冒険者三人組が街道を通って行く  
 
一人は草色の短い髪、金色の瞳、女としてはかなり長身、  
その半分以上は膝上まであるロングブーツを履いた脚  
神刻文字の象眼が施された長弓を携えている  
通称『エウリュアレの眼』とも呼ばれる少しは名の知れた射手だ  
 
一人は茶色い髪の背の低い男、五頭身でやたら脚が短い  
 
最後は先述の女と、顔といい髪の色形といい背格好といいそっくりな男  
腰にロングソードをさしている  
 
「アニさん、いつまで拗ねてるんですか、  
 いい加減、機嫌直してくださいよ」  
足の長い後輩舎弟分が短足の先輩舎弟分に話し掛ける  
 
「うるせえ! おめえに兄キ呼ばわりされたくねえやい!  
 ・・・まったく、姉御とやりやがって」  
 
先日の依頼の成功祝いでのこと、酒が入った姉貴分の口から  
あの洞窟内での出来事が何もかも明るみに出てしまっていた  
 
前を行く姉貴分が、呆れたように口を開く  
「あのなあハリバッド、 あたしはおまえの恋人でも何でもないのだから  
 誰と寝ようと勝手じゃないか」  
 
姉貴分は短足舎弟を先日の依頼達成の時から『ハリバッド(ヒラメ)』と  
呼ぶようになっていた  
今まで、その都度、何らかの罵倒語で呼ばれ続けていた彼は  
この渾名をわりと気に入っていた  
ちなみに足長舎弟のほうは勝手に『ミラー』と呼んでいた  
理由は単純明快、自分にそっくりだから  
 
「ふん! 男は嫉妬深いんすよ!」  
 
納得しようとしない短足舎弟分に姉貴分が立ち止まる  
 
「大体な、 おまえだって、あたしとやる前は、  
 遊女をとっかえひっかえ、してたんだろ?  
 なんで、あたしが責められなきゃならないんだよ」  
「いや・・ そりゃ、まあ・・ とっかえひっかえしてたってほどじゃ・・  
 無いっすけど・・・」  
 
道端でくだらない言い合いをする二人に  
『ミラー』こと足長舎弟は、欠伸をしながら道の向こうを眺めた  
遠くから別の旅人が近づいて来るのが見えた  
どうやら女性二人連れのようだ  
 
近づいてくる女二人、じぃーーと足長舎弟に注目している  
彼もまた彼女達を何気に観察して、目を離せなくなる  
 
((・・ずっと、俺を見てるな、 というかこの二人、なんとなく面影が・・))  
 
だいぶ近づいて、片方の背の低い少女が大柄な女性に話し掛けた  
「・・・男の人だわ、人違いのようで」  
「そのようだな・・ それにしても・・・ ん?」  
大柄な女性は少し離れた位置で背を向けて言い合ってる背の高い女に注目した  
 
「おい、エウ」  
背の高い女に話し掛ける大柄な女性  
 
「え?・・ わわ!」  
振り向いて驚きの表情を浮かべる姉御  
 
似通った顔立ちをもつ三人の女が向かい合う  
しばし、沈黙が続いたのち姉御が口を開いた  
 
「へ・・へへ 姉貴・・メドゥーサ・・  
 こんなとこで会うなんて、奇遇だねえ」  
 
「奇遇というほどでも無いよ、エウ」  
”姉貴”と呼ばれた女が口を開く  
 
「ちぃ姉さん、久しぶりです」  
”メドゥーサ”と呼ばれた少女が微笑みながら話し掛ける  
 
「ローレライを『エウリュアレの眼』が討伐したと噂で聞いて、  
 その町を目指してる最中だったの  
 そのうち途中で行き交うかもしれないねなんて大姉さんと話しながら」  
 
短足舎弟が横から口を挟む  
「姉御、 こちらさん方は、どちらさんすか?」  
「・・・あたしの姉と妹だ」  
 
 
街道を歩いて行く五人  
 
「・・・驚きました 貴女が有名な『ステンノーの眼』でしたか  
 姐さんが『エウリュアレの眼』なんて呼ばれてるから、  
 何か関係があるのかとは思ってましたが」  
 
足長舎弟が大姉御を憧憬の眼で見つめている  
姉御と同じ色の長い髪を頭の真上で結い、腰に二本の剣を挿し  
背は姉御よりは少し低い、しかし漆黒の鎧を纏った体のボリュームは  
一回り上でむんとした色香を放つ  
深いアイシャドウの下の赤紫色の眼は、ひたすら鋭いばかりの  
『エウリュアレの眼』と異なり、きつい中にも優しさを湛えた大人の女の視線  
 
「下の妹の名がメドゥーサなもので、私達姉二人は、ふざけて子供の頃から  
 ステンノー、エウリュアレと呼ばれてたの  
 ”眼”は私達姉妹の特異な視力から後づけされたのよ」  
「噂では存じてました  
 確か壁の向こうを見渡せるのでしたよね」  
「そうよ、私は透視、上の妹は超遠視、下の妹は過去視の能力があるわ」  
 
