【ハムスター少年の誕生日】  
 
「き、今日も寒いね明日香……君」  
学校に行く途中で葉月がボク(明日香)に話しかけて来た。  
「ああ、冬だからね」  
「だから…そ…その……一緒に手を…」  
「手がどうかしたの?」  
「うっ、ううん!な…なんでもないよ…」  
「…葉月、言いたい事があるならはっきり言ってってずっと前から言っているよね?」  
「ご……ごめん…」  
葉月はシュンとうつむきながらボクに謝る、もうこれで何度目だろう?  
葉月とは幼稚園からの長い付き合いになるけど、常にオドオドしていて臆病な所は今も昔も全く変わっていない。  
唯一、変わった事といえばボクよりも葉月の方が身長が高くなった所だろうか。  
葉月も小柄な方だけどボクはさらに小さい……葉月が154cmに対してボクは152cmと来た。  
ボク自身の華奢な身体と童顔のせいで葉月の『妹』と間違われる事も何回かある。  
全く不愉快だ、ボクは男なのに女の子と間違われるなんて実に不愉快だ。  
「ど、どうかしたの明日香君……?」  
「いや、なんでもないよ…気にしないで」  
「あ、うん……分かった……ところで…」  
「うん?」  
葉月はモジモジと身体を動かしてボクの方を見つめる。  
 
「今日…明日香君の…誕生日…だよね?」  
「…ああ、そうだっけ」  
そういえば今日はボクの誕生日だという事をすっかり忘れていた。  
「そ、それでね…私…」  
「まぁ、誕生日だからといって特に気にする事でもないだろう。もう誕生日を嬉しがる年歳でもないし」  
「えーと、私……明日香君に……」  
「おっと、もうそろそろ時間だから走るよ葉月!」  
「あっ、ま…待ってよ〜!明日香く〜ん!」  
ボクの後を一生懸命に追いかける葉月の姿はどこか危なっかしい。  
葉月が何か言おうとしていたのは気になるけど今は遅刻しないように走らないといけない。  
ボクは葉月が転ばない程度に学校へと走っていった。  
 
「やあ、ハムっち!」  
放課後の教室で、大きな掛け声と共に一人の女子が帰る準備をしているボクの肩を馴々しく叩く。  
「ねえ瑠奈、いい加減その呼び方はやめて欲しいんだけど…とっても腹が立つからさ?」  
「まぁまぁ、そうカリカリしないの!せっかくの可愛い顔が台無しよ?」  
苛立ち気味のボクをからかう様に瑠奈は笑いながらボクの頭を撫でる。  
「…やめて欲しいんだけど」  
ボクは頭を撫でる瑠奈の手を軽くはたく、全くこいつにはデリカシーというものがないのだろうか?  
 
瑠奈は葉月と同じく幼稚園からの付き合いだけど、はっきり言ってボクは彼女の事が苦手だ。  
顔を合わせる度に頭を撫でて来るし、ボクの事を可愛い可愛いと連呼するし、子供扱いするし、とにかくボクの嫌がる事ばっかりして来る。  
『ハムっち』という呼び方もボクの姿がハムスターみたいで小さくて可愛いからだと……全く腹が立つ。  
「ごめんごめん、それにしてもハムっちって子供扱いされるの嫌いだよね〜、見た目は本当に可愛いのに!」  
瑠奈は全く悪びれる事もなくまたボクの事を馬鹿にする、人の話を聞いていない証拠だ。  
「フン、ボクは見た目だけで臆病で女々しい性格だと思われたくないだけ、ボクは人を見た目で判断する奴が嫌いなんだ。  
ボクは自分の身体が小さいという理由で卑屈な人間にはなりたくない……ただそれだけだよ」  
男子たる者、常に男らしくなければならない…それがボクの信条だ。  
「うんうん、ハムっちは可愛いけど性格は男らしいからね!  
……葉月が好きな理由も本当によく分かるよ…」  
「ん?今、何か言った?」  
「ううん!ただハムっちが今日も可愛いな〜って言っただけ!」  
「……だから、可愛いって言うのやめてくれない?」  
全く、頭が痛くなる。  
 
