あの童貞喪失を果たした夜から更に夜が更け、外が静まり返った頃  
洞窟内ではエリーナが剣を携え、後ろからクレオを起こそうとする。  
「起きな、クレオ」  
「う・・・ん。エリーナ、まだ外が暗いよ」  
その時、クレオの首筋に剣の刃先を突き出した。  
「な、何の真似だい、エリーナ?」  
「とうとうアンタの正体を掴んだよ、クレオ。いや、クレオ王子様」  
「え、王子様ってどういう事?」  
「さっきコレクションを探していたら、こんな紙切れを見つけたのさ」  
エリーナは紙切れを彼に見せ、内容を読み上げた。  
 
親愛なる可愛い我が息子、クレオ王子へ  
もし、朕の身に何かが起こったら、ノイス王国内のスイア山に行け。  
山中に秘密の埋蔵金を隠してある。  
埋蔵金の在り処は、精を浴びれば分かる。  
その埋蔵金を使って、我が帝国を再興して欲しい。  
勿論、この手紙は他人に見せたり、見られてはならぬ。  
それでは、無事を祈る。  
 
親愛なる父、サマット帝国第十三代皇帝 アルノ5世より  
 
「と、言う訳よ、王子様。額縁に描かれている肖像画を見て思い出したんだよ」  
その瞬間、クレオの表情が暗く、顔色が青ざめていた。  
「バレちゃったか・・・」  
「そんな事が言える余裕があるのかしら、王子様。いや、もう王子様じゃないわね?」  
「ねえ、エリーナ。僕は王子様だったけど、直接戦争には関わってないよ」  
[ふざけんじゃないよ、馬鹿王子!!」  
エリーナはクレオを突き飛ばし、ベットに倒れ込んだ。  
「な、何するんだよエリーナ。痛いじゃないか?」  
「何無責任な事を言うんだい?アンタの父親のせいで、私の人生は滅茶苦茶になったんだよ!?」  
彼女の瞳から大粒の涙をこぼし、堰を切った様に彼女の辛い思い出を語った。  
「私は愛する恋人が戦死した報せを聞いた時は、後を追って自殺しようと思ったのよ」  
「・・・」  
「でも、両親が自殺を食い止めてくれたのさ。死んだら残された人はどうするんだって言われてね」  
「結構しっかりしてるんだね、エリーナの両親って・・・」  
「しかし、帝国軍は一気に私達が住んでいる地方へ攻めて来て、両親を私の目の前で殺害された」  
「ひ、酷い・・・」  
「その後、私は帝国軍兵士にレイプされ、恋人に捧げる筈だった純潔を薄汚い兵士共に奪われたのさ」  
「可哀相なエリーナ。僕も同情するよ・・・」  
「ただウンウンと頷くんじゃないよ!!」  
エリーナはクレオの両方の頬を数秒間つねり続けた。  
「痛い、痛いよエリーナ。暴力はやめてくれよ」  
「事を終えた兵士共がグッスリと眠っている隙に、私は傍にあった剣で彼等を刺し殺したのさ」  
「・・・」  
「その剣が今、私が持っている剣なのさ。アイツ等が苦しむ顔を思い出すと、いい気味だと思ったよ」  
エリーナが持つ剣の刃先がクレオの首筋にジワリと近づく。  
 
「こ、怖いよ、エリーナ・・・」  
「アンタもあいつ等と同じ様に斬り殺そうと考えたけど、たくさんザーメンを搾り出してから警備隊に突き出してやるよ」  
「な、何故僕を生かすんだ?」  
「アンタを生かしたまま警備隊に突き出せば、莫大な賞金が貰えるのさ」  
「ぼ、僕を売るの?」  
「ああ、アンタは私に抱かれたいい思い出を胸に、斬首刑に処せられるだろうよ」  
「そ、そんな・・・。僕は本当に悪い事をしてないよ」  
「アンタを生かしたら、また復讐しに来る。そりゃあ、一般的な考えだろ?」  
「最初は復讐しようとしたけど、エリーナの話を聞いたら復讐なんて馬鹿馬鹿しくなってきたんだ・・・」  
「そんなの通用しないよ。それじゃ、アンタのザーメンを一滴残らず搾り取ってやるよ」  
「例え、復讐を果たしても虚しさだけが残るから、復讐をしても無意味だよ」  
「問答無用!!さあ、服を脱がしてやる。これから一緒に最後のセックスをしてもらうよ」  
二人は衣装を脱いだ時、エリーナの下着は金色で統一されたコルセットとショーツを着用し  
バラの刺繍を施された黒のストッキングを履いていた。  
 
