「ぶあっ!!・・はっはっはっ!!!」  
姉御の高らかな笑い声が響く  
 
「・・・そんなに笑うことねえじゃねえスか」  
「そうよ、ちぃ姉さん失礼だわ」  
 
笑いの種になってるのは『ハリバッド』こと短足舎弟であった  
頭の毛を全部剃られ、フンドシ一丁の姿で、こげ茶色に肌を塗られ  
精巧な付け耳に、付け牙に、豚みたいな付け鼻、  
ゴワゴワの付け毛を体中に張り付けられているのだ  
まさに短足蟹股の雑魚ゴブリンそのものの姿に仮装されていた  
 
「いやいや、よく似合うよ! ぷぷぷ!・・・   
 あとは匂いの元を振り掛ければ完璧だな」  
「・・まったく、髪の毛全部剃られちまって・・ 男っぷりが台無しだ」  
「おいおい、恨むならメドゥーサにしろよ  
 こいつが仮装させるなら任せてください!なんて言いやがるから  
 こうなったわけだからな」  
「え?・・・ いえ・・その・・ ゴメンナサイ・・」  
姉御の妹の少女魔道士を、短足舎弟がじと目で睨む  
気を取り直して説明を始める姉御  
今度の依頼は、町の酒屋からのもので蔵から盗み出された酒類を  
ゴブリンの集落へ出向いて取り返してくる内容だ  
 
「安物の酒は放棄しても構わないそうだ  
 オークションにかける予定の希少品が7種類12本混じってるそうで  
 それだけ取り返して欲しいということだ  
 所詮相手はゴブリン、正面から乗り込んでやりたいところだが  
 生憎、あたしの武器がこれじゃあそうもいかない」  
『エウリュアレの眼』の異名を持つ凄腕射手の彼女だが  
自慢の魔弓は破損してしまった為、仕方なく安物のクロスボーを担いでいた  
 
「ゴブリンに近づいて油断させ個別撃破していくしかない」  
「ばれませんかね・・」  
「心配するな、ここまでそっくりなら平気だろう  
 やばくなっても退路くらいは確保してやる、安心して死んで来い」  
「うぐ・・」  
 
 
********************************  
 
「思ったより数いるな・・」  
「姉御、35匹もいやがりますぜ」  
「お前混ぜて36匹か・・ 冗談はさておき、  
 これだけ固まっていられると下手に撃つと確実に見つかるな」  
山奥までやってきた三人、木の陰から発見したゴブリンどもの集落を伺う  
 
「ちぃ姉さん、私の火の玉で数体づつ焼き払うのでは?」  
「まずいな、ここにいるやつらが全部とは限らない  
 これだけの集団ともなると、ボス級がいる可能性が高い  
 この体裁で出て来られると厄介だ」  
 
考え込む姉御  
「よしハリ、お前、さっそく行って、上手く言いくるめて  
 2、3体づつおびき出せ」  
「な!そんな・・ いきなり難易度高すぎるっス!  
 あいつらの夕食メニューになるのが落ちっすよ」  
 
その時、妹魔道士の目の前に頭上の葉から、彼女にとって最強の敵が  
舞い降りた  
 
「え?・・ あ! け!けむ!・・ けむ!けむ!けむ!・・・しぃ!!  
 いやぁああーーーー!!!!」  
 
横の二人が身を竦めるほどのつんざく悲鳴に続き、  
炎の玉がボボォ!!と放たれた  
爆発音に、ゴブリンどもが一斉に振り向く  
「バカ!・・」  
焦る姉御、だが一瞬だけだ、決断は早い  
 
「ご!ごめん!姉さん・・」  
「謝るのはいい、お前は浮遊術でさっさと引き返して応援を  
 呼んで来い!  
 ハリバッド、あたしを縛り上げろ」  
「え? あ、へ!へい・・」  
「あいつらがここまで来る前にお前があたしを捕獲したように  
 見せかけるんだ」  
 
偽ゴブリンは縛り上げた背の高い人のメスを連れて  
”仲間”に合流した  
脚の速い姉御は逃げることも可能だ、しかし短足舎弟はそうはいかない  
穏便に済ますにはそれしか方法が無かったのだった  
 
