが低級な魔物に処女を奪われた気分は?  
 せっかく百年以上も取っておいたのに残念でしたねぇ」  
「お、おまえぇっ!」  
 
眉が吊りあがり意志の強そうな瞳が視線だけで相手を射殺さんとばかりに燃え上がった。  
だがそれを向けられた魔術師は自身の優位を確信しているのだろう、そよ風に吹かれた程度にしか感じていないらしい。  
 
「おや、その様子だと本当に処女だったようですねぇ」  
 
あまつさえ、そんな言葉で激昂するハイエルフの心を弄ぶ。  
だが、ここまでだったらまだラヴィも止まれただろう。  
しかし次の言葉は完全に彼女の自制心を粉砕した。  
 
「私も見たかったんですが、なにぶんシリル王女が私のコレをくわえ込んだまま放してくれませんでしたからねぇ」  
「――殺してやるっ!」  
 
自分だけでなく、幼い頃から目をかけていた王女までもがこの男の毒牙にかかったという事実。  
共に囚われた以上、普通に考えれば無論その可能性にたどり着くのは簡単だ。  
それでもあえて考えないようにしていた残酷すぎる事実を突きつけられて、ラヴィの理性は一瞬で蒸発してしまった。  
 
もはや1秒たりともこの男と同じ空気を吸っていることに耐えられない。  
地下室が崩落する可能性すら忘れ、自分の持つ中で最大の魔術を行使することに決めた。  
 
「なっ、魔力が!?」  
 
本調子ではないとはいえ、小柄な体からあふれ出し長いツインテールをなびかせる魔力量は人間から見れば圧倒的だ。  
驚愕に顔面を凍りつかせながら、男も慌てて詠唱を開始する。  
おそらくあのハイエルフにとっては天敵とも言える魔物を再召喚しようというのだろう。  
しかし洗練されつくしたエルフの高速詠唱に比べれば、人間のそれは牛の歩みが如く鈍重だ。  
男が1匹召喚する間に、ラヴィは優に3度は男を殺すことができるほどその差は絶対的だった。  
 
(遅いわ! 地獄で自らの罪を思い知るんだな!)  
 
呪文完成まであと数秒。  
完成すれば先ほど出したただの光球に比べはるかに大きく、その内に秘められた殺傷力は無論比べるまでもないプラズマ球がジーンを焼き尽くすだろう。  
だが――。  
 
「な、なんだと!?」  
 
高まっていた魔力が、まるで穴の開いた風船のように萎んでしまう感覚にラヴィは詠唱を止め目を白黒させてしまう。  
慌てて再詠唱に入るが、今度は最初から魔力が高まる感覚すらない。  
 
「どういうことだ、これは!? さっきは確かに使えるようになっていたはずだ!?」  
「……くくく、無様ですねぇ」  
 
ギッと睨みつけるとジーンもまた詠唱を中断していた。  
だが心ならずも中断させられたラヴィと違い、彼が余裕ゆえにそうしたことはそのいやらしい笑みから明らかだ。  
こうなってみれば先ほどの動揺した様子すら演技だったのかもしれない。  
 
「お前、何をした!?」  
「何をもなにも、初めてというわけではないでしょう?」  
 
確かに、この魔力生成が完全に封じられた状態は初めてのものではない。  
だがその効果を持つ魔物の体液が効果を失いつつあったことは先ほど確認済みだった。  
 
(改めて飲まされたわけでもないのに、ここでまた効果が戻ってくるなどないはずだ。  
 だ、だが、くぅぅぅ、この感じはぁぁぁ!?}  
 
異変は魔力生成ができなくなったことだけではなかった。  
全身、特に下腹部が火であぶられたように熱を持ち始めたのだ。  
未だべっとりと精液にまみれた白い肌が赤みを帯び、ぶわっと汗を滲ませた。  
自然息遣いが荒くなり、敏感な場所を思い切りかきむしりたい衝動に襲われる。  
新たな液体が股間からとろりとあふれ出し、それが内股を伝う感覚さえもがひどく気持ちよくて膝が崩れ落ちそうだ。  
 
「はぁっ、はぁっ、な、なぜだ!? なぜ、こんなぁ!?」  
「やれやれ、聡明さで知られるハイエルフにしては察しが悪いですねぇ。  
 あなたが股の間から垂れ流しているザーメンが何のためのものか、まさか知らないわけがないでしょう?」  
 