その隣で短足舎弟と少女が会話していた  
 
「・・へえ、一昨年まで三人で旅をしてたっすか」  
「はい、五年前姉達が家を飛び出して、  
 酒場で出会ったという冒険者の方と旅を続けていて、  
 私が合流したのは、ちぃ姉さんが別れる半年くらい前でした」  
 
大柄な姉達と違い背は低く、銀髪をツインテールに纏め、  
青紫色の視線はきついというほどではなく悪戯っぽい印象、  
さらにその服装も特徴的  
 
「その青いローブと、やたらキラキラしてるブローチは・・  
 もしかして、”ラピスラズリ”の術衣じゃねえっすか?」  
「そうです、私はラピスラズリのメンバーです」  
 
”ラピスラズリ”は青い魔女達と呼ばれ、世間から尊敬と畏怖を集める  
女性だけの魔道士集団である  
彼女は各地を巡る団員の目に止まり、親元を離れ魔術の修行を行ってきた  
今は、ラピスの村を離れ、旅修行を敢行していた  
その上で姉達と同行しているのであった  
 
「しかし、驚いちまうなぁ 俺は姉御は天涯孤独だと思ってたからなぁ」  
「とんでもないです、両親も健在ですよ  
 まあ、姉達に関しては、父は今でもカンカンですけど」  
 
 
「あの村か? 姉さん」  
すっかりマドンナの株を奪われた感のある次姉が長姉に話しかける  
 
「そうよ  
 まず村長に挨拶がてら、本人からも話を聞いて頂戴」  
 
長女と三女は、数ヶ月前からある盗賊団を追っていた  
神出鬼没のその盗賊団は魔道士が首領で配下は全てそいつの使い魔だった  
これまで寸でで取り逃がし続けていたのである  
 
南北を高さの違う山に挟まれるようにその村はあった  
南側の”矛”山は険しくひょろりと標高が高く、  
北側の”盾”山はどっしりと裾野が広く標高は低い  
 
「こんにちは、ようこそいらっしゃいました   
 わしがこの『矛盾山の村』の村長です」  
村につくと白い髭を蓄えた老人が出迎えに現れた  
 
「北側の山に逃げ込んだと聞いたが」  
「はい 村の若者が逃げる小鬼のあとを必死でつけまして、  
 盾の山を根城としているのではと」  
 
長姉が口を挟む  
「行ってはみたのだが、見つけることが出来なくてね  
 結界を張って、隠れ里を形成してるようなの  
 私らの眼力でもお手上げだわ」  
 
妹も口を開く  
「反対側の矛の山の頂上、結界の張られたさらに外側から覗き込んで  
 結界を発生させてる魔石を術矢で破壊してほしいの姉さん」  
 
考え込む次姉  
「・・・かなりの長距離射撃だな、まあやるだけやってみるか」  
 
・・・盾の山の一角、 バタバタと目玉に蝙蝠の羽が生えた偵察魔物が  
結界の中に飛び込んできた  
 
「・・・ふむ 仲間が五人に増えたか 面倒だな  
 やはり、こないだ近くに来たとき、始末をつけるべきだったか」  
 
白づくめの魔道士が舌をならす  
 
「なるほどな・・ 一人が南の山へ登り そこから弓で結界を・・  
 そんな真似が出来る者は・・ そうか、あいつの妹だな  
 ・・・よ〜し、ふふふ これは使えそうだ」  
 
結界の中に築いた櫓から村の方角を見やる男  
 
「ふん、ステンノー・・ 見てるがいい 四年前の借りは必ず返してやる  
 十倍にしてな ふふふははは!!」  
 
 
********************************  
 
 
翌朝、村を出発する五人  
 
「それじゃ姉御  くれぐれもお気をつけて」  
「何、言ってんだ 気をつけるのはそっちだろ  
 敵の只中に突っ込むわけだから、充分気をつけろよ」  
 
『エウリュアレの眼』は単身矛の山へ向かい、他の者は盾の山へ向かった  
 
 
********************************  
 
 
盾の山の中腹、ブスブス・・と燻りながら砕け散った魔石と、  
その周りに佇む四人  
さらに彼等彼女等の周囲には、醜い小鬼どもの死屍累々  
 
「ふぅ・・ 片付いたわね・・」  
少女魔道士が額の汗を拭う  
 
「ヘヘ、しかしさすがだな姉御は あんな遥か向こうの山から、  
 一発で結界をぶっ飛ばしちまうなんて  
 俺らの事、見えてますかね」  
短足舎弟が、姉御がいる筈の矛の山を見やった  
 
「しかし、雑魚しかいませんでしたね、 肝心の首領は・・  
 あ? 師匠、どうしました?」  
足長舎弟は、大姉御の『ステンノーの眼』を”剣の師匠”と勝手に  
呼び始めていた  
彼女が難しい表情を浮かべているのを問い掛ける  
 