姉御はゴブリンの生態を熟知していた  
こいつ等は人間を捕獲した場合、男はそのまま食材に、  
女はさんざん犯してから食材にする  
ただし、犯す権利は最初に捕獲した者に三日間委ねられる  
それ以降、ボスがいるなら献上され、いない場合はオス全員で輪姦す  
 
((ハリと二人きりになれば、こいつに犯される振りして  
 逃げ出す隙が出来るはず))  
 
姉御はそう踏んでいた  
   
 
2m四方ほどの岩の窪みに太い木の枝の格子が嵌っただけの牢内  
姉御と偽ゴブリンが二人きり  
ただし、格子の向こうには他のゴブリンどもがびっしり  
偽ゴブがぼそりと耳打ちする  
「・・・姉御、いやに人気者っスね、ゴブリンにモテモテじゃないスか」  
「・・・参ったな、 完全に二人だけになれると思ってたのだが・・・」  
 
幾ばくかの沈黙の後、姉御が呟く  
 
「ハリ・・ あたしを抱け」  
 
「姉御・・」  
あの陵辱事件から一月半、表面的にはほぼ以前と変わらないほど  
彼女は回復していた  
強気な視線、蓮っ葉な物言い、捌けた態度、どれをとっても  
舎弟分のよく知る姉御であり、残酷な体験をした素振りは感じられ  
なくなっていた  
しかし時折、物思いに耽るなどそれまでは見られなかった行動もあった  
当然のことながら、二人はあれ以来手すら握っていない  
 
「あたしの心中を察して心配してるのか?  
 それなら平気だ、気にするな」  
一抹の不安はあった  
一月余りに渡るラピスラズリの魔道士による治療により、  
今の彼女は男性から受ける感触というものを完全に忘れ去っていた  
しかし、改めてそれを受けたことによる猛烈な拒否反応と嫌悪感が  
復活しない保証はなかった  
 
格子の向こうから薄汚いゴブリンどものハァハァいう声が聞こえる  
「ハリ! 現状を直視しろ  
 他に方法はない!」  
半ば自分に言い聞かせるように、舎弟分を促す  
 
「わかったっス・・ 姉御」  
偽ゴブリンは口を近づけようとした  
「バカ! ゴブリンがキスしてどうする!  
 縄をほどいて、服を引き裂け! ぐずぐずするな!」  
「く!・・」  
 
姉御は縄をほどかれ、本物そっくりに見立てた  
鋭い魔石を砥いで設えた爪が、彼女自慢の魔獣皮の鎧の止め具を  
弾き飛ばし、ロングブーツを縦に切り裂いた  
「姉御! もうしわけねえ!」  
「よし、それであたしの体を獣みたいに舐め回すんだ」  
 
 
目の前に姉御の裸身があった  
 
一月半前、あの洞窟で初めて見た白い肌が、美乳が、長い長い生の脚が  
彼の瞼に焼きついたそのままが久しぶりに現実のものとしてそこにいた  
思わずあからさまに生唾をごくりと呑み込む  
姉御は横を向いたまま尋ねる  
 
「どうだ? あたしの身体は・・ 汚れてないか?」  
「とんでもねえス・・ 眩しすぎて、目が痛いくらいっス」  
 
姉御は少し照れたように俯く  
「・・・ふん、大袈裟だね」  
「姉御・・ 失礼しやす」  
舎弟分は心の中で泣いた、感動の涙を胸の中で流した  
 
がばり!と姉御に飛び掛る偽ゴブリン  
「あ!・・」  
いきなり太ももに取り付かれ、べろり!と無遠慮に舌を走らせられる  
 
((あねご!・・ あねごの生脚だ!・・ あねごの!・・))  
鋭い義爪で柔肌に傷つけぬよう力の加減を注意しながら、  
むんずと足首を掴み、長大な官能美と健康美の調和した曲線に沿って  
茶色い禿頭がくんくんと鼻をひくつかせながら、ちゅぱちゅぱと笛を吹くように  
吸いたてる  
 
((おぉ・・すべすべだぁ! いい匂いだぁ あねごの匂い  
  やっと! やっと、俺の手に・・ 戻って!・・))  
姉御の金色の瞳が自身の肌が薄赤くなるほど偽ゴブリンの舌と指に  
這いずり回られ、自慢の脚が手垢と唾液に塗れていく様を見つめていた  
「い・・ いぃ・・ぞ・・ なかなかの・・演技力・・だ」  
 