{まさか精液にも魔力阻害と媚薬効果があったというのか?  
 いや、そんなはずはない。  
 それならそもそもさっきの光球すら出せなかったはずだ}  
 
ぶり返してきた官能に翻弄されたながら、それでもラヴィは思考を巡らせる。  
だが、その行き着く先は絶望としかいいようのないものだった。  
 
「ま、まさか……」  
 
一度陵辱に晒されてなお崩れなかったハイエルフの強気がついにゆらぐ。  
彼女がたどり着いた結論はそれほど最悪のものだった。  
 
{そんな……そんなはずがない。  
 この私が、ハイエルフであるこの私があんな魔獣との間に――}  
 
その考えを振り払うように長いツインテールを振り乱しながら首を振りたくるラヴィ。  
 
「おめでとうございます、と言っておきましょうか。  
 出生率が極端に低いハイエルフが初めての性交で妊娠するなんておめでたい限りですよ。  
 もっとも、それがあの魔獣の力なんですがねぇ」  
「い、いうなぁ!」  
 
必死に否定していた考えを改めて言葉にされパニックに陥る。  
 
「うそだ、うそだうそだうそだぁぁ――おほぉお!?」  
 
そこへその最悪の想像を裏付けるような胎内からの衝撃。  
今度こそ耐え切れず膝が折れ、床の上にうずくまる羽目になってしまった。  
 
「あぉ、うふう、うあああ」  
{うご、動いているぅ!? なかでえぇぇ!?}  
 
気のせいだと思いたかった。  
だがそう思い込むにはあまりにもそれは強烈過ぎる感覚。  
極限まで敏感にさせられた子宮壁、防御のしようがないそこを何かがごりごりと摩擦しているのだ。  
それは腹に当てた手のひらでも感じ取れるほど激しい動きで、そこから生み出される肉悦はあまりにも耐えがたかった。  
しかも子宮内の何かは1秒ごとにその体積を増し、その存在感をますます高めていく。  
 
「ま、まさか……」  
 
一度陵辱に晒されてなお崩れなかったハイエルフの強気がついにゆらぐ。  
彼女がたどり着いた結論はそれほど最悪のものだった。  
 
{そんな……そんなはずがない。  
 この私が、ハイエルフであるこの私があんな魔獣との間に――}  
 
その考えを振り払うように長いツインテールを振り乱しながら首を振りたくるラヴィ。  
 
「おめでとうございます、と言っておきましょうか。  
 出生率が極端に低いハイエルフが初めての性交で妊娠するなんておめでたい限りですよ。  
 もっとも、それがあの魔獣の力なんですがねぇ」  
「い、いうなぁ!」  
 
必死に否定していた考えを改めて言葉にされパニックに陥る。  
 
「うそだ、うそだうそだうそだぁぁ――おほぉお!?」  
 
そこへその最悪の想像を裏付けるような胎内からの衝撃。  
今度こそ耐え切れず膝が折れ、床の上にうずくまる羽目になってしまった。  
 
「あぉ、うふう、うあああ」  
{うご、動いているぅ!? なかでえぇぇ!?}  
 
気のせいだと思いたかった。  
だがそう思い込むにはあまりにもそれは強烈過ぎる感覚。  
極限まで敏感にさせられた子宮壁、防御のしようがないそこを何かがごりごりと摩擦しているのだ。  
それは腹に当てた手のひらでも感じ取れるほど激しい動きで、そこから生み出される肉悦はあまりにも耐えがたかった。  
しかも子宮内の何かは1秒ごとにその体積を増し、その存在感をますます高めていく。  
 
「う、うひぃっぃぃぃ!?」  
 
不意に全身を持ち上げられる浮遊感に情けない悲鳴を漏らすラヴィ。  
いつの間にか少女の周囲には魔法陣が浮かび上がり、そこから無数の触手があふれ出していた。  
それらがラヴィの触れるだけで折れそうなほど華奢な手足といわず胴といわず巻きつき空中へと誘ったのだ。  
そのまま両手を万歳するように挙げ、足はM字に固定され、憎むべき敵魔術師に秘すべき場所を見せつけるような体制を強制された。  
 
「記念すべき初産ですからねぇ。  
 父親にも立ち会ってもらうことにしましたよ」  
「は、はなせっ! はなせぇぇ! みるなぁぁぁ!」  
 
肉体的には人間の子ども程度の力しかない彼女がどんなにもがいたところで触手を振りほどくことなどできない。  
それは初めての陵辱でいやと言うほど思い知らされていた。  
だからといって大人しくしていることなどできるはずもないのだが、皮肉にもそれがラヴィをさらなる地獄に追い込むことになる。  
無理に体を動かしたことで子宮内が圧迫されたのか、胎内の子どもが暴れ方を激しくしたのだ。  
 