「・・これは このゴブリンの額に掘られた紋章は・・・」  
 
一際、巨躯で手強かったボス級の鬼の死体の前で  
何かを思い付いたようであった  
 
「メドゥーサ、ちょっと過去視を使ってもらえるかしら」  
「え? はい、大姉さん ただいま・・・」  
 
少女魔道士は視神経に意識を集中させて、辺りを見渡す  
彼女は過去数日のその場で起きた出来事を見通すことが出来る  
 
「何か、首領らしき人物が見えるかしら?」  
「・・え えと・・ あ! 何やら・・ その砕けた魔石の破片の辺りに!」  
「どんな風貌かしら?  
 白づくめの一見聖職者風、にやけた感じの巻き毛の男じゃない?」  
「・・まったくその通りよ!姉さん・・ もしかして、心当たりが?  
 あ? 山の西の方角へ歩いて行った・・」  
「西から伸びる道は、矛の山へ通じてる・・・」  
 
一同は一瞬にしてその意味を理解した  
「まさか! こいつは罠!!」  
「ちぃ姉さんが危ない!」  
「あ! あねご!!−−−」  
 
だっ!と走り出した短足舎弟に、全員が続いた  
 
 
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「橋が壊されてる・・」  
「周り道をするしかないな」  
矛の山に向かう4人は流れの速い大きな川に差し掛かっていた  
すると短足舎弟が、唐突にざぶん!と川に飛び込んだ  
 
「な! この急激な流れで・・・」  
 
一瞬沈んだかに見えたが、すぐに浮き上がり、猛然と向こう岸目指して泳ぎだし  
あっという間に辿り着いた  
 
「すごい水泳力・・ ハリバッドなどとエウが呼んでいたのは  
 顔や雰囲気ではなく、これの所為だったか・・」  
 
感心する長姉の横で、今度は妹魔道士が持っていた杖に腰掛けると  
ふわっ・・と浮き上がる  
 
「大姉さん! 彼と先に行ってます!」  
 
そう言うと、そのまま川を飛び越え、  
先に駆けて行った短足男のあとを追っていった  
 
「師匠!俺らは?!」  
「回り道をするしかあるまい 浮空術なんて芸当は出来んし、  
 この流れと水量では飛び込めば間違いなく溺れるぞ・・・」  
 
矛の山の頂上付近  
 
「・・・う」  
混濁した意識がはっきりとしてくる姉御  
 
((なんだ・・ 手足が・・ 動かせない・・ やけに・・すぅすぅ・・   
  あたし・・何も・・ 着てない?・・・))  
 
「やあ、お目覚めかね」  
 
不意に脇から聞こえてきた不快な声に、一気に覚醒する『エウリュアレの眼』  
「!・・ ここは! あたしは一体!・・」  
 
不敵な笑みを浮かべて姉御を見下ろす白づくめの巻き毛男  
 
「大したものですなぁ この距離から結界石を射抜くなんて  
 いやはや実にお見事でした  
 さすが、『エウリュアレの眼』などと呼ばれるだけのことはある」  
 
彼女は少し前の記憶がようやく蘇る  
 
「・・・そうだ・・弓が折れて・・」  
 
 
三十分ほど前、彼女はここから、盾の山を見下ろしていた  
金色の瞳に神経を集中させ瞬きもせず見渡す  
 
「・・・見えた あれか、結界を発生させてる魔石は  
 ・・・さすがに遠いな」  
 
姉御は矢を弓に番え、力一杯引き絞った状態で頭の中で念じ始めた  
彼女の体から靄が立ち上がり、弓が震えながら光に包まれていく  
 
「よし!」  
ぎりぎりまで念を高め、眩いほどに光り輝く矢を遂に放った!  
 
「あ!・・」  
次の瞬間、弦がばち!と切れる音がしたかと思うや、弓が大きく跳ね  
纏わりついていた残留念波が小爆発を起こした  
 
姉御は吹き飛ばされ、そこで記憶が潰えた  
 
 
「ずっと、影から見ていましてね  
 力を使い果たした時点で、使い魔どもに襲わせ、眠りの術をかける算段  
 でしたが、思わぬハプニングが起きてくれて手間が省けましたよ」  
 
へらへらと笑いながら、仰向けで、大の字に身動きを封じられている  
女弓使いの顔を覗き込む男、彼女はキッと睨み返す  
 
「おまえは・・ 何者だ あたしを知ってるような口ぶりだが」  
「おや? お忘れかな? 少しの間、一緒に旅した仲だと言うのに」  
 
彼女はじっと男の顔を見つめ、はっ!とした  
 
「おまえは! 確か、姉貴に付き纏ってた!・・・」  
「ようやく、思い出して頂けましたか  
 左様、人呼んで『白昼の道化師』でございます」  
 
姉御は金縛りの術をかけられているうえ、魔道士が召還した  
岩から突き出た大腕にがっしりと両手首をつかまれていた  
 
「そうか おまえ、始めから姉貴をおびき出す目的で盗賊の真似事を  
 やり続けていたんだな」  
「そうです、彼女にはこっぴどい目に合わされましたからね  
 是非とも仕返ししたいと思い続けておりました」  
「こっぴどいだと? 単に振られただけだろうが」  
「振られただけだと・・」  
 
