最近スライムを飼ってみた。  
 あたしがこの子と遊ぶのはいつもお風呂あがり。  
 ペットスライムが病気になるっていう話をちらほら聞くけど、原因はたぶんアレだろうな……  
 このぷるんぷるんでうにうに動くさまを見ていたら、女子はだいたい考えることは同じはず。  
 触手つきのスライムもいるみたいだけど、さすがに手が出せない。  
 あからさま過ぎるし、女の子ひとりでショップで買う勇気もないし、誰か連れて行くなんて論外。  
 あたしが飼っているスライムはある特定の香りを好むタイプのスライムで、半透明なところが可愛くて人気。  
 あたしはドキドキしながら、お店で買った専用の香りを太ももにつけて、ちょこんとスライムをのっける。  
 丸くてぽったりとした形でうすいピンク色をしているので、まるで猫や犬の肉球みたいな愛らしさだ。  
 頭がつんととんがってるから栗にも似てる。  
 いちおうペットだから名前をつけようかと考えているけど思いつかないまま日が過ぎていた。  
 籐製の椅子に大き目のバスタオルをしいて、その上で裸のままくつろぐのが夏のお気に入りだったけど、  
ペットスライムと出会ってからは毎晩の日課のようになってしまった。  
 あたしはジェル状の香りを指につけて、少し悩む。  
 いつも胸だけで遊んでたけど、痛みもないみたいだし、今日はあそこに試してみようかな……  
 ちょんちょん、と道しるべのようにほんの微かな量だけを肌につけていき、もう一度たっぷりと指にジェルを  
とると、クリトリスにぬりつけてみた。  
 うわ、やっちゃった。  
 どうなるのかな、どんな感じなんだろ。  
 にじにじとスライムが大好物の香りをたどって太ももを移動してくる。  
 あたしは脚を開いて立てて、スライムがはりつきやすいようにと、誰にも見せられない恥ずかしい格好を  
している。  
 親が見たら泣くな、これ……  
 あたしは一瞬罪悪感めいたものを抱いたが、スライムがクリトリスにたどりついたとたんに、そんなものは  
ふっとんでしまっていた。  
 ぬるりとジェルをクリトリスにまとわりつかせるように広がって、もみあげるように縮まる。  
 「くぅ……あ……」  
 あたしの体温が伝わってあたたかくなった柔らかいスライムがぐにぐにとクリをもんでくる。  
 すぐにぷっくりとふくらんだクリを丸ごと包み込んで、ひだの間までぬめぬめと入ってきて、自分の指じゃ  
とうてい得られない快感を送り込んできた。  
 「そんな……ああ、すっごい……」  
 相手に意思とか感情がないことにあたしは安心して声を出していられる。  
 まだ経験ないけど、たとえばこれが男の人なら、あえぎ声なんてとても出せないと思う。恥ずかしい。  
 どうなってるのか見たくて、上体をおこして少し指で広げてみると、ぼやけた感じにクリトリスが見えた。  
 自分でいじりすぎてすこし大きくなったクリに、スライムがぴったりとはりついてムニョムニョ動いていた。  
 そーっと秘裂をひっぱって、クリを皮から露出させてみる。  
 「あはぁっあん……」  
 剥きだしになったクリの芯にぬめりとともに絡みつかれて、腰がふるえる。  
 意思をもたないはずのスライムが、なぜかその中心めがけて蠢めいてきた。  
 「いい……いいよお、そこ、もっと……」  
 あたしのあえぎが聞こえたのか、いきなりクリをちゅぱちゅぱ吸われだした。  
 
 「ええ?う、うそ、どうして?はぅっああ……それすごい……」  
 クリから何かが出てくるのかと思うほどに、スライムは無防備なクリの芯を執拗に吸ってくる。  
 しかも周りはやわやわと揉みこまれて、感じたこともないような強烈な気持ちよさだった。  
 「それいっちゃうよおっ……いっちゃう……!」  
 びくびく身体をふるわせて、きゅーっと背筋がのけぞり、にじんだ涙で目の前がぼやける。  
 男の人に舌でされたらこんな感じなのかな……されてみたいな……  
 大きく息をついて身体が痺れるのを堪能していたけど、まだスライムが吸ってこようとしていたので指で  
はがすことにした。  
 イッた直後ってしばらく痛い感じなのよね。  
 やり方によってはイきっぱなしにもなるらしいけど、あたしは今は一回で十分。  
 今日の日課おわり……と、だるい身体を休ませようとしたけれど、スライムをはがそうとした指にまだ  
ジェルがついていたみたいで、スライムが活性化してしまった。  
 香りを吸い尽くしたところにおかわりを与えられて、まるで興奮したような動きをみせてくる。  
 「もういいってば、ちょっとぉー……あ、あ、やだっ動かないで……あああん!」  
 じわじわとクリを責め立てられて、腰が砕けそうになる。  
 続けてしたことなかったけど、お腹の奥のほうが熱くなって、すごく変な感じに身体が疼いてくる……  
 どうなるのか試してみたくなって、ふるえる指でジェルを取ると、スライムの下から指をいれてクリにまた  
なすりつけてみた。  
 スライムの動きが穏やかになり、ゆっくりとジェルを身にまとわせると、クリをつつみこんでぷるぷる震え  
だした。  
 「いやぁんっそんなふうに動かれたら……すぐいっちゃう……」  
 にゅるん、とスライムが大きく跳ね、何度も上下にしごくような動きをしてくると、あたしはもうこらえきれず、  
喉をのけぞらせてイッてしまった。  
 スライムはまだ足りないのか、クリをつよく吸い上げてきて、絶頂の余韻をあたしに押しつけてきた。  
 あたしは声も出ないほど感じてしまって、身体をびくんと跳ね上がらせたあとは、ぐったりと椅子に背を  
あずけて放心してしまった。  
 とろりとスライムがお尻のほうへこぼれ落ちる。  
 この子も満足したのだろうか、大人しくあたしの手に捕まると、ぷるんぷるんと揺れながら、じっとしている。  
 ……スライムに愛着が湧くなんて考えたこともなかった。  
 「名前……つけたげないとね……」  
 あたしは思ったよりも息が乱れていたけれど、ひとりでしたあといつも感じているような罪悪感は今は湧いて  
はいなかった。  
 「くりお君……にしようか……」  
 ちょんと頭が尖ってるとこが栗に似てるから、とか言い訳しやすい。  
 たぶん、くりちゃんよりは……  
 あたしはもう他の名前は思いつけないぐらいに、くりお君を気に入ってしまっていた。  
 当のスライム君は、お好きにどうぞ、とでも言いたげに、手のひらの上でそっとあたしに甘えていた。  
 
 
     おわり  
 
 

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