「ウフフ、どうだい?アンタのコレクションの中から選んでみたけど、結構セクシーだろ?」  
「う、うん。抱き締めたい位の美しさだと思うよ。でも・・・」  
「でもとか関係ないだろ?抱き締めながらザーメンを搾り出してやるよ!!」  
エリーナの掛け声と同時にクレオをきつく抱き締め、彼の肉棒が彼女のショーツに密着し腰を振り出し  
下着に密着し擦りつける肉棒から、先走り汁がジワリと出始める。  
「アハハ、どうだい?私のリズミカルな腰使いで、もうイキそうだろ?」  
「あ、あああ・・・。き、気持ちいい・・・」  
「我慢しなくていいわよ。アンタのオチンチンがピクピクしてるわ」  
クレオの肉棒がもう限界に近づいた時、エリーナの腰を振るピッチが速くなり  
そして、彼女の両腕が彼の頭を抱き締め、顔を彼女の胸に埋めた。  
「エ、エリーナ・・・、もう出ちゃうよ!!」  
「好きなだけ汚らわしいザーメンを出しやる!!明日の今頃は、アンタは牢獄の中で泣きべそをかぎながら、後悔してるだろうね」  
「そ、そんな・・・。あ、あうっ!!」  
彼の肉棒から白く濃厚な熱いザーメンが射精し、彼女の下着を白く汚していく。  
それでも、彼女は腰を振り続け、更なる射精を促した。  
「う、う〜ん・・・」  
射精を終えた時、クレオは意識が朦朧しながら後ろのベットに向かって座り込んだ。  
彼女のショーツには、彼の精液がこびり付き、白い糸の様に地面へ垂れ落ちていく。  
その精液を彼女の指で掬い取り、彼女の舌で精液を舐め取った。  
「やっぱり、若い子のザーメンは美味しいわ。もし、何回も出したらアンタは泣きを見る事になるよ」  
「な、泣きを見るって・・・?」  
「何回もザーメンを出したら、アンタは泣きながらこう言うだろうねえ」  
「な、何を・・・」  
「うわ〜ん、勘弁して下さい、エリーナ様〜。もう限界で〜す!!ってね」  
「僕がこんな事を言うの?なんだか笑っちゃうよ、エリーナ」  
クレオは腹を抱えて笑い始めた。その時、エリーナの指が彼の頬をきつくつねる。  
「もう一度笑ったら、斬るよ・・・」  
「あいててて、わ、分かったよ。エリーナ・・・」  
 
「それじゃ、続きをしようじゃないか?次はアンタのオチンチンを脚で擦りつけてやるよ」  
「また脚コキをするの?」  
「今度はアンタのオチンチンを太腿に挟んで、自分で腰を振ってごらん」  
「自分で腰を振るって、エリーナは何もしないの?」  
「私はただ立つだけさ。アンタが必死で腰を振る時の表情を上から眺めてやるさ」  
「エリーナ、ずるいよ」  
「わがままを言わない!!さっさと腰を振りな」  
クレオは渋々両手をエリーナの腰にしがみ付き、彼の肉棒をバラの刺繍を施された  
ストッキングに包まれた彼女の太腿に挟み、腰を振り始めた。  
「どうだい、クレオ?スベスベとしたストッキングの肌触りは?気持ち良すぎてイキそうだろ」  
「この感触、病み付きになりそうだ・・・」  
「無我夢中で腰を振るなんて、よっぽど気持ちいいんだねえ・・・」  
エリーナがクレオの頭を撫でている時、太腿の間に擦りつける感触が徐々に速めて来た。  
「もう出しちゃうのかい?ホントに早漏だねえ。それじゃ、アンタがイク時の表情を見させてもらうよ!!」  
「あああ、エ、エリーナ!!またイッちゃうよ!!あ、あ、あああっ!!」  
その瞬間、彼の肉棒から精液が噴き出し、ストッキングに包まれた太腿の間へ熱いザーメンが発射され  
その精液はバラの刺繍を白く染めるかの様に、勢い良く脚に浴びせた。  
その計り知れない快感により、クレオの全身がピクンと痙攣し始め  
彼の表情から恍惚とした表情による笑顔を浮かべた。  
 