「あっ、今日ってハムっちの誕生日だったよね?葉月がハムっちにあげたいものがあるって言ってたよ」  
「あげたいもの……?一体なんだろう…」  
そういえば朝、葉月がボクの誕生日の事を聞いて来たな。葉月が何か言いたそうだったけどもしかしてその事を言おうとしていたのかな?  
「私もハムっちにプレゼントがあるんだ、はいこれ!」  
瑠奈は鞄から何かを取り出してボクの頭に付けようとしたが、ボクはそれを難無くかわす。  
瑠奈が付けようとしたもの、それはネズミ耳のヘアーバンドだ。  
「もう、せっかくハムっちのために持って来たのに〜!」  
「あのねぇ……いい加減にしないとボクも怒るよ?」  
「ごめんごめん!そんなに怖い顔しないでよ、もうしないからー!」  
瑠奈は笑いながらヘアーバンドを鞄にしまう……ちょっと待て、それはボクの鞄だ。  
「瑠奈、なんでそれをボクの鞄の中に入れるのかな?」  
「だって、せっかく買ったんだから捨てるのも勿体ないと思って…ハムっちにあげたものだしね!」  
「……もういいや、ボクはもう帰るよ、それじゃあ」  
これ以上、瑠奈に怒っても意味がないだろう、ただ疲れるだけだ。ボクは大きくため息を吐くと鞄を掴む。  
 
「ちょっと待ってハムっち、葉月ったら忘れ物しちゃって……このノートを届けてくれない?」  
「なんだ、また忘れ物をしたのか葉月は。全く…いつも帰る前に確認しろって言っているのに…」  
ボクは文句を言いながらも、瑠奈からノートを受け取る。  
まぁ、葉月の家はボクの家のすぐ隣りだから別に構わないか。  
「それじゃあ、頑張ってね〜ハムっちー」  
「頑張るって……何をさ?」  
「まぁ…色々とね!」  
「……変なの」  
ボクは瑠奈のさびしそうな表情と彼女の言った事が気になったけど、このまま教室にいたら何をされるか分かったものではないので、取り敢えず葉月の家に向かう事にした。  
 
葉月の家に着いたボクは呼び鈴を鳴らす。  
――ピンポーン  
「は、はーい!どちら様でしょうか…?」  
「ボクだ明日香だよ、忘れ物を届けに来たよ葉月」  
「あ、明日香君!?ちょっ、ちょっと待ってて、すぐに開けるから〜!」  
ドスンドスンと大きな音がした後、玄関のドアが開く。  
「ハァ……ハァ……ど、どうぞ…明日香君…」  
なんだか葉月の息が上がっているけど、何かあったのかな?  
「疲れているみたいだけど大丈夫か葉月?」  
心配になったボクは葉月に身体の調子を聞いてみる。  
 
「な、なんでもないよ!ちょっと準備してただけだから……」  
「準備?何の?」  
「そ、それはその……と、とにかくついて来て!」  
「あ、ああ……分かった」  
葉月に導かれるままボクは家の中に入る…一体、葉月は何をするつもりなんだろう?  
 
葉月に自分の部屋で待って欲しいと言われたボクは一人、彼女のベッドの上に座る。それにしても葉月の部屋に入るなんて久しぶりだ……子供の頃は毎日の様にお互いの部屋で遊んでいたのにな…。  
ボクが昔の頃を思い出しているとガチャッ…とドアが開き、コソコソと葉月が何かを隠す様に両手を後ろに回しながら部屋の中に入って来た。  
「どうしたんだ葉月?」  
「あ、あの……明日香君……」  
葉月は頬を赤く染めながらモジモジと身体を動かしていたが、何かを決めた様にボクの顔を見つめる。  
「明日香君……お誕生日おめでとう!」  
葉月は大きな声でそう言って、ボクに何かを差し出す。葉月が差し出したもの……それは手編みのマフラーだった。  
「これは……?」  
「そ、その……私……寒い日が続くから明日香君が風邪ひかない様にって思って……だから……作ったの…」  
葉月は恥ずかしそうに身体を震わせながらマフラーを握りしめる。  
 
そうか…葉月が渡したかったのはこれだったのか。  
「……ありがとう葉月、ボクのために編んでくれて……本当に嬉しいよ…ずっと大切にするね」  
ボクは微笑みながら葉月の編んでくれたマフラーを受け取る。  
「わ、私も…明日香君が喜んでくれて凄く嬉しい……」  
葉月は顔を赤らめながらもニコッとボクに微笑む。朝、誕生日を嬉しがる必要はないと言ったけどあれは間違いだった…やっぱり誕生日を向かえる事は実に嬉しい。  
 