男のにやけた顔から笑顔が消えた  
つかつかと歩み寄ると、姉御の顔面を蹴りつけた  
 
「ぐ!」  
口が切れて血が滲んだ  
さらに男は、彼女の髪を掴んで顔を引っ張り上げる  
 
「あの女は! おまえの姉は! この私を振っただけでなく!  
 顔を!・・ 公衆の面前で叩きやがったんだ!!」  
 
そう言うと、彼女の頬目掛けて手を振り上げた  
 
ばしぃ! 姉御の頬が鳴る  
「うぐ!・・」  
 
顔を顰める彼女の顔を尚も向かせる男  
 
「お陰で私のプライドはずたずたになった! 本人に報復したいところだが  
 状況が状況だ  
 妹のおまえに身代わりとなってもらう」  
「・・そんな、くだらない理由で・・ 何年も・・」  
「ふん、人を侮辱する癖は姉妹そっくりだな 少しは己の置かれてる状況を  
 考えて口を利いたほうがいいぞ」  
 
男は、気絶してる間に剥いた姉御の裸身を改めてしげしげ観察する  
「ふふ・・ 実に長い脚だ 胸の大きさ、腰のくびれ具合、実に私の好みだよ」  
「く!・・・」  
 
悔しそうな表情で横を向く姉御  
 
「目鼻立ちも、気の強い性格も姉によく似てる」  
 
『白昼の道化師』は姉御の額に手を乗せた  
 
「ふむ、経験人数は3人、性交回数は・・  見た目によらず少ないな  
 これからこの私を、その身と心に存分に染み付けてやろう  
 先ずは、その準備だ」  
 
男は何やら瓶を取り出すと中身の青みがかったゼリー状の溶液を、  
姉御の肌の上にねと〜と垂らし始めた  
 
「う! なんだ!・・・」  
肌に触れた途端、ゼリーは勝手に広がり、じんわりと温感が走る  
 
「これは、秘伝の美容液というやつでね  
 女を沸き立たせる効果をも備えている逸品だよ」  
「く!・・」  
 
姉御の肌に温感ゼリーが遠慮することなく垂らされる  
 
「どうだね? 垂れ広がった個所が火照るであろ?  
 余すことなく、たっぷりと塗れさせてやろう」  
「く! 肌が!・・ 燃える!  
  ああ!・・ くそ! そんなに・・ 垂らすなぁ!」  
 
姉御の柔肌はねっとりとゼリー塗れにされ、じんわり感に包まれて行く  
 
「ふふふ 肌がいい色に染まって来ているぞ  
 私は綺麗好きでな 不潔な体が我慢ならんのです  
 これから、おまえの体の余分な毛と垢を全て取り除く  
 さて、それでは首から下の毛を全部剃って、ツルツルにしてあげよう」  
「な?!・・」  
 
ゼリーの成分でホコホコと温まった肌に冷たい剃刀がぴたっと当てられた  
「ひゃ・・」  
 
ぞりぞりぞり・・ ぞりぞり・・  
 
「じっとしていろよ、 肌に傷をつけたく無いからな」  
「くそぉ・・・ 変態め・・」  
「ふふふ・・  
 日焼けしてる場所と、そうでない場所のコントラストが堪りませんな  
 このようにツルツルにすれば、より際立つというもの  
 ほら、腰をもっと捩らんか・・ 剃りづらいだろうが  
 そうそう、実にしなやかな柔らかい体だ」  
「うぅ・・ おのれぇ・・」  
男は手際よく、姉御の長躯からうぶ毛の一本も見逃さす剃りとっていく  
 
「さぁ〜て、 残すは陰部の周りだけですよ  
 ふふふ・・ 子供の頃を思い出させてあげましょう」  
 
じょり・・じょり・・じょり・・じょり・・・  
 
男に草色のアンダーヘアを剃られ、みるみる性器が剥き出しになっていく  
 
「ぬぅ!・・ くそぉ・・」  
屈辱で唇を噛む姉御  
 
「はいはい、悔しがってないで、もう一度腰を捻りなさい  
 お尻の下を剃れないでしょうが」  
「くうぅぅ!!・・・」  
尻の穴の周りまで剥き出されて、冷たい刃の感触を味わわされる  
 
「くく・・ 生意気な割に、可愛い尻をしているな くっくく・・」  
 
「さあ、見事にツルぺたになりました  
 ふふふ、御覧なさい、自身の股を・・ 童心に返ったようでしょう」  
「く! こんな・・ みっともねぇ・・・」  
「気に入りましたか、さあより一層体に磨きと性感を高めてあげましょう」  
 