 
偽ゴブリンの口から伸びるざらついた感触が涎を塗しながら、  
姉御の体を遡って行く  
腰を撫で、綺麗な形の臍を穿り、その上に実る美しい隆起を見やる  
 
((あねごの・・ おっぱい・・))  
手頃なサイズの二つの膨らみ、姉御の呼吸に合わせ美味そうに揺れる  
それを偽ゴブリンのタラコ唇がむぐ!と食らいついた  
 
「う!・・」  
姉御の肩がびくんと震え、鼓動が早くなる  
((あねご・・ ドキドキしてる・・))  
姉御の心臓の響きをより感じるため、膨らみに醜い顔がぽむっと埋まり込む  
((ああ・・ あねごのおっぱい・・ やっこくて・・あったけぇ))  
 
彼女の胸の温もりの中、一方をしきりに手で揉み解し、  
顔を埋めてるほうは口でぷちゅ・・と乳首を捕らえた  
 
「んん!・・ ばか! ゴブリンがそんなまね!   
 ばれ!・・ちまうだろ」  
びくびくと肩を震わせながら、胸への適度な刺激に思わず彼女も現実を  
忘れそうになる  
 
「そうだ・・ あの日・・ こいつに・・こんなふうに・・されたんだ・・」  
あの洞窟の中でのことがフラッシュバックし始めていた  
偽ゴブリンの舌は再び降下して、姉御の股間にやってきた  
 
((あねごの・・・ おまんこ))  
 
陵辱で剃られた毛もすっかり生え揃い、  
彼が初めて男を教えた、そのままが佇んでいた  
ちらりと上目で姉御の表情を眺める、金色の瞳が耐えるような色を浮かべ  
わざと視線を逸らしていた  
 
((あねご・・ ひさしぶりっス・・ まずは、よぉく解させてもらうっス))  
 
びとり・・とざらついた感触が一撫でした途端、  
姉御がぴくん!と跳ねた  
偽ゴブリンの舌は何度も萎縮した花弁をなぞり立てる  
 
「うぅ! く! 舐め・・られてる」  
一瞬の嫌悪感、しかし・・・  
「・・この・・・舌の動き・・・」  
強烈にフラッシュバックする姉御  
 
「これは・・ あの洞窟で、こいつに・・さんざん・・された  
 あ・・  はぁ・・」  
微かに息が荒くなる彼女はこの時初めて気づいた  
同じことを、漁師、足長、スライム、メドゥーサにもされた  
にも関わらずあの洞窟で彼にされた時の、心の底から崩れ落ちる  
ような感覚はなかった  
 
((あねご・・ 滲んで・・きた・・))  
自分の唾液とは明らかに違う味のする液体を舌先に感じ、  
偽ゴブリンは再びちらりと上目で姉御の表情を確認する  
 
はぁ・・はぁ・・と息を荒げる、細めた金色の瞳と視線が合った  
その眼は明らかにもっと続けるよう催促していた  
 
「姉御・・・感じてるんスね」  
舎弟分は意識を舌先に集中させた  
 
((・・・こんなふうに・・やられると、確か腰が砕けたっスよね))  
「あぅ!・・」  
 
鋭い唸りを上げ、姉御はがくっと緊張した体から力が抜けた  
彼の目の前で処女の如く何者も拒絶するかのように閉じていた  
花弁がゆっくりと開いて行くのだった  
 
びろ・・ びちゃ・・ じゅる・・ちゅる・・  
卑猥な湿った音が狭い岩宿に響き渡る  
 
((うめぇ・・ うめぇよあねご! んぐ! んぐぅ・・))  
偽ゴブリンの頭がべったりと姉御の股座に咥え付き、  
舌が彼女の花園を穿りながら、蜜を吸いたてていた  
 
「はぁ・・ はん・・」  
((なんて・・ 気持ちいぃ・・・ そうだ・・  
  あの日・・ あの夜・・ こんなふうに・・さんざんされて・・  
  そして、あたしは・・ 女にされた・・))  
 