「あ、あの…明日香君……実はね…もう一つもらって欲しいものがあるの……」  
「えっ?葉月の渡したいものってこのマフラーだけじゃなかったの?」  
「う、うん……明日香君にだけにしか……あげれないものがあるの……」  
「ボクにだけしか…?」  
一体なんだろう、葉月がボクにだけしかあげれないものって?  
「あ、あの……その、えーとね……」  
葉月は顔中を真っ赤にして、か細い声で口ごもっている…何をそんなに戸惑っているんだろう。  
しばらくの間、葉月はオドオドしていたがやがて何か決めた様に大きく深呼吸すると、ボクの方に顔を向ける。  
目には涙を浮かべ息を荒げている葉月の表情にボクは思わずドキッとしてしまった。  
 
「あ、明日香君!私の…私の初めてを……もらってください!」  
「……はい?」  
葉月の言葉にボクは間の抜けた返事をしてしまった。その…今、葉月は何をもらってくださいって言ったんだ?  
「えーと、葉月…君は今なんて言ったのかな?」  
「だからその……私とエッチしてください!」  
突然の葉月のお願いにボクの視界はグニャリと歪む…葉月の言っている事が理解出来ない。  
葉月の方はというと、潤んだ目でフルフルと身体を震わせながらもボクの目をジッと見つめボクの返答を待っている。  
「…葉月さ、君は自分の言っている事が分かっているの?そういうのは簡単にあげるものじゃあないんだよ?」  
「うん…分かってる……だからこそ…明日香君にあげたいの!私は……明日香君の事が大好きだから…」  
「葉月…」  
葉月の決意の言葉にボクは言葉を失った。葉月が自分の気持ちをこんなに強く伝えようとするのは初めてかもしれない。  
つまり、葉月はそれほどまでに覚悟しているという事なのだろう…。  
(一体どうすれば良いんだろう…)  
ボクは迷った、そういう事をするのはまだ早いんじゃないのかな…?いや、でも、葉月の決意を無下にしてはいけないし…本当にどうしたら良いんだ!?  
 
「やっぱり…私なんかじゃ……嫌だよね?」  
「いや、ボクはそういう訳じゃ……」  
「ううん……良いの…明日香君の気持ちは分かっているから……」  
葉月が泣いている……いや、ボクが葉月を泣かせているんだ。  
あの葉月が勇気を出しているのに何をやっているんだボクは?  
「ごめんね明日香君……馬鹿な事言って…いつも明日香君に迷惑をかけて……こんな私となんか…」  
「葉月!」  
ボクは葉月をベッドの上に押し倒す。葉月はきゃっと小さな悲鳴をあげ、ボクの顔をまじまじと眺める。  
何をオドオドしているんだボクは…情けない。ボクだって葉月の事が好きなんだ…考える必要なんてない、何を迷う必要がある?  
「ボクだって!葉月の事が大好きだ!」  
ボクは大きな声で自分の気持ちを伝える。  
「……本当?本当に…明日香君も私の事……好き…?」  
ボクは葉月の問いに対して無言でうなづく。それを見た葉月は涙をポロポロと流しながらボクに抱き付いて来た。  
「嬉しい……私…こんなに嬉しいの…生まれて初めて…」  
「ボクもだよ……葉月…」  
ボクと葉月はしばらくの間、お互いを見つめ合う。そしてボクは静かに目を閉じると、そっと葉月に口づけをする。  
 
「ん……」  
葉月はびっくりした様にビクンと身体を震わせる。柔らかい感触がボクの唇に伝わってくる。キスって……こんなに気持ち良いものだったんだ…。  
「んむっ!?」  
ボクは思わず声をあげてしまった、葉月が舌を入れて来たからだ。  
びっくりして唇を離そうとしたが、葉月が手をボクの頭に回しているため顔を動かす事が出来ない。  
葉月の舌がボクの舌に絡み付いてくる。ぬち…ぬち…という音が頭の中に響き渡って、どうにかなってしまいそうだ。  
お互いの唇が離れる、つつ――と透明な糸がボクの葉月の間に出来た。  
「明日香君…おっぱい……触って…」  
葉月は自分の服をまくって胸を露出させる。  
ボクは葉月に導かれる様に恐る恐る触ってみる。  
「んん…!」  
うわぁ…柔らかい……それに大きい…。葉月は発育が良い方だとは思っていたが、まさかこれほどとは…。  
ボクはゆっくりと餅をこねるみたいに胸を回す様に優しく揉む。  
「ん…ああ…」  
声を漏らしながら身体を震わす葉月。ボクの手で感じてくれているんだ…。  
葉月をもっと気持ち良くさせたい…ボクは彼女の乳首を指の間でギュッと挟んでみる。  
「はぁんっ!」  
葉月はビクッと身体を震わせながら甘い声をあげる。  
 