男は呪文を唱える  
すると彼女の体に塗られたゼリーがぞわぞわと蠢きだした  
 
「な!・・ なな?!」  
「おまえの体に塗ったこれは、実はスライムの一種でしてね  
 人の垢や汗が何より好物なのです  
 そして発情成分を分泌させる特性を持っております  
 それでは当方自慢の”スライム浴マッサージ”存分にお愉しみあれ」  
 
 
うにうに・・と姉御の素肌を青透明の温感ゼリーが這いずり回る  
微かではあるが、プチ・・プチ・・と妙な音を立てる  
ゼリー状スライムが肌の表面から毛穴まで入り込んで垢を舐め漁る音だ  
 
「うひ・・」  
姉御は、むず痒いような妙な感触にぞくぞくと鳥肌を立てる  
 
プチュ・・ クプ・・  
姉御の縦長の綺麗な臍に集中されて、中の垢を穿られる  
スライムにとって御馳走にありつけ、一際大げさに音を立てて漁られる  
 
「つぁ!・・ やめ!・・れぇ」  
 
余りのこそばさに頭を振る姉御  
そしてスライムゼリーから、時折ぷくぷく・・と媚薬性の泡沫が滲み出す  
折を見て男の手が伸び、女の肌を揉むように摩り出した  
 
「しっかりと、泡沫を肌に浸透させないといけません」  
「うぁ!・・ よせ! さわ!・・るな!」  
 
ただでさえ感じ易くなっている肌を、男の指が適度な力加減で揉み解す  
 
「あ!・・ くぁ! く・・くそ やめ!・・ この! 白ブタぁ!」  
「ふふ・・ いけませんなぁ、そんな口の利き方は」  
 
男の手は女の胸をやんわりと鷲掴みにした  
 
「弾力性と柔軟さが調和したすばらしい逸品ですな  
 実に揉みごたえがありそうというもの それではさっそく・・」  
「く!揉むな!・・ あぅ! は! あ!・・」  
 
男の指はゼリーを絡めて、強く、優しく、姉御の美乳を揉みしだく  
 
「左様、指圧も私の得意とするところでしてな  
 いい具合に、乳首が立ってきましたよ  
 もっと、もっと、ゼリーを揉み込んであげましょう」  
「ぐ!・・ ふぁ・・・ ぁ・・」  
((くぅ・・ くやしぃ・・ こんな・・こんな男に・・ あたしの・・))  
 
「ふふふ・・ おまえはこの私のものとなるために、内も外もピカピカに  
 磨きをかけられ、完全無垢の真に産まれたままの姿となるのだ  
 それでは、これより、おまえの体の内側の浄化にとりかかる  
 内面にこびりついた男の垢をも洗い流してくれよお」  
 
男は呪文を唱えた後、掌を姉御の艶々の土手の上に翳した  
 
「!・・ ひ・・は!」  
 
姉御はびくん!と仰け反った  
肌を這い回っていたぬめぬめ感が一斉に股間に集まり、  
体の内部に入り込んで来たのだ  
 
「うぁ! はいるな!・・ だめ!・・だぁぁ!!」  
ぬず〜・・とゼリーが彼女の花園を割り、その中へぬめり込んで行く  
 
「うぁ! あぅ・・あ!」  
蠢く流動体に体を侵略されていくにつれ姉御はびく!びく!と体を奮わせた  
 
「ここは一番、綺麗にしないといけない個所ですからね  
 産道から子宮の入り口まで、しっかり臭い垢を漁られなさい」  
 
男は彼女の長い脚を膝に抱え、呑気に揉み摩っていた  
 
「美しい脚ですな 今まで見た中で最高だといえる  
 これは指だけでなく、舌でもマッサージする必要がありましょうか」  
 
わけのわからないことをいいながら、男は彼女の美脚に舌を乗せた  
 
「ぺろ べろ・・ 曲線美に負けず・・ 香りとお味のほうも・・すばらしい  
 眺めてよし・・ 食べてよし 実に・・絶品です」  
「あぁ!・・ ひぁ!・・」  
 
彼女の長脚を評論しながら賞味する男  
膣と太ももへの心地よい刺激が、彼女の脳天をぴくぴくと揺さぶる  
 
「ぺろ、 れろ・・ 私に味わわれて嬉しいでしょう?  
 この脚も 今日から私の物となります」  
((くそ! くそぉ! あたしは!・・負けない! 負けな・・))  
 
必死で抗う彼女に構うことなく、男は好き放題美脚を貪る  
魔物の首を叩き折る自慢の脚は、ゼリーと男の唾液に染め上げられ、  
健康美は見る影もなく、卑猥に濡れた長大なオブジェと化していった  
 