「アハハ、あんたがイク表情って結構可愛いわね。しかも、あれだけ出したのにまだオチンチンが硬いままだね」  
「ハア、ハア、ハア・・・」  
「次は騎乗位でアンタを泣かしてやるさ」  
「えっ、騎乗位って何?」  
「私がアンタの上に乗って、馬に揺られる様に腰を上下に動かしてセックスするのさ」  
「それじゃ、僕が馬なの?」  
「その通り、アンタのイク顔をずーっと見ながら、セックスが出来るからね。それじゃ、いくよ!!」  
エリーナは強引にクレオを押し倒し、騎乗位の形でゆっくりと肉棒を彼女の秘穴に深く挿入した。  
「ああん、下着の隙間から挿入すると、興奮して気持ちいいわあ・・・」  
「う、うぐぐ・・・」  
「ウフフ、その表情が結構可愛いのよね。それじゃ、動かすわよ」  
エリーナは小刻みに腰を上下に揺らし、クレオの肉棒に刺激を与え続ける。  
肉棒の先端で彼女の子宮を突付く度に、彼女のエクスタシーが増長してくる。  
「ああん、クレオ、アンタのチンチンが私の子宮を突付いているわ・・・」  
「う、うん。僕のチンチンの先が何かを触れている感じがする」  
「それじゃ、私のオッパイでも触ってみるかい?いい思い出になるんだし」  
そう言うと、エリーナはクレオの手を掴み、自らの豊満な乳房を鷲掴みする形で胸を愛撫させた。  
 
「どうだい、私のオッパイは柔らかいだろ?」  
「う、うん。エリーナのオッパイってフワフワしてて、気持ち良い・・・」  
「あん、そんなに揉んだら感じちゃうじゃないか・・・」  
エリーナがエクスタシーを感じる度に腰の上下運動が早くなり、洞窟内では激しく打つ音が響き渡る。  
そして、クレオの肉棒が既に限界を達しようとしていた。  
「エ、エリーナ・・・。そんなに腰を振ったら出ちゃうよ・・・」  
「それじゃ、我慢しないでザーメンを出しな。私が受け止めてやるよ」  
「エリーナ、そんな事をしたら妊娠しちゃうよ・・・」  
「もし、妊娠したら私がアンタの子供を面倒見てやるよ」  
「そ、そんな・・・。あ、あ、で、出るっ・・・。あうっ!!」  
「あ、あ、あああん!!イ、イクっ!!」  
エリーナがクレオを強く抱き締めると同時に、二人の体がピクンと小刻みに震え出すと  
彼の肉棒から精液が噴き出し、彼女の子宮の奥に大量の精液を浴びせた。  
「ああん、ク、クレオのザーメンが私の奥にたくさん出てるわ・・・」  
「ハアハア、エ、エリーナ・・・。気持ち良かったよ・・・」  
二人は同時に激しい快感に酔いしれ、お互いの性器が繋がっているエリーナの秘穴から  
彼女の子宮に納まりきれなかった、クレオの精液が溢れ出した。  
 
「ウフフ、まだオチンチンが硬いわね。ここからが本番だよ」  
エリーナはクレオの頬を撫で、不気味な笑みを浮かべる。  
「今夜は寝かせないよ。夜はまだ長いから思いっきり泣かせて、復讐してやるよ!!」  
「エリーナ・・・」  
洞窟の外には狼の遠吠えが響き渡る。  
 

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