ボクが乳首をコリ…コリ…と摘む度に葉月の身体がビクッ…と動く。  
「ああん…!乳首…気持ちいいよぉ……もっとしてぇ…」  
葉月はボクの頭を撫でながら愛撫を促す。ボクはゴクンと喉を鳴らすと彼女の勃起した乳首に口を付けた。  
「あん……!」  
ちゅぱ…ちゅぱ…とボクは口の中で乳首を舌で転がす。なんだか赤ん坊に戻ったみたいだ…。  
ボクがもう片方の乳首を指で弾くと葉月の反応が一層、激しくなっていく。  
「駄目ぇ…なんかくる…きちゃうよおおおおっ!」  
ボクの頭を抱き締めながら葉月は激しく身体を震わせた。びっくりしたボクは乳首から口を離して葉月の顔を覗き込む。  
「はぁ…はぁ…はぁ…!」  
葉月はビクッ…ビクッ…身体を震わせて、とろんとした目で苦しそうに息をしている。  
もしかして……。  
「葉月……もうイッちゃったの…?」  
「………!」  
ボクの問いに葉月は顔を赤くしながら恥ずかしそうに顔を背ける。どうやら図星みたいだ。  
「葉月は胸だけでイッちゃうんだ……エッチなんだね…」  
「そ、そんな事ない!私はそんなんじゃ……」  
顔を真っ赤にしながら否定する葉月……その姿も凄く可愛い。ふとボクは、彼女が内股をモジモジと動かしているのに気が付く。  
 
「ねぇ、葉月……ちょっと足を開いてくれない?」  
「だ、駄目っ!今は駄目なの…」  
葉月は首をフルフルと振りながら足を強く閉じる。  
「大丈夫……優しくするから…」  
ボクはそっと葉月の耳元で囁いて、太股に手をかける。葉月は抵抗する様に足を閉じていたが、やがてあきらめたのか葉月の足から力が抜ける。  
ボクはゆっくりと足を開く…葉月のそこはすっかりビショビショに濡れていて、下着の上からでも割れ目がくっきりと見える。  
「は…恥ずかしいよ明日香君……見ないでぇ…」  
葉月は恥ずかしそうな様子で両手で顔を隠す。  
「葉月のここ…こんなに濡れてるよ…?」  
ボクはパンティをずらして割れ目に触れる……女の子のあそこって温かくて、ぬるぬるしてて、凄くエッチだ…。  
「やっ、ダメェ!また変になっちゃうよぉ!」  
葉月の膝がカクカクと震えている。グチュ…グチュ…と指を動かす度にいやらしい音が部屋の中で響く。  
ボクはパンティを脱がすと、割れ目の中にそっと舌を入れる。  
「ふわああっ!」  
葉月は甘い声をあげて身体を大きく震わせる。ぴちゃり…ぴちゃり…とアイスを舐める様にボクは舌を動かす。  
口の周りが葉月のいやらしい汁でベトベトになっていく。  
 
割れ目の中で舌を動かす度に葉月の太股がプルプルと震える…やがてボクは割れ目の上にある突起に気が付く。  
(これって…クリトリス…?」  
昔、お父さんが隠していた本でチラッと見た事あるけど本当に豆みたいになっているんだ…。  
ボクは指でちょんとクリトリスをつついてみる。  
「んああああああ!」  
身体を激しく揺らす葉月。凄い…ちょっと触っただけでこんなに反応するんだ。  
完全に正気を失っているボクは勃起しているクリトリスを口に含むと、唇ではむはむと挟む。  
「そこはダメッ!ダメなのぉ!おかしくなっひゃうからああっ!」  
ろれつの回らない口調でやめる様にお願いする葉月。それでもボクは口を動かすのをやめない。  
ボクはさらにクリを舌で転がしたり、ちゅうちゅうと吸ってみたりして刺激を与える。  
「もうやめへぇぇ!なんか出ちゃう…出ちゃうよおおお!」  
葉月は身体を大きく反らしながら激しく痙攣して絶頂を迎えた。プシャアア……と葉月のあそこからいやらしい液が噴出してボクの顔を濡らす。  
「やめてって…やめてって言ったのに……ひどいよぉ……ぐすん…」  
「ご、ごめん葉月……」  
まさかこんな事になるなんて思わなかった…ボクはなんて愚かなんだ。  
 