姉御は肩で息をしながら、己の体を啜られる様を見続けていた  
 
充分な潤度を確認して偽ゴブリンの身体が這い上がって来た  
興奮しきった彼の一物を目の当たりにする姉御  
 
「・・・」  
 
毛むくじゃらの手が、汗が滲んで紅潮した太ももを大きく広げた  
長い脚の付け根と、短い脚の付け根が向かい合う  
其々の凹凸は興奮で充血し、両人の呼吸に合わせて微かにぶれていた  
 
その上のほうで、草色髪とツルツル頭もまっすぐ顔を見合わせていた  
むしろ今は偽ゴブリンに扮した舎弟分の顔のほうが緊張していた  
「姉御・・」  
「そんな面白い顔で、緊張されてもね・・笑っちまうよ」  
((笑っちまうよな・・ あんな珍妙なものに・・ 一月もビビってた  
  なんてな・・・))  
 
相変わらず鋭い視線ながら、いくらか挑発の色を滲ませる姉御  
「平気だよ・・ あんたなら  
 冷めないうちに・・ 突っ込みな  
 あの時、あんたがしたのと・・同じように」  
「姉御・・・」  
向かい合った脚の付け根が急激に接近し、ぶれる先端が接触した  
 
「ん・・・」  
 
互いの体温を感じ取る  
 
偽ゴブリンは、数回竿で姉御の花弁をなぞる  
すっかり力が抜けてることを確認すると、ぐっ・・と先端を固定し  
そのままゆっくりと彼女の入り口を割った  
 
「は! うっ!」  
びぃん!と仰け反る姉御  
 
「くぅ・・ 大・・丈夫・・スか?」  
一月半ぶりの彼女の花弁の具合に彼も半分上擦り声でその身を案ずる  
「へぇ・・ 平気・・ い・・いぃよ  
 そのまま・・ 来な・・・」  
 
偽ゴブリンは姉御の腰のくびれをしっかりと両腕で抱えると  
そのしなやかな身体に、さらに一段踏み入った  
 
「つ! あぁぅ・・」  
一瞬痛そうな声が上がったが、一瞬だけだった  
 
「く・・ 姉御・・」  
偽ゴブリンは微妙に挿し引きしながら、姉御のすっかり閉じていた花園に  
徐々に熱い芯を通して行く  
 
「うぅ・・ 入って・・くる・・」  
姉御は蛙のように広げられた股の間をめりめりと貫かれていく様を  
凝視し続けていた  
 
「ん・・ あと・・少し」  
舎弟分にいたわられながら、ゆっくりと挿入を受け続ける姉御  
やがて二人は無事根元まで結合を果たし、  
改めて彼女の胎奥まで彼の形の道がつけられたのだった  
 
・・オオゥ!・・  
格子に顔を押しつけて見物しているゴブリンどもが二匹が交尾に至った  
ことを確認してどよめく  
 
「ふぅ・・姉御・・」  
「ふふ・・ハリ・・」  
安らかな表情を浮かべる姉御に、舎弟分もようやくホッとする  
 
「くぅ・・あねご・・ こんな・・きつかった・・スかね」  
「おまえ・・こそ・・ そんなに・・ ビクビク・・させるなよ・・」  
一月半ぶりの抱擁に早くも身体を熱くさせる冒険者コンビ  
「ハリ・・ あの時も・・・ こんな土の上・・ だったな  
 あたし等には・・ お似合い・・ なのかもな」  
 
 
 
大勢のゴブリンどもの見守る中、背の高い女が偽ゴブリンに組み敷かれ  
慰み者にされている  
折り曲げられた長い脚の間で、毛だらけのケツがゴシゴシと振られ  
青筋立てたグロテスクな一物が哀れな女の体内を惨たらしく抜き挿し  
していた  
 
「おぅ・・ おぅ・・ おおぅ」  
茶色い醜い身体が吼えながら、白い伸びやかな身体と盛んに交尾する  
 
「あ・・・ あ・・・ あ・・・」  
白い肌に土を張り付かせて悶える女  
化け物に犯されている筈なのに、顔は紅潮し、半分開いた口から  
歯を覗かせていた  
 
「おぅ・・ おぅ・・ あねご・・」  
ふと潤んだ金色の目がニヤリと微笑む  
舎弟分の中で熱いものがいよいよ込み上げてくる  
自分の動きに合わせて気持ち良さそうに息を吐く姉御の  
その口を奪い取ってやりたい衝動に駆られながも堪える  
偽ゴブリンの女を耕すペースが上昇した  
 