「おほおお、うご、やめ、うごくなぁぁ、おねがいだからぁぁあぁ!  
 かんじてしまう、かんじてしまうんだぁぁ!」  
 
ついには外から見てもわかるほどぽっこりと膨らんできた腹を上下させラヴィは喘ぎを上げつづける。  
 
「いひぃぃ、しり、しりにもぉ!?」  
 
魔獣の触手が1本、ラヴィの慎ましやかな菊門に無遠慮に触れてくる。  
1度は口まで貫通されたそこは、軽く力をかけられるだけで苦もなく触手を受け入れてしまった。  
圧倒的な長さを持つ肉紐に、腸壁全体をなぞりあげられる激感は2度目といえど慣れられるものではない。  
 
「おほう! おおお! おああああああ!?」  
 
胎内とアナル、父子の連携プレイによって許容量をはるかに越えた快感を浴びせられる。  
もはや口からは意味のある言葉を発することすらできず、膣口からは彼女自身の愛液と子の分泌する媚薬体液の混合したものを断続的に吹き散らしながら狂乱した。  
 
限界まで追い込まれたラヴィの精神に止めを刺すかのように、胎内の魔獣がその動きを変化させる。  
特定の方向性なく身をうごめかせていたそれまでと違い、ある一点を目指し始めたのだ。  
もちろんそれは――。  
 
{う、うまれてしまう!? いやだあああ、そんなのいやだああ!? あっひぃぃぃぃ!}  
 
魔物の子どもを産み落とすことへの嫌悪と背徳。  
そうは思っても抵抗のしようがない。  
それもまた魔獣の体液の効果なのか、柔らかくなった子宮口をぐにゅりとこじ開けられた瞬間、目の奥で火花がはじけるほどの官能を味合わされる。  
しかもその快感は一瞬で終わるわけではなく、表面に無数の肉イボを持った魔獣が子宮口を通過する間中ずっと続くのだ。  
 
{だめだ、イク、イッてしまう! 魔物の赤ちゃん産みながらイッてしまううう!}  
 
空中に拘束された体をビクビクと痙攣させながら、様々な体液をシャワーのようにまき散らしての出産絶頂。  
 
「い、イってるのぉぉ! イってるからもう動くなぁぁ!  
 こんなのでイキたくないのにぃぃぃ!?  
 おかしくなる、ほんとうにおかしくなっちゃうぅぅ!!」  
 
それに伴って収縮する膣に抵抗するように、より一層激しく身をくねらせる魔獣の動きにさらなる快楽を強制的に送り込まれ、浮き上がった精神が戻れなくなる。  
 
「でるっ、赤ちゃんでるぅぅうぅぅぅぅぅぅう!!」  
 
膣口が内側から押し開けられ、母親の一際大きな叫びとともに魔獣の幼生が頭をのぞかせひと息にその身を外へと引きずり出す。  
その瞬間、ラヴィの魂はそれまで味わったことない法悦へと導かれていた。  
 
「あひぃ、吸うなぁ、吸っても出ないのにぃ」  
 
成長のおそいハイエルフ故にほとんど膨らみのない胸。  
その片側を自分が産み落とした魔獣に吸い付かれたラヴィが切ない悲鳴を上げつづける。  
母乳こそ出ないが、そこの感度そのものは媚薬の効果で極限まで高められているのだ。  
それを遠慮なしに吸いたてられ、出産に伴う連続絶頂直後の体はすぐさま次の頂へと駆け上っていく。  
しかも魔物との間のものとはいえ、仮にも自分が産み落とした子どもに胸を吸われているという状況に倒錯的な母性すら呼び起こされてしまう。  
赤ん坊に胸を吸われてよがり狂っているという自覚が。誇り高いハイエルフの少女の精神を切り崩していく。  
 
「うああ、子宮やめろぉ、またできちゃうからぁ!」  
 
そうやって胸に意識を奪われていたところへ不意打ちのように科せられる膣内挿入。  
親魔獣が出産直後の母体を気遣うことなく2匹目の種付けを開始したのだ。  
 
「ふむ、どうやら母乳生成に関してだけはハイエルフと相性が悪かったみたいですねぇ。  
 しかたありません、そこは適材適所といきましょう」  
 
それだけ言い残し、ジーンが部屋から立ち去っていく。  
 
「おへああああ、、またイクっ、赤ちゃんにおっぱい吸われてイクっ!  
 また妊娠しながらイクゥゥゥゥゥ!」  
 
そのことにすら気づかず、今や被虐の母親となったハイエルフの少女はいつまでも嬌声を部屋中に響かせていたのだった。  
 

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