その間にも膣内ではスライムが粘膜の隅々まで恥ずかしい垢を舐め漁り  
発情成分をじゅわじゅわと分泌させていた  
 
「あぅぅ・・ はぁ・・ぁ・・」  
 
姉御は溢れさせていた、中のスライムが溺れそうなほどに  
体中で最も敏感な場所への波状刺激により、彼女の神経は  
蕩けていくのであった  
 
「すっかり、綺麗になりましたな  
 これでようやく私に抱かれる資格が生じたというもの」  
 
うぶ毛も垢も残らず掃除し尽くされ、赤ん坊のようにツルツルすべすべの  
裸体が肌を紅く染めて腰をむずむずさせながら横たわっていた  
 
「疼いて仕方が無いでしょう?   
 これから解決してあげますよ、じっくりとね」  
 
男は己のガウンの前を肌蹴る  
 
「な?!」  
驚く姉御、 なんとこの男も脛から腰から股まで全部毛が剃られていたのである  
 
「どうです? 美しいでしょう? 今のおまえもツルツルで美しい  
 これからこの美しい下半身同士で愛を語らうことになるわけです」  
「ぬ・・ ぅ・・ この・・ きち・・ が・・・」  
 
男は女の体に覆い被さるとその脚を開かせた、  
そして剃られた互いの男女の部分を添えた  
 
「あう!」  
大量の媚薬で高められた性感の所為で、性器同士が軽く接触  
しただけで鋭い快感が走る  
 
「それでは、生れ変わった貴女の体の新たな門出です」  
「や・・ やめろ・・ やめ・・ んあ!」  
男の亀頭が女の花園の入り口を割った  
 
「いいお顔です、 奥までゆっくりと貫いてあげましょう」  
男根が女の胎の中へ、ずぅ・・と侵入を開始した  
 
「ああっ!・・ あああっ!・・・」  
 
目をかっ!と見開き、最悪の相手を受け入れさせられる姉御  
彼女の清浄され尽くした柔らかい粘膜を、改めて強引に堅い粘膜が  
ぬちぬちと広げながら奥へ奥へと貫通していく  
 
「くく・・ 入っていく・・ 入っていくぞ・・ 憎きステンノーの妹に・・  
 ・・ふふ あと1cm・・ あと1mm・・ よし・・ 全部・・ 挿入  
 ほら、見てみろ・・ よくごらんなさい・・ 我々は、遂に奥まで結ばれた」  
 
二人の瞳に遮る物のない男女の器同士が密接してる様が  
余すことなく映り込んでいた  
 
「う!・・ く! そ・・そんな・・ そんな・・  
 この・・この、あたしが・・・」  
 
姉御は犯された  
長姉の身代わりとして、頭のいかれた男に根元まで突っ込まれ  
体の内側からびくびくと達成感の戦慄きを伝えられていた  
 
「ふふ・・ うれしいですか? くく・・ いい・・しまりだ・・  
 おまえの体は・・愛しげに・・ 私を抱き絡んで・・来ているぞ・・  
 さあ・・・ それでは・・ 存分に・・ 抱いてやろう  
 我らの愛を・・ ゆるりと、語り・・合おうぞ!」  
 
男はガシガシと屈辱に歪む女を一方的に愛しはじめた  
 
矛の山の頂上の岩場で、男が腕を繋がれた女の腰を抱え込み、  
ひたすらに己の腰をその胎に打ち込んでいた  
遠目にも女が髪を振って、喘いでいるのが確認出来た  
 
「あ! が! あぁ!・・・」  
 
巻き毛の男はにやけた顔に涎を滲ませ、彼女の体を心行くまで  
堪能してるようだった  
 
「は! は! いかが! ですかな! 一撃!・・ 一撃が・・  
 ハラワタに! 染み入る・・ でしょお!」  
「ぐ! くくうぅ!・・」  
((くそ! くそぉ! かならず!・・ かならず! ころしてやる!!))  
 
男に強引に揺さぶられながら、悲痛な叫びを心の中であげる姉御  
下劣な男に抱かれているにも関わらず、内側を擦り上げられて  
じわじわと込み上げる快感に必死に耐えていた  
 
((からだは!・・ うばわれて・・も!  
  こころまで・・は! おかされ・・まい!))  
 
そんな彼女の心根さえも踏み躙ろうと男の瞳に企みの光が宿る  
 
「くく・・ それでは・・ より深く・・我々の愛を・・繋げようぞ・・」  
 
男はぐっ!・・と姉御に根元まで入れたまま動きを止めた  
そして彼女の腹に手を当て、何やら呪文を放った  
 
「は・・ へ? な・・ なん・・だ?」  
 
腹の底で何かが動いて緩んだような気がした  
 
「これより、おまえの子宮の中をも、我が分身で貫いてくれよう」  
「な・・に? な・・なにを!・・ あ! ああ! いや! ああぁ!」  
 
男は女の腹を手で押したまま、腰をめり込ませ、  
その子宮口を男根でこじ開けた  
 
「あ!ひぃ!!・・ ぐ!ぎぃぃ!!・・」  
体の奥でとんでもないことをされている感覚に、彼女は歯を食い縛る  
 
「ふふふ・・ 入って!・・ いくぞぉ・・ おまえの子宮・・  
 我らは、完全無欠の結合に・・達するのだぁ!」  
男は遂に、彼女の子宮の奥まで己が分身を送り込んだ  
 