「あ! あぁ!・・・いぃ・・ きもち・・ いぃ・・ぞ」  
姉御の悶え声のトーンも上昇する  
彼女の脚ががくがくと震え出す、必死で自分を突きまくるツルツル頭の  
小鬼を抱き止め、撫でてやりたい衝動を拳を握って堪える  
 
その時、興奮が極に達しつつある姉御の身体に変化が生じた  
 
嵌め合わさった奥、女の胎底で何かが緩み、入り込んでる男が  
さらにずずぅと呑み込まれて行く  
 
((ん? んん?! あ! あね!・・ なんか?!  
  どんどん!・・はいっ!・・ちまぅ!!))  
((え? ひぁ?! な! おい?!・・・  
  んは! やめ!・・よせぇ!!))  
偽ゴブリンの一物は姉御の子宮口を割り、その中まで貫いてしまった  
 
「ぐぅ!! ああぁ!!・・」  
余りの快感に二人して顎を逸らし、目と口を大きく開いて大声で唸った  
冒険者コンビは通常では成し得ない深い結合に達していた  
そして、それはびんびんと肌を震わせながら、各々の猛烈な刻みあいに  
昇華していった  
 
「は! は!! こしが! こしが! とまんね!!」  
偽ゴブリンは姉御の子宮口に亀頭と竿を扱き舐められる絶妙な感覚に  
律動を操作不能に陥る  
 
「あ! ふぁ!! こしが! こしが! とけそぉ!!」  
姉御はゴブリンに犯されてる設定をすっかり忘れ、自ら彼の腰に長い手足を  
巻きつける  
女の草色の短い髪が汗を散らし、密着した二匹の乳首が揉み合う  
姉御と舎弟分は性の衝動の赴くままに腰を振りたて、互いの粘膜を溶け合う  
ほどに絡ませ合った  
 
((くぅ! あね! あねご! あねごの!・・・からだ!!さいこぉ!!  
  あねごとセックス! もっと・・やる! もっと!もっと!やってやる!))  
((はいってる! こいつが・・うごいてる! あたしの中で  
  感じる・・ 強く感じる!   
  あぁ!・・うごいて! もっと強く! 速く! つっこんで!・・・))  
 
・・グオオォ!! グオオオォ!!・・  
憑かれたように嵌め繰りあう二匹を見て、眺めるゴブリンどもも、  
激しく興奮の雄叫びをあげていた  
 
「お! う! でる!! でそぉ! お! ほ! おぅ!」  
「あ! ぐ! くる!! なにか! あぅ! はぅ! あく・・」  
絡めた腰から発する快愉の波動が二人の頭をどんどん白く染めていく  
おっ開いた口から熱い息を吹きかけあいながらいよいよ昇り詰める  
 
「う!ぐぅ!もぉ!で・・ あね!ごぉ!!!」  
「あ!! うぁ!・・あはああああぁぁぁぁ!!!!!」  
 
偽ゴブリンと姉御は最も深く繋がった状態で絶頂を極めた  
 
「う! う!」  
姉御の子宮の中で射精を遂げる舎弟分、心地よい放出感に舌を垂らして酔う  
あの日、初めて彼女に注いだ時以上の感動に包まれながら  
姉御への堪りきった想いをどぷどぷとぶちまける  
 
「ぁ・・ ぁぁ・・・」  
胎の奥底に滾る感触を受けて舎弟同様、へな〜と舌を垂らし、  
心身が充たされる快感に酔う姉御  
一滴でも一粒でも残さず彼の想いを受け入れようとしっかり抱き込み  
最奥まで嵌り込まれた彼をずっちりと搾った  
 
「はぁ・・ はぁ・・」  
「ふぅ・・ ふぅ・・」  
激しい交わりの余韻に浸る二人  
いまだ姉御と舎弟分は繋がったまま、彼の一物は萎えもせず  
彼女の子宮の中にいた  
 