「ご、ごめん葉月……」  
「もうっ…、明日香君は強引なんだから…」  
葉月は頬を膨らませてボクの手を握る。  
「葉月…?」  
「もういいよ…もういいから……もっと一杯して……ね?」  
恥ずかしそうに笑いながらも葉月は自分で足を開く…それを見てボクの股間が熱くなってしまった。  
「ふふ……明日香君のあそこも大きくなってるよ…」  
葉月はちょんとボクのソレをつつく、ゾクッと変な感じがボクの身体中を伝わった。  
「見せて…明日香君のあそこ……」  
「ち、ちょっと葉月……!」  
葉月はボクのズボンに手をかけると一気にずりおろす……すっかり大きくなったボクのアレがあらわになる。  
「凄い…これが男の人の……」  
葉月はまじまじとボクのソレを見つめる。うう…凄く恥ずかしい……葉月もこんな気持ちだったのかなぁ。  
「ねぇ…明日香君……入れて…」  
「入れるって……何をさ?」  
「明日香君のオチンチンを……私のあそこの中に入れてよぉ……」  
葉月は自分のあそこを指で広げてボクを誘う……まずい、もう我慢の限界だ。  
「じゃあ……入れるよ?」  
「うん……いいよ…」  
ボクは自分のソレを葉月の割れ目に添える。葉月は潤んだ目でジッとボクの顔を見つめている。  
 
ズブズブとボクのソレが葉月の中へと沈んでいく。もの凄い快感がボクを襲ってくる……駄目だ…意識が飛びそう…。  
これ以上の快感に耐えない……ボクは突き立てる様に一気に腰を落とす。  
「ふわあああああっ!?」  
葉月は大きな声をあげながらボクの身体にしがみつく……葉月のあそこがぎゅうううっとボクのソレを激しく締め付け来て、頭の中が真っ白になりそうだ…。  
「もしかして…またイッちゃったの…?」  
返事はない、葉月ははぁ…はぁ…と苦しそうに息をしている。  
「大丈夫か葉月…少し休もうか?」  
心配になったボクは葉月に問い掛ける……葉月が辛そうなのに自分だけが気持ち良くなるなんて……ボクには出来ないから…。  
ボクの問いに葉月は首を大きく振ると、強い力でボクの身体を抱き締めた。  
「やめないで……もっとして……。 やっと……やっと大好きだった明日香君と一つになれたから…。少しでも長く……つながっていたいから…!」  
葉月は大粒の涙を流しながらボクにキスをする。  
葉月の鼓動がボクに伝わってくる……気が付くとボクも泣いていた。  
理由は分からない……でも、ボクも少しでも長く葉月とこうしていたい…それだけは分かる。  
 
ボクは葉月の手を強く握り締めると、ゆっくりと腰を動かす。  
ボクが動く度にグチャッ、グチャッとエッチな音が響き渡る。  
「いいよおっ!明日香君のオチンチン気持ち良いよおっ!」  
「ボクも…!葉月の中……絡み付いて…変になりそうだよっ…!」  
「いいよ…明日香クンッ!一緒に変になろう?いっぱいいっぱい気持ち良くなろう!」  
葉月はボクの背中に足を絡めて激しく腰を振る、ボクも葉月をもっと気持ちよくさせようと胸を刺激しながら腰を振り続けた。  
「乳首いじっちゃだめぇっ!おっぱいでちゃうう!やめへぇぇぇ!」  
乳首をコリコリと弾く度に葉月の口から甘い声が漏れる……ちょっと声が大き過ぎるかもしれない…。  
でも、ボクは腰を止める事は出来ない…ここでやめたら、彼女の気持ちを裏切る事になるし……何より気持ち良過ぎてやめられない!  
頭の中が真っ白になりそうな快感に耐えながら腰を動かし続けていたが、やがて強い射精感がボクを襲う。  
「ごめん葉月……ボク…もう出ちゃう…!」  
「出してぇ!明日香クンのせーしを奥にいっぱい射精してえぇぇぇ!」  
葉月は大きな声をあげてボクの口にしゃぶりつく……葉月もイキそうなんだ…。  
 