「ひ!・・ぎぎぃ!! 腹がっ! 奥がっ!・・・」  
子宮まで串挿しにされ、腹の奥が焼けるような耐え難い感触に、  
頭を振って悶絶する  
 
「くふふ・・ どうだ・・気が狂いそうなほどの快感だろお・・・  
 おまえの全ては、私のものだ・・  
 さあ もっと・・・ もっと、狂うがいいぞ・・」  
男の分身が彼女の子宮内でのたうち始めた  
 
「うぎゃ!・・ああ!! やめ!!ぇぇ!・・・ はがあああ!!!」  
 
腹の底で男の肉棒が、ずぼ!ずぼ!と姉御の子宮を蹂躙する  
短い髪はぐちゃぐちゃに乱れ、度を超した快楽の波が脳天まで突き抜けていく  
 
「や!! やめ!・・ はぎゃ!!・・ うが!! ふがぁぁ・・・」  
「ふふ! ふふふ! きざむ!  
 もっと!・・ この私を!・・ きざみつけてやる!」  
 
男は腰にひねりを加え、より一層彼女の全てを捏ね回す  
 
「うぶぅ! はひゅ・・・ たす・・たすけ!・・ たすけ・・て・・」  
 
遂に『エウリュアレの眼』の強気な眼光が崩れた  
もはや、糸の切れた操り人形のように、ひたすら男の腰にがくがくと力無く  
振り回されるばかり  
いよいよ金色の目は空ろに潤み、あわあわと口をぱくつかせ  
声を出すことも出来なくなった  
 
「ふぅ! ふぅ! いくぞ!  
 おまえの! おまえの! 子宮に! 我が愛情!  
 直に! 注いで! くれよお!・・ぞ!!」  
((・・あひ ・・はひ ・・たすけ・・て  たすけ・・て・・))  
 
か弱い女と成り果てた姉御の胎内で猛烈に己が分身を扱きぬく男  
欲に眩んだ炎を眼に宿した男は、歪んだ笑みを浮かべながら、  
彼女の母なる場所に、深々と打ち込むと遂にドス黒い愛欲を解き放った  
 
「ん! ぬぅ!・・」  
低く唸りながら女の子宮の中で射精を遂げる男  
 
((あっ!!・・ ぎゃあああああぁぁぁ!!!!!))  
 
体の奥底を直に汚い色に染められる最高におぞましい感触に  
心中で絶叫する姉御  
 
「ん!・・ ん!・・ まだ・・ でるぞ・・」  
「ぁ・・・ ぁ・・・ ぁ・・・」  
密着した男女は互いに身をひくつかせながら性の極みを続ける  
男は魔法の力までも借りて、不気味な濁汁を容赦なく女の胎内に搾り出す  
姉御は絶望の涙を浮かべて、それを受け止め続けた  
 
「ふぅ・・よし 全部注ぎ入れてくれたわ」  
 
男は放出が終わってなお、女の体にとりつき余韻を愉しむ  
ひしひしと征服感に酔いながら  
 
「ふふ・・ふふふ! 見たかステンノー!  
 おまえの妹! 完膚亡きまで我を刻みつけてくれたわ!!  
 ふははははーー!!!」  
 
『エウリュアレの眼』はどろどろに汚された  
たっぷりと仕込まれた汚濁は舎弟達との思い出を塗り潰すが如く  
彼女の胎内でごぽごぽと泡立ち、いまだ繋がったままの隙間から滲み出て、  
ツルツルの剃り跡をすべるように滴り落ちた  
 
バサバサと、偵察魔物の目玉蝙蝠が飛んで来た  
 
「うん? なんだと!」  
盾の山で待ち伏せさせていた使い魔の軍勢が全滅したことを知って  
青くなる魔道士  
 
「まさか!・・ ボスゴブリンが十匹!キングゴブリンまでもいたというのに!  
 ・・・すると奴ら、ここへ向かっているということか」  
男は女から離れ、急いで服を纏った  
 
 
*********************************  
 
 
「・・・あ! 姉御!」  
 
山頂のすぐ近くまでやってきた短足舎弟とメドゥーサ、  
40mほど離れた岩陰から様子を伺う  
途中、遭遇した偵察蝙蝠を撃破したため、まだ敵はこちらの動きに  
気付いていない  
 
「ちぃ姉さん!・・・」  
 
姉の悲惨な状況に思わず口を覆う妹  
全裸で大岩に生えた巨大な手に両腕を掴まれ、ブランと磔にされていた  
そのすぐ脇に白づくめの魔道士がおり、  
情報が伝わらなくなったことにイライラしてる様子だ  
さらにその周りに七体の石ゴーレムが配置されていた  
 