「ふふふ・・ まだ・・感じる・・ あたしの腹ン中全体・・・  
 おまえので・・ 打ち震えてる・・・」  
「はぁ・・あねご・・ 興奮しすぎちまいました・・」  
「うん・・ 久しぶりに・・ あたしのここから、ちょいと懐かしい・・  
 おまえの匂いが漂ってる・・・」  
「そんじゃ・・姉御 ごちそうさんした・・」  
名残惜しげに身体を離そうとする偽ゴブリンの腰を、  
ぐっ!と姉御の長い足が抱え込む  
 
「だめ! 抜いちゃだめだ!」  
「姉御・・・」  
「もっと・・・ もっと、するんだよ」  
「くぅ! あねごぉ!・・」  
実は全然やり足りない舎弟分は待ってましたとばかり、腰を蠢かし始めた  
 
「う! あ! あ!」  
姉御もまた汗と泥塗れの尻を振り始める  
 
((あねご・・ ようやく実感・・できたっス・・  
  あねごに・・帰り着いたってこと・・・))  
((あたしは決めた・・・ おまえ以外の男に・・  
  もう・・二度と・・・ この身を委ねやしない))  
((あねご・・・ あねごぉ!・・・  
  おれの!・・ おれの!・・))  
((ハリ・・・ もっと・・ もっと、おまえの色に  
  あたしを、染めて・・くれ!))  
 
子宮の中で愛で合う二人、舎弟分はオスの本能のままに  
メスをがっしりと組み敷き、逞しく抱き竦めた  
姉御もまたここぞとばかり、むんとフェロモンを発散させ、  
自分と交わるオスを溺れさせそうなほど溢れさせて包み込む  
もはや、単なる一時の快楽、仲間の絆の確認なんかではない  
 
「ん! ぐぅ! あねごぉ!・・」  
「ん! あ! ハリ!・・・」  
 
時を忘れて蕩け合う二人  
舎弟分は、姉御の子宮に己の熱い子種を貪欲に植付け捲くる  
彼女の内も外も彼の色にすっかり塗り直され、その証拠の  
濃い異臭がつがい合った奥から溢れて、牢の外まで漂い流れた  
 
「・・・静かになったね」  
牢屋の格子に張り付いていたゴブリンは何時の間にか三匹に減っていた  
目の前の狂態に殆どの奴等は勝手に昇天、その場を去っていた  
未だに抱き合う二人、姉御がそっと耳打ちする  
「おまえ・・そこにいる三匹、中に入れてやんな」  
「へ・・へい」  
 
名残惜しげに偽ゴブリンが姉御の体から離れる  
格子を一本外して、涎垂らして目を血走らせた三匹がのこのこ入ってきた  
 
「ふふ・・」  
姉御は寝そべったまま、腰を捻って脚を広げて見せる  
先任者の濃い汁と彼女自身の液が混じって、泡立ち塗れで滴り零れる  
雌の股間に血走った目が釘づけになっていた  
 
 
・・ウゴォォォ!!!・・  
奇声をあげて一斉に飛び掛るゴブリンども  
次の瞬間、白い脚が長大の鞭と化して舞った  
ゴブリンどもの涎と姉御の股間の滴りが空中に飛び散る  
 
三匹の魔物は、断末魔の悲鳴をあげる暇さえなく、其々不自然に首が  
捻じ曲がった状態で牢内に転がった  
 
「姉御!お見事! 何時に無く鮮やかっスね」  
「感心してないで、弓と矢を取って来ておくれ」  
「その前にこいつらの死体始末してくるっす  
 それから俺が三匹づつ、おびき出して来ますんで、姉御今みたいに  
 スパン!スパン!とお願いしますぜ」  
「何だおまえは、やけにやる気充分じゃないか」  
「へへ・・ 姉御に勇気を貰いましたんで、今は怖いもの無しっス」  
「馬鹿・・・」  
 
偽ゴブリンはジェスチャーで2〜4体づつ姉御のところへ案内し  
半分程度に減った段階で弓矢で残りを個別狙撃で全滅させた  
 
「ボスはいなかったスね」  
「ただの寄せ集めだったな、どうりで統制が取れてなかったわけだ  
 さて依頼品も取り戻したし、帰るとするか・・  
 とおまえ上着だけ貸してくれ、さすがに裸じゃまずい」  
 