ボクは激しく腰を振り続けた後、自分のソレを根元まで差し込む……もう…駄目だ!  
「ボク…もう出る……出ちゃうよおぉぉ!」  
ドクンッと大きな衝撃が襲った直後にボクは葉月の膣内に勢いよく射精する。  
「んああ、出てる!明日香君のせーしが私の膣内に出てるぅぅ!」  
葉月も叫び声をあげながら身体を大きく反らして絶頂をむかえる。  
どぴゅ…どぴゅ……ああ…まだ射精てる……こんなに気持ち良いのは生まれて初めてだ…。  
ボクは葉月を抱き締める……葉月もそれに答える様にボクを抱き締めた。  
「明日香君……大好き…」  
「……ボクもだよ…葉月」  
 
「それにしても知らなかったなぁ……葉月がエッチな子だったなんて…」  
ベッドで横になりながらボクは意地悪そうな顔で葉月に微笑む。  
「わ、私だって……明日香君があんな激しいなんて知らなかったもん…」  
葉月はボクのおでこをちょんとつつきながら言い返す。  
「でも、まぁ…お互いに本当の姿を見る事が出来て良かったって事で良いんじゃないかな?」  
「もう、明日香君たら……」  
ボクと葉月は顔を見合わせて微笑むと再びキスをする。  
大好きだよ葉月……この世界の誰よりも。  
 
 
「それで、誕生日会はどうだったのハムっちー!」  
次の日の放課後、ボクは瑠奈と話をしていた……相変わらず瑠奈はボクをからかいに来ただけだけど。  
「昨日は色々あって本当に疲れたよ……でも、今までの誕生日で一番嬉しかったよ」  
「嬉しかった事って葉月の事でしょ?顔に書いてあるよハムっち〜!」  
瑠奈はポンポンとボクの頭を撫でながらニッコリと笑う。相変わらずボクを馬鹿にして……本当にコイツは腹が立つ。  
「まぁ、瑠奈には関係ない事だから気にしないでよ。これから、ボクは葉月と一緒に帰るから……それじゃあね」  
ボクが鞄を持って帰ろうとした時、急に瑠奈がボクの手を掴んだ。  
「まだ何かあるの瑠奈?ボク、急いでいるんだけど…」  
「ハムっち」  
瑠奈の顔がいつもと違って真剣な表情をしている……一体なんだというんだ?  
「絶対に…葉月の手を放しちゃ駄目だよ?葉月の気持ちを裏切っちゃ駄目なんだからね」  
ボクの腕を強く握り締めながら瑠奈はボクの顔を見つめる。  
「瑠奈…?」  
「隙あり〜!」  
瑠奈は懐からあのネズミ耳のヘアーバンドを取り出してボクの頭に付けた。  
「アハハハ!やっぱりハムっちは可愛いなぁ〜!」  
瑠奈はお腹をおさえながら笑う。  
 
騙された……本当に悔しい。ボクは苛立ちながらヘアーバンドを頭から外して机に置く。  
「ずっと葉月の側に居てあげるんだよハムっち!分かったかな〜?」  
「……瑠奈に言われなくても分かってるよ…」  
もうこれ以上、コイツに付き合うのは時間の無駄だ……ボクは教室から出るべく歩き出す。  
「………ねぇ、ハムっち…私ね……」  
「ん、何か言った瑠奈?」  
「…なんでもない、気にしないでハムっち!それよりも葉月の所へ行った行った!」  
「………変なの」  
なんだか瑠奈の表情が寂しそうなのが気になるけど……今は葉月の所にいかなくちゃ。  
ボクは瑠奈に手を振ると教室を出た。  
 
「バイバイ…ハムっち。バイバイ……私の初恋…」  
 
「あっ、明日香君!」  
校門の前で待っていた葉月はボクに気が付くと満面の笑顔でボクに走り寄る。  
「待たせてゴメン、葉月」  
「ううん、そんな事ないよ……じゃあ一緒に帰ろ!」  
ボクと葉月は手を繋いで帰り道を歩く。  
常に男らしくあれ、これがボクの信条だ。今までも、そしてこれからも男らしく葉月を守ってみせるさ。  
 
「……それにはまず、葉月より背を高くしないとね…」  
 

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