自然と過去視をはたらかせてしまうメドゥーサ  
 
「・・・ひどい」  
少し前に姉が蒙った凄惨な行為に、ふるふると手が震え、  
眼から涙が毀れ落ちた  
 
しかし、この位置から攻撃することは出来ない  
敵の中央に火の玉を発生させることは可能だが、確実に姉を巻き込んでしまう  
もっと近づけば、ピンポイントで魔道士のみ倒せるのだが、  
これ以上歩を進めると足音で伝わる地面の振動でゴーレムに気付かれる  
恐れがあった  
 
大姉の話しだと、この敵の魔道士は召還術以外の攻撃的な魔術は  
使用出来ないということだが、石ゴーレムが一度暴れ出すとかなり厄介だ  
何よりこちらの存在を気付かれ、姉の命が危なくなる  
 
「ど・・どうすれば・・」  
「・・姉御、生きてたっすか・・ さて、どうやって、助ければ・・  
 あの、メドゥーサちゃん」  
「え? 何でしょう?」  
「あの、ゴーレムてやつは、ゴブリンどもと違って、召還者が眠るなり、  
 気を失うなりすりゃ、元の泥に戻るんだったよね」  
 
焦燥する少女魔道士に対し、意外にも舎弟分は冷静であった  
 
「ええ・・ でも、私の技量では、眠りの術は相手に直に触れないと  
 かけることなんて出来ないわ・・」  
「ううむ、姉御が眼を覚ましてくれりゃ、あんな傍に敵がいるのだから  
 得意の股締めが決まるんだけどな・・」  
「え?・・」  
 
舎弟分は吊り下げられてる姉御の拘束されてるのは腕だけで、  
脚は放置されてる点に着目していた  
 
「ちい姉さんに念波を当てれば・・ 仮に外れても大事にはならぬはず・・」  
メドゥーサは決心を固めると、意識を集中させた  
 
「は!」  
気勢一発、鋭いテレキネシスが、40メートル先の次姉の眉間をかすめた  
姉御の眼が魔道士に気づかれずにカッ!と見開かれる  
そして、次の瞬間・・  
 
「ぐぎ!」  
男の首に女の長い脚が巻きついた  
 
「ぐ!・・ぉぉ・・」  
しなやかな白い大蛇の中で男が落ちるのにそう時間はかからなかった  
召還者が気を失ったことで、岩から生えた手もゴーレムもがらがらと崩れ  
元の土に戻って行った  
 
姉御の足元に転がる白づくめの魔道士  
気絶から回復するのに時間はいらなかった  
 
ずど!!・・ 女の鋭い爪先が男の腹にめり込んだ!  
 
「むお!・・」  
男は眼を覚まし、腹を抱えた  
「うげぇ・・」  
胃の中の内容物を吐き散らす  
 
脇で仁王立ちする、怒りの炎を纏った長い脚の一撃は、  
今度は男の股間を襲った  
 
べしゃぁ!!・・  
 
強烈な蹴撃は、男の性器を潰滅させ骨盤に食い込ませた  
 
「が!!!・・・ かか!!!・・・」  
 
凄まじい激痛に、男はろくに声も出せず泡を吹いた  
 
「あねご!!」  
「ちぃ姉さん!!」  
 
舎弟分と妹が駆けつけた時、ぴくぴくと痙攣する男の脇で  
姉御は力無くしゃがみ込んでいた  
 
 
「姉御・・」  
近寄ろうとする舎弟分に対し、姉御はきっ!と睨みつけた  
たじろぐ舎弟分  
彼が一見、冷静に見えたのは鈍感であるが故に、  
彼女が五体満足無事であったことが確認出来た時点で落ち着いてしまい、  
実際の彼女の心と体の傷の深さを推し量れていなかっただけであった  
 
 
妹のメドゥーサは彼を押しとどめ、姉に近づいた  
怒りと脅えで蹲って身を強張らせる彼女をそっと抱き締めた  
 
「ちぃ姉さん・・ もう大丈夫です・・」  
 
 
しばらくして大姉と足長舎弟もやってきた  
 
「エウ・・・ すまない 私の大きな判断ミスだった・・  
 こいつの正体を寸前まで見抜けなかったこと・・  
 お陰でおまえをこんな目に・・・ ほんとうに、すまない・・・」  
 
妹の乱れた髪を手で梳きながらマントを被せる、同時に男どもに指示を出す  
 
「あんた達は済まないが、そこにいる薄汚い男を引き摺って来てほしい  
 審問所に引き渡すことにする」  
 
数限りない盗み、強姦、殺しを行ってきたであろう『白昼の道化師』の運命は  
激しい拷問の末、股裂き刑に処されることがこの時点で決定した  
   
(終わり)  
 

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