町に戻った二人、異様な二人組は周囲の視線を釘づけにしたのは  
言うまでもない  
特に長大な生脚を惜しげも無く丸出しで闊歩していく女に  
男どもはことごとく時間を止められた  
 
「う・・ちぃ姉さん、なんて格好・・  
 て、ごめんなさい 私の所為よね」  
ギルドで応援を募ってる最中だったメドゥーサが平謝りする  
さらに彼女の青紫色の瞳が二人を眺めた途端、急に頬を赤らめた  
「お二人・・ いたしたのね」  
 
彼女の眼は数日程度遡って過去を見ることの出来る特殊な能力があった  
数時間前の二人の山奥での様子が克明に脳裏に再現されていたのだ  
「あらら・・ ちぃ姉さん、お腹の奥、塞がってなかったのね」  
「まずいのか?」  
「はい、将来身篭った場合に・・・  
 今度もう一度術をかけ直します」  
 
夜、宿にて  
寝床で横になり、ぼんやりと窓から覗く夜景を眺めるメドゥーサ  
月明かりに照らされた石畳の上で酔っ払いが数人屯して大声で話す声が  
聞こえていた  
 
・・・おい、聞けよ!  
   昼間すげえイイ女がいたぜ! 股から下剥き出しの女でよ!  
   その足の長えの、白えの、美味そうなのといったら・・・  
   飛びつきてえ気持ちを抑えるのがつらかったぜぇ!  
 
・・・もう聞き飽きたよ・・ でもまあ、俺も拝みたかったなぁ・・・  
 
・・・へへぇ〜 思い出すだけで勃ってきちまうぜ  
   ああ、あんな女が女房だったらなぁ  
   俺ももう少し真面目に働くんだがなぁ・・・  
 
 
「く!・・ ケツ・・ 舐め回し過ぎだ・・」  
メドゥーサの背後で外の与太話の”主人公”の声が聞こえて来た  
宿が満杯で部屋を一つしか借りれなかったのである  
 
「あぅ! 穴は!・・よせ!!」  
「姉御〜 ほんと美味え、ケツっすね・・」  
「うぁ! くうぅぅ・・・ 屁・・ ぶっかけて・・やろ・・か」  
声だけで二人が何をしてるか想像がつく  
スケベ面丸出しの舎弟分に、尻に被り付かれてるようだ  
「もぉ・・ 呆れちゃうわ すぐ横で妹が寝てるのに・・」  
 
やがて、話し声は喘ぎ声に変わり、ぎし・・ぎし・・という振動を同時に  
妹の寝床に伝え始めた  
 
あ・・ あ!・・ あぁ!・・  
 
徐々にトーンを上げていく姉のはしたない喘ぎ声  
何気なく、妹は身体を起こし、縺れあっている二人を見た  
 
「わ!!・・・ ね!・・ねぇさん・・」  
 
朦朧としていた眼が一気に吊り上り、青紫の瞳が見開かれる  
そこに映ったのは、四つん這いになって重なり合う姉と舎弟分の姿  
彼の怒張した物が出入りしているのは子供を産む穴ではなく、  
汚物を排泄する方の穴だったのだ  
 
「そ!そんな・・ 姉さん・・ 姉さんがまさか!  
 肛門で・・交わりを・・」  
 
犬のような姿勢で折り重なって、特異な性交に勤しむ二人  
妹の目の前で、突き出された姉の美しい尻を、舎弟分の腰が  
ぺたん!ぺたん!と餅のように突きまくる  
彼の腕は背後から姉の乳房を鷲掴みにして揉みしだき  
横向きの姉と舌を突き出し合って、しきりにヌロヌロとまさぐり合っていた  
 
「なんて・・  
 なんて淫靡な顔してるの・・姉さんのあんな顔・・見たこと無い・・」  
驚きの目で見つめる彼女に、姉の金色の瞳が語りかけていた  
 
・・あんたも・・いずれ・・  
  することになる・・・男が出来ればね・・・  
 
ぎし!ぎし!ぎし!・・ ぱぁん!ぱぁん!ぱぁん!・・  
 
妹の見守る中でアナルセックスを行う草色髪とツルツル頭  
二匹の獣を乗せたベッドが激しく揺れ、尻を叩く音も部屋中に甲高く響き渡る  
やがて、気持ち良さげに姉を掘っていた舎弟分が、彼女の尻を  
潰さんばかりに腰をめり込ませてビクビク震わせた  
 
はぁ! ん〜・・  
はらわたに熱い彼の想いを受けて艶っぽい溜息を吐く姉  
 
「もう!・・いや! 今度から、絶対部屋は別々にしてもらう!・・」  
妹は布団を頭から被り突っ伏した  
 
舎弟分が姉御の手を引いて浴場に連れて行く  
彼女の尻が白い涎を垂らし、二人の歩いた場所に点々と染みをつけていた  
 
冒険者宿といっても実態は酒場や公衆浴場に簡単な宿泊室が付属してる  
だけだ  
ここも部屋を出て、狭い通路を挟んで浴場がある  
ざぷん!という水に入る音、汗を流す音に続いて姉の悩ましげな声が  
聞こえ始めた  
 
「姉さん達ったら・・ また始めたのね! なんて仲が良いの・・」  
妹はさすがに呆れ果てて、一人眠りにつくのだった  
 
 
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あれから一月余りが経った  
相変わらず旅を続ける三人  
 
「ふぅ姉御、それじゃ今日中に峠を越えますか?」  
「・・いや手前の町で今日はもう休もう」  
「・・・」  
二日ほど前から姉の様子がおかしいことにメドゥーサは気付いていた  
 
「姉さん」  
「・・なんだメドゥーサ、体調なら万全だ」  
「だめです! 今日はきちんと診させてもらいます!」  
妹の剣幕に仕方なく、その場で問診を受ける姉  
 
「やはり、姉さん・・」  
「なんだ?」  
「妊娠してます」  
 
一瞬、場が凍りつく  
 
「!・・! な! あね! 姉御! に・・ にんしん!!  
 まさか・・ お、俺の・・ 子?・・」  
「間違いなく、ハリバッドさんが父親だと思います」  
「・・・そうか」  
慌てふためく舎弟分に対し、意外に冷静な姉御  
 
「ここから、あたしの住んでた町は大体・・」  
「姉さん・・」  
「帰ることにことにするよ 5年ぶりに親父に大目玉食らいにさ」  
「姉御! 大丈夫っス! 姉御は俺が守るっス!  
 どんな、おっかねえ親父さんでも平気っス!」  
 
ふっ・・と笑みを浮かべる姉御  
「おまえ、”オーク殺しの草色髭”てのを聞いたことあるか?」  
「ああ知ってるっスよ! 男子なら知らねえ奴はいないっしょ  
 歌にも歌われてるくらいっスからね」  
子供の頃に聞いた流行り歌を歌いだす舎弟分  
 
「背ぃの丈は5キュビットォ〜♪ 同じ長さの大剣かつぎ〜♪  
 戦士十人がかりのオークども〜♪  
 剣一振りで一匹、二振りで三匹、首が舞う〜♪  
 草色髭にぃ、輝く黄金(こがね)の眼〜・・・」  
そこまで歌ってふと姉御の顔を見る  
草色の短い髪と金色の吊り眼がにこやかに微笑んでいた  
 
「今じゃ、すっかりごま塩髭になっちまってるけどな」  
「ちぃ姉さんは一番父さんに顔といい性格が似てますからね」  
「そういうわけだ、さてそれじゃ行くかい」  
「・・・」  
先ほどまでの意気込みはすっかり消沈してしまった舎弟分  
 
「心配するな 親父は王城の重戦騎隊にいた頃よりは随分丸くなった  
 酒が入らなければの話だがな」  
「まあ、こうなっちまったからには仕方が無いだろ  
 予め知っておいたほうが心の準備が出来ると思って言ったまでだ  
 どうする? それとも、逃げちまうかい?」  
「もうすぐ義兄さんと呼ぶことになりそうですね」  
メドゥーサも悪戯っぽい眼ににんまりと楽しげな笑み  
 
「義兄さん・・・ 俺が」  
 
姉妹の問い掛けに、ぴっ!と背筋を伸ばす舎弟分  
 
「とんでもねえっス!  
 こうなりゃ、鬼の前だろうが!地獄の果てだろうが・・  
 どこまでもお供しまっス!」  
 
(終わり)